【見本・テンプレ付き】鍼灸師の職務経歴書の書き方|項目別のコツと自己PR例文
「転職したいけれど、職務経歴書に何を書けばいいのかわからない」「施術のスキルはあっても、それを文章でどう伝えればいいの?」と悩んでいる鍼灸師は多いのではないでしょうか?
鍼灸師の転職では、履歴書だけでなく職務経歴書で自分の経験や強みを具体的に伝えることが、採用の決め手になります。
この記事では、鍼灸師の職務経歴書の基本ルールから、項目ごとの書き方や自己PR例文までを網羅的に解説します。
そのまま構成を真似できるフルの見本も掲載しました。職務経歴書の書き方に迷っている鍼灸師の方は、ぜひ最後まで参考にしてください。
気になることを
キャリアパートナーに相談できます
気になる内容をお選びください(複数選択可)
鍼灸師の職務経歴書とは?
職務経歴書とは、これまでの勤務先や担当業務、身につけたスキルを詳しくまとめ、自分の強みをアピールするための書類です。決まった様式はなく、内容や構成を自分で組み立てられる点が特徴です。
鍼灸師の場合、勤務先の治療院や鍼灸整骨院、介護施設で、どのような患者さんを担当し、どのような業務に携わってきたか、あなたがどんなスキルを持っているかを具体的に示すことが評価につながります。
まずは職務経歴書の役割と、作成の基本ルールを押さえましょう。
履歴書との違い
履歴書は氏名・学歴・職歴・資格などの「事実」を時系列で正確に記録する書類である一方、職務経歴書は経験やスキルを整理し、「自分が応募先にどう貢献できるか」をアピールする書類です。
履歴書に書ききれない業務内容や実績を、職務経歴書で補うと理解しておくといいでしょう。両者で同じ内容を繰り返すのではなく、役割を意識して書き分けることが大切です。
- 氏名・住所・連絡先
- 学歴・職歴の年表
- 取得資格・免許
- 志望動機・自己PR
- 勤務先での担当業務
- 身につけたスキル
- 実績・取り組みの詳細
- 鍼灸師としての貢献
なお、履歴書の書き方については別記事で詳しく解説しています。あわせて準備を進めましょう。
用紙・枚数・作成方法の基本ルール
職務経歴書には厳密な決まりはありませんが、読みやすさの観点から一般的な目安があります。
用紙はA4サイズで、枚数は1〜2枚にまとめるのが目安とされています。経験が豊富な場合でも、3枚以上になると要点が伝わりにくくなるため、内容を絞り込むことが大切です。
作成方法は、パソコンでの作成が推奨される傾向にあります。文字が読みやすく修正もしやすいため、WordやGoogleドキュメントで作成する方が増えています。
職務経歴書の基本ルール(目安)
- 用紙はA4サイズが一般的
- 枚数は1〜2枚にまとめる
- パソコン作成が読みやすくおすすめ
- 応募先の指定があればそれに従う
転職活動するなら?
職務経歴書の3つの書式と選び方
職務経歴書には、大きく分けて3つの書式があります。「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3つで、それぞれ経歴の見せ方が異なります。自分のキャリアに合った書式を選ぶことで、強みをより効果的に伝えられます。
どの書式が正解ということはありません。経験年数や強調したい経験によって、最適な形は変わります。
鍼灸師の職務経歴書サンプルを、3つの形式でご用意しました。ご自身の経歴や応募先に合わせて、使いやすい形式のサンプルをぜひ参考にしてください。
編年体式
編年体式は、過去から現在に向かって時系列で職歴を並べる書式です。最も一般的で、採用担当者にとっても経歴の流れが理解しやすいという特徴があります。
キャリアを積み重ねてきた過程が自然に伝わるため、鍼灸師として一つの院で長く勤め、着実に経験を重ねてきた方に向いています。新卒からのキャリアが素直に評価されやすい書式でもあります。
逆編年体式
逆編年体式は、現在から過去へさかのぼって職歴を並べる書式です。直近の経験を最初に記載するため、今持っているスキルや実績を真っ先にアピールできます。
採用担当者は直近の経験を重視する傾向があるため、即戦力をアピールしたい経験者や、直近の職場で大きな成果を出した方に向いています。転職市場では、この逆編年体式を選ぶ人が増えています。
キャリア式
キャリア式は、時系列ではなく「担当業務」や「経験分野」ごとにまとめる書式です。たとえば「美容鍼灸の経験」「訪問鍼灸の経験」といった形で、業務内容別に整理します。
複数の院を経験している方や、鍼灸師以外の経験もある方は、キャリア式を選ぶと専門性が伝わりやすくなります。転職回数が多い方や、特定分野の専門性をアピールしたい方に向いた書式です。ただし、経歴の時系列がわかりにくくなるため、勤務期間は別途補足すると親切です。
職務経歴書の項目別の書き方

職務経歴書は自由な様式ですが、記載する項目にはある程度の型があります。
各項目のポイントを押さえて書くことで、経験が整理され、採用担当者に伝わりやすい職務経歴書になります。鍼灸師ならではの書き方のコツもあわせて紹介します。
タイトル
用紙の一番上には「職務経歴書」とタイトルを記入します。中央に配置し、少し大きめの文字にすると見やすくなります。
テンプレートを用いる場合は最初から記載されているため、一から作成する場合のみ忘れず記入しましょう。
日付・氏名
タイトルの下に右寄せで職務経歴書の提出日を記入します。郵送なら投函する日、メールなら送信する日、面接時に持参するなら面接当日を記入します。
和暦・西暦のどちらでも構いませんが、履歴書と表記を統一しましょう。
日付の下に氏名を記入します。履歴書と違い、ふりがなや押印は必要ありません。
職務要約
職務要約は、これまでの経歴を3〜5行程度で簡潔にまとめたものです。職務経歴書の冒頭に置くことで、採用担当者が全体像を素早く把握できます。
ここでは、鍼灸師としての経験年数・主な勤務先の業態・得意な施術分野・実績の要点を盛り込みます。採用担当者が最初に読む部分であり、ここで興味を持ってもらえるかどうかが重要です。
たとえば「鍼灸整骨院での臨床経験7年、施術業務と院の運営業務を中心に1日平均15名の施術を担当」といった形です。
冒頭の数行で強みが伝わるよう、最も見せたい経験を凝縮しましょう。
職務経歴
職務経歴は、勤務先ごとに担当業務や実績を具体的に記載する項目です。ここが職務経歴書の中心となる部分です。採用担当者が最初に読む部分なので、ここで全体像が伝わるかが重要になります。「経験年数+勤務先の業態+得意な施術分野」を軸にまとめると、要点が伝わりやすくなります。
勤務先ごとに施設形態・規模(スタッフ数・1日の来院数)・患者層・1日の施術人数・担当業務・実績を書き添えましょう。保険施術と自費施術の割合や、受付・レセプトなどの施術以外の業務は、施設によって業務内容が大きく変わる要素です。
省略せずに記載することで、採用担当者があなたの経験を正しくイメージできます。
記載例
記載例
記載例
記載例
記載例
記載例
記載例
なお、志望動機そのものの書き方は別記事で詳しく解説しています。職務経歴書と志望動機を一貫させると、応募先への熱意がより伝わります。
活かせる経験・スキル
活かせる経験・スキルの欄には、これまでに習得した施術技術を具体的に記載します。「ひと通り対応できます」のような漠然とした書き方ではなく、はり施術・きゅう施術・電気鍼(パルス)・美容鍼・吸い玉・小児鍼など、実際に提供できる施術を一つずつ挙げていくのがコツです。
あわせて、使用経験のある治療機器(低周波治療器・超音波治療器など)やレセコンのシステム名、対応した経験のある症状・疾患を書き添えておくと、採用側が即戦力かどうかを判断しやすくなります。
記載する順番にもひと工夫を。応募先の施術メニューや患者層に近いスキルほど上に置くと、担当者の目に留まりやすくなります。
免許・資格
免許・資格の欄には、はり師免許・きゅう師免許を取得年月とセットで記載します。はり師ときゅう師は別々の国家資格なので、まとめずにそれぞれ1行ずつ書くのが基本です。
あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師の免許も持っている場合は、あわせて記載することで対応できる施術の幅広さを示せます。
資格だけでなく、参加してきた研修やセミナーの受講歴も学び続ける姿勢のアピールになります。美容鍼・スポーツ鍼灸・小児鍼など、専門分野の勉強会に参加している場合は積極的に書きましょう。
訪問鍼灸マッサージへの応募を考えている方は、普通自動車免許の記載も忘れずにしましょう。移動手段の確保は採用側が必ず確認するポイントの一つです。
自己PR
自己PRは、これまでの経験を根拠に「入職後にどんな形で院に貢献できるか」を示すパートです。アピールしたい強みは一つに絞り、それを裏づけるエピソードを添えることで説得力が生まれます。
「丁寧な施術が持ち味です」で終わらせず、「どんな患者さんに・どう対応し・どんな結果や反応につながったか」まで踏み込んで書きましょう。
たとえば指名数やリピート率、患者さんからいただいた言葉などは、強みの裏づけとして有効です。
なお、志望動機は履歴書に記載するのが基本のため、職務経歴書の自己PRでは経験にもとづく強みと貢献イメージに絞って書くのがおすすめです。
鍼灸師の求人を探す職務経歴書でアピールになる鍼灸師特有の経験
施術そのもの以外の取り組みも、職務経歴書では強力なアピール材料になります。
院内勉強会や症例検討会への参加、新人・後輩スタッフの技術指導、自費メニューの開発や物販提案、SNS運用やイベント出展といった集客への協力などは、採用側から高く評価されやすい経験です。こうした活動は、施術者としての向上心だけでなく、院の運営に貢献する姿勢を示す材料になるからです。
書き方のコツは、「参加した」「担当した」で止めないこと。自分がどんな役割を担い、何を工夫し、どんな変化につながったかまで具体的に書き込みましょう。
たとえば「院内勉強会の企画を担当し、月1回の症例検討会を運営。スタッフ間で施術方針を共有する仕組みをつくった」といった形です。
役割と行動がセットで見えると、人柄や仕事への姿勢まで伝わります。とくに個人経営の治療院では、施術以外の面でも動ける人材が求められるため、こうした経験は他の応募者との差別化につながります。
院内勉強会・技術研修への参加
スタッフの技術指導・教育担当
自費メニューの立ち上げ・物販提案
SNS運用・地域イベントへの協力
実績を数値で示すコツ

職務経歴書の説得力を大きく左右するのが、実績の数値化です。数字には、経験の規模や成果を誰が読んでも同じように理解できる客観性があります。
「数値にできるような実績なんてない」と感じる鍼灸師の方も少なくありませんが、日々の業務を振り返ると使える数字は意外と見つかるものです。ここでは、活用しやすい数値の例と、数値化が難しい場合の代替の伝え方を順に紹介します。
職務経歴書に使える数値の例
鍼灸師の仕事には、数字で表現できる場面が数多くあります。施術人数や指名数、リピート率など、日常業務そのものが実績の材料になるからです。
「1日平均15名を施術し、うち指名が約半数」のように書けば、経験の厚みがひと目で伝わります。注意点は、数字を盛らないこと。事実に忠実な数値こそが信頼の土台になります。
鍼灸業務で数値化できる代表的な項目と、記載例のイメージです。
数値が正確に出せない場合は「約○名」「月平均○件」のように概算でも構いません。大切なのは業務規模・貢献度が読み手に伝わることです。
数値化できない場合の伝え方
もちろん、あらゆる経験が数字になるわけではありません。数値化しづらい経験は、具体的なエピソードとして定性的に伝える方法が有効です。患者さんから信頼を寄せられた場面や、院の業務を改善した工夫などがその代表例です。
「問診で生活習慣まで丁寧に聞き取る対応を続けた結果、『ここに来ると安心する』と長く通ってくださる患者さんが増えた」といった書き方であれば、数字がなくても貢献の中身は十分伝わります。
ポイントは、状況→自分の行動→結果という流れで組み立てることです。
職務経歴書について
【応募先別】自己PR例文

鍼灸師が活躍できる職場は幅広く、応募先によって重視される経験や強みは変わってきます。同じキャリアでも、鍼灸専門院と美容鍼灸サロンでは響くアピールポイントが異なるということです。
応募先が何を求めているかを見極め、それに重なる経験を前面に押し出しましょう。
ここでは代表的な5つの応募先について、強調したいポイントと、そのまま下敷きにできる自己PR例文を紹介します。ご自身の経歴に合わせて調整してご活用ください。
応募先ごとに「アピールすべき経験」と「自己PRに盛り込むキーワード」が異なります。横断比較で自分の強みとのマッチを確認してください。
| 応募先 | 強調すべき経験 | 自己PRに入れるキーワード |
|---|---|---|
| 鍼灸専門院 |
東洋医学的な弁証・施術の実践経験
|
弁証論治 問診力 施術の引き出しの多さ |
| 鍼灸整骨院 |
外傷・スポーツ障害への対応と回転率の高い現場経験
|
柔整との連携 スピードと正確さ 保険・自費の両対応 |
| 美容鍼灸サロン |
美容鍼の施術経験と接客・カウンセリング力
|
美容鍼 カウンセリング リピート率 |
| 訪問鍼灸 |
一人で完結する施術判断と多職種との連携経験
|
在宅での判断力 ケアマネとの連携 自動車運転(免許) |
| 介護施設 |
高齢者への施術・機能訓練と生活を支える視点
|
機能訓練指導員 高齢者対応 多職種連携 |
※ 自己PRは応募先の特性に合わせて記載内容を調整することが重要です。
鍼灸専門院
鍼灸専門院では、東洋医学にもとづく確かな施術力と、患者さん一人ひとりの体質を見立てる問診力が評価の中心になります。
脈診・舌診などの弁証や、対応してきた症状の幅広さを具体的に示しましょう。難治性の症状に向き合った経験や、患者さんと長期的な信頼関係を築いてきた実績があれば、大きな武器になります。
鍼灸専門院の経験ありの場合
鍼灸専門院で6年間、慢性症状を中心とした施術経験を積んでまいりました。肩こり・腰痛のほか、自律神経の乱れや不妊治療との併用を希望される方など、幅広い主訴に対応しています。初診では30分かけて問診を行い、脈診・舌診・腹診を組み合わせて体質を見立てたうえで、一人ひとりに合わせた配穴を組み立てることを大切にしてきました。3か月以上通院される患者さんの割合は約7割で、「ここで話すと安心する」との言葉をいただくことも多く、施術技術と同じくらい信頼関係づくりに力を注いでいます。貴院でも東洋医学の考え方を軸に、患者さんの体質と生活に寄り添った施術で貢献してまいります。
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鍼灸専門院の経験なしの場合
鍼灸整骨院で5年間、外傷や急性の痛みを中心とした施術経験を積んでまいりました。1日平均18名を担当する回転の速い現場で、限られた時間の中でも触診と動作確認を丁寧に行い、症状の原因を見極める力を磨いてきました。保険施術が中心の環境でしたが、自費の鍼灸メニューも担当し、慢性的な肩こりや頭痛に対する施術で高いリピートをいただいた経験があります。鍼灸専門院での勤務経験はありませんが、東洋医学の学び直しとして経絡治療の勉強会に月1回参加しており、弁証にもとづく施術への理解を深めているところです。入職後は貴院の治療方針を早期に吸収し、これまで培った臨床感覚と組み合わせて、患者さん一人ひとりに合った施術を提供してまいります。
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鍼灸整骨院
鍼灸整骨院では、外傷やスポーツ障害への対応力と、来院数の多い現場を回すスピード感が重視されます。
柔道整復師と連携しながら施術にあたった経験や、保険施術・自費施術の両方に対応してきた実績を具体的に示しましょう。急性症状への鑑別力や、繁忙時間帯でも施術の質を落とさない段取り力があれば、即戦力としての評価につながります。
鍼灸整骨院の経験ありの場合
鍼灸整骨院で5年間、外傷から慢性症状まで幅広い施術を担当してまいりました。1日平均18名、繁忙期には20名を超える患者さんに対応しながら、施術の質を保つための時間配分と優先順位づけを徹底してきました。捻挫や肉離れなどの急性期は柔道整復師と施術方針を共有しながら対応し、痛みが落ち着いた段階から鍼灸施術へ移行する流れをつくることで、通院継続率の向上に貢献しています。自費の鍼灸メニューでは指名を月間80件いただき、院の自費売上の柱の一つとなりました。受付やレセプト業務、学生アルバイトの教育も担当しており、施術以外の運営面でも力になれると考えております。貴院でも回転の速い現場で培った対応力を活かし、患者さんと院の双方に貢献してまいります。
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鍼灸整骨院の経験なしの場合
鍼灸専門院で4年間、慢性症状を中心とした施術に携わってまいりました。丁寧な問診と体質の見立てを軸に、肩こり・腰痛・自律神経系の不調など幅広い主訴へ対応し、初診患者のリピート率は8割を維持しています。1回60分の施術枠の中で、限られた時間から最大の効果を引き出す配穴と手技の組み立てを追求してきました。鍼灸整骨院での勤務経験はありませんが、学生時代にスポーツトレーナー活動でテーピングや応急処置を学んでおり、外傷への対応にも関心を持ち続けています。入職後は柔道整復師の先生方から積極的に学び、保険施術の流れや急性症状への対応を早期に習得したいと考えております。専門院で磨いた鍼灸技術を掛け合わせ、貴院の施術の幅を広げる戦力として貢献してまいります。
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美容鍼灸サロン
美容鍼灸サロンでは、美容鍼の施術技術に加えて、お客様の悩みを引き出すカウンセリング力と接客の質が問われます。
施術本数やリピート率、物販・コース提案の実績など、サロン運営に貢献できる材料を数字で示せると強力です。美容分野の研修受講歴や、肌・むくみ・リフトアップなど悩み別の施術経験があれば、忘れずに盛り込みましょう。
美容鍼灸の経験ありの場合
美容鍼灸サロンで4年間、フェイシャルを中心とした施術を担当してまいりました。1日平均8名のお客様に対し、施術前のカウンセリングでは肌悩みだけでなく睡眠や食生活まで丁寧に伺い、東洋医学の視点から内側と外側の両面にアプローチする提案を心がけています。指名数は月間90件でサロン内1位を継続し、リピート率は85%を維持しています。また、ホームケア用の美容グッズや漢方茶の物販提案も担当し、購入率を導入当初の2倍に伸ばしました。新メニューの開発会議では、電気美容鍼コースの立ち上げに携わり、単価アップにも貢献しています。貴サロンでも、確かな技術と提案力でお客様の「きれいになりたい」に応え、サロンの成長に貢献してまいります。
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美容鍼灸の経験なしの場合
鍼灸整骨院で5年間、肩こり・腰痛など幅広い症状への施術を担当してまいりました。特に顔まわりのむくみや頭痛を訴える女性の患者さんを多く受け持ち、頸部や頭部への繊細な刺鍼を通じて「顔がすっきりした」と喜んでいただく機会が多かったことから、美容分野への関心を深めました。現在は美容鍼の専門セミナーを受講し、顔面部の解剖学と安全な刺鍼技術を体系的に学んでいます。整骨院では自費メニューの提案とカウンセリングも担当し、リピート率75%を維持してきました。美容鍼灸サロンでの勤務経験はありませんが、繊細な手技と、お悩みを丁寧に聞き取る姿勢はそのまま活かせると考えております。技術の習得に一切妥協せず、貴サロンの品質基準に一日も早く到達できるよう努めてまいります。
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訪問鍼灸
訪問鍼灸では、利用者さんのご自宅や施設に一人で伺い、その場で状態を見極めて施術する自己完結力が求められます。
高齢者や寝たきりの方への施術経験、ケアマネジャー・主治医との連携実績を具体的に示しましょう。同意書の取得や療養費の申請フローに携わった経験があれば、実務面の即戦力として高く評価されます。
訪問鍼灸の経験ありの場合
訪問鍼灸マッサージの事業所で4年間、在宅療養中の利用者さんへの施術を担当してまいりました。1日の訪問件数は平均6〜7件で、脳血管疾患の後遺症やパーキンソン病、変形性関節症など、要介護度の高い方への施術を中心に経験しています。訪問先では毎回、体調・服薬状況・ご家族からの聞き取りを行い、その日の状態に合わせて施術内容を調整する判断力を磨いてきました。関節拘縮の予防を目的とした運動法をご家族に指導し、「介助が楽になった」と喜ばれた経験もございます。ケアマネジャーへの報告書作成や同意書取得の医師への依頼、療養費申請の実務にも精通しています。貴事業所でも、利用者さんの在宅生活を支える施術者として貢献してまいります。
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訪問鍼灸の経験なしの場合
鍼灸整骨院で6年間、幅広い年齢層の患者さんへの施術を担当してまいりました。なかでも変形性膝関節症や脊柱管狭窄症など、加齢にともなう症状を抱える高齢の患者さんを多く受け持ち、痛みの緩和だけでなく「歩き続けられる体づくり」を意識した施術と運動指導を実践してきました。ご家族から生活状況を伺い、自宅でできるセルフケアを提案する場面も多く、生活全体に目を向ける姿勢が身についています。訪問鍼灸の勤務経験はありませんが、高齢者への施術で培った観察力と、お一人おひとりのペースに合わせるコミュニケーション力は在宅の現場でも活かせると考えております。普通自動車免許を保有しており、入職後は同意書や療養費の実務を早期に習得し、地域の在宅療養を支える一員として貢献してまいります。
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介護施設
介護施設では、鍼灸師は機能訓練指導員として採用されるケースが中心です。施術技術そのものよりも、利用者さんの生活機能の維持・向上を支える視点と、介護職員やケアマネジャーとの連携力が問われます。
高齢者への施術経験や機能訓練・運動指導への関わり、多職種チームで動いた実績を具体的に示しましょう。個別機能訓練計画書の作成経験があれば、実務の即戦力として大きなアピールになります。
介護施設の経験ありの場合
デイサービス(利用定員35名)で5年間、機能訓練指導員として勤務してまいりました。利用者さん一人ひとりの生活課題を把握し、個別機能訓練計画書の作成から訓練の実施、3か月ごとの評価・見直しまでを一貫して担当しています。集団体操のプログラム作成や、転倒予防を目的とした下肢筋力訓練の指導も日常的に行い、「杖なしで買い物に行けるようになった」といった生活の変化につながった事例を複数経験しました。介護職員とは送迎時の様子や自宅での状況を共有し合い、訓練内容に反映する連携体制を大切にしています。鍼灸師としての触診技術は、拘縮や痛みの評価にも活きています。貴施設でも、利用者さんの「できること」を増やす機能訓練で貢献してまいります。
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介護施設の経験なしの場合
鍼灸整骨院で7年間、施術を担当してまいりました。来院患者の6割以上が60代以上で、変形性膝関節症や腰部脊柱管狭窄症など、加齢による運動器の症状に日常的に向き合っています。施術だけで終わらせず、自宅でできるストレッチや筋力訓練を指導し、痛みの再発予防と活動量の維持につなげることを重視してきました。「孫と散歩できるようになった」という言葉をいただいたときの喜びが、高齢者の生活を支える仕事への思いを強くしています。介護施設での勤務経験はありませんが、運動器への評価技術と運動指導の経験は機能訓練の現場で必ず活かせると考えております。入職後は個別機能訓練計画書の作成や介護保険制度の知識を早期に習得し、利用者さんの自立支援に貢献してまいります。
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【状況別】書き方のポイント
職務経歴書の書き方は、応募先だけでなく、あなた自身の状況によっても変わります。
新卒か経験者か、管理職や教育係を務めたことがあるか、ブランク後の復職かなど、それぞれで押さえるべきポイントは別物です。ここからは状況別に、アピールの組み立て方と注意点を確認していきます。
新卒・未経験の場合
新卒の方は職務経歴がないため、「何を書けばいいのか」と手が止まりがちです。募集要項に職務経歴書の提出が明記されていなければ、基本的には用意しなくて構いません。
一方、提出書類として指定されている場合は、専門学校での実技実習や臨床実習を材料に、意欲を伝えましょう。
どんな症例に触れ、何を学び、どんな施術者を目指したいと思ったのかを書けば、これからの成長性が伝わります。部活動でのトレーナー経験や接客のアルバイトで培った力も、施術・患者対応に結びつけて書けば立派なアピールになります。
新卒の場合
私の強みは、相手の小さな変化に気づき、行動につなげられることです。附属施術所での臨床実習で、腰痛で通われていた70代の患者さんが、施術中にふと「最近は外に出るのが怖い」と口にされたことがありました。痛みそのものだけでなく、転倒への不安が外出を妨げていると感じ、指導教員に相談のうえ、施術後に自宅でできる簡単な下肢のストレッチをお伝えしたところ、「気持ちが前向きになった」と笑顔を見せてくださいました。この経験から、患者さんの言葉の背景にある思いをくみ取り、施術にプラスアルファの提案を添える姿勢を大切にしています。臨床経験はまだ浅いですが、学生時代に硬式野球部のトレーナーとして選手のケアを続けた経験も活かし、一日でも早く貴院の戦力となれるよう努めてまいります。
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社会人経験を経て鍼灸師資格を取得した方は、職務経歴書の提出を求められるケースが一般的です。
前職の経歴をただ時系列で並べるのではなく、患者さんへの対応や院の運営に転用できる経験を軸に再構成しましょう。「異業種の経験をどう施術の現場に活かすか」という視点でまとめることがポイントです。
別業種から転職する場合
前職ではフィットネスクラブのトレーナーとして6年間、会員様の運動指導とカウンセリングに従事してまいりました。体の不調を訴える会員様と接するなかで、運動指導だけでは届かない痛みへのアプローチを学びたいと考えるようになり、働きながら専門学校の夜間部に通い、はり師・きゅう師の資格を取得しました。トレーナー時代に培ったのは、体の状態を評価して個別のプログラムに落とし込む力と、継続率90%を維持した信頼関係づくりです。解剖学や運動生理学の知識を実践で使い込んできた経験は、施術の土台としてそのまま活きると考えています。臨床経験はこれからですが、運動指導と鍼灸の両輪でアプローチできる強みを磨き、貴院の患者さんの「動ける体づくり」に貢献してまいります。
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経験者・即戦力の場合
経験のある鍼灸師は、応募先ですぐに活躍できる根拠を示すことが最優先です。得意な施術分野、対応してきた症状の範囲、指名数やリピート率などの実績を、具体的な言葉と数字で提示しましょう。
書式は逆編年体式を選び、直近の経験から見せるのが効果的です。応募先の施術メニューや患者層と、自分の経験がどこで重なるのかをはっきり示せると、「入職後の姿」を採用側がイメージしやすくなります。
キャリアが長い方ほど情報を詰め込みたくなりますが、要点を厳選して読みやすくまとめる意識も忘れずにおきましょう。
経験者・即戦力の場合
私の強みは、鍼灸整骨院と鍼灸専門院の両方で培った、症状の幅に対応できる施術力です。鍼灸整骨院で5年、鍼灸専門院で3年の計8年間、施術者として勤務してまいりました。整骨院時代は1日平均18名を担当し、外傷やスポーツ障害への迅速な鑑別と施術で対応力を磨きました。専門院では問診に時間をかけた東洋医学的な弁証を実践し、自律神経系の不調や婦人科系の悩みなど、慢性的な症状へのアプローチを深めています。直近では指名数が月間100件を超え、リピート率85%を維持してきました。5年目からは後輩3名の技術指導も担当しています。貴院でも即戦力として、幅広い患者層への施術と若手の育成の両面で貢献してまいります。
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管理職・教育担当の経験がある場合
院長・分院長や主任、新人教育の担当を任された経験は、それだけで強力な差別化要素になります。マネジメントしたスタッフの人数、育成した新人の数、シフト調整や売上管理、業務改善の取り組みなどを、数字を交えて記載しましょう。
鍼灸業界では多店舗展開する法人も多く、将来の院長候補・教育係候補としてチームを動かせる人材は常に求められています。「どんな役割を担い、その結果どうなったか」をワンセットで示すのがコツです。
管理職・教育担当の経験がある場合
私の強みは、スタッフ個々の力を引き出しながら、院全体の施術品質と売上を底上げするマネジメント力です。鍼灸整骨院グループで分院長を4年間務め、鍼灸師・柔道整復師・受付スタッフあわせて7名のシフト管理・目標設定面談・院の運営を担当してまいりました。就任当初の課題は新人の早期離職でした。個別面談を重ねると、技術指導の場が不足し、成長を実感しにくいことが原因と分かりました。そこで営業前の練習会を週2回制度化し、技術チェックシートで到達度を可視化したところ、直近3年間の新人離職はゼロになっています。また、リピート率の院内共有と接遇研修の導入により、院の月間売上を就任時から25%伸ばしました。貴院でも施術者と運営者の両方の視点から、スタッフが長く働ける組織づくりと業績向上に貢献してまいります。
続きを読む
ブランクがある場合
出産・育児、家庭の事情、体調面などでブランクがある方も、伝え方次第で採用側の不安は十分に払拭できます。
大切なのは、ブランク期間を空白のまま放置しないこと。期間と理由を簡潔に、前向きなトーンで記載しましょう。先回りして事情を説明しておくことで、採用担当者が抱く疑問を解消できます。
復職に向けてセミナーへ参加した、解剖学や東洋医学の学び直しをしたなど、こうした取り組みがあれば必ず書き添えましょう。
長々と釈明する必要はありません。理由は簡潔に、意欲はしっかりと、このバランスが好印象につながります。
ブランクから復帰する場合
出産・育児のため3年間現場を離れておりましたが、鍼灸師として働きたいという思いは変わらず、復帰に向けた準備を続けてまいりました。離職前は鍼灸整骨院で5年間勤務し、慢性的な肩こり・腰痛への鍼灸施術と物理療法を中心に、1日平均15名の患者さんを担当していました。ブランク期間中も、家族への施術で手の感覚を保ちながら、オンラインの解剖学セミナーや小児鍼の講習会に参加し、知識のアップデートを続けています。育児を通じて、相手のペースを尊重しながら辛抱強く関わる力も養われました。最新の施術トレンドの習得には人一倍努力する覚悟です。以前の臨床経験と復帰への熱意を土台に、一日でも早く貴院の戦力となり、患者さんに安心していただける施術を提供してまいります。
続きを読む
職務経歴書で避けたいNG例

仕上げとして、職務経歴書で陥りやすいNGパターンを確認しておきましょう。中身のある経験も、表現の仕方ひとつで魅力が半減してしまいます。
これから挙げる4つの注意点を押さえるだけで、書類の完成度は見違えます。提出前の最終チェックリストとしても活用してください。
抽象的・主観的な表現
「一生懸命施術しました」「精一杯頑張りました」のような主観的な言葉だけでは、あなたの経験の中身は伝わりません。
意識したいのは、具体的な行動と数字への置き換えです。「どんな患者さんに・何をして・どうなったか」の3点を押さえ、事実ベースで記述しましょう。感想ではなく、第三者が読んでも状況が目に浮かぶ書き方を目指します。
| NG表現(避けたい書き方) | 改善後の表現(伝わる書き方) |
|---|---|
|
抽象的表現
患者さんのために一生懸命施術を頑張りました。
実態が採用担当者に伝わらない。「頑張った」だけでは何をしたかが不明。
|
改善
1日平均15名の鍼灸施術を担当し、初診時は問診・徒手検査で原因を評価したうえで施術計画を患者さんと共有しました。
具体的な行動・数値・工夫した点を盛り込む。
|
|
使い回し
患者様一人ひとりに寄り添った施術を提供したいと考えております。
どの院にも当てはまる汎用文。熱意が伝わらず見抜かれやすい。
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改善
貴院が力を入れている美容鍼メニューに、これまでの顔面部への施術経験を活かしたいと考え志望しました。
応募先ごとに情報を調べて内容を調整する。
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空欄が多い
(職歴・業務内容の欄がほぼ空白)
経験が浅いからと書くことを諦め、多くの項目を空白のまま提出してしまう。
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改善
附属施術所での臨床実習の内容や、参加したセミナー・勉強会の受講歴を具体的に記載する。
実習・研修歴から書ける内容を探し、空欄をできる限り埋める。
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御社誤用
御社の理念に共感し、志望いたしました。
「御社」は企業向けの呼称。治療院・施設への応募では不適切。
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改善
鍼灸院・整骨院→「貴院」/サロン→「貴サロン」/訪問事業所→「貴事業所」/介護施設→「貴施設」/運営会社宛→「貴社」
応募先の形態に合わせて呼称を使い分ける。
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どの職場にも使える使い回しの内容
どの応募先にも使える汎用的な内容は、熱意が伝わりにくくなります。採用担当者は、多くの職務経歴書を読んでいるため、使い回しの文章はすぐに見抜かれます。
応募先ごとに、強調する経験や自己PRを調整しましょう。応募先が求める人物像を意識して書くことで、志望度の高さが伝わります。
私は鍼灸師として、患者様一人ひとりに寄り添った施術を心がけてきました。コミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことを常に意識しています。貴院でもこれまでの経験を活かし、誠実に業務に取り組み、貢献していきたいと考えております。
空欄がある
記入欄が空白だらけの書類は、それだけで「志望度が低いのでは」という印象を与えかねません。
書く材料が見つからないと感じたら、学生時代の臨床実習、参加したセミナーや勉強会、日々の施術で工夫していることまで視野を広げてみましょう。
無理にすべての欄を埋める必要はありませんが、職務要約・職務経歴・自己PRといった主要項目は、できる限り具体的に記入するのが鉄則です。
「御社」と表記する
治療院や施設への応募書類で「御社」と書くのは誤りです。書き言葉では「貴院」、面接などの話し言葉では「御院」を使うのが基本になります。
応募先の形態に応じた使い分けも覚えておきましょう。鍼灸院・鍼灸整骨院なら「貴院」、美容鍼灸サロンなら「貴サロン」、訪問鍼灸の事業所なら「貴事業所」、介護施設なら「貴施設」です。なお、複数店舗を展開する法人の本部宛てに応募する場合は「貴社」が適切なケースもあります。
些細に見えるポイントですが、敬称の正誤は社会人としての基礎力を測る物差しとして意外と見られています。提出前に必ず見直しましょう。
AIを活用する際の注意点
最近では、ChatGPTをはじめとする生成AIで職務経歴書を作る鍼灸師も珍しくなくなりました。構成のたたき台づくりや言い回しの調整、誤字チェックなどを任せれば、作成時間は大幅に短縮できます。
ただし、AI任せの文章は採用担当者に気づかれやすく、逆効果になるリスクもあります。活用するなら、次の4点を意識しましょう。
AIはあくまで「たたき台をつくる補助ツール」です。最終的に採用担当者の心を動かすのは、あなた自身の言葉で語られた具体的な経験です。
AIで効率化しつつ、仕上げは必ず自分の手で行いましょう。
職務経歴書の提出マナー

内容が良くても、提出方法やマナーで印象を下げてしまうこともあります。郵送・メール・持参のそれぞれの方法で、押さえておきたいポイントを確認しましょう。
郵送する場合
郵送するときは、職務経歴書を折らずにそのまま入れられる角形2号(角2)の白い封筒を使い、書類はクリアファイルに挟んでから入れます。雨や折れ曲がりから守れるうえ、受け取った側も扱いやすくなります。
封筒に入れる順番は、上から「添え状(送付状)→履歴書→職務経歴書」の順に揃えます。
添え状とは?
履歴書や職務経歴書を郵送する際に、書類のいちばん上に添える挨拶状のことです。送付状・カバーレターとも呼ばれます。「誰が・どの求人に・どの書類を送ったのか」を伝える役割があり、同封するのが郵送時のビジネスマナーとされています。必須ではありませんが、付けておくと丁寧で好印象につながります。
添え状に書く主な項目
- 日付(投函日)
- 宛名(会社名・部署名・採用担当者名)
- 自分の氏名・住所・連絡先
- 頭語と結語(拝啓 〜 敬具)
- 簡単な挨拶と応募の旨
- 同封書類の一覧(履歴書○通・職務経歴書○通 など)
- 結びの挨拶
封筒の表面には応募先の住所・会社名(院名)・部署名・担当者名を書き、会社宛なら「御中」、個人宛なら「様」を使います。
左下には赤色で「履歴書在中」と書き、赤い枠で囲みます。裏面には自分の住所と氏名、投函する日付を記入しましょう。
切手は料金不足にならないよう注意が必要です。書類が複数枚になると定形外郵便になることが多いので、不安な場合は郵便局の窓口で重さを量ってもらうと確実です。
メールで送る場合
メールで送る場合は、作成した職務経歴書をPDFに変換してから添付します。WordやExcelのまま送るとレイアウトが崩れたり、内容を書き換えられるおそれがあるためです。
ファイル名は「職務経歴書_氏名_日付」のように、誰のいつの書類か一目でわかるようにしておくと親切です。
件名は「応募書類のご送付(氏名)」のように、用件と名前がすぐ伝わるものにします。本文は、宛名→簡単な挨拶と自己紹介→応募の旨→添付書類の案内→結びの挨拶→署名(氏名・電話番号・メールアドレス)の流れで簡潔にまとめましょう。
〇〇治療院
採用ご担当者様
お世話になります。鍼山灸太郎と申します。
このたび、貴院の鍼灸師の求人を拝見し、ぜひ応募させていただきたくご連絡いたしました。
応募書類として、履歴書と職務経歴書を添付いたします。ご査収のほど、よろしくお願いいたします。
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
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鍼山 灸太郎(はりやま きゅうたろう)
電話:030-2222-5555
メール:hariyama-kyutaro123@example.com
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企業からの連絡には、パソコンでないと開きにくい添付ファイルが含まれる場合があるため、ドコモやソフトバンクといったキャリアメールの使用は控えましょう。なお、現職で使用している社用メールアドレスを応募に使うのは、絶対にNGです。
送信前には、添付忘れがないか、ファイルが正しく開けるかを必ず確認します。深夜の送信は避け、できれば日中の時間帯に送ると、相手への配慮が伝わります。
直接持参する場合
面接や説明会で直接持参する場合も、書類はクリアファイルに挟み、封筒に入れて持っていきます。郵送ではないので封筒に宛先の住所を書く必要はありません。
手渡しする際は、封筒から書類を取り出し、相手が読みやすい向きにして両手で渡します。封筒は不要であれば持ち帰って構いません。持ち運ぶ間にカバンの中で折れたり汚れたりしないよう、きれいな状態を保つことを意識しましょう。
面接対策は順調?
鍼灸師の職務経歴書に関するよくある質問

最後に、鍼灸師の職務経歴書についてよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。細かい迷いをここで解消し、自信を持って提出できる状態に仕上げましょう。
Q.
新卒でも職務経歴書は必要ですか?
A.応募先から提出を求められた場合は、新卒でも用意します。職歴がなくても、附属施術所での臨床実習や学生時代の取り組みを書くことで、意欲や適性を伝えられます。求められていない場合は無理に用意する必要はありませんが、募集要項の指示を確認しておくと安心です。
Q.
職務経歴書は手書きでもいいですか?
A.手書き・パソコン作成のどちらでも問題ありません。ただし、読みやすさや修正のしやすさを考えると、パソコンでの作成が広く選ばれています。応募先から形式の指定がある場合は、その指示に従いましょう。
Q.
職務経歴書に画像や表を入れてもいいですか?
A.経歴を整理して見せるための表の使用は問題ありません。勤務先ごとの情報を表にまとめると読みやすくなります。一方で、写真やイラストなどの画像は、必要がなければ入れないのが一般的です。見やすさを優先して判断しましょう。
Q.
短期離職してしまった職歴は省略してもいいですか?
A.職歴は原則としてすべて記載します。短期間の職歴でも、省略すると経歴に不自然な空白が生まれ、かえって疑問を持たれることがあります。短期離職の場合は、事実を簡潔に書き、前向きな理由を一言添えると印象を和らげられます。
Q.
自己PRになる実績や成果がない場合は何を書けばいいですか?
A.指名数や売上のような大きな実績がなくても、日々の施術で工夫していることや、患者さんとの関わりで心がけてきたことは立派なアピールになります。数値化できない場合は具体的なエピソードで伝えましょう。院内勉強会への参加やセミナー受講など、施術以外の取り組みも材料になります。
Q.
資格は直接業務に関係のないものも書いていいですか?
A.はり師・きゅう師をはじめとする施術関連の資格を優先しますが、直接関係しない資格も、書くことで人物像を補える場合があります。ただし、数が多すぎると要点がぼやけるため、応募先に関係するものや、アピールにつながるものを選んで記載しましょう。
Q.
職務経歴書は何枚以内に収めるべきですか?
A.A4サイズで1〜2枚が目安です。経験が豊富な場合でも、要点を絞って2枚以内にまとめると、採用担当者が読みやすくなります。情報を詰め込みすぎず、伝えたいことを整理することを意識しましょう。
Q.
アルバイトや業務委託の経験は書くべきですか?
A.鍼灸師としてのアルバイトや業務委託の経験は、応募先に関係する内容であれば書く価値があります。雇用形態・契約形態を明記したうえで、担当業務や身につけたスキルを記載しましょう。ブランク期間の活動として書くこともできます。
Q.
同じ法人内での異動歴はすべて書くべきですか?
A.同じ法人内での店舗異動は、経験の幅を示す材料になるため、記載すると効果的です。店舗ごとに患者層や施術メニューが異なる場合は、対応領域の広さが伝わります。ただし、異動が多く煩雑になる場合は、主要な勤務先を中心にまとめると読みやすくなります。



