面接のリュックの持ち方と置き場所|リュックが適していない場合もあわせて解説
「普段はリュックだけど、面接にこのまま持って行って大丈夫?」と、前日になって迷う人は少なくありません。
面接でリュックを使うなら、背負ったまま入らないことに加えて、どの瞬間に下ろし、どう持ち、どこに置くかを決めておくと当日慌てずに済みます。
この記事では、面接でのリュックの持ち方を建物に入る前から退室までの流れで紹介し、置き場所や選び方、リュックしかないときの対処法もまとめています。
お申し込みを受け付けました
以下からひな形と見本をダウンロードできます。
そもそも面接にリュックで行っていい?

面接にリュックで行ってよいかは、応募先の雰囲気や面接の形式によって判断が分かれます。 「リュックは絶対NG」という決まりはありませんが、スーツで臨む改まった面接では、手提げのバッグのほうが無難です。
リュックが問題になりにくい場合
応募先から「私服でお越しください」「動きやすい服装で」と案内されている場合は、リュックでも違和感はほとんどありません。 服装がカジュアルなのに手提げのビジネスバッグだけ改まっていると、かえって浮いて見えることもあります。
- 私服・オフィスカジュアルでの面接を指定されている
- 施設見学や体験勤務と同じ日に面接がある
- 訪問看護・訪問リハビリなど、自転車や徒歩で移動が多い職場の面接
- 応募先の職員が普段からリュックで通勤している様子が分かっている
施設見学を兼ねる面接では、院内や施設内を歩いて回ることが多く、両手が空くリュックのほうが動きやすい場面もあります。 見学当日の服装や持ち物の考え方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
避けたほうがよい場合
リュックはもともと通学やアウトドア向けのかばんなので、スーツと合わせるとカジュアルな印象になりやすいのが弱点です。 面接官の年代や職場の考え方によっては「ビジネスの場に慣れていない」と受け取られることもあります。
- スーツ着用を指定されている、またはスーツで行く予定の面接
- 大学病院や規模の大きい病院の面接で、看護部長や事務長など複数の面接官が並ぶ場合
- 医療事務や管理職候補など、来客対応や外部とのやり取りが多い職種の面接
- 登山用・スポーツブランドの大型リュックしか持っていない場合
スーツにリュックって、やっぱり目立っちゃうのかな?
判断に迷うときは、スーツで行く面接なら手提げ、私服指定ならリュックと考えると大きく外すことはありません。 どうしてもリュックしか用意できない場合の対処法は、この記事の後半で紹介しています。
今のあなたの状況は?
面接でのリュックの持ち方

リュックの持ち方で見られているのは、背負い方そのものより、周りの人やものにぶつけない配慮ができているかです。 受付や入退室の態度も面接の一部として見られているため、建物に入ってから退室するまでの流れで持ち方を決めておきましょう。
建物に入る前には、入口の手前でリュックを背中から下ろします。 背負ったままだと、振り向いたときに後ろの人やドアにぶつかりやすく、脱ぐ動作を受付の前でするとバタついて見えるためです。 コートを着ている場合も、同じタイミングで脱いでたたみ、腕に掛けておきます。
受付では、リュックの持ち手を片手で持ち、体の横に下げます。 病院やクリニックでは、受付が外来受付と兼ねていることが多く、待合室で患者さんと並んで待つ場面もあります。 待合室のベンチにリュックを置いて席をふさがないよう、座ったら足元か膝の上に置きましょう。
入室するときは、ドアを開ける手と反対の手でリュックを持ちます。 右手でノックしてドアを開けるなら、リュックは左手に持っておくと持ち替えずに済みます。 入室後は椅子の横に立ってあいさつをし、その間もリュックは手に持ったままです。
着席をすすめられたら、座る前にリュックを椅子の横の床に置きます。 座ってから置こうとすると、上半身をひねってかがむ姿勢になり、あいさつの流れが途切れてしまうからです。
条件にあった求人を探してもらう退室するときは、立ち上がってお礼を伝えたあとにリュックの持ち手を持ち、ドアの前でもう一度あいさつをして部屋を出ます。 背負い直すのは、建物を出てからにしましょう。
廊下やエレベーターの中は、ほかの職員や患者さんとすれ違う場所なので、面接が終わったあとも応募先の中にいる間は手で持っておくと安心です。
下ろすのは入口の前、背負うのは建物の外。これだけ覚えておけばOK!
参考:山形労働局「面接の受け方」 / 香川ハローワーク「面接ワンポイントアドバイス」
リュックを置く場所

面接中のリュックは、椅子の横の床に置くのが基本です。 椅子の横で立っていた側にそのまま置けば、着席の動作と合わせて自然に置けます。
床に置くときは、背中に当たる面を椅子側に向け、ファスナーのある正面を外側にします。 面接の最後に書類を出し入れするとき、正面が外を向いていれば座ったまま手が届きます。 倒れやすいリュックは、椅子の脚に背面を軽く立てかけておくと安定します。
椅子の上や机の上に置かないのは、どちらも人が座る場所、書類を広げる場所だからです。 床に置いたかばんをそのまま机や椅子に乗せるのは衛生面でも気にする人が多く、隣の椅子が空いていても置かないのが無難です。
| 置き場所 | 評価 | 使ってよい場面 |
|---|---|---|
| 椅子の横の床 | ◯ | 指定がないときの基本 |
| 指定された場所 | ◯ | 荷物かご・棚などをすすめられたとき |
| 椅子の後ろ・足元 | △ | 横に置くスペースがない狭い部屋 |
| 膝の上 | △ | 待合室で順番を待つ間だけ |
| 背もたれに掛ける | ✕ | 面接中は使わない |
| 椅子の上・机の上 | ✕ | 面接官に指定されたときのみ |
面接官から「荷物はこちらにどうぞ」と置き場所を指定されたら、その場所に置きます。 荷物かごや空いている椅子をすすめられた場合も、指定されたのであれば遠慮せずに従って問題ありません。
その際は「ありがとうございます」と一言添えると丁寧です。
転職活動するなら?
病院・クリニック・薬局の面接では、会議室ではなく相談室や診察室、スタッフの休憩室に通されることもあります。 部屋が狭く椅子の横に置くスペースがない場合は、椅子の後ろや足元の空いている場所に置き、通路をふさがないことを優先しましょう。
置き場所に迷ったら「どちらに置けばよいですか?」と聞いて大丈夫だよ
面接に向くリュックの選び方

面接に使うリュックは、「ビジネス用に見えるか」「書類がきれいに運べるか」「床に置いたときに倒れないか」の3点で選ぶと失敗しにくくなります。
色と素材
色は、黒・紺・濃いグレーなど、スーツやオフィスカジュアルになじむ暗めの色を選びましょう。 明るい色や柄物は、服装が整っていてもかばんだけが目に入りやすくなります。
素材は、表面に適度なハリがあり、傷や汚れが目立ちにくいナイロンや合成皮革が扱いやすいです。
面接当日の服装とのバランスも含めて確認したい場合は、以下の記事が参考になります。
A4書類が折れずに入るサイズ
面接には、履歴書や職務経歴書、求人票のコピーなどA4サイズの書類を持って行くことが多くあります。 応募書類を封筒に入れて持参する場合は、角形2号の封筒がそのまま入るサイズを選びましょう。
書類はクリアファイルに入れてから、背中側の仕切りポケットに立てて入れると折れにくくなります。 荷物を詰め込みすぎると書類が曲がるので、面接の日は必要なものだけにしぼっておきましょう。
置いたときに自立するか
リュックは形がやわらかく、床に置くと倒れやすいものが多いです。 面接中に倒れると、拾い直す動作で話が途切れるうえ、落ち着きがない印象にもつながります。
底にマチがあり、底面が平らなスクエア型のリュックは自立しやすい形です。 購入前や面接の前日に、書類を入れた状態で床に置き、倒れないか確かめておくと安心です。
普段のリュックが面接でも使えるか、一度試してみよう
装飾とロゴの目立ち方
大きなブランドロゴ、キーホルダー、缶バッジ、反射材などは、面接の場では目に入りやすい要素です。 外せる飾りは面接の日だけ外し、ロゴはかばんと同系色で小さいものを選ぶと落ち着いた印象になります。
条件にあった求人を探してもらうリュックしかないときの対処法

手提げのバッグを持っていなくても、面接の日までの時間に合わせて対処できます。 前日で時間がない場合は「ショルダーベルトの収納」か「サブバッグの併用」、数日の余裕があれば手提げを用意するのが吉です。
| 対処法 | 準備の時間 | 追加の出費 | 見た目 |
|---|---|---|---|
| ベルトを収納 | ◯当日でも可 | ◯なし | △収納ポケットしだい |
| サブバッグ併用 | ◯前日でも可 | ◯手持ちがあればなし | ◯書類まわりが整う |
| 手提げを用意 | △数日ほしい | △購入費がかかる | ◯応募先を選ばない |
ショルダーベルトを収納する
背面にベルトを収納できるポケットがあるリュックなら、ベルトをしまうだけで手提げのように見せられます。 ビジネス用の3WAYバッグやスクエア型のリュックには、この収納ポケットが付いているものが多いです。
収納ポケットがないリュックは、ベルトの長さを一番短くして背面に沿わせると、垂れ下がりが目立ちにくくなります。
書類用のサブバッグを併用する
リュックとは別に、A4書類が入る薄手の手提げバッグを用意しておく方法もあります。 建物に入る前に、書類と筆記用具だけをサブバッグに移しておけば、面接中に使うものはすべて手元にそろいます。
リュックは足元に置いたまま触らずに済むため、ファスナーを開け閉めする音や、中身を探す動作を見せずに済みます。 サブバッグは無地で落ち着いた色のものを選び、紙袋やビニール袋は避けましょう。
- 前日の夜に書類を入れて床に置いてみる
- 応募先の雰囲気が分からなければ手提げが無難
- 迷ったら担当者に服装や持ち物を聞いてもOK
当日までに手提げを用意する
数日の余裕があるなら、面接用の手提げバッグを用意するのがいちばん確実です。 A4サイズが入り、床に置いたときに自立する黒か紺のビジネスバッグなら、病院・クリニック・介護施設など応募先を選ばずに使えます。
一度用意しておけば、入職後の研修や学会、書類の提出などでも使えるので、転職活動をこれから本格的に始める人は検討してみましょう。
まとめ
面接にリュックで行くかどうかは、応募先の雰囲気や服装の指定によって判断が分かれます。 リュックで行く場合は、持ち替えるタイミングと置き場所を決めておくだけで、当日の動きがぐっと落ち着きます。
この記事のポイント
- スーツの面接は手提げ、私服指定ならリュックでも可
- リュックは建物に入る前に下ろし、建物を出てから背負う
- 入室時はドアを開ける手と反対の手で持つ
- 置き場所は椅子の横の床。指定があればそこに置く
- 書類が折れず、床に置いて自立するものを選ぶ
前日のうちに書類を入れたリュックを床に置いて、倒れないか、書類がすぐ出せるかを確かめておきましょう。 応募先の雰囲気や面接の形式が分からないときは、転職エージェントに聞くと、服装や持ち物の傾向まで教えてもらえます。


