ヤコビー線(Jacoby’s line)とは、体表面上でどの部位を結んだ線のことを指すか? イメージ

ヤコビー線(Jacoby’s line)とは、体表面上でどの部位を結んだ線のことを指すか?

  • 1. 左右の腸骨前上棘を結んだ線
  • 2. 左右の肩甲骨下角を結んだ線
  • 3. 左右の腸骨稜の最も高い点を結んだ線
  • 4. 左右の肋骨弓の下縁を結んだ線
正解は3

ヤコビー線(Jacoby’s line)は、左右の腸骨稜の最も高い部分を結んだ仮想線のことです。

この線は通常、第4腰椎(L4)の棘突起もしくはL4-5つ移管の高さを通るとされており、腰椎穿刺(ルンバール)や硬膜外麻酔を行う際の重要な体表ランドマークとして使われます。

理学療法評価でも胸腰部側屈の可動域測定や体表ランドマークとしても使われていたり、腰椎のレベルを正確に特定するための練習ポイントであったり、コルセット・骨盤ベルトの装着位置を確認する際の目安として使われます。

臨床での注意点

  • 個人差:肥満・高齢・筋量低下などで腸骨稜が触れにくいこともある
  • 小児・女性:やや高位になる傾向あり(L3–L4付近を通ることも)
  • 体位:立位・座位・腹臥位で位置感覚が微妙にずれるため、触診時は再確認が重要
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