デイサービス看護師の役割とは?仕事内容と医療行為の範囲を解説
病棟からデイサービスへの転職を考えたとき、「看護師は自分1人だけで大丈夫?」「どこまでの処置を任されるの?」と不安になる人は多いはずです。
デイサービス看護師の役割は、医師がいない現場で利用者さんの健康状態を判断し、介護職員にはできないケアを引き受けることにあります。
この記事では、人員基準から見たデイサービス看護師の役割と具体的な仕事内容、看護師が行える医療行為の範囲を3段階に分けて紹介します。
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デイサービスにおける看護師の役割

デイサービス(通所介護)では、提供単位ごとに専従の看護職員(看護師または准看護師)を1人以上置くことが人員基準で決められています。
基準上は1人で足りるため、看護師が自分1人だけという事業所で働く可能性があります。相談できる看護師がそばにいないことが、デイサービス看護師の役割の重さにつながっています。
| 事業所の種類 | 利用定員 | 看護職員の配置 |
|---|---|---|
| 通所介護 | 19人以上 | 単位ごとに専従で1人以上 |
| 地域密着型通所介護 | 11〜18人 | 単位ごとに専従で1人以上 |
| 地域密着型通所介護 | 10人以下 | 看護職員か介護職員のどちらかで可看護師不在もあり看護職員と介護職員を合わせて基準を満たせばよい |
看護職員は、サービス提供時間帯を通じて専従する必要まではありません。 ただし不在の時間帯があっても、提供時間帯を通じて事業所と密接に連携できる体制が求められます。
病院・診療所・訪問看護ステーションとの連携で看護職員を確保する方法も認められています。
利用者の健康状態を判断する
介護保険法の施行規則では、通所介護で提供する日常生活上の世話の一つに「健康状態の確認」が挙げられています。 デイサービスの利用者さんは自宅で生活している高齢者なので、前回の利用日から今日までの体調の変化は、看護師が来所時に確認するしかありません。
血圧や体温の測定は介護職員もできますが、測定値をもとに「今日は活動してよいか」を判断するのは看護師の役割です。 数値だけでなく、顔色や歩き方、食欲、会話の様子まで含めて、その日の過ごし方を決めます。
医師が常駐しない現場で医療的な判断を担う
デイサービスには医師の配置基準がなく、医療的な判断の窓口は基本的に看護師です。 病棟なら医師にすぐ相談できる場面でも、デイサービスでは看護師がまず状態を見極め、主治医や家族への連絡が必要かを決めます。
自分の判断で動くって、最初はやっぱり緊張するよね
判断に迷ったときに頼れるのは、事業所の緊急時マニュアルや主治医との連絡ルートです。 入職前に、主治医・協力医療機関への連絡方法がどう決まっているかを確認しておくと安心です。
介護職員が対応できないケアを引き受ける
インスリン注射や褥瘡の処置、摘便などは、医師または看護師でなければ実施できない行為です。 デイサービスでは介護職員の人数のほうが多いため、こうしたケアが必要な利用者さんへの対応は看護師に集中します。
一方で、介護職員にもできるケアは増えています。 看護師は自分で処置をするだけでなく、介護職員に任せてよい状態かどうかを見極める役割も持っています。
多職種のあいだで情報をつなぐ
デイサービスには、介護職員・生活相談員・機能訓練指導員など、医療職以外のスタッフが多く働いています。 看護師は、利用者さんの健康面の情報を医療の言葉と介護の言葉の両方で伝える「通訳」のような立場です。
デイサービスとデイケア(通所リハビリテーション)では、医師の関わり方や看護師の配置の考え方が異なります。 2つのサービスの違いを整理したい場合は、以下の記事が参考になります。
参考:e-Gov法令検索「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」 / 厚生労働省「通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護(社会保障審議会介護給付費分科会 第219回 資料1)」
デイサービス看護師の具体的な仕事内容

デイサービス看護師の仕事は、利用者さんが来所してから帰宅するまでの健康管理が中心です。 1日の時間割は事業所によって違いますが、業務の柱はおおむね次の6つです。
バイタルチェックと健康観察
来所した利用者さんの血圧・脈拍・体温・SpO2を測り、自宅での様子を聞き取ります。 送迎時に家族から受け取る連絡帳の内容も、体調を判断する大切な材料です。
バイタルの数値が普段と違っても、すぐに異常とは限りません。 その人の普段の値と比べることが、デイサービスの健康観察では特に大切です。 利用者さんごとの平常値を記録で確認しておくと、小さな変化にも気づけます。
入浴や機能訓練の可否判断
バイタルチェックの結果をもとに、その日の入浴や機能訓練に参加してよいかを判断します。 入浴は血圧の変動が大きく、デイサービスで体調が急変しやすい場面の一つです。
入浴を中止する目安の数値は、主治医の指示や事業所の基準で利用者さんごとに決まっていることが多いです。 数値だけで機械的に決めず、本人の訴えや表情も合わせて判断しましょう。
服薬の管理と与薬
昼食後の薬など、デイサービスの利用時間中に飲む薬の管理と与薬も看護師の仕事です。 家族が用意した薬を預かり、飲み忘れや飲み間違いがないように確認します。
一包化された薬の内服介助は、条件を満たせば介護職員もできます。 ただし福祉施設での服薬介助は、看護職員が行うのが望ましく、看護職員がいる場合はその指導の下で行うべきとされています。 介護職員に任せる場合も、薬の内容や飲み方に問題がないかは看護師が確認しておくと安心です。
看護師の求人を探す創傷処置とスキンケア
高齢の利用者さんは皮膚が薄く、移乗時の擦り傷や皮膚の裂けが起こりやすいです。 入浴時は全身の皮膚を観察できる貴重な機会なので、介護職員から報告を受けて処置や観察をします。
褥瘡や皮膚トラブルを見つけたら、処置だけでなく家族やケアマネジャーへの報告も必要です。 自宅での体位交換や栄養状態の見直しにつなげることで、悪化を防げます。
急変時の対応と受診の判断
デイサービスの運営基準では、利用者さんに病状の急変が生じた場合などは、速やかに主治医へ連絡するなどの必要な措置を講じなければならないと定められています。 看護師は現場で状態を見極め、応急処置と連絡の両方の中心になります。
- 1看護師意識・呼吸・バイタルの確認発見した職員から状況を聞き取る
- 2看護師・管理者応急処置と応援の要請ほかの利用者さんの見守りを介護職員に任せる
- 3看護師救急要請か主治医への連絡かを判断救急隊にはバイタルと服薬内容を伝える
- 4管理者・生活相談員家族・ケアマネジャーへ連絡搬送先や受診の要否を共有
- 5看護師経過を時系列で記録発見時刻・処置・連絡先と時刻を残す
救急要請までは必要ないものの受診が望ましい場合は、家族に連絡して早めの帰宅や受診をすすめます。 どの状態ならどこへ連絡するかを、事業所のマニュアルで確認しておきましょう。
記録と介護職員への申し送り
記録は次の利用日の健康観察や、ケアマネジャーへの報告の根拠になります。 介護職員への申し送りは口頭だけで終わらせず、次の内容を記録に残しておきましょう。
- バイタルの値と、普段の値との違い
- 実施した処置と、そのときの利用者さんの反応
- 申し送った内容と、伝えた相手
記録は「次の人がすぐ動けるか」を意識して書くといいよ!
デイサービスの1日の時間割や、ほかの職種の動き方は以下の記事で紹介しています。
デイサービスで看護師が行える医療行為の範囲

医師でない人が医業をすることは医師法第17条で禁止されており、看護師の業務は「療養上の世話」と「診療の補助」と保健師助産師看護師法で決められています。
デイサービスで看護師が行う処置は、日常的に行う処置/主治医の指示書があれば行う処置/原則行わない処置の3段階で考えると整理しやすいです。
ここで紹介するのは一般的な範囲で、実際に受け入れる処置は事業所の体制や主治医の指示によって変わります。 求人に応募するときは、どこまでの処置を担当するのかを必ず確認しておきましょう。
日常的に行う処置
バイタル測定や軽い傷の処置、軟膏の塗布などは、デイサービスの看護師が毎日のように行う処置です。 これらの多くは、厚生労働省の通知で「原則として医行為ではない」と整理されており、条件を満たせば介護職員も行えます。
- 体温・自動血圧測定器での血圧測定
- パルスオキシメータの装着
- 軽い切り傷・擦り傷・やけどの処置
- 軟膏の塗布・点眼・一包化薬の内服介助
- 異常のない爪の爪切り・口腔ケア
- インスリン注射の声かけ・見守り
- 持続血糖測定器の値の読み取り
- 経管栄養の準備と片付け
- 蓄尿バッグの尿の廃棄・尿量の確認
- 吸入薬の吸入の介助
- お薬カレンダーへの薬のセット
- 服薬直前のPTPシートからの取り出し
- 尿漏れ時の未使用蓄尿バッグへの接続
介護職員もできる行為は、平成17年の通知以降、令和4年と令和7年の通知で追加されてきました。 令和7年12月の通知では、お薬カレンダーへの薬のセットや、服薬直前にPTPシートから薬を取り出すことなどが新たに整理されました。
ただし、どの行為も病状が不安定で専門的な管理が必要な場合は医行為になりうるとされています。 「この利用者さんは介護職員に任せて大丈夫か」を判断するのが、看護師の大切な役割です。
主治医の指示書があれば行う処置
保健師助産師看護師法第37条では、看護師が診療機械を使ったり医薬品を使ったりする行為は、主治医の指示がある場合に限られています。
医師のいないデイサービスでは、主治医からの指示を書面で受け取り、その範囲で処置をするのが基本です。
インスリン注射や胃ろうからの経管栄養、喀痰吸引などがこの段階にあたります。 同じ処置でも、看護師がする部分と介護職員が関われる部分は分かれています。
| 処置 | 看護師が行うこと | 介護職員が関われること |
|---|---|---|
| インスリン注射 | 注射の実施 | 声かけ・見守り、注射器の手渡しと片付け、目盛りの読み取り |
| 経管栄養(胃ろう・腸ろう・経鼻) | チューブの位置や胃ろう部の状態の確認、注入 | 準備と片付け研修修了者は注入も可 |
| 喀痰吸引 | 吸引の実施と呼吸状態の観察 | 汚水の廃棄、吸引器の水の補充研修修了者は口腔・鼻腔・気管カニューレ内部の吸引も可 |
| 在宅酸素療法 | 酸素吸入の開始・停止、流量の変更 | 装着前の流量設定、マスクやカニューレの準備・片付け |
| 膀胱留置カテーテル | カテーテルと蓄尿バッグの定期交換 | 尿の廃棄、尿量・色の確認 |
| 褥瘡の処置・摘便 | 処置の実施 | 関われない |
喀痰吸引と経管栄養は、所定の研修を修了した介護職員が、登録を受けた事業所で医師の指示の下に行える行為です。 介護職員が担当する場合も、看護師は利用者さんの状態確認や手技の確認で連携します。
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デイサービスでは原則行わない処置
診断や薬の処方、処方内容の変更は医師だけができる行為で、看護師が自分の判断で行うことはできません。
また、デイサービスは医師がいない日中だけのサービスなので、医師の頻繁な判断や継続した観察が必要な処置は、受け入れが難しいことがあります。
- 点滴の開始・管理など、医師の判断を頻繁に必要とする処置
- 人工呼吸器の管理など、急変時に医師の対応が欠かせない処置
- 状態が不安定で、連続した観察が必要な利用者さんへの処置
受け入れる処置が多い事業所ほど、看護師の負担も大きくなるのかな?
医療ニーズの高い利用者さんを対象にした「療養通所介護」というサービスもあります。
受け入れる処置の範囲は事業所ごとに大きく違うため、求人票だけで判断せず面接や見学で確認するのがおすすめです。
- 受け入れている医療処置の種類
- 看護師の人数と不在時間帯の連絡体制
- 主治医・協力医療機関への連絡方法
デイサービスの医療行為について、介護職員・機能訓練指導員など職種ごとの範囲を確認したい場合は、以下の記事が参考になります。
参考:厚生労働省「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(通知)」 / 厚生労働省「規制改革実施計画(抄)(社会保障審議会障害者部会 第159回 参考資料2)」
機能訓練指導員を兼務する場合の役割

デイサービスには機能訓練指導員を1人以上置く必要があり、看護職員はその資格要件を満たす職種の一つです。 理学療法士などの専門職がいない事業所では、看護師が機能訓練指導員を兼ねることがあります。
兼務する場合、看護師としての健康管理に加えて、訓練の計画から評価までを担います。
個別機能訓練加算を算定する事業所では、機能訓練指導員として専ら従事する時間の扱いが決まっているため、看護業務と訓練業務の時間の分け方を入職前に確認しておきましょう。
個別機能訓練計画書の作成
個別機能訓練計画書は、利用者さん一人ひとりの目標と訓練内容をまとめた書類です。 作成にあたっては、自宅での生活状況を確認し、介護職員や生活相談員と協力して目標を決めます。
看護師が計画を立てる強みは、持病や服薬の影響を踏まえて訓練の負荷を決められることです。 心疾患や糖尿病のある利用者さんでは、運動を控えるべき状態や低血糖の兆しまで計画に盛り込めます。
訓練の実施と評価
訓練は、歩行や立ち上がりなどの身体機能に関するものから、トイレ動作や入浴動作といった生活動作まで、計画に沿って行います。 看護師が実施する場合は、訓練の前後でバイタルを確認し、疲労や痛みの出方も観察します。
評価では、目標に近づいているかを確認し、必要に応じて計画を見直します。 「できるようになったこと」を本人や家族と共有すると、自宅での生活意欲にもつながります。
看護師の求人を探す介護職員への訓練内容の共有
機能訓練の効果を上げるには、訓練の時間以外の過ごし方も大切です。 トイレへの移動や食事の場面など、日常の動作の中で訓練の内容を生かせるよう、介護職員に声かけや介助の方法を伝えます。
訓練の時間だけじゃなく、普段の動作も立派な機能訓練になるんだ!
伝えるときは、「できるだけ自分で立ってもらう」「ふらついたらすぐ支える」など、具体的な動作で示すと共有しやすくなります。 健康面で注意が必要な利用者さんについては、中止の目安もあわせて伝えておきましょう。
参考:厚生労働省「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準について(平成11年老企第25号)」
デイサービス看護師に求められるスキル

デイサービス看護師に求められるのは、高度な医療技術よりも、観察・報告・指導・説明といった「伝える力」です。 看護師が1人の現場では、気づいたことを周りに正しく伝えられるかどうかで、利用者さんの安全が大きく変わります。
高齢者のわずかな変化に気づく観察力
高齢者は症状がはっきり出にくく、肺炎でも熱が上がらないことがあります。 「いつもより口数が少ない」「食事を残した」といった小さな変化が、体調悪化の最初のサインになることも少なくありません。
週に数回しか会わない利用者さんの変化に気づくには、前回の様子との比較が欠かせません。 介護職員が感じた「なんとなくいつもと違う」という声も、大切な情報として受け止めましょう。
主治医に状態を簡潔に伝える報告力
デイサービスの看護師は、電話や書面で主治医に報告する機会が多くあります。 忙しい診療の合間に連絡を受ける主治医に、短時間で状態が伝わるよう要点を整理して話すことが大切です。
報告の前に、バイタル・服薬状況・普段との違いを手元にそろえておくと、主治医からの質問にもすぐ答えられます。
介護職員に助言する指導力
デイサービスでは、利用者さんと過ごす時間が最も長いのは介護職員です。 看護師が介護職員に観察のポイントや対応の方法を伝えることで、看護師がいない場面でも異変に気づける体制ができます。
介護職員さんと信頼関係ができると、現場がぐっと回りやすくなるよ!
助言するときは、「〜してはいけない」と指示するより、なぜ注意が必要なのかを一緒に伝えると協力を得やすくなります。
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家族に生活上の注意点を伝える説明力
デイサービスで気づいた体調の変化は、家族に伝えて自宅での生活に生かしてもらう必要があります。
送迎時の短い時間や連絡帳でのやりとりが中心になるため、専門用語を使わず、何をしてほしいかを具体的に伝えることが大切です。
- 「水分をこまめにとってもらってください」
- 「夜間にトイレの回数が増えていないか見てください」
- 「足のむくみが続くようなら受診を考えてください」
家族の不安をくみ取りながら伝えることで、受診や生活の見直しにつながりやすくなります。
病棟と比べたデイサービス看護師の働き方の違い

デイサービスと病棟では、勤務時間や医療処置の量、看護師の人数が大きく違います。 転職後に「思っていたのと違った」とならないよう、働きやすさと大変さの両方を押さえておきましょう。
夜勤がなく生活リズムが安定する
デイサービスは日中のサービスなので、基本的に夜勤がありません。 勤務時間はサービス提供時間に合わせた日勤のみで、日曜日を休業日にしている事業所もあります。
夜勤による体調の乱れがなくなり、子育てや家庭の予定と両立しやすい点は大きなメリットです。 一方で、夜勤手当がなくなる分、病棟より月収が下がる人もいます。
医療処置が少なく精神的負担が軽い
デイサービスの利用者さんは自宅で生活できる状態の人が中心で、病棟に比べると医療処置は限られます。 点滴や頻回な処置に追われることが少なく、利用者さんと会話したりレクリエーションに参加したりする時間がとれます。
ただし、医療処置が少ないことは、病棟で身につけた技術を使う機会が減ることでもあります。 将来病棟に戻る可能性がある人は、技術の維持をどうするかも考えておきましょう。
看護師1人配置でその場の判断を任される
看護師が1人の事業所では、利用者さんの体調についての判断を自分でする場面が多くなります。 病棟のように先輩や同僚に相談できないため、判断の責任を重く感じる人もいます。
誰にも相談できないのが一番不安かも…
反対に、自分の判断で利用者さんの1日を守れることに、やりがいを感じる人も多いです。 不安がある場合は、看護師が複数いる事業所や、法人内に相談できる看護職がいる事業所を選ぶ方法もあります。
給与水準は病棟より下がりやすい
令和6年度介護従事者処遇状況等調査によると、介護事業所で働く看護職員(月給・常勤)の平均給与額は月384,620円です。
ただしこれは夜勤のある施設を含む介護サービス全体の値で、同じ調査で介護職員の平均給与額をサービス別に見ると、通所介護は294,440円と、掲載されているサービスの中で最も低い水準です。
医療キャリアナビ掲載求人データ(2026年時点)でも、正看護師の正社員求人の月給を比べると、デイケア・デイサービスは病院より低めです。
給与だけで比べず、夜勤の有無や休日、通勤のしやすさまで含めて、自分に合う働き方かどうかを判断しましょう。
参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要(案)」
まとめ
デイサービス看護師の役割の重さは、人員基準上「看護職員は1人以上」でよく、医師もいない現場で健康面の判断を任されることから生まれます。 仕事内容は健康観察や服薬管理が中心で、病棟より医療処置は少ないものの、その場の判断と周囲への伝え方が問われます。
この記事のポイント
- 看護職員は単位ごとに1人以上の配置が基準
- 医師がいない現場で健康状態の判断を担う
- 医療行為は日常的・指示書あり・原則行わないの3段階
- 介護職員に任せてよいかの見極めも看護師の役割
- 夜勤はないが、給与は病棟より下がりやすい
デイサービスへの転職を考えているなら、受け入れている医療処置の範囲と看護師の人数を求人応募前に確認してみましょう。
自分に合う事業所を効率よく探したいときは、転職エージェントに相談すると、求人票に載っていない業務範囲まで確かめてもらえます。


