【テンプレ・見本付き】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の職務経歴書の書き方|項目別のコツと自己PR例文
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士(PT・OT・ST)の転職では、履歴書とあわせて職務経歴書の提出を求められる場面が多くあります。しかしリハビリ職は書類を作成する機会が少なく、「何をどこまで書けばいいのか分からない」と悩む方も少なくありません。
職務経歴書は、これまでの臨床経験やスキルを採用担当者に具体的に伝える大切な書類です。担当した病期や疾患、1日の担当単位数などを整理して書くことで、経験の中身が正しく伝わります。
この記事では、リハビリ職の職務経歴書の書き方を、書式選び・項目別のコツ・応募先別の自己PR例文まで、見本つきで解説します。書き写して使えるテンプレートも紹介しますので、はじめて作成する方もぜひ参考にしてください。
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リハビリ職(PT・OT・ST)の職務経歴書とは

職務経歴書は、これまでの職務内容やスキル、実績をまとめ、採用担当者に「自分がどう活躍できるか」を伝える書類です。履歴書と混同されがちですが役割が異なり、リハビリ職ならではの書き方のポイントもあります。
まずは職務経歴書の位置づけと基本ルールを整理しておきましょう。
履歴書との違い
履歴書は、氏名・学歴・職歴・資格などの「事実」を定型のフォーマットに記録する書類です。一方、職務経歴書は、これまでの経験やスキル、職場への貢献を、決まった様式にとらわれず「詳しく」伝える書類です。
リハビリ職の場合、履歴書には勤務先名と在籍期間を簡潔に書きます。これに対して職務経歴書では、担当した病期(急性期・回復期・生活期)や疾患、1日の担当単位数まで具体的に書き込みます。同じ経歴でも、職務経歴書では「中身」を掘り下げて伝えるイメージです。
履歴書は事実の記録、職務経歴書は経験とスキルの詳細アピールと役割を分けて考えると整理しやすくなります。
両方を提出することで、採用担当者はあなたの経歴の全体像と強みを立体的に把握できます。
- 氏名・住所・連絡先
- 学歴・職歴の年表
- 取得資格・免許
- 志望動機・自己PR
- 勤務先での担当業務
- 身につけたスキル
- 実績・取り組みの詳細
- リハビリ職としての貢献
なお、履歴書の書き方については別記事で詳しく解説しています。あわせて準備を進めましょう。
用紙・枚数・作成方法の基本ルール
職務経歴書に法的な書式の決まりはありませんが、読みやすさの観点から一般的な目安があります。
用紙はA4サイズ、枚数は1〜2枚にまとめるのが目安です。情報を詰め込みすぎると要点が伝わりにくくなるため、簡潔さを意識しましょう。
職務経歴書の基本ルール
- 用紙サイズはA4が一般的
- 枚数は1〜2枚を目安に簡潔にまとめる
- パソコンで作成し、データ提出にも備える
- 応募先から様式の指定がある場合はそれに従う
今のあなたの状況は?
職務経歴書の3つの書式と選び方
職務経歴書には、大きく分けて3つの書式があります。「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3つで、それぞれ経歴の見せ方が異なります。自分の経歴やアピールしたい軸に合わせて選ぶことが、伝わる職務経歴書を作る第一歩です。
どの書式が正解ということはありません。経験年数や強調したい経験によって、最適な形は変わります。ここでは3つの書式の特徴と、選び方の考え方を解説します。
PT・OT・STの職務経歴書サンプルを、3つの形式でご用意しました。ご自身の経歴や応募先に合わせて、使いやすい形式のサンプルをぜひ参考にしてください。
編年体式
編年体式は、勤務開始が古い職場から順に、時系列で職歴をまとめていく書式です。入職から現在までの流れをそのまま示せるため、経験の積み重ねやスキルアップの道のりが読み手に伝わりやすいのが特徴です。
療法士として段階的に成長してきた過程をアピールしたい場合や、回復期・生活期など同じ領域で腰を据えて経験を深めてきた場合に適しています。新卒からの歩みを無理なく表現できるので、臨床経験がまだ浅い方でも取り組みやすい書式といえます。
逆編年体式
逆編年体式は、直近の職場を先頭に置き、そこから過去へと順にたどっていく書式です。いちばん新しい経歴が最初に目に入るため、採用担当者に現在のスキルや実績を即座にアピールできるのが持ち味です。
たとえば急性期から在宅分野へ移り、直近でその専門性を磨いてきたケースや、応募先の業務と重なる経験を最近積んだケースで力を発揮します。転職の場面では、この逆編年体式を選ぶ人が多数派といわれています。
キャリア式
キャリア式は、時系列の順序にとらわれず、携わってきた業務やスキルを軸に経歴を組み立てる書式です。急性期・回復期・訪問リハなど活躍の場が複数にまたがっていても、領域ごとに経験を整理して提示できます。
臨床経験が長く、さまざまな分野や役割を渡り歩いてきた療法士と相性のよい書き方です。
一方で、いつどこに在籍していたかの時間軸は読み取りづらくなるため、勤務先と在籍期間をまとめた一覧表を添えておくと丁寧です。経験の引き出しの多さを前面に出したいときに選択肢となる書式です。
職務経歴書の項目別の書き方

職務経歴書は、いくつかの項目で構成されます。それぞれの項目で何を書くべきかを理解すれば、内容に一貫性が生まれ、採用担当者に伝わりやすくなります。
各項目のつながりを意識して、あなたの経験が最も伝わる構成を作りましょう。
タイトル
用紙の一番上には「職務経歴書」とタイトルを記入します。中央に配置し、少し大きめの文字にすると見やすくなります。
テンプレートを用いる場合は最初から記載されているため、一から作成する場合のみ忘れず記入しましょう。
日付・氏名
タイトルの下に右寄せで職務経歴書の提出日を記入します。郵送なら投函する日、メールなら送信する日、面接時に持参するなら面接当日を記入します。
和暦・西暦のどちらでも構いませんが、履歴書と表記を統一しましょう。
日付の下に氏名を記入します。履歴書と違い、ふりがなや押印は必要ありません。
職務要約
職務要約は、職務経歴書のいちばん最初に配置する3〜4行ほどのプロフィール文です。採用担当者が真っ先に読む箇所だけに、この数行で関心を引けるかどうかが選考の入り口を左右します。
作成のコツは「経験年数+専門分野+数値」の3点セットを織り込むことです。たとえば「回復期病棟での臨床経験5年、脳血管疾患のリハビリを中心に1日平均18単位を取得し、担当患者の在宅復帰を支援」のようなイメージです。
読み手の目に最初に触れる部分だからこそ、いちばん評価してほしい経験をぎゅっと絞り込んで詰め込みましょう。
職務経歴
職務経歴は、勤務先ごとに担当業務や実績を具体的に記載する項目です。ここが職務経歴書の中心となる部分です。採用担当者が最初に読む部分なので、ここで全体像が伝わるかが重要になります。
「経験年数+担当してきた病期・領域+専門分野」を軸にまとめると、要点が伝わりやすくなります。
勤務先ごとに施設形態・病床数・担当領域(病期)・配属部門・1日あたりの単位数・担当患者数・担当業務・実績を書き添えましょう。担当した病期(急性期・回復期・生活期)や単位数は、施設によって業務内容が大きく変わる要素です。
省略せずに記載することで、採用担当者があなたの経験を正しくイメージできます。
なお、志望動機そのものの書き方は別記事で詳しく解説しています。職務経歴書と志望動機を一貫させると、応募先への熱意がより伝わります。
活かせる経験・スキル
活かせる経験・スキルの欄には、これまで培ってきたリハビリの専門技術を具体的に記載します。「ひととおり対応できます」といった漠然とした表現ではなく、脳血管疾患のリハビリ・運動器疾患へのアプローチ・嚥下訓練・ADL評価など、実践できる技術をひとつずつ挙げていくのがコツです。
あわせて、扱える評価バッテリー(FIM、BBSなど)や物理療法機器、電子カルテ・リハビリ記録システムの名称まで書き添えれば、即戦力かどうかを判断する材料が揃います。
応募先の対象疾患や施設形態に重なるスキルほどリストの上位に並べておくと、採用担当者の視線をつかまえやすくなります。
免許・資格
保有資格・研修歴の欄には、理学療法士・作業療法士などの国家資格に加え、認定療法士・専門理学療法士といった上位資格や、これまで受講してきた学会・研修会を書き入れます。それぞれ取得・受講の年月を並記しておくと記載内容への信頼度が上がります。
3学会合同呼吸療法認定士や福祉住環境コーディネーターなどの関連資格、専門領域のセミナー受講歴は、学び続ける姿勢と専門性の裏づけとして評価されます。
訪問リハビリを視野に入れている方は、普通自動車免許を持っていることも書き漏らさないようにしましょう。
応募先の領域とつながりの深い資格・研修から順に載せていくと、いっそう伝わりやすくなります。
自己PR
自己PRは、これまでの経験をふまえて「自分が応募先でどう貢献できるか」を伝える部分です。強みを一つに絞り、それを裏づける具体的なエピソードを添えると説得力が増します。抽象的な言葉だけで終わらせず、「どんな場面で・何をして・どうなったか」まで書くのがコツです。
なお、志望動機そのものは履歴書に書くのが基本です。職務経歴書の自己PRでは、経験にもとづく強みと貢献に焦点をあてましょう。
PT・OT・STの非公開求人を探す職務経歴書でアピールになるリハビリ職特有の経験

臨床でのリハビリ業務そのもの以外の取り組みも、職務経歴書では大きなアピールになります。
委員会・チーム活動(転倒転落防止・褥瘡対策・NST・呼吸ケアサポートチームなど)、症例報告や学会発表、実習指導者・新人教育、リハビリ部門のリーダー業務などは、採用担当者から評価されやすい経験です。これらは、チームの中での役割意識や、組織への貢献姿勢を示す材料になります。
書くときのポイントは、単に「参加しました」で終わらせないことです。自分がどんな役割で、何に取り組み、どんな結果につながったかまで具体的に書きましょう。
たとえば「転倒転落防止委員として病棟スタッフ向けの移乗動作勉強会を年4回企画・運営し、病棟の転倒発生件数の減少に取り組んだ」といった形です。
役割と行動が見えると、あなたの人物像や強みが伝わりやすくなります。リハビリ職特有のこうした経験は、他の応募者との差をつける要素になります。
実績を数値で示すコツ
職務経歴書は、実績を数値で示すと説得力が大きく高まります。数値は、経験の規模や成果を客観的に伝えられるからです。
とはいえ「自分には数値で書けることがない」と感じるリハビリ職もいます。ここでは、使える数値の例と、数値がない場合の伝え方の両方を確認します。
職務経歴書に使える数値の例
リハビリ職の職務経歴書には、意外と多くの数値が使えます。取得単位数や担当患者数など、日々の業務のなかには経験の規模や成果を数字で表せる場面が数多くあるからです。
たとえば「回復期病棟で1日平均18単位を取得」のように書くと、経験の規模が一目で伝わります。数値は誇張せず、実際の数字を正確に書くことが大切です。
事実にもとづく数値は、それだけで信頼につながります。
数値化できない場合の伝え方
すべての経験を数値にできるわけではありません。数値で表しにくい場合は、定性的な成果を具体的なエピソードで伝える方法があります。患者さんやご家族から感謝された場面、業務の改善につながった工夫などです。
たとえば「退院指導の内容を分かりやすく見直し、患者さんから『不安が減った』との声をいただいた」といった形です。数値がなくても、状況・行動・結果の流れで書けば、あなたの貢献はしっかり伝わります。
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【応募先別】自己PR例文

リハビリ職の活躍の場は幅広く、応募先によって求められる経験やスキルは異なります。同じ経験でも、急性期と訪問リハビリでは求められる強みが異なります。応募先が何を重視するかを考え、それに合った経験を前面に出しましょう。
ここでは、代表的な5つの応募先ごとに、強調すべきポイントとコピーして使える自己PR例文を紹介します。ご自身の応募先に合わせてアレンジしてください。
| 応募先 | 強調すべき経験 | 自己PRに入れるキーワード |
|---|---|---|
| 急性期病棟 |
術後早期からの離床支援・リスク管理の経験
|
早期離床 リスク管理 全身状態の評価 多職種連携 |
| 回復期病棟 |
在宅復帰を見据えた集中的なリハビリの経験
|
在宅復帰支援 ADL向上 目標設定力 |
| 慢性期・療養型病棟 |
長期療養患者の機能維持と廃用予防に取り組んだ経験
|
機能維持 廃用症候群の予防 ポジショニング 長期的なかかわり |
| 整形外科クリニック |
運動器疾患への評価・運動療法の経験
|
運動器リハビリ 外来対応 スポーツ障害 |
| 訪問リハビリ |
生活環境に合わせた一人での判断と他職種との連携経験
|
生活期リハビリ 住環境調整 多職種連携 自動車運転(免許) |
| 介護施設・老健 |
生活機能の維持・向上と介護職との協働の経験
|
機能訓練 生活動作の支援 介護職との協働 |
急性期病棟
急性期では、全身状態を的確にとらえる評価力と、刻々と変わる病態への対応力が重視されます。
術後早期の離床支援やリスク管理の経験、医師・看護師をはじめとした多職種との連携力を具体的にアピールしましょう。重症例や合併症のある患者さんを担当した経験、ICU・HCUでの介入実績があれば、大きな強みになります。
急性期経験ありの場合
急性期総合病院で5年間、作業療法士として脳血管疾患と整形外科疾患を中心に、術後・発症後早期からの介入を担当してまいりました。バイタルサインやドレーン類を確認しながらリスク管理のもとで離床を進め、ADL訓練や高次脳機能評価まで一貫して実施し、1日平均18単位を取得しています。3年目からは脳卒中チームの一員として多職種カンファレンスに参加し、病棟看護師と連携したADLの病棟内定着にも取り組みました。急変の兆候をいち早く察知し、担当医へ報告して介入中止の判断につなげた経験もございます。貴院でもこれまでの急性期経験を活かし、安全で質の高い作業療法の提供に貢献してまいります。
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急性期経験なしの場合
介護老人保健施設で7年間、作業療法士として生活期のリハビリテーションを担当してまいりました。ADL・IADL訓練や認知症の方への作業活動を通じたかかわりを中心に、利用者さまの生活全体を見据えた評価と目標設定を積み重ねています。日々の介入では血圧や表情のわずかな変化から体調悪化の兆候をとらえ、看護師への報告と介入内容の調整を行うことで、状態変化への感度を磨いてきました。急性期病棟での勤務経験はありませんが、生活期で培った活動・参加の視点とADL評価の力は、早期から退院後の生活を見据える急性期の作業療法でも必ず活かせると考えております。入職後はリスク管理や全身状態の知識を早期に習得し、チームの即戦力として貢献してまいります。
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回復期病棟
回復期リハビリテーション病棟では、在宅復帰というゴールに向けて集中的なリハビリを組み立てる力が重視されます。
機能回復の見通しを立てる評価力や、本人・家族と共有できる目標設定の経験、看護師・介護士・ソーシャルワーカーらと連携して退院支援を進めた実績を具体的にアピールしましょう。FIMなどの指標を用いた改善の実績や、家屋調査・退院前指導にかかわった経験があれば、大きな強みになります。
回復期経験ありの場合
回復期リハビリテーション病棟で5年間、言語聴覚士として脳血管疾患による失語症・構音障害・嚥下障害の方を中心に担当してまいりました。入棟時の評価から訓練プログラムの立案、嚥下造影検査(VF)への同席、食形態の段階的なアップまで一貫してかかわり、多職種カンファレンスでは言語・嚥下面の目標をチームと共有してきました。ご家族へのコミュニケーション方法の指導や退院前の食事場面の指導にも力を入れ、担当患者さまの多くを経口摂取の自立につなげています。貴院でもこれまでの回復期経験を活かし、患者さま一人ひとりの「話す・食べる」を支える言語聴覚療法の提供に貢献してまいります。
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回復期経験なしの場合
特別養護老人ホームとデイサービスにて計6年間、言語聴覚士として嚥下機能の評価・訓練と、認知症の方とのコミュニケーション支援を中心に担当してまいりました。ミールラウンドでは食事場面を直接観察し、姿勢調整や食形態の提案を介護職・管理栄養士と協働で行い、誤嚥性肺炎の予防に取り組んでいます。ご家族への嚥下食の説明や声かけ方法の助言など、生活を支える視点でのかかわりも大切にしてきました。回復期病棟での勤務経験はありませんが、施設で培った嚥下評価の実践力と多職種協働の経験は、在宅復帰を目指す集中的なリハビリの場でも必ず活かせると考えております。入職後は失語症訓練や検査への同席など急性期に近い知識・技術も早期に習得し、チームの即戦力として貢献してまいります。
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慢性期・療養型病棟
慢性期・療養型病棟では、長期療養の患者さんの機能維持と生活の質を支える視点が重視されます。
廃用症候群の予防やポジショニング・シーティングの経験、離床機会をつくる働きかけ、看護師・介護士と協働したケアの工夫を具体的にアピールしましょう。重度の方への拘縮予防や、作業活動を通じて患者さんの意欲を引き出した実績があれば、大きな強みになります。
慢性期・療養型経験ありの場合
医療療養型病院を中心に、作業療法士として15年間、長期療養の患者さまへのリハビリテーションに携わってまいりました。重度の方への拘縮予防やポジショニング・シーティングでは、病棟ごとの勉強会を主催して看護師・介護士へ技術を伝達し、褥瘡発生件数の減少に貢献しています。8年目からはリハビリ科の主任として後輩5名の指導・教育とシフト管理を担い、実習生指導者としても毎年学生を受け入れてきました。長年のかかわりの中で、作業活動を通じて患者さまの意欲を引き出す働きかけを積み重ねてきた経験は、私の何よりの財産です。貴院では療養病棟での実践と管理職経験の両面を活かし、リハビリの質の向上とチームづくりに貢献してまいります。
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慢性期・療養型経験なしの場合
急性期病院で2年間、作業療法士として整形外科疾患と脳血管疾患の方への早期リハビリを担当してまいりました。経験年数はまだ浅いものの、先輩の指導のもとで基本的な評価とADL訓練をひとつずつ丁寧に積み重ね、2年目からは一人で1日16単位を安定して担当できるようになりました。急性期では退院までのかかわりが短く、「もっと長くじっくり患者さまと向き合いたい」という思いが強くなったことが、療養型病棟を志望する理由です。療養型病棟での勤務経験はありませんが、急性期で身につけたリスク管理の視点は、状態変化の起こりやすい長期療養の現場でも活かせると考えております。ポジショニングやシーティングなど療養病棟で求められる技術を貪欲に学び、一日も早く戦力になれるよう努めてまいります。
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クリニック・外来
クリニック・外来では、限られた診察・リハビリ時間のなかで的確に評価し、結果を出す実践力が重視されます。
運動器疾患への評価・運動療法の経験や、物理療法・徒手療法の技術、幅広い年齢層の患者さんに対応してきた実績を具体的にアピールしましょう。自主トレーニング指導で再発予防につなげた経験や、スポーツ障害への対応経験があれば、大きな強みになります。
クリニック・外来経験ありの場合
整形外科クリニックで8年間、理学療法士として外来リハビリを担当してまいりました。腰痛・肩関節周囲炎・変形性膝関節症を中心に、1日20名前後の患者さまを評価から運動療法・物理療法まで一貫して担当し、学生からご高齢の方まで幅広い年齢層に対応しています。20分という限られた枠のなかで優先順位を見極める評価力と、ご自宅で続けられる自主トレーニングの指導には特に力を入れており、再発予防を意識した患者さま向けの運動資料も自作して院内で共有してきました。5年目からは新人教育も任され、これまでに3名の指導を担当しています。貴院でも外来で培った実践力を活かし、地域の患者さまに信頼されるリハビリの提供に貢献してまいります。
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クリニック・外来経験なしの場合
総合病院で6年間、理学療法士として整形外科疾患の術後リハビリを中心に担当した後、出産・育児のため3年間現場を離れておりました。病院勤務時代は人工膝関節置換術や大腿骨頸部骨折の術後の方を年間100名以上担当し、退院後の生活を見据えた動作指導と自主トレーニングの提案に力を入れてまいりました。ブランク期間中も県士会の研修へのオンライン参加や文献購読を続け、復職への準備を重ねています。外来リハビリの経験はありませんが、術後リハで培った運動器疾患の評価力は外来の患者さまへの対応にも通じるものと考えております。育児と両立しながら長く働き続けたいという思いから、地域に根ざした貴院を志望いたしました。一日も早く感覚を取り戻し、戦力として貢献してまいります。
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訪問リハビリ
訪問リハビリでは、医療者が自分ひとりという環境で評価・判断し、生活の場に合わせたリハビリを組み立てる力が重視されます。
利用者さんの自宅環境に応じた動作指導や住環境調整の提案、ケアマネジャー・訪問看護師など他職種との連携経験を具体的にアピールしましょう。ご家族への介助指導の経験や、福祉用具選定にかかわった実績があれば、大きな強みになります。
移動手段となる普通自動車免許の記載も忘れないようにしましょう。
訪問リハビリ経験ありの場合
訪問看護ステーションと訪問リハビリ事業所で計12年間、理学療法士として在宅リハビリに携わってまいりました。1日6〜7件の訪問で、脳血管疾患や神経難病、廃用症候群など幅広い利用者さまを担当し、住環境に合わせた動作指導、手すり設置や福祉用具選定の提案、ご家族への介助指導まで一貫して行っています。サービス担当者会議ではリハビリの視点から生活課題を整理して共有し、ケアマネジャーからの相談も多くいただいてきました。7年目からは事業所のリーダーとしてスタッフ4名のスケジュール調整や同行指導を担当し、新規利用者の獲得にも貢献しています。貴事業所でも在宅で培った判断力とチーム連携の経験を活かし、地域の利用者さまの「家で暮らし続けたい」を支えてまいります。
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訪問リハビリ経験なしの場合
回復期リハビリテーション病棟で4年間、理学療法士として脳血管疾患や大腿骨骨折の方の在宅復帰支援を担当してまいりました。退院前の家屋調査には積極的に同行し、段差や手すりの位置を確認しながら動作練習に反映するなかで、「退院後の生活が本当にうまくいっているのか、その先まで見届けたい」と考えるようになったことが訪問分野を志望する理由です。ご家族への介助指導や、ケアマネジャー・福祉用具業者との退院前カンファレンスにも数多く参加してきました。訪問リハビリの実務経験はありませんが、回復期で培った動作分析と家屋評価の視点は在宅の現場に直結すると考えております。普通自動車免許は取得済みで、運転にも支障ありません。単独訪問に必要な判断力を早期に身につけ、利用者さまとご家族に信頼される訪問リハビリを提供してまいります。
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介護施設
介護施設では、医療機関のような集中的な訓練よりも、日々の暮らしのなかで生活機能を維持・向上させる視点が重視されます。
機能訓練や認知症の方へのかかわりの経験、介護職と協働してリハビリの視点をケアに落とし込んだ実績を具体的にアピールしましょう。レクリエーションや作業活動の企画経験、ご家族への説明や在宅復帰支援にかかわった実績があれば、大きな強みになります。
介護施設経験ありの場合
介護老人保健施設と通所リハビリで通算10年間、作業療法士として生活期のリハビリテーションに携わってまいりました。老健では在宅復帰を目標とした短期集中リハビリと認知症の方への作業活動を担当し、トイレ動作や更衣など生活場面での実践的な訓練を介護職と共有することで、フロア全体の「生活リハビリ」の定着に取り組んでいます。通所では利用者さま約40名の機能訓練計画の作成とレクリエーションの企画を担い、ご家族への活動報告や住まいの環境についての助言も行ってまいりました。ケアマネジャーとのサービス担当者会議への出席経験も豊富です。貴施設でも、生活期で積み重ねた経験を活かし、ご利用者さまの「できること」を増やすかかわりで貢献してまいります。
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介護施設経験なしの場合
精神科病院で7年間、作業療法士として統合失調症や認知症の患者さまへの集団・個別作業療法を担当してまいりました。手工芸や園芸、音楽活動などのプログラムを症状や関心に合わせて組み立て、活動を通じて生活リズムの安定や対人交流の回復を支援するなかで、言葉だけに頼らない関係づくりの力を培っています。特に認知症治療病棟では、BPSDのある方への対応やご家族への面談を数多く経験しました。介護施設での勤務経験はありませんが、精神科で磨いた認知症の方への専門的なかかわりと集団活動の運営力は、施設での機能訓練やレクリエーションにそのまま活かせると考えております。ご利用者さまが安心して過ごせる居場所づくりに、作業療法士の視点から貢献してまいります。
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【状況別】書き方のポイント

職務経歴書の書き方は、経験や状況によっても変わります。
新卒・経験者・管理職経験者・ブランクがある方では、アピールの仕方や注意点が異なります。自分の状況に合わせて、伝え方を工夫しましょう。
新卒・未経験の場合
新卒の場合、職務経歴がないため何を書くか迷いがちです。募集要項や案内に職務経歴書の提出が記載されていなければ、基本的に作成する必要はありません。
ただし、提出書類に「職務経歴書」と明記されている場合は、臨床実習の経験を具体的に書いて意欲を示すことが大切です。
どの領域の施設で実習し、どんな症例を担当して何を学び、リハビリのどんな場面にやりがいを感じたかを記載すると、これからの伸びしろが伝わります。学生時代の部活動やアルバイト、卒業研究で得た力も、療法士の仕事に活かせる形で書くとアピールになります。
新卒の場合
私の強みは、相手の立場に立って考え、行動に移せることです。回復期病棟での臨床実習で担当させていただいた脳梗塞後の患者さまが「歩く練習ばかりで気持ちが折れそうだ」とこぼされたことがきっかけで、訓練の目的を患者さまの言葉で共有するかかわりを意識するようになりました。「お孫さんの運動会を見に行く」という目標を一緒に決め、歩行練習の意味をその目標と結びつけてお伝えしたところ、訓練への表情が前向きに変わり、指導者の先生からも「目標設定の視点がよい」と評価をいただきました。この経験から、患者さまの言葉の奥にある気持ちをくみ取り、小さなことでも行動に移す姿勢を大切にしています。臨床経験はありませんが、実習で学んだ「まず患者さまの声に耳を傾ける」という基本を忘れず、一日でも早く戦力となれるよう努めてまいります。
続きを読む
別業種での社会人経験がある未経験の場合、職務経歴書の提出を求められることがあります。
前職の業務内容や実績をそのまま並べるだけでなく、患者対応や業務に活かせる経験を中心に整理することが大切です。これまでの社会人経験をどのように医療現場で活かせるかを意識してまとめましょう。
別業種から転職する場合
前職ではスポーツジムのトレーナーとして5年間、会員さまの運動指導とプログラム作成に従事してまいりました。腰や膝に痛みを抱える方の指導にあたるなかで、「運動の前に、まず体の状態を医学的に評価できる専門性がほしい」と痛感したことがきっかけとなり、養成校の夜間部に通いながら理学療法士の資格を取得しました。トレーナー時代に培ったのは、相手の目標や生活習慣を聞き取り、続けられる運動メニューに落とし込む提案力です。マンツーマン指導で磨いたモチベーションを引き出す声かけや、体の使い方をわかりやすく伝える説明力は、リハビリへの意欲づけや自主トレーニング指導にも活かせると考えています。臨床経験はありませんが、社会人として鍛えた段取り力と、運動指導の現場で積んだ実践経験を強みに、一日でも早く現場に貢献できるよう全力で学んでまいります。
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経験者・即戦力の場合
経験者の場合は、応募先で即戦力になれる経験を前面に出しましょう。担当してきた領域や経験、これまでの実績を具体的に書くことが重要です。
逆編年体式で直近の経験を先に見せると、現在のスキルが伝わりやすくなります。応募先の業務内容と、自分の経験の重なりを明確に示すことで、即戦力としての印象が強まります。経験が豊富なぶん、要点を絞って読みやすくまとめることも意識しましょう。
経験者・即戦力の場合
私の強みは、急性期から回復期まで幅広い領域で培った評価力と、病期に応じてアプローチを組み立てられる対応力です。急性期総合病院で5年、回復期リハビリテーション病棟で3年の計8年間、療法士として勤務してまいりました。急性期では術後早期の離床支援を通じてリスク管理と全身状態の評価力を身につけ、回復期ではFIMに基づく目標設定や家屋調査を通じて退院後の生活を見据えたプログラム立案を経験しています。4年目からはチームリーダーとして療法士6名の業務調整や新人・実習生の指導を担い、多職種カンファレンスではリハビリの視点から退院支援の方針づくりに携わってきました。貴院でも複数領域での経験を活かし、即戦力として質の高いリハビリテーションの提供に貢献してまいります。
続きを読む
管理職・教育担当の経験がある場合
主任やリハビリ科長などの管理職、新人教育や実習生指導の担当経験は、大きなアピール材料です。マネジメントした療法士の人数や、指導した新人・実習生の人数、単位管理・シフト調整や業務改善の取り組みなどを具体的に書きましょう。
チームをまとめる力や、後輩を育てる力は、多くの職場で求められています。役割と成果をセットで示すと効果的です。
管理職・教育担当の経験がある場合
私の強みは、スタッフ一人ひとりの力を引き出し、リハビリ部門全体の質を高めるマネジメント力です。回復期リハビリテーション病院でリハビリ科主任を5年間務め、PT・OT・ST計20名の勤務調整・目標管理面談・部門運営を担当してまいりました。就任当初、新人の早期離職が続いていることが課題でした。原因を探るためスタッフとの個別面談を重ねたところ、単位取得のプレッシャーと相談相手の不在が主な要因だと分かりました。そこで経験年数に応じた担当患者の調整と、新人1名に先輩2名がつく屋根瓦式の教育体制を導入した結果、離職率を2年間で半減させることができました。教育面では部門内の症例検討会を月2回に定例化し、若手の学会発表を毎年2〜3演題まで増やしています。貴院でもこれまでの管理・教育経験を活かし、スタッフが安心して成長できる環境づくりとリハビリの質向上に貢献してまいります。
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ブランクがある場合
出産・育児や体調などでブランクがある場合も、書き方の工夫で採用担当者の不安を和らげられます。ブランク期間を空欄にせず、期間とその理由を簡潔に前向きに記載しましょう。理由を正直に書くことで、採用担当者の疑問を先回りして解消できます。
復職に向けて学び直しや研修を受けた場合は、その内容も記載するとよいでしょう。ブランクの理由は簡潔に、復職への意欲とあわせて伝えることがポイントです。過度に説明せず、前向きな姿勢を示すことを意識しましょう。
ブランクから復帰する場合
出産・育児のため3年間離職しておりましたが、その間もリハビリへの意欲は変わらず、県士会のオンライン研修の受講や文献購読による学習を続けてまいりました。離職前は整形外科クリニックで4年間勤務し、変形性膝関節症や腰痛症の患者さまへの運動療法と自主トレーニング指導を日常的に行っていました。育児を通じて、相手のペースに合わせながら根気よく向き合う力がさらに磨かれたと感じています。ブランクがある分、評価や治療技術の感覚を取り戻すには人一倍の努力が必要だと自覚しておりますが、復職前に触診や関節可動域測定などの基本手技を勉強会で改めて確認し、臨床に戻る準備を整えてまいりました。貴院では、以前の経験と復職への意欲を活かしながら、一日でも早く現場に慣れ、患者さまに安心を届けられる療法士として貢献してまいります。
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職務経歴書で避けたいNG例

最後に、職務経歴書でやってしまいがちなNG例を確認します。せっかくの経験も、書き方によっては印象を下げてしまいます。
ここで紹介する4つのポイントに気をつけるだけで、完成度が大きく変わります。提出前のチェックリストとして活用してください。
抽象的・主観的な表現
「頑張りました」「一生懸命対応しました」といった抽象的・主観的な表現だけでは、経験の実態が伝わりません。
具体的な行動や数値に置き換えることが大切です。「何を・どのように・どうしたか」を意識し、事実にもとづいて書きましょう。主観的な感想ではなく、客観的に伝わる書き方を心がけます。
| NG表現(避けたい書き方) | 改善後の表現(伝わる書き方) |
|---|---|
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抽象的表現
患者さんのために一生懸命リハビリを頑張りました。
実態が採用担当者に伝わらない。「頑張った」だけでは何をしたかが不明。
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改善
回復期病棟で1日18〜20単位を担当し、脳血管疾患・整形外科疾患の患者さんへ個別プログラムを立案・実施しました。
具体的な行動・数値・対象疾患を盛り込む。
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使い回し
チームワークを大切にし、患者様に寄り添うリハビリを提供したいと考えております。
どの施設にも当てはまる汎用文。熱意が伝わらず見抜かれやすい。
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改善
貴院が生活期リハビリと在宅復帰支援に力を入れていることを拝見し、多職種連携での退院支援に携わりたいと考え志望しました。
応募先ごとに情報を調べて内容を調整する。
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空欄が多い
(職歴・業務内容の欄がほぼ空白)
経験が浅いからと書くことを諦め、多くの項目を空白のまま提出してしまう。
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改善
養成校での臨床実習経験(急性期・回復期・生活期など)や、参加した勉強会・研修の受講歴を具体的に記載する。
実習・研修歴から書ける内容を探し、空欄をできる限り埋める。
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御社誤用
御社の理念に共感し、志望いたしました。
「御社」は企業向けの呼称。医療・介護施設への応募では不適切。
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改善
病院→「貴院」/クリニック→「貴クリニック」/訪問リハビリ→「貴ステーション」/介護施設→「貴施設」
応募先の施設形態に合わせて呼称を使い分ける。
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どの職場にも使える使い回しの内容
どの応募先にも使える汎用的な内容は、熱意が伝わりにくくなります。採用担当者は、多くの職務経歴書を読んでいるため、使い回しの文章はすぐに見抜かれます。
応募先ごとに、強調する経験や自己PRを調整しましょう。応募先が求める人物像を意識して書くことで、志望度の高さが伝わります。
私は作業療法士として、患者様一人ひとりに寄り添ったリハビリや対応を心がけてきました。コミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことを常に意識しています。貴院でもこれまでの経験を活かし、誠実に業務に取り組み、貢献していきたいと考えております。
空欄がある
項目に空欄が多いと、意欲が低い印象を与えてしまいます。書くことが思いつかない場合も、実習経験や研修歴、日々の業務での工夫などから書ける内容を探しましょう。
すべての欄を埋める必要はありませんが、主要な項目はできるだけ具体的に埋めることを意識してください。
「御社」と表記する
応募書類では、病院・クリニックに対して「御社」と書くのは適切ではありません。書き言葉では「貴院」、話し言葉では「御院」を使うのが基本です。施設の種類によって、貴院・貴クリニック・貴ステーション・貴施設などと使い分けましょう。
細かい点ですが、こうした表記の誤りは基本的なビジネスマナーとして見られます。書類では「貴院」、面接では「御院」と使い分けることを覚えておきましょう。提出前に必ず確認したいポイントです。
AIを活用する際の注意点
近年は、ChatGPTなどの生成AIを使って職務経歴書を作成する人も増えています。文章の骨組みづくりや表現の言い換え、誤字脱字のチェックなどをAIに任せれば、作成の負担を大きく減らせます。
一方で、AIに頼りきると採用担当者に見抜かれ、かえって評価を下げてしまうこともあります。職務経歴書の作成でAIを活用する際は、次の点に注意しましょう。
AIはあくまで「たたき台をつくる補助ツール」です。最終的に採用担当者の心を動かすのは、あなた自身の言葉で語られた具体的な経験です。
AIで効率化しつつ、仕上げは必ず自分の手で行いましょう。
職務経歴書の提出マナー

内容が良くても、提出方法やマナーで印象を下げてしまうこともあります。郵送・メール・持参のそれぞれの方法で、押さえておきたいポイントを確認しましょう。
郵送する場合
郵送するときは、職務経歴書を折らずにそのまま入れられる角形2号(角2)の白い封筒を使い、書類はクリアファイルに挟んでから入れます。雨や折れ曲がりから守れるうえ、受け取った側も扱いやすくなります。
封筒に入れる順番は、上から「添え状(送付状)→履歴書→職務経歴書」の順に揃えます。
添え状とは?
履歴書や職務経歴書を郵送する際に、書類のいちばん上に添える挨拶状のことです。送付状・カバーレターとも呼ばれます。「誰が・どの求人に・どの書類を送ったのか」を伝える役割があり、同封するのが郵送時のビジネスマナーとされています。必須ではありませんが、付けておくと丁寧で好印象につながります。
添え状に書く主な項目
- 日付(投函日)
- 宛名(会社名・部署名・採用担当者名)
- 自分の氏名・住所・連絡先
- 頭語と結語(拝啓 〜 敬具)
- 簡単な挨拶と応募の旨
- 同封書類の一覧(履歴書○通・職務経歴書○通 など)
- 結びの挨拶
封筒の表面には応募先の住所・会社名(院名)・部署名・担当者名を書き、会社宛なら「御中」、個人宛なら「様」を使います。
左下には赤色で「応募書在中」と書き、赤い枠で囲みます。裏面には自分の住所と氏名、投函する日付を記入しましょう。
切手は料金不足にならないよう注意が必要です。書類が複数枚になると定形外郵便になることが多いので、不安な場合は郵便局の窓口で重さを量ってもらうと確実です。
メールで送る場合
メールで送る場合は、作成した職務経歴書をPDFに変換してから添付します。WordやExcelのまま送るとレイアウトが崩れたり、内容を書き換えられるおそれがあるためです。
ファイル名は「職務経歴書_氏名_日付」のように、誰のいつの書類か一目でわかるようにしておくと親切です。
件名は「応募書類のご送付(氏名)」のように、用件と名前がすぐ伝わるものにします。本文は、宛名→簡単な挨拶と自己紹介→応募の旨→添付書類の案内→結びの挨拶→署名(氏名・電話番号・メールアドレス)の流れで簡潔にまとめましょう。
訪問看護リハビリステーション緑
採用ご担当者様
お世話になります。理学療太と申します。
このたび、貴ステーションの理学療法士の求人を拝見し、ぜひ応募させていただきたくご連絡いたしました。
応募書類として、履歴書と職務経歴書を添付いたします。ご査収のほど、よろしくお願いいたします。
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
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理学 療太(りがく りょうた)
電話:070-3030-9090
メール:rigaku.ryota123@example.com
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企業からの連絡には、パソコンでないと開きにくい添付ファイルが含まれる場合があるため、ドコモやソフトバンクといったキャリアメールの使用は控えましょう。なお、現職で使用している社用メールアドレスを応募に使うのは、絶対にNGです。
送信前には、添付忘れがないか、ファイルが正しく開けるかを必ず確認します。深夜の送信は避け、できれば日中の時間帯に送ると、相手への配慮が伝わります。
直接持参する場合
面接や説明会で直接持参する場合も、書類はクリアファイルに挟み、封筒に入れて持っていきます。郵送ではないので封筒に宛先の住所を書く必要はありません。
手渡しする際は、封筒から書類を取り出し、相手が読みやすい向きにして両手で渡します。封筒は不要であれば持ち帰って構いません。持ち運ぶ間にカバンの中で折れたり汚れたりしないよう、きれいな状態を保つことを意識しましょう。
面接対策は順調?
リハビリ職の職務経歴書に関するよくある質問

最後に、リハビリ職の職務経歴書の書き方についてよく寄せられる質問にお答えします。細かな疑問を解消して、最高の職務経歴書に仕上げましょう。
Q.
新卒でも職務経歴書は必要ですか?
A.応募先から求められた場合は、新卒でも用意します。職歴がなくても、臨床実習の経験や学生時代の取り組みを書くことで、意欲や適性を伝えられます。求められていない場合は無理に用意する必要はありませんが、指示を確認しておくと安心です。
Q.
職務経歴書は手書きでもいいですか?
A.手書きでもパソコン作成でも問題ありません。ただし、読みやすさや修正のしやすさを考えると、パソコンで作成する方法が広く選ばれています。応募先から形式の指定がある場合は、その指示に従いましょう。
Q.
職務経歴書に画像や表を入れてもいいですか?
A.経歴を整理して見せるために、表を使うことは問題ありません。勤務先ごとの情報を表にまとめると、読みやすくなります。一方で、写真やイラストなどの画像は、必要がなければ入れないのが一般的です。見やすさを優先して判断しましょう。
Q.
短期離職してしまった職歴は省略してもいいですか?
A.職歴は原則としてすべて記載します。短期間の職歴でも、省略すると経歴に不自然な空白が生まれ、かえって疑問を持たれることがあります。短期離職の場合は、事実を簡潔に書き、前向きな理由を一言添えると印象を和らげられます。
Q.
自己PRになる実績や成果がない場合は何を書けばいいですか?
A.大きな実績がなくても、日々の臨床で工夫したことや、患者さんとの関わりで心がけたことは立派なアピールになります。数値化できない場合は、具体的なエピソードで伝えましょう。委員会活動や勉強会・症例発表など、リハビリ業務以外の取り組みも材料になります。
Q.
資格は直接業務に関係のないものも書いていいですか?
A.リハビリに関係する資格や認定を優先して書きますが、業務に直接関係しない資格も、書くことで人物像を補える場合があります。ただし、数が多すぎると要点がぼやけるため、応募先に関係するものや、アピールにつながるものを選んで記載しましょう。
Q.
職務経歴書は何枚以内に収めるべきですか?
A.A4サイズで1〜2枚が目安です。経験が豊富な場合でも、要点を絞って2枚以内にまとめると、採用担当者が読みやすくなります。情報を詰め込みすぎず、伝えたいことを整理することを意識しましょう。
Q.
アルバイトや非常勤の経験は書くべきですか?
A.セラピストとしてのアルバイトや非常勤の経験は、応募先に関係する内容であれば書く価値があります。雇用形態を明記したうえで、担当業務や身につけたスキルを記載しましょう。ブランク期間の活動として書くこともできます。
Q.
異動歴はすべて書くべきですか?
A.同じ施設内での異動歴は、経験の幅を示す材料になるため、記載すると効果的です。特に複数の病期や領域を経験している場合は、対応できる分野の広さが伝わります。ただし、異動が多く煩雑になる場合は、主要な配属先を中心にまとめると読みやすくなります。



