【2025年最新】看護師が取れる資格一覧|現場で活かせる28の資格

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看護師として働く中で、さらなるスキルアップやキャリアアップを考えていませんか?

2025年現在、看護師が取得することで仕事に活かせる資格は実に多岐にわたります。

これらの資格は、日々の看護業務の質を高めるだけでなく、キャリアの幅を広げ、年収アップにもつながる可能性があります。

本記事では、看護師の役に立つ資格を28個に厳選してご紹介します。

資格取得の目的は?

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①看護専門資格

認定看護師は、日本看護協会が認定する臨床実践のスペシャリストで、特定領域で高度なケアを実践・指導・相談の3役割でリードします。

取得には看護師としての一定年数の実務経験を満たし、認定教育機関でおおむね半年〜1年のカリキュラムを修了した後、認定審査に合格する必要があります。

主な領域は感染管理、皮膚・排泄ケア、集中ケア、救急、がん看護、糖尿病などで、病棟横断の教育や院内コンサルにも関わります。専門看護師や特定行為研修修了看護師とは役割が異なり、認定看護師は現場の実践力で質と安全を底上げすることに強みがある資格です。

専門看護師

専門看護師は、日本看護協会が認定する高度実践のエキスパートで、複雑な健康問題に対し実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つの機能を発揮し、患者・家族・多職種・地域に働きかけてケアの質を組織横断で高めます。

取得には看護師免許+一定の臨床経験に加え、協会が定める領域の大学院修士課程(専門看護師教育課程)修了後、認定審査に合格することが必要で、5年ごとに更新があります。

領域はがん、急性・重症、慢性、在宅、精神、小児、老年、母性、地域などが代表例。認定看護師が現場の実践力で介入・指導をリードするのに対し、専門看護師は高度な判断と倫理調整、組織・地域レベルの連携や教育・研究まで射程に入れる点が特徴で、特定行為研修とは位置づけが異なります。

循環器専門ナース

循環器専門ナースは公的な単一資格名ではなく、循環器領域で高度実践を担う看護師の総称です。

代表的な取得ルートは、循環器の慢性期に焦点を当てた慢性心不全看護の認定看護師(日本看護協会の教育課程:概ね6か月〜1年、600〜800時間程度)と、大学院修了を要件とする専門看護師(急性・重症患者看護などの領域で循環器に従事)、そして医師の包括的指示の下で定められた手技を行える特定行為研修修了看護師です。

いずれも所定の臨床経験→教育課程→審査を経て資格付与・更新(認定系は原則5年)という流れで、どのルートを選ぶかで求められる学修量と権限の範囲が異なります。

リウマチケア看護師

リウマチケア看護師(日本リウマチ財団登録)は、リウマチ性疾患のケアに関する専門性を公式に登録する制度です。病院・診療所などでリウマチケアに従事する看護師等が対象で、毎年8/1〜10/31に申請し、審査を経て登録(取得年11/1起算、有効5年)します。

登録者は名簿掲載(同意者)、財団主催・認定研修の案内や情報提供などの支援を受けられ、チーム医療の連携強化に資する資格です。

難病看護師

難病看護師は、日本難病看護学会が認定する資格で、難病患者・家族の療養生活を支える実践・相談・多職種連携の中核を担います。

申請には看護師免許、学会正会員、実務5年以上(うち難病看護3年以上)などの要件を満たし、学会指定の認定研修の全科目受講と修了試験合格が必要です。

慢性腎臓病療養指導看護師

慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)は、日本腎不全看護学会を事務局とする6学会合同認定の資格で、CKD患者と家族の療養生活支援・多職種連携・教育活動を担います。

受験には、看護師免許、日本腎不全看護学会の正会員歴3年以上、看護実務通算5年以上(うちCKD看護3年以上)、事例報告の提出と認定ポイント30以上などが要件です。

認定後は原則5年ごとに更新があり、更新期間中の実務従事(通算3年以上)に加え、学術発表・事例報告・所定ポイント取得等が求められます。

②医療技術関連

3学会合同呼吸療法認定士は、日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本麻酔科学会による認定委員会が認定し、医療機器センターが講習会と試験を実施する資格で、呼吸管理に携わるチームの実践力向上を目的とします。

対象は臨床工学技士・看護師・理学療法士・作業療法士(実務2年以上)と准看護師(3年以上)で、受講申込時点までの5年以内に所定の学会等参加12.5点を取得→認定講習会(会場+eラーニング/eラーニングのみ)受講→認定試験合格で取得します。

消化器内視鏡技師

消化器内視鏡技師は、日本消化器内視鏡学会(JGES)が認定する内視鏡チームの実務資格で、看護師・准看護師のほか臨床工学技士や診療放射線技師などが対象です。

取得の流れは、所定の実務・症例要件(例:学会認定専門医のいる施設で2年以上の内視鏡室経験、直近1年の介助症例100件以上、学会・講習会参加ポイント、推薦など)を満たして受験し、合格後に認定されます。

内視鏡の準備・機器管理から検査・治療介助、患者ケアや感染管理までを標準化し、チームの質と安全性向上に寄与するのが役割です。

透析技術認定士

透析技術認定士は、透析療法合同専門委員会(日本腎臓学会・泌尿器科学会・人工臓器学会・移植学会・透析医学会)が認定し、医療機器センターが講習会と試験を実施する資格で、透析医療の知識・技術の標準化と向上を目的とします。

受験には看護師・臨床工学技士は実務2年以上、准看護師は(高卒)3年以上/(中卒)4年以上の常勤経験が必要で、事前にeラーニングの認定講習会を受講後、認定試験に合格して取得します(年1回実施)。

心電図検定は日本不整脈心電学会が実施する筆記検定で、心電図判読力を段階的に測る4級(基礎)〜1級(上級)+マイスターで構成されています。

受検資格は心電図に興味がある方ならどなたでも可(会員登録不要・どの級からでも受検可)。各級はマークシート方式・所定時間で出題数50問(4級は70分、1〜3級は概ね90分)という概要で、内容は基礎所見から不整脈・虚血・ペースメーカー判読まで段階的に広がります。

リンパ浮腫セラピスト(LT)

リンパ浮腫セラピストの公的な標準資格は、日本リンパ浮腫治療学会が認定するリンパ浮腫療法士(LT)です。LTは、リンパ浮腫の標準的複合療法(スキンケア・用手的リンパ誘導・圧迫療法・運動)を指導・実施できる医療職の専門家で、対象は医師・看護師・PT・OT・あん摩マッサージ指圧師等です。。

受験には、各国家資格取得後2年以上の実務、学会基準に沿う研修(座学45時限以上+実技90時限以上)の修了、研修後の症例5例以上などが必要で、試験合格後に登録します。

今のあなたの状況は?

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③救急医療

BLSプロバイダー

BLSプロバイダーは一次救命処置(BLS)を医療従事者レベルで学ぶAHA公認の実技中心コースで、成人・小児・乳児の質の高い胸骨圧迫と人工呼吸、AEDの安全な使用、バッグバルブマスク操作、チーム蘇生を習得します。

修了要件は筆記+実技試験合格で、合格者には2年間有効のAHA公式eCard(修了証)が発行されます。

日本ではAHA国際トレーニング機関や日本ACLS協会が案内・発行を行い、国内の救急医学会系BLSコース(JRC準拠)も医療者向けBLS教育として位置づけられています。

ACLSプロバイダー

ACLSプロバイダーはAHA(American Heart Association)が定める二次救命処置の上級コースで、心停止・徐脈/頻脈・ACS・脳卒中などに対する評価、薬理、気道管理、チーム蘇生を実技中心に学びます。

前提としてBLSレベルの技能と心電図・薬理の基礎知識が望まれ、修了要件は筆記試験+メガコード等の実技評価への合格です。

PALSプロバイダー

PALSプロバイダーはAHA(American Heart Association)の小児二次救命処置コースで、重症小児の評価、BLSの復習、呼吸不全・ショック・徐脈/頻脈・心停止への対応、アルゴリズムに基づくチーム蘇生を実技中心に学びます。

筆記+実技評価に合格するとAHAのPALS eCard(修了証)が発行され、有効期間は2年です。更新は有効期間内にリニューアル(更新)コース受講またはプロバイダー再受講で行います。

④カウンセリング・心理

シニアピアカウンセラー/高齢者傾聴スペシャリスト

シニアピアカウンセラー(JADP認定)は、高齢者への傾聴・カウンセリングの知識と技能を証明する民間資格です。協会指定カリキュラム修了者が在宅で随時受験できます。

高齢者傾聴スペシャリストは、ユーキャンの講座修了後に在宅で資格認定(最終課題が試験)できる民間資格です。受検資格の制限はなく、講座の運営に伴う資格認定管理は特定非営利活動法人シニアライフセラピー研究所に個人情報提供して行われます。

産業カウンセラーは日本産業カウンセラー協会(JAICO)の認定資格で、働く人のメンタルヘルスやキャリア・職場の人間関係を心理学的手法で支援します。

受験資格は協会の養成講座修了のほか、所定条件を満たす学士・修士ルートでも可。試験は学科+実技で実施されます。

チャイルド心理カウンセラー

チャイルド心理カウンセラーは、公的国家資格ではなく民間の認定資格で、子どもの発達・行動理解とカウンセリングの基礎力を証明します。

主な認定に、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)の「チャイルド心理カウンセラー®」と、日本能力開発推進協会(JADP)の「JADP認定チャイルドカウンセラー®」があります。

医療・福祉・教育現場や子育て支援の基礎知識の可視化に用いられますが、業務独占・名称独占は伴わない点に留意する必要があります。

臨床心理士

臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する心理臨床の専門職で、面接・心理査定・地域連携・研究を担います。

取得は指定大学院(または専門職大学院)修了→年1回の資格審査(筆記+口述)合格が基本で、学校・医療・福祉・産業などで活動します。

⑤高齢者・認知症ケア

認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は、日本認知症ケア学会が認定する更新制の資格で、認知症の人と家族に対し高い知識・技能に基づく支援を行う実務者を育成するものです。

受験は直近の指定期間内で認知症ケア実務3年以上が条件で、一次はWeb試験(4分野・各50問の五者択一、分野合格は5年間有効)、二次は事例に対する論述という二段階で実施されます。

認知症介助士

認知症介助士は、公益財団法人日本ケアフィット共育機構の認定で、認知症の人に寄り添うコミュニケーション/接遇・応対/環境づくりを学ぶ民間資格です。

取得は①1日セミナー受講+当日検定、②試験のみのいずれかで更新制度も有効期限もなしです。

医療・介護に限らず、接客・公共機関など幅広い現場での基礎資格として活用されます。

ケアマネージャー(介護支援専門員)は、要介護・要支援の人の相談に応じてケアプランを作成し、事業所や市町村と連絡調整を行う専門職です。

取得は、保健医療福祉分野での一定の実務経験を満たし実務研修受講試験に合格→実務研修修了→介護支援専門員証の交付という流れです。業務は居宅(居宅介護支援・地域包括)と施設の双方で行われます。

転職活動するなら?

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⑥リハビリテーション・介護

レクリエーション介護士2級

レクリエーション介護士2級は、日本アクティブコミュニティ協会が発行する、高齢者に喜ばれるレクリエーションを企画・実施できる人材を育成する資格です。

学ぶ内容は、①高齢者とのコミュニケーション基礎、②趣味・特技を活かしたレクの企画立案、③安全配慮を含む実施運営など。取得方法は通信(ユーキャン提携)/通学/団体研修のいずれかで、所定の課題修了で認定されます。

福祉住環境コーディネーターは東京商工会議所の公的検定で、高齢者・障がい者に配慮した住環境の提案と、多職種連携・住宅改修・福祉用具・制度のアドバイスに役立つ知識を証明します。

等級は3級=基礎、2級=実務で活かす幅広い知識、1級=改修プランニングと記述を含む上級となっています。

⑦妊娠・出産関連

体外受精コーディネーター/不妊カウンセラー

体外受精コーディネーター/不妊カウンセラーは、日本不妊カウンセリング学会の認定資格で、生殖医療・ARTの基礎知識と患者支援スキルを備え、治療選択の相談や多職種連携(ARTの各ステップの調整など)を担います。

取得は学会会員として養成講座を3回受講(初回受講から5年以内)→筆記+面接試験に合格する流れで、受験資格には「不妊に関する実務・研究等1年以上の専門職」または「不妊治療経験を持つピア・サポーター」が含まれます(順次適用)。

マタニティビクス認定インストラクター

マタニティビクス認定インストラクターは、日本マタニティフィットネス協会(JMFA)の認定で、妊婦の安全な運動指導を行う指導者資格です。

取得は、まず講義2日(計12.5時間)で産科学・運動生理などの基礎を学び、続いて実技4日(計27時間)でガイドラインに沿った指導法を習得、講義受講から2年以内に筆記2時間+実技30分の認定試験に合格すると、JMFA認定インストラクターとして登録され、登録施設で指導できます。

⑧特定分野

臓器移植コーディネーター

臓器移植コーディネーターは、日本臓器移植ネットワーク(JOT)などに所属し、提供を検討する家族への説明・意思確認、医療機関間の連絡調整、提供から移植までの全体進行、普及啓発を担う“いのちの橋渡し”役です。

法律上は連絡を受けたJOTが直ちにコーディネーターを派遣し家族へ必要な説明を行うと定められており、現場ではJOT所属と都道府県のコーディネーターが連携して対応します。

資格は国家資格ではなく、JOTの研修・試験等で基準を満たした者が委嘱される実務職で、専門団体JATCOが研修・資質向上の場を提供しています。

なお「組織移植(眼・皮膚など)」分野には日本組織移植学会の認定コーディネーター試験制度もあります。

禁煙支援士

禁煙支援士は日本禁煙科学会(JASCS)の認定資格で、禁煙支援の知識・実践力を段階別(初級/中級/上級)に認定します。

学会主催の学術総会や講習会参加で付与される「参加点」が取得・更新要件に用いられ、上級では教育・研究実績点の加算も求められます。

終末期ケア専門士

終末期ケア専門士は日本終末期ケア協会(JTCA)の認定資格で、終末期の患者・家族を支えるケアの知識と実践力を客観的に証明します。

受験は医療・福祉系の資格保持者で実務2年以上が目安、試験は全国CBTで90分・90問で認定されます。資格は5年ごと更新です。

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