年齢別の心拍数の基準値一覧|新生児から高齢者までの正常値と測り方
心拍数(脈拍)や呼吸数の基準値は、年齢によって大きく異なります。
新生児や乳児では速く、成長とともに落ち着いて成人の値に近づきます。
年齢に応じた基準を知っておくことが、異常の早期発見につながります。
年齢別の心拍数(脈拍)の目安
心拍数は年齢が低いほど速く、成長とともに減少します。安静時のおおよその目安は次のとおりです。
| 年齢 | 心拍数(回/分)の目安 |
|---|---|
| 新生児(〜1か月) | 約120〜140 |
| 乳児(〜1歳) | 約110〜130 |
| 幼児(1〜6歳) | 約90〜120 |
| 学童(6〜12歳) | 約80〜100 |
| 思春期・成人 | 約60〜100 |
| 高齢者 | 約60〜80(個人差が大きい) |
心拍数は、発熱・運動・啼泣・不安・疼痛・脱水などで容易に上がります。1回の値だけで判断せず、安静時の値や普段との比較、他のバイタルとあわせて評価することが大切です。
心拍数は、発熱・運動・啼泣・不安・疼痛・脱水などで容易に上がります。1回の値だけで判断せず、安静時の値や普段との比較、他のバイタルサインとあわせて評価することが大切です。
年齢別の呼吸数の目安
呼吸数も心拍数と同様に、年齢が低いほど多く、成長とともに減少します。心拍数とセットで覚えておきましょう。
| 年齢 | 呼吸数の目安(回/分) |
|---|---|
| 新生児(生後28日未満) | 40〜50 |
| 乳児(1歳未満) | 30〜40 |
| 幼児(1〜6歳) | 20〜30 |
| 学童(6〜12歳) | 18〜25 |
| 成人 | 12〜20 |
| 高齢者 | 15〜20 |
呼吸数は「測られている」と意識されると変化しやすいため、脈拍の測定に続けて、さりげなく胸腹部の動きを観察しながら数えるとよいでしょう。
頻脈・徐脈の目安
基準値から大きく外れる場合、頻脈・徐脈として注意が必要です。成人での一般的な目安と、考えられる背景は次のとおりです。
| 区分 | 成人の目安 | 考えられる背景 |
|---|---|---|
| 頻脈 | 100回/分を超える | 発熱・脱水・疼痛・不安・貧血・心不全・甲状腺機能亢進症・不整脈 など |
| 正常 | 60〜100回/分 | 安静時の一般的な範囲 |
| 徐脈 | 60回/分未満 | 洞不全症候群・房室ブロック・β遮断薬などの薬剤・迷走神経刺激・頭蓋内圧亢進・甲状腺機能低下症 など |
小児は年齢によって基準が異なるため、成人の「100以上=頻脈」をそのまま当てはめられません。小児では、年齢ごとの基準値と比べて速いか遅いかで判断します。
脈拍・心拍を測るときのポイント
正確に測るために、次のような点を意識します。心拍数と脈拍数は通常一致しますが、不整脈などでは差が生じることがあります。
- 安静時に測る(運動・食事・入浴の直後は避ける)
- 橈骨動脈で1分間測る(不整があるときは特に1分間)
- リズムの乱れ(不整脈)の有無もあわせて確認する
- 脈が触れにくいときは、頸動脈など別の部位で確認する
- 乳児は上腕動脈、聴診で心拍を確認することもある
脈拍数(触れる脈)が心拍数(心臓の拍動)より少ないことがあり、その差を「脈拍欠損」といいます。心房細動などでみられ、心拍と脈拍を同時に測ると気づけます。
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年齢別の心拍数の基準値
新生児から高齢者までの心拍数・呼吸数の目安、頻脈・徐脈の判断基準、脈拍測定のポイントをA4縦1枚にまとめた早見表です。ナースステーションへの掲示や持ち歩きにご活用ください。