あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書の書き方【見本・テンプレ付き】|項目別のコツと自己PR例文

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「職務経歴書を書くのが初めてで何を書けばいいのかわからない」「施術のスキルはあっても、それを文章でどう伝えればいいの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

あん摩マッサージ指圧師の転職では、職務経歴書で自分の経験や強みを具体的に伝えることが、採用の決め手になります。

この記事では、あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書の基本ルールから、項目ごとの書き方や自己PR例文までを網羅的に解説します。

そのまま構成を真似できるフルの見本も掲載しました。職務経歴書の書き方に迷っているあん摩マッサージ指圧師の方は、ぜひ最後まで参考にしてください。

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目次

あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書とは?

職務経歴書とは、これまでの勤務先や担当業務、身につけたスキルを詳しくまとめ、自分の強みをアピールするための書類です。決まった様式はなく、内容や構成を自分で組み立てられる点が特徴です。

あん摩マッサージ指圧師の場合、治療院や整骨院、訪問マッサージ事業所、介護施設などで、どのような患者さんや利用者さんを担当し、どのような施術・業務に携わってきたかを具体的に記載します。あわせて、対応できる症状や施術方法、訪問経験、医師やケアマネジャーとの連携経験などを示すことが、評価につながります。

まずは職務経歴書の役割と、作成する際の基本ルールを押さえましょう。

履歴書との違い

履歴書は氏名・学歴・職歴・資格などの「事実」を時系列で正確に記録する書類である一方、職務経歴書は経験やスキルを整理し、「自分が応募先にどう貢献できるか」をアピールする書類です。

履歴書に書ききれない業務内容や実績を、職務経歴書で補うと理解しておくといいでしょう。両者で同じ内容を繰り返すのではなく、役割を意識して書き分けることが大切です。

履歴書
プロフィールの記録
  • 氏名・住所・連絡先
  • 学歴・職歴の年表
  • 取得資格・免許
  • 志望動機・自己PR
役割 「誰であるか」を証明する事実の記録
職務経歴書
経験・スキルのアピール
  • 勤務先での担当業務
  • 身につけたスキル
  • 実績・取り組みの詳細
  • あん摩マッサージ指圧師としての貢献
役割 「何ができるか」を伝える経験のアピール

なお、履歴書の書き方については別記事で詳しく解説しています。あわせて準備を進めましょう。

用紙・枚数・作成方法の基本ルール

職務経歴書には厳密な決まりはありませんが、読みやすさの観点から用紙はA4サイズで、枚数は1〜2枚にまとめるのが目安とされています。経験が豊富な場合でも、3枚以上になると要点が伝わりにくくなるため、内容を絞り込むことが大切です。

作成方法は、パソコンでの作成が推奨される傾向にあります。文字が読みやすく修正もしやすいため、WordやGoogleドキュメントで作成する方が増えています。

職務経歴書の基本ルール(目安)


  • 用紙はA4サイズが一般的
  • 枚数は1〜2枚にまとめる
  • パソコン作成が読みやすくおすすめ
  • 応募先の指定があればそれに従う

転職活動するなら?

職務経歴書の3つの書式と選び方

職務経歴書には、大きく分けて3つの書式があります。「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3つで、それぞれ経歴の見せ方が異なります。

経験年数や強調したい経験によって、最適な形は変わります。自分のキャリアに合った書式を選ぶことで、強みをより効果的に伝えられます。

編年体式
並び順
古い経験から現在へ
向いている人
新卒・第二新卒/一貫した分野での経験が続いている人
注意点
直近の経験を強調しにくい
逆編年体式
並び順
現在から過去へさかのぼる
向いている人
即戦力を示したい経験者/直近の経験を強く印象づけたい人
注意点
多くの転職で使いやすい一方、経歴の一貫性が見えにくい場合がある
キャリア式
並び順
時系列ではなく業務内容・診療科・役割ごとに整理
向いている人
転職回数が多い人/複数の診療科や役割を幅広く経験してきた人
注意点
在籍期間の流れが分かりにくい
職務経歴書の書き方サンプル

あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書サンプルを、3つの形式でご用意しました。ご自身の経歴や応募先に合わせて、使いやすい形式のサンプルをぜひ参考にしてください。

編年体式

編年体式は、過去から現在に向かって時系列で職歴を並べる書式です。最も一般的で、採用担当者にとっても経歴の流れが理解しやすいという特徴があります。

キャリアを積み重ねてきた過程が自然に伝わるため、あん摩マッサージ指圧師として一つの院で長く勤め、着実に経験を重ねてきた方に向いています。新卒からのキャリアが素直に評価されやすい書式でもあります。

編年体式の書き方見本
あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書(編年体式)サンプル

逆編年体式

逆編年体式は、現在から過去へさかのぼって職歴を並べる書式です。直近の経験を最初に記載するため、今持っているスキルや実績を真っ先にアピールできます。

採用担当者は直近の経験を重視する傾向があるため、即戦力をアピールしたい経験者や、直近の職場で大きな成果を出した方に向いています。転職市場では、この逆編年体式を選ぶ人が増えています。

逆編年体式の書き方見本
あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書(逆編年体式)サンプル

キャリア式

キャリア式は、時系列ではなく「担当業務」や「経験分野」ごとにまとめる書式です。たとえば「マッサージ院での経験」「訪問マッサージの経験」といった形で、業務内容別に整理します。

複数の院を経験している方や、あん摩マッサージ指圧師以外の経験もある方は、キャリア式を選ぶと専門性が伝わりやすくなります。転職回数が多い方や、特定分野の専門性をアピールしたい方に向いた書式です。ただし、経歴の時系列がわかりにくくなるため、勤務期間は別途補足すると親切です。

キャリア式の書き方見本
あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書(キャリア式)サンプル

職務経歴書の項目別の書き方

職務経歴書は自由な様式ですが、記載する項目にはある程度の型があります。

各項目のポイントを押さえて書くことで、経験が整理され、採用担当者に伝わりやすい職務経歴書になります。あん摩マッサージ指圧師ならではの書き方のコツもあわせて紹介します。

タイトル

職務経歴書(左半分・上部)

用紙の一番上には「職務経歴書」とタイトルを記入します。中央に配置し、少し大きめの文字にすると見やすくなります。

テンプレートを用いる場合は最初から記載されているため、一から作成する場合のみ忘れず記入しましょう。

日付・氏名

職務経歴書(左半分・上部)

タイトルの下に右寄せで職務経歴書の提出日を記入します。郵送なら投函する日、メールなら送信する日、面接時に持参するなら面接当日を記入します。

和暦・西暦のどちらでも構いませんが、履歴書と表記を統一しましょう。

日付の下に氏名を記入します。履歴書と違い、ふりがなや押印は必要ありません。

職務要約

職務経歴書(左半分・上部)

職務要約は、これまでの経歴を3〜5行程度で簡潔にまとめたものです。職務経歴書の冒頭に置くことで、採用担当者が全体像を素早く把握できます。

ここでは、あん摩マッサージ指圧師としての経験年数、主な勤務先の業態、得意な施術分野、担当してきた患者さん・利用者さんの特徴、実績などの要点を盛り込みます。採用担当者が最初に読む部分であるため、どのような経験や強みを持っているかを簡潔に伝えることが重要です。

たとえば、「訪問マッサージ事業所での実務経験7年、脳血管疾患の後遺症や廃用症候群のある利用者を中心に、1日平均8件の訪問施術を担当」といった形です。

冒頭の数行で強みが伝わるよう、応募先で活かせる経験を中心に凝縮してまとめましょう。

職務経歴

職務経歴書(左半分・上部)

職務経歴は、勤務先ごとに担当業務や実績を具体的に記載する項目です。ここが職務経歴書の中心となる部分です。採用担当者が最初に読む部分なので、ここで全体像が伝わるかが重要になります。「経験年数+勤務先の業態+得意な施術分野」を軸にまとめると、要点が伝わりやすくなります。

勤務先ごとに施設形態・規模(スタッフ数・1日の来院数)・患者層・1日の施術人数・担当業務・実績を書き添えましょう。保険施術と自費施術の割合や、受付・レセプトなどの施術以外の業務は、施設によって業務内容が大きく変わる要素です。

省略せずに記載することで、採用担当者があなたの経験を正しくイメージできます。

1
施設形態・規模
勤務先の業態と規模を示す基本情報

記載例

○○マッサージ治療院(施術者5名・1日来院数約30名)/在籍期間:20XX年4月〜20XX年3月(5年間)
2
施術分野・得意領域
専門性・経験分野を明示する

記載例

肩こり・腰痛などの慢性症状に対するあん摩・マッサージ・指圧を中心に担当。筋緊張の緩和や疲労回復を目的とした全身施術を得意とする
3
患者・利用者層
どのような方を担当してきたか

記載例

デスクワークによる肩こりや腰痛を抱える会社員から、筋力低下や関節可動域の制限がみられる高齢者まで幅広く担当
4
施術内容・サービス形態
対応してきた施術や働き方を明記

記載例

来院患者への全身マッサージ・部分施術を中心に担当。希望や身体状態に応じて、あん摩・マッサージ・指圧を組み合わせて施術
5
1日の施術人数・訪問件数
業務量・経験の目安として有効

記載例

1日平均10〜15名を施術。予約状況や患者の症状に合わせて施術時間を調整し、限られた時間内でも丁寧な対応を徹底
6
担当業務
施術以外の業務も含めて記載する

記載例

問診・身体状態の確認・施術・施術記録の作成のほか、受付対応・予約管理・会計・備品管理を担当。後輩スタッフへの施術指導にも従事
7
実績
数値・改善・施術所への貢献など

記載例

月間延べ250名の施術を担当。丁寧な問診と施術説明を徹底し、指名患者数の増加やリピート率の向上に貢献

なお、志望動機そのものの書き方は別記事で詳しく解説しています。職務経歴書と志望動機を一貫させると、応募先への熱意がより伝わります。

活かせる経験・スキル

職務経歴書(左半分・上部)

活かせる経験・スキルの欄には、これまでに習得した施術技術を具体的に記載します。「ひと通り対応できます」のような漠然とした表現ではなく、あん摩・マッサージ・指圧、全身施術、部分施術、ストレッチ、関節可動域訓練など、実際に対応できる施術や手技を一つずつ挙げるのがポイントです。

あわせて、対応経験のある症状や患者・利用者層、施術所・訪問マッサージ・介護施設などの勤務経験、施術記録の作成や医師・ケアマネジャーとの連携経験を書き添えると、採用側が即戦力として活躍できるかを判断しやすくなります。

記載する順番にも工夫が必要です。応募先の施術メニューや患者・利用者層に近いスキルほど上に置くと、採用担当者の目に留まりやすくなります。

免許・資格

職務経歴書(左半分・上部)

免許・資格の欄には、あん摩マッサージ指圧師免許を取得年月とセットで記載します。国家資格であることが伝わるよう、正式名称で記載するのが基本です。

はり師・きゅう師・柔道整復師などの免許も持っている場合は、資格ごとに1行ずつ記載しましょう。複数の資格を示すことで、対応できる施術や業務の幅広さをアピールできます。

資格だけでなく、参加してきた研修やセミナーの受講歴も、学び続ける姿勢のアピールになります。徒手療法、機能訓練、リハビリテーション、スポーツ分野、高齢者施術など、応募先の業務に関係する研修を受講している場合は積極的に記載しましょう。

訪問マッサージへの応募を考えている方は、普通自動車免許も忘れずに記載します。訪問先への移動で運転が必要になる職場では、採用時に確認されやすい項目の一つです

自己PR

職務経歴書(左半分・上部)

自己PRは、これまでの経験を根拠に「入職後にどのような形で施術所や事業所に貢献できるか」を示すパートです。アピールしたい強みは一つに絞り、それを裏づける具体的なエピソードを添えることで説得力が生まれます。

「丁寧な施術が持ち味です」で終わらせず、「どのような患者さんや利用者さんに対して、どのような施術や対応を行い、どのような結果や反応につながったか」まで踏み込んで書きましょう。

たとえば、指名数やリピート率、継続利用につながった実績、患者さん・利用者さんから寄せられた言葉などは、強みを裏づける材料として有効です。訪問マッサージの経験がある場合は、ご家族やケアマネジャーとの連携、状態変化の共有といった経験もアピールできます。

なお、志望動機は履歴書に記載するのが基本です。職務経歴書の自己PRでは、これまでの経験にもとづく強みと、入職後にどのように活かせるかに絞ってまとめるのがおすすめです。

あん摩マッサージ指圧師の求人を探す

職務経歴書に書けるあん摩マッサージ指圧師特有の経験

施術そのもの以外の取り組みも、職務経歴書では強力なアピール材料になります。

院内勉強会や症例検討会への参加、新人・後輩スタッフへの技術指導、施術メニューの見直し、物販の提案、SNS運用や地域イベントへの参加といった経験は、採用側から評価される可能性があります。訪問マッサージの場合は、施術報告書の改善やケアマネジャーへの情報提供、地域の介護事業所との関係づくりなどもアピール材料になります。

こうした活動は、施術技術を高めようとする姿勢だけでなく、施術所や事業所の運営、サービスの質の向上に貢献できることを示す材料になるからです。

書き方のポイントは、「参加した」「担当した」だけで終わらせないことです。自分がどのような役割を担い、何を工夫し、どのような変化や成果につながったのかまで具体的に記載しましょう。

たとえば、「院内勉強会の企画を担当し、月1回の症例検討会を運営。患者さんの身体状態や施術内容を共有する仕組みを整え、スタッフ間で施術方針を統一した」といった形です。

役割と行動、得られた成果をセットで示すことで、人柄や仕事への姿勢、施術以外の場面でも貢献できる点が伝わりやすくなります

勉強会・症例検討

院内勉強会・技術研修への参加

ポイント
施術技術を高めようとする姿勢を示せる経験です。「参加した」だけで終わらせず、自分が企画・運営した内容や、学んだことを施術にどう活かしたかまで具体的に記載します。

記載例
月1回の院内症例検討会の企画・運営を担当。慢性腰痛や肩こりの症例をもとに、問診内容や施術方針を共有する場を設け、スタッフ間の施術品質の統一に貢献した
新人・後輩指導

スタッフの技術指導・教育担当

ポイント
指導経験は、施術技術だけでなく、伝達力や観察力、施術所全体を見る視点のアピールにもなります。指導した人数や期間、工夫した点、後輩の成長につながった結果を添えます。

記載例
新卒スタッフ2名の教育係を担当。あん摩・マッサージ・指圧の基本手技や接遇を確認するチェックリストを作成し、週1回の技術練習を実施。半年後の単独施術開始まで指導した
メニュー開発・売上貢献

施術メニューの立ち上げ・改善

ポイント
施術所の運営や売上を意識して行動した経験としてアピールできます。どのようなメニューを提案し、料金や施術内容をどう設計し、予約数やリピート率にどのような変化があったかを示します。

記載例
デスクワーカー向けの肩・首集中コースを提案し、施術内容や料金設定、案内方法の作成まで担当。導入後半年で月間25件の予約につながる定番メニューに成長させた
集客・情報発信

SNS運用・地域イベントへの協力

ポイント
新規患者の獲得や地域での認知向上に貢献した経験は、個人院や小規模な施術所でも評価されやすい要素です。運用した媒体や発信内容、来院・問い合わせへの効果を具体的に記載します。

記載例
施術所のInstagram運用を担当し、肩こり・腰痛のセルフケア情報を週2回発信。1年間でフォロワー数を約500人まで増やし、SNSを見た新規患者の来院につなげた

実績を数値で示すコツ

職務経歴書の説得力を大きく左右するのが、実績の数値化です。数字には、経験の規模や成果を誰が読んでも同じように理解できる客観性があります。

「数値にできるような実績なんてない」と感じるあん摩マッサージ指圧師の方も少なくありませんが、日々の業務を振り返ると使える数字は意外と見つかるものです。ここでは、活用しやすい数値の例と、数値化が難しい場合の代替の伝え方を順に紹介します。

職務経歴書に使える数値の例

あん摩マッサージ指圧師の仕事には、数字で表現できる場面が数多くあります。施術人数や指名数、リピート率など、日常業務そのものが実績の材料になるからです。

「1日平均12名を施術し、うち指名が約半数」のように書けば、経験の厚みがひと目で伝わります。注意点は、数字を盛らないこと。事実に忠実な数値こそが信頼の土台になります。

あん摩マッサージ指圧師の業務で数値化できる代表的な項目と、記載例のイメージです。

1日の施術人数
平均○名
例:1日平均12名の施術を担当
担当患者・利用者数
延べ○○名
例:月間延べ約250名を担当
指名数・指名率
月○件
例:月間100件以上の指名施術を担当
リピート率・継続率
○○%
例:新規患者のリピート率75%を維持
売上・施術数への貢献
前年比○○%
例:新メニュー導入により自費売上を前年比15%向上
指導した新人数
計○名
例:3年間で計4名の新人スタッフを指導
勉強会・研修の回数
年○回
例:院内症例検討会を年12回企画・運営
担当業務の期間
○年間
例:施術所での臨床業務を5年間担当
施術所・スタッフ規模
○名体制
例:施術者6名体制の治療院で主任を担当

数値を正確に出せない場合は、「約○名」「月平均○件」のような概算でも構いません。大切なのは、担当してきた業務の規模や施術所への貢献度が読み手に伝わることです。

数値化できない場合の伝え方

もちろん、あらゆる経験が数字になるわけではありません。数値化しづらい経験は、具体的なエピソードとして定性的に伝える方法が有効です。患者さんから信頼を寄せられた場面や、院の業務を改善した工夫などがその代表例です。

「問診で生活習慣まで丁寧に聞き取る対応を続けた結果、『ここに来ると安心する』と長く通ってくださる患者さんが増えた」といった書き方であれば、数字がなくても貢献の中身は十分伝わります。

ポイントは、状況→自分の行動→結果という流れで組み立てることです。

職務経歴書について

【応募先別】自己PR例文

あん摩マッサージ指圧師が活躍できる職場は幅広く、応募先によって重視される経験や強みは異なります。同じキャリアでも、施術所と訪問マッサージ事業所、介護施設では、評価されやすいアピールポイントが変わるということです。

応募先がどのような人材を求めているかを確認し、その業務に活かせる経験やスキルを前面に押し出しましょう。

ここでは、代表的な3つの応募先について、強調したいポイントと、そのまま下敷きにできる自己PR例文を紹介します。ご自身の経歴や応募先の特徴に合わせて調整してご活用ください。

応募先別 強調ポイント比較

応募先によって、評価されやすい経験や自己PRで強調したい内容は異なります。自分の経験と応募先の業務を照らし合わせながら、伝える強みを整理しましょう。

応募先 強調すべき経験 自己PRに入れるキーワード
施術所・マッサージ治療院
来院患者への施術経験と、症状や希望に合わせて手技を組み立てた経験
問診力 手技の幅 接遇力 指名・リピート
訪問マッサージ事業所
高齢者や歩行が難しい利用者への施術と、状態観察・訪問管理・関係職種との連携経験
高齢者対応 状態観察 ケアマネとの連携 訪問スケジュール管理
介護施設・デイサービス
高齢者への施術や機能訓練、安全に配慮した対応、多職種と協力して生活機能を支えた経験
機能訓練 安全管理 介護職との連携 生活機能の維持

※ 同じ経験でも、応募先が求める役割に合わせて表現や強調するポイントを調整することが大切です。

施術所・マッサージ治療院

施術所・マッサージ治療院では、患者さんの症状や希望を正確に把握する問診力と、一人ひとりの状態に合わせて手技を組み立てる施術力が重視されます。

対応してきた症状や患者層、得意とする手技を具体的に示しましょう。指名数やリピート率、接遇面で評価された経験がある場合は、数字や患者さんの反応を交えて伝えると説得力が高まります

施術所・マッサージ治療院の経験ありの場合

マッサージ治療院で6年間、肩こりや腰痛、全身疲労などの症状を抱える患者さんへの施術を担当してまいりました。初回の問診では、症状だけでなく生活習慣や仕事中の姿勢まで確認し、あん摩・マッサージ・指圧を組み合わせて、一人ひとりに合わせた施術を行うことを大切にしています。1日平均12名を担当し、月間の指名施術は平均90件ほどです。患者さんから「身体の状態を丁寧に説明してくれるので安心できる」とのお言葉をいただくことも多く、施術後のセルフケア提案にも力を入れてきました。入職後も、患者さんが継続して通いたいと思える施術と接遇を心がけ、貴院の信頼向上に貢献してまいります。

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施術所・マッサージ治療院の経験なしの場合

これまで訪問マッサージ事業所で5年間、高齢者や歩行が難しい利用者への施術を担当してまいりました。施術所での勤務経験はありませんが、限られた時間のなかで身体状態を確認し、筋緊張や関節可動域に合わせて施術内容を調整する力を培っています。また、利用者やご家族の話を丁寧に聞き、安心して施術を受けていただける関係づくりを大切にしてきました。現在は、肩こりや腰痛など来院患者に多い症状への理解を深めるため、徒手療法の研修にも継続して参加しています。入職後は貴院の施術方針や接遇方法を早期に習得し、訪問現場で培った観察力とコミュニケーション力を活かして貢献してまいります。

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訪問マッサージ事業所

訪問マッサージ事業所では、高齢者や歩行が難しい利用者の身体状態を把握し、安全に施術を進める対応力が重視されます。

高齢者への施術経験に加えて、状態変化を見逃さない観察力、施術記録の作成、訪問スケジュールの管理、ご家族やケアマネジャーなどとの連携経験を具体的に示しましょう。

訪問マッサージの経験ありの場合

訪問マッサージ事業所で6年間、脳血管疾患の後遺症やパーキンソン病、廃用症候群などにより歩行が難しい利用者への施術を担当してまいりました。1日平均8件を訪問し、筋緊張の緩和や関節可動域の維持を目的とした施術を行っています。施術前後の表情や動作、体調の変化を丁寧に確認し、気になる点がある場合はご家族や事業所へ速やかに共有することを徹底してきました。また、ケアマネジャーや介護職と定期的に情報交換を行い、利用者の生活目標に合わせて施術内容を調整しています。入職後も、安全を第一に考えながら、多職種との連携を通じて利用者の在宅生活を支えてまいります。

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訪問マッサージの経験なしの場合

マッサージ治療院で5年間、幅広い年齢層の患者さんへの施術を担当してまいりました。訪問マッサージの実務経験はありませんが、高齢の患者さんに対しては、既往歴や当日の体調を確認し、無理のない姿勢や刺激量で施術することを心がけてきました。また、施術中の会話や動作から小さな変化を捉え、必要に応じてご家族へセルフケアや日常生活上の注意点を説明した経験もあります。訪問業務に備え、介護保険制度や訪問マッサージの仕組みについて学び、運転にも日常的に慣れています。入職後は同行訪問や研修を通じて業務の流れを早期に習得し、治療院で培った問診力と施術力を活かして利用者の生活を支えてまいります。

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介護施設・デイサービス

介護施設やデイサービスでは、施術技術だけでなく、高齢者の身体機能や生活状況を踏まえて、安全に支援する視点が求められます。

高齢者への対応経験、関節可動域訓練や機能訓練の経験、転倒予防への配慮、介護職・看護職との連携などを具体的に示しましょう。利用者の意欲を引き出した経験も有効なアピール材料です。

介護施設・デイサービスの経験ありの場合

デイサービスで5年間、機能訓練指導員として高齢者の身体機能の維持・改善を支援してまいりました。利用者一人ひとりの歩行状態や関節可動域、日常生活上の課題を確認し、マッサージやストレッチ、立ち上がり練習などを組み合わせた個別訓練を実施しています。訓練中は表情や疲労度をこまめに確認し、無理のない負荷設定と転倒予防を徹底してきました。また、介護職や看護職と状態変化を共有し、生活場面での動作や介助方法にも反映しています。利用者から「以前より立ち上がりやすくなった」とのお言葉をいただいた経験もあり、入職後も生活に結びつく支援を通じて貢献してまいります。

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介護施設・デイサービスの経験なしの場合

これまで訪問マッサージ事業所で4年間、高齢者や身体機能に制限のある利用者への施術を担当してまいりました。介護施設での勤務経験はありませんが、関節可動域の維持や筋緊張の緩和を目的とした施術に加え、立ち上がりや歩行など日常生活動作を意識した支援を行ってきました。施術中に把握した体調や動作の変化は、ご家族やケアマネジャーへ共有し、生活環境に合わせた対応を提案しています。また、安全な移乗や転倒予防についても学び、利用者の状態に応じた無理のない介助を心がけてきました。入職後は施設での業務手順や介護職との連携方法を学び、これまで培った高齢者対応の経験を機能訓練や生活支援に活かしてまいります。

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【状況別】書き方のポイント

職務経歴書の書き方は、応募先だけでなく、あなた自身の状況によっても変わります。

新卒か経験者か、管理職や教育係を務めたことがあるか、ブランク後の復職かなど、それぞれで押さえるべきポイントは別物です。ここからは状況別に、アピールの組み立て方と注意点を確認していきます。

新卒・未経験の場合

新卒の方は職務経歴がないため、「何を書けばいいのか」と手が止まりがちです。募集要項に職務経歴書の提出が明記されていなければ、基本的には用意しなくて構いません。

一方、提出書類として指定されている場合は、養成施設での実技実習や臨床実習を材料に、学んだことや仕事への意欲を伝えましょう。

どのような患者さんや症状に接し、そこから何を学び、どのようなあん摩マッサージ指圧師を目指したいと考えたのかを書くことで、今後の成長性が伝わります。部活動での選手のケアや、接客アルバイトで培った傾聴力・接遇力なども、施術や患者対応に結びつけて書けば十分なアピール材料になります。

新卒の場合

私の強みは、相手の小さな変化に気づき、必要な対応につなげられることです。附属施術所での臨床実習では、腰痛で通われていた70代の患者さんが、施術中に「最近は外に出るのが怖い」と話されたことがありました。痛みだけでなく、転倒への不安が外出を妨げていると考え、指導教員に相談したうえで、身体状態に合わせた下肢への施術と、自宅で無理なく行えるストレッチを提案しました。その後、患者さんから「少しずつ歩いてみようと思えるようになった」とのお言葉をいただきました。この経験から、症状だけを見るのではなく、患者さんの生活や気持ちにも目を向けることの大切さを学びました。臨床経験はまだ浅いですが、実習で身につけた観察力と丁寧なコミュニケーションを活かし、一日でも早く信頼されるあん摩マッサージ指圧師になれるよう努めてまいります。

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社会人経験を経てあん摩マッサージ指圧師資格を取得した方は、職務経歴書の提出を求められるケースが一般的です。

前職の経歴をただ時系列で並べるのではなく、患者さんへの対応や院の運営に転用できる経験を軸に再構成しましょう。「異業種の経験をどう施術の現場に活かすか」という視点でまとめることがポイントです。

別業種から転職する場合

前職ではフィットネスクラブのトレーナーとして6年間、利用者への運動指導とカウンセリングに従事してまいりました。肩や腰の不調を訴える方と接するなかで、運動指導に加えて手技による身体へのアプローチを学びたいと考え、働きながら養成施設の夜間部に通い、あん摩マッサージ指圧師免許を取得しました。前職では、姿勢や動作を確認して一人ひとりに合った運動内容を組み立てる力と、継続率90%を維持する信頼関係づくりを培っています。臨床経験はこれからですが、解剖学や運動生理学の知識、身体評価の経験を施術に活かし、患者さんの身体機能の維持や不調の軽減に貢献してまいります。

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経験者・即戦力の場合

経験のあるあん摩マッサージ指圧師は、応募先ですぐに活躍できる根拠を示すことが最優先です。得得意な手技、対応してきた症状や患者層、1日の施術人数、指名数やリピート率などを具体的に記載しましょう。

書式は逆編年体式を選び、直近の経験から見せるのが効果的です。応募先の施術メニューや患者層と、自分の経験がどこで重なるのかをはっきり示せると、「入職後の姿」を採用側がイメージしやすくなります。

経験が長い方ほど情報量が多くなりやすいため、応募先に関係する経験を優先し、要点を絞って読みやすくまとめることも大切です。

経験者・即戦力の場合

私の強みは、施術所と訪問マッサージの両方で培った、幅広い患者さんや利用者さんに対応できる施術力です。マッサージ治療院で5年間、訪問マッサージ事業所で3年間の計8年間、あん摩マッサージ指圧師として勤務してまいりました。治療院では肩こりや腰痛を抱える患者さんを1日平均12名担当し、問診と身体状態の確認にもとづいて、あん摩・マッサージ・指圧を組み合わせた施術を行ってきました。訪問分野では、脳血管疾患の後遺症や廃用症候群のある利用者を担当し、筋緊張の緩和や関節可動域の維持に取り組んでいます。直近では月間約180件の施術を担当し、後輩2名への技術指導も経験しました。貴事業所でも即戦力として、施術と人材育成の両面から貢献してまいります。

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管理職・教育担当の経験がある場合

院長や主任、管理者、新人教育の担当を任された経験は、施術技術とは異なる強みとしてアピールできます。マネジメントしたスタッフの人数、育成した新人の数、シフト調整や売上管理、業務改善の取り組みなどを、数字を交えて記載しましょう。

役職名だけを書くのではなく、どのような課題に対して何を行い、どのような結果につながったのかをセットで伝えることがポイントです。

管理職・教育担当の経験がある場合

私の強みは、スタッフの成長を支えながら、施術所全体のサービス品質を高めるマネジメント力です。マッサージ治療院で主任を4年間務め、あん摩マッサージ指圧師5名と受付スタッフ2名のシフト管理、新人教育、売上管理を担当してまいりました。就任当初は、担当者によって問診内容や施術記録にばらつきがあることが課題でした。そこで問診項目と施術記録の様式を見直し、週1回の症例共有会を導入した結果、患者さんへの説明内容や施術方針を統一できるようになりました。また、技術チェックシートを作成して新人3名の育成を担当し、全員が半年以内に単独施術を開始しています。貴院でも施術者と管理者の両方の視点を活かし、スタッフが安心して働ける環境づくりと施術品質の向上に貢献してまいります。

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ブランクがある場合

出産・育児、家庭の事情、体調面などでブランクがある方も、伝え方次第で採用側の不安は十分に払拭できます。

大切なのは、ブランク期間を空白のまま放置しないこと。期間と理由を簡潔に、前向きなトーンで記載しましょう。先回りして事情を説明しておくことで、採用担当者が抱く疑問を解消できます。

復職に向けてセミナーへ参加、解剖学や施術技術の学び直し、関連制度の確認など、復職に向けて取り組んだことがあれば記載しましょう。

ブランクの理由を長く説明する必要はありません。離職前の経験、現在の準備状況、入職後の意欲を中心に前向きにまとめることが大切です。

ブランクから復帰する場合

出産・育児のため3年間現場を離れておりましたが、あん摩マッサージ指圧師として再び働きたいという思いから、復職に向けた準備を進めてまいりました。離職前はマッサージ治療院で5年間勤務し、肩こりや腰痛、全身疲労などを抱える患者さんを1日平均12名担当していました。ブランク期間中は、オンラインの解剖学講座や高齢者への施術に関する研修に参加し、知識の学び直しを続けています。また、育児を通して、相手の体調や気持ちの変化に気づき、状況に合わせて柔軟に対応する力も身につきました。入職後は施術手順や業務の流れを改めて確認し、これまでの臨床経験を活かしながら、一日でも早く患者さんから信頼される施術者として貢献してまいります。

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職務経歴書で避けたいNG例

仕上げとして、職務経歴書で陥りやすいNGパターンを確認しておきましょう。中身のある経験も、表現の仕方ひとつで魅力が半減してしまいます。

これから挙げる4つの注意点を押さえるだけで、書類の完成度は見違えます。提出前の最終チェックリストとしても活用してください。

抽象的・主観的な表現

「一生懸命施術しました」「精一杯頑張りました」のような主観的な言葉だけでは、あなたの経験の中身は伝わりません。

意識したいのは、具体的な行動と数字への置き換えです。「どんな患者さんに・何をして・どうなったか」の3点を押さえ、事実ベースで記述しましょう。感想ではなく、第三者が読んでも状況が目に浮かぶ書き方を目指します。

職務経歴書のNG例と改善表現
NG表現(避けたい書き方) 改善後の表現(伝わる書き方)
抽象的表現 患者さんのために一生懸命施術を頑張りました。 意欲だけでは、担当した業務や施術者としての強みが採用担当者に伝わりません。
改善 1日平均12名の施術を担当し、初回は症状や生活習慣を丁寧に確認したうえで、身体状態に応じてあん摩・マッサージ・指圧を組み合わせました。 施術人数や具体的な行動、工夫した点を盛り込みます。
使い回し 患者様一人ひとりに寄り添った施術を提供したいと考えております。 どの応募先にも当てはまるため、自分の経験や応募先との接点が伝わりにくい表現です。
改善 貴院が力を入れている慢性的な肩こり・腰痛への施術に、これまで培った問診力と全身状態に合わせて手技を調整する経験を活かしたいと考えています。 応募先の患者層や施術方針を確認し、自分の経験と結びつけます。
空欄が多い (職歴・担当業務・活かせるスキルの欄がほぼ空白) 経験が浅いことを理由に、記載できる実習や研修まで省略してしまっています。
改善 附属施術所での臨床実習、対応した症状や患者層、習得した手技、参加した研修・勉強会などを具体的に記載する。 職務経験が少なくても、実習や学習経験から応募先で活かせる内容を探します。
呼称の誤用 御社の理念に共感し、志望いたしました。 「御社」は話し言葉です。また、施術所や施設に応募する場合は、応募先の形態に合った呼称を使う必要があります。
改善 施術所・治療院は「貴院」/訪問マッサージ事業所は「貴事業所」/介護施設は「貴施設」/運営会社宛ては「貴社」 書類では「貴院」「貴事業所」「貴施設」「貴社」などを応募先に合わせて使い分けます。

どの職場にも使える使い回しの内容

どの応募先にも使える汎用的な内容は、熱意が伝わりにくくなります。採用担当者は、多くの職務経歴書を読んでいるため、使い回しの文章はすぐに見抜かれます。

応募先ごとに、強調する経験や自己PRを調整しましょう。応募先が求める人物像を意識して書くことで、志望度の高さが伝わります。

NG例 どの職場にも使える”使い回し”の自己PR

私はあん摩マッサージ指圧師として、患者様一人ひとりに寄り添った施術を心がけてきました。コミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことを常に意識しています。貴院でもこれまでの経験を活かし、誠実に業務に取り組み、貢献していきたいと考えております。

空欄がある

記入欄が空白だらけの書類は、それだけで「志望度が低いのでは」という印象を与えかねません。

書く材料が見つからないと感じたら、学生時代の臨床実習、参加したセミナーや勉強会、日々の施術で工夫していることまで視野を広げてみましょう。

無理にすべての欄を埋める必要はありませんが、職務要約・職務経歴・自己PRといった主要項目は、できる限り具体的に記入するのが鉄則です。

「御社」と表記する

施術所や施設への応募書類で、応募先を一律に「御社」と書くのは適切ではありません。また、「御社」は話し言葉であり、書類では「貴社」を使用します。

応募先の形態に応じた使い分けも覚えておきましょう。施術所やマッサージ治療院には「貴院」、訪問マッサージ事業所には「貴事業所」、介護施設やデイサービスには「貴施設」を使用します。なお、複数店舗を展開する法人の本部宛てに応募する場合は「貴社」が適切なケースもあります。

面接では、「御院」「御事業所」「御施設」「御社」など、応募先の形態に合った呼び方を使います。ただし、「御院」はやや言いにくいため、会話では「こちらの治療院」「こちらの施設」と表現しても不自然ではありません。

細かな点に見えますが、応募先に合った呼称を使えているかは、書類の丁寧さや基本的なビジネスマナーにも関わります。提出前に必ず確認しましょう。

AIを活用する際の注意点

最近では、ChatGPTをはじめとする生成AIで職務経歴書を作るあん摩マッサージ指圧師も珍しくなくなりました。構成のたたき台づくりや言い回しの調整、誤字チェックなどを任せれば、作成時間は大幅に短縮できます。

ただし、AI任せの文章は採用担当者に気づかれやすく、逆効果になるリスクもあります。活用するなら、次の4点を意識しましょう。

! AIを活用する際の4つの注意点
1
生成された文章をそのまま使わない AIの文章は一般的で無難な内容になりがちです。担当した施術分野や患者層、指名数・リピート率などの実績を加えて、自分だけの内容に仕上げましょう。
2
応募先ごとに内容を書き分ける 施術所・マッサージ治療院、訪問マッサージ事業所、介護施設・デイサービスでは、求められる経験や役割が異なります。応募先の患者・利用者層や業務内容に合わせて、強調する経験を調整しましょう。
3
経歴・数字は必ず事実確認する AIが在職期間や施術人数、指名数、売上実績などを実際とは異なる内容で補うことがあります。勤務期間・実績・免許の取得年月は、自分の記録と照合してから提出しましょう。
4
個人情報や患者情報を入力しない 患者・利用者の氏名、疾患や生活状況の詳しい情報、勤務先の内部情報などは入力せず、「70代の患者」「訪問マッサージ事業所」のように個人や勤務先を特定できない表現へ置き換えて活用しましょう。

AIはあくまで「たたき台をつくる補助ツール」です。最終的に採用担当者の心を動かすのは、あなた自身の言葉で語られた具体的な経験です。

AIで効率化しつつ、仕上げは必ず自分の手で行いましょう。

職務経歴書の提出マナー

内容が良くても、提出方法やマナーで印象を下げてしまうこともあります。郵送・メール・持参のそれぞれの方法で、押さえておきたいポイントを確認しましょう。

郵送する場合

郵送するときは、職務経歴書を折らずにそのまま入れられる角形2号(角2)の白い封筒を使い、書類はクリアファイルに挟んでから入れます。雨や折れ曲がりから守れるうえ、受け取った側も扱いやすくなります。

封筒に入れる順番は、上から「添え状(送付状)→履歴書→職務経歴書」の順に揃えます。

添え状とは?

履歴書や職務経歴書を郵送する際に、書類のいちばん上に添える挨拶状のことです。送付状・カバーレターとも呼ばれます。「誰が・どの求人に・どの書類を送ったのか」を伝える役割があり、同封するのが郵送時のビジネスマナーとされています。必須ではありませんが、付けておくと丁寧で好印象につながります。

添え状に書く主な項目

  • 日付(投函日)
  • 宛名(会社名・部署名・採用担当者名)
  • 自分の氏名・住所・連絡先
  • 頭語と結語(拝啓 〜 敬具)
  • 簡単な挨拶と応募の旨
  • 同封書類の一覧(履歴書○通・職務経歴書○通 など)
  • 結びの挨拶
添え状(送付状)の見本

封筒の表面には応募先の住所・会社名(院名)・部署名・担当者名を書き、会社宛なら「御中」、個人宛なら「様」を使います。

左下には赤色で「履歴書在中」と書き、赤い枠で囲みます。裏面には自分の住所と氏名、投函する日付を記入しましょう。

履歴書用封筒の書き方の見本

切手は料金不足にならないよう注意が必要です。書類が複数枚になると定形外郵便になることが多いので、不安な場合は郵便局の窓口で重さを量ってもらうと確実です。

メールで送る場合

メールで送る場合は、作成した職務経歴書をPDFに変換してから添付します。WordやExcelのまま送るとレイアウトが崩れたり、内容を書き換えられるおそれがあるためです。

ファイル名は「職務経歴書_氏名_日付」のように、誰のいつの書類か一目でわかるようにしておくと親切です。

件名は「応募書類のご送付(氏名)」のように、用件と名前がすぐ伝わるものにします。本文は、宛名→簡単な挨拶と自己紹介→応募の旨→添付書類の案内→結びの挨拶→署名(氏名・電話番号・メールアドレス)の流れで簡潔にまとめましょう。

メール例文
件名 応募書類のご送付(按藤 圧子)
宛名

〇〇治療院
採用ご担当者様

挨拶・自己紹介

お世話になります。按藤圧子と申します。

応募の旨

このたび、貴院のあん摩マッサージ指圧師の求人を拝見し、ぜひ応募させていただきたくご連絡いたしました。

添付書類のご案内

応募書類として、履歴書と職務経歴書を添付いたします。ご査収のほど、よろしくお願いいたします。

結びの挨拶

ご多忙のところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

署名

――――――――――
按藤 圧子(あんどう あつこ)
電話:030-2222-5555
メール:ando.atsuko@example.com
――――――――――

企業からの連絡には、パソコンでないと開きにくい添付ファイルが含まれる場合があるため、ドコモやソフトバンクといったキャリアメールの使用は控えましょう。なお、現職で使用している社用メールアドレスを応募に使うのは、絶対にNGです。

送信前には、添付忘れがないか、ファイルが正しく開けるかを必ず確認します。深夜の送信は避け、できれば日中の時間帯に送ると、相手への配慮が伝わります。

直接持参する場合

面接や説明会で直接持参する場合も、書類はクリアファイルに挟み、封筒に入れて持っていきます。郵送ではないので封筒に宛先の住所を書く必要はありません。

手渡しする際は、封筒から書類を取り出し、相手が読みやすい向きにして両手で渡します。封筒は不要であれば持ち帰って構いません。持ち運ぶ間にカバンの中で折れたり汚れたりしないよう、きれいな状態を保つことを意識しましょう。

あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書に関するよくある質問

最後に、あん摩マッサージ指圧師の職務経歴書についてよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。細かい迷いをここで解消し、自信を持って提出できる状態に仕上げましょう。

Q.

新卒でも職務経歴書は必要ですか?

A.応募先から提出を求められた場合は、新卒でも用意します。職歴がなくても、附属施術所での臨床実習や実技実習、学生時代の取り組みを書くことで、仕事への意欲や適性を伝えられます。提出を求められていない場合は、無理に用意する必要はありません。まずは募集要項の指示を確認しましょう。

Q.

職務経歴書は手書きでもいいですか?

A.手書きとパソコン作成のどちらでも問題ありません。ただし、読みやすさや修正のしやすさを考えると、パソコンでの作成が一般的です。応募先から書式や提出方法の指定がある場合は、その指示に従いましょう。

Q.

職務経歴書に画像や表を入れてもいいですか?

A.勤務先や担当業務を整理して見せるための表は使用しても問題ありません。一方、写真やイラストなどの画像は、特別な理由がなければ入れないのが一般的です。装飾を増やしすぎず、採用担当者が内容を把握しやすい構成を優先しましょう。

Q.

短期離職した職歴は省略してもいいですか?

A.職歴は原則としてすべて記載します。短期間の勤務でも、省略すると経歴に不自然な空白が生まれ、採用担当者に疑問を持たれる可能性があります。短期離職については、在籍期間と担当業務を事実に沿って簡潔に記載し、必要に応じて退職理由を面接で説明できるようにしておきましょう。

Q.

自己PRに書ける実績や成果がない場合はどうすればいいですか?

A.指名数や売上のような大きな実績がなくても、施術で工夫してきたことや、患者さん・利用者さんへの対応で心がけてきたことは十分なアピール材料になります。たとえば、問診の際に意識していること、刺激量の調整、安全への配慮、施術後の説明などを、具体的なエピソードとともに伝えましょう。勉強会や研修への参加も記載できます。

Q.

業務に直接関係のない資格も書いていいですか?

A.まずは、あん摩マッサージ指圧師免許を正式名称と取得年月付きで記載します。はり師・きゅう師・柔道整復師などの関連資格や、訪問業務に活かせる普通自動車免許も記載しましょう。直接関係しない資格については、応募先の業務や自己PRにつながるものを選んで記載します。数が多い場合は、優先度の低いものを省いても構いません。

Q.

職務経歴書は何枚以内に収めるべきですか?

A.A4サイズで1〜2枚程度が目安です。経験が豊富な場合でも、応募先で活かせる経歴や実績を優先し、読みやすく整理しましょう。勤務先が多い場合は、担当業務の重複を省き、直近の経験や応募先との関連が深い経験を詳しく記載します。

Q.

アルバイトや業務委託の経験は書くべきですか?

A.あん摩マッサージ指圧師として働いた経験であれば、アルバイトや業務委託でも記載する価値があります。雇用形態や契約形態を明記したうえで、担当した施術、患者・利用者層、勤務日数、施術人数などを記載しましょう。正社員以外の経験でも、応募先で活かせる内容があれば評価材料になります。

記載例 ○○マッサージ治療院にアルバイトとして勤務 週3日、来院患者へのあん摩・マッサージ・指圧を担当し、1日平均8名に対応
Q.

同じ法人内での異動歴はすべて書くべきですか?

A.同じ法人内で勤務先や担当部署が変わり、業務内容や患者・利用者層が異なる場合は、異動歴を記載すると経験の幅を伝えられます。たとえば、施術所から訪問部門へ異動した経験は、来院施術と訪問施術の両方に対応できることを示す材料になります。異動回数が多い場合は、主な勤務先や業務内容の変化があった異動を中心にまとめましょう。

記載例 2022年4月 ○○マッサージ治療院に配属 2024年4月 同法人の訪問マッサージ事業所へ異動 高齢者宅および介護施設への訪問施術を担当
キャラクター
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この記事を書いた人
医療キャリアナビ編集部

医療キャリアナビ編集部

記事の執筆・編集は、医療業界に精通した編集スタッフが担当しています。日々の転職支援業務で得た現場のリアルな情報と、厚生労働省をはじめとする公的機関のデータに基づき、信頼性の高いコンテンツをお届けしています。

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