言語聴覚士(ST)の転職活動にかかる日数

言語聴覚士の6割以上(64.6%)が転職活動を開始して30日以内で内定を獲得しています。また言語聴覚士の約87%が60日以内に内定を獲得しており、言語聴覚士の転職市場におけるニーズの高さが伺えます。特に言語聴覚士は、理学療法士や作業療法士よりも資格保有者数が少ないため、給与や待遇を上げてでも採用したい企業が一定数存在します。90日以上かかるケースは全体の9.3%です。
言語聴覚士の転職活動は比較的スムーズに進みやすく、早期転職を希望する場合は1ヶ月程度での転職も十分可能であることがわかります。
※このデータの日数は、医療キャリアナビを利用して転職した言語聴覚士のサービス登録日と内定日をもとに算出しています。
言語聴覚士(ST)の主な転職先

言語聴覚士の転職先として最も募集が多いのが訪問リハビリで、全体の約26%を占めています。近年の在宅医療需要の高まりを受け、言語聴覚士の訪問リハビリ求人は増加傾向にあります。次いで、病院が約21%、放課後等デイサービスが約13%と続きます。
また、デイケア・デイサービス、介護老人保健施設など介護分野で働く言語聴覚士も増えてきています。言語聴覚士は、個々のキャリアプランや希望する働き方に応じて、転職先の選択肢が豊富にあることが特徴です。
言語聴覚士(ST)の年収

言語聴覚士の年収は350〜450万の範囲が最も多く、全体の約55%を占めています。次いで350万円未満が約30%、450〜550万円が約14%と続きます。中には550万円以上の高年収求人も一定数存在しています。
言語聴覚士の給与は、働く施設の規模や形態、経験年数、地域性などによって大きく異なります。年収UPの転職を考える際は、これらのことを考慮した上で、この年収データを参考にしていただければと思います。
厚生労働省が公表している令和5年賃金構造基本統計調査によれば、言語聴覚士の平均給与は約30.1万円、平均年収は約432万円となっています。
※この年収データは、実際の言語聴覚士の求人情報から算出しており、月給12ヶ月分に賞与(年間2.5ヶ月分)を含めた年収モデルです。