言語聴覚士(ST)におすすめの副業と始める前に確認しておくこと

本業とは別に収入の柱を増やしたい人におすすめなのが副業です。

言語聴覚士の方の中にも、自身のスキルや経験を活かしながら収入を増やす方法を探している方は多いのではないでしょうか？

この記事では、言語聴覚士の方々におすすめの副業と、始める前に確認すべき重要なポイントをご紹介します。

副業している言語聴覚士の割合

業種別に見たときに、言語聴覚士を含む医療・福祉業界の副業をしている人の割合は、9.9%という調査データが出ています。

参考：厚生労働省 副業・兼業に係る実態把握の内容等について

全ての業種の平均は9.7%で、医療業界で働いている方々も世間一般と同じくらいの割合で副業をしていることがわかります。

特に言語聴覚士はリハビリ職の中でも専門性が高く、副業としておすすめな仕事がいくつかあります。

言語聴覚士におすすめの副業

言語聴覚士の専門知識とスキルを活かせる副業はたくさんありますが、今回はその中でも特におすすめの副業をご紹介します。

訪問リハビリや有料老人ホーム

訪問リハビリや有料老人ホームでの勤務は、言語聴覚士の専門性を直接活かせるためおすすめの副業です。

どちらも週1日OKで募集をしているところが多く、午前・午後のみといった柔軟な働き方もできるところが魅力と言えます。

言語聴覚士は理学療法士や作業療法士と比べて希少性が高いため、たとえ副業として週1日の勤務だとしても求める施設は多いです。

補聴器の販売営業・販売スタッフ

補聴器の販売営業や販売スタッフの仕事は、聴覚障害に関する専門知識を持つ言語聴覚士にとって、非常に相性の良い副業です。

お客さんの聴力状態を理解し、適切な製品を提案できる点が強みになります。

接客や補聴器のフィッティング調整、外販営業などが主な業務内容です。

クラウドソーシング

クラウドソーシングを利用することで、言語聴覚士の専門知識を活かしたコンテンツ作成や相談業務などを請け負うことができます。

特に人気なのがライター業務や動画編集などのWEB関連の仕事です。

時間や場所の制約が少ない点に加え、自分のレベルに合わせて仕事を選べるのが大きな魅力です。

副業する前に確認しておくこと

副業を始める前には、いくつか確認しておかなければならないことがあります。

以下の重要なポイントを必ず確認しておきましょう。

勤務先が副業を許可しているか

多くの医療機関では副業に関する規定があります。

本業に支障をきたさないためであったり、本業にとって不利益になり得ることだったりを事前に防ぐためです。

副業を始める際は、トラブルを避けるためにも、事前に確認しておきましょう。

• 就業規則を確認する
• 必要に応じて上司や人事部門に相談する
• 副業の内容が本業と利益相反しないか確認する

時間・体力的余裕はあるか

副業は追加の収入源として魅力的ですが、本業や私生活とのバランスを取ることが何よりも大切です。

また、訪問リハビリや有料老人ホームでの副業であれば必ず時給が発生しますが、WEB関連の副業はスキルを学ぶことに時間を要する他に、成果に繋がるまで時間がかかる場合があるため、根気強く続ける必要があります。

途中でやめてしまっては時間と体力だけを消耗してしまうので、そこもよく考えてから取り組むことをおすすめします。

• 週当たりの可能な作業時間を見積もる
• 本業のパフォーマンスに影響がないか考える
• 長期的に続けられるか検討する

まとめ

言語聴覚士にとっての副業は、専門性を活かしながら収入を増やすことができる素晴らしい機会です。

副業を通じて、新たなスキルを身につけたり、異なる環境で経験を積んだりすることで、本業でのキャリアにもプラスの影響があるかもしれません。

訪問リハビリ、補聴器販売、クラウドソーシングなど選択肢は豊富にあるため、自分に合った副業をぜひ探してみてください。

ただし、副業を始める前に勤務先の規定や自身の状況をしっかりと確認することが重要です。

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