看護師の夜勤は何歳まで続ける?年齢別の夜勤状況やおすすめの職場をご紹介
年齢を重ねるにつれて夜勤の負担は大きくなり、「何歳まで夜勤を続けられるのか」という疑問を持つ看護師の方も多いでしょう。
この記事では、看護師の夜勤と年齢の関係について詳しく解説し、おすすめの職場についてもご紹介いたします。
看護師の夜勤に年齢制限はあるのか?

看護師の夜勤に関して、法律で明確な年齢上限制限は設けられていません。
しかし、年齢によって夜勤による肉体的負担が大きくなるため、各医療機関では独自の制度が設けられていることがあります。
例を挙げると以下などがあります。
- 50歳以降の夜勤回数軽減措置
- 55歳以上の夜勤免除制度
- 60歳以上の日勤専従への転換制度
- 看護職の慢性的な疲労解消策の取組みとして夜勤専従制度の導入
これらは法的義務ではなく、各医療機関の人事や地域の政策によるものです。
看護師の夜勤をやっている人の割合

では、実際に夜勤をしている看護師の年齢と割合を見てみましょう。
こちらは、約5,000名の看護師を対象とした日本看護協会調査研究報告書から読み取れる、年齢別の夜勤状況です。
| 年齢層 | 夜勤をしていない | 2交代または3交代 | その他の夜勤体制 |
|---|---|---|---|
| 20〜29歳 | 13.5% | 54.4% | 32.1% |
| 30〜39歳 | 28.0% | 45.7% | 26.3% |
| 40〜49歳 | 28.8% | 38.6% | 32.6% |
| 50〜59歳 | 40.7% | 29.5% | 29.8% |
| 60歳以上 | 72.0% | 13.6% | 14.4% |
| 全年齢層(合計) | 30.1% | 41.9% | 28.0% |
※その他の夜勤体制:夜勤専従やオンコール、管理当直等
上記の調査結果では、看護師の夜勤状況は年齢とともに大きく変化し、若い年齢層ほど夜勤に従事し、年齢が上がるにつれて夜勤の割合が減少していく傾向が明確に示されています。
50~59歳の年代を見てみると、夜勤をしていない割合が40.7%に急増しています。
2交代または3交代の夜勤が3割を切っていることからも、この時期に夜勤帯のシフトを辞める方が多いことがわかります。
そのため看護師の夜勤は、40代後半から50代前半にかけて大きく変化し、徐々に日勤へと移行していく傾向にある
といえます。今のあなたの状況は?
実際に働く看護師の声をご紹介

特に病棟で勤務する看護師にとって夜勤シフトは避けられない勤務形態です。
実際に夜勤シフトを経験している看護師の声から、それぞれの夜勤に対する考えを見ていきましょう。
体力的にも夜勤業務から退きたいのですが、病棟全体で夜勤をまわしているため、他のスタッフの負担を考えると自分だけ夜勤をしないという選択は難しいです。育児勤務で時短で働いている先輩はいますが、結婚出産や育児の予定を考えていない私は、夜勤を辞めるとしたら、異動か転職をしなければならないと考えています。
20代の頃は総合病院に働いていましたが、急変対応やインシデントなどのプレッシャーから介護施設へ転職しました。転職後は現場の緊張感も少なくなったため、精神的に楽に働くことができています。夜勤も病院に比べれば辛くなく、今のところ継続しようと考えています。
病棟の看護主任をしています。子どもが小さかった頃は夜勤を離れましたが、子供がある程度大きくなった30代半ばから夜勤シフトに戻りました。自分のキャリアや収入を考えると病棟で看護を続けたいですが、だんだんと夜勤はきついと感じています。
夜勤を続けるかどうかは、年齢による身体的負担だけではなく、キャリアステージ、ワークライフバランス、家庭の事情など、様々な要因が影響していると考えます。
転職活動するなら?
比較的夜勤が楽な看護師の職場3選

有料老人ホーム
有料老人ホームは、看護師にとって比較的夜勤負担の軽い職場の一つです。
入居者の多くが比較的自立しており、看護師の日常的な業務負担が軽減されます。
また、介護型施設の多くでは、介護職員の配置が充実しているため、看護師の直接的な介護業務が軽減されます。
有料老人ホームは民間運営のため、施設ごとに多様な勤務形態や充実した福利厚生があり、看護師のライフステージに合わせた柔軟な働き方が可能です。
サービス付き高齢者向け住宅
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、入居者の自立度が高く、夜間に看護スタッフを配置する義務はないため、施設によって夜勤の有無が異なります。
夜勤がある場合の看護師業務は、主に見守りと緊急時対応に特化しているため夜勤の負担は軽いといえるでしょう。
有床クリニック
有床クリニックとは、19床以下の入院用ベッドが設置されている医療機関のことを指します。
規模が小さいことや、重症者が少ない傾向にあることから、負担が少ない職場の一つと言えます。
様々な診療科がありますが、睡眠時無呼吸症候群の検査入院をしているクリニックや、オーバーナイト透析を行う透析クリニックなど、自身の専門性やキャリアを生かした職場選択が可能です。
上記の職場は夜間入院や急変対応が少なく、看護師にかかる負担も比較的少ない傾向にあります。
また、夜勤はしたいけど精神的、体力的負担が少ない職場で働きたい看護師さんや、Wワークを考えている看護師さんにおすすめの職場といえます。
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