認定薬剤師は意味ない?年収アップや取るメリット・本当に役立つ場面を解説

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「認定薬剤師を取ったけれど、給料はほとんど変わらなかった」「更新のたびにお金と時間がかかるのに、メリットを感じられない」――こうした声は少なくありません。

一方で、かかりつけ薬剤師の算定要件に認定薬剤師が必須となっている現在、資格が職場での評価や転職市場での価値に直結するケースも増えています。

この記事では、認定薬剤師が「意味ない」と言われる理由を整理したうえで、取得するメリットや本当に役立つ場面、逆に不要な場面まで詳しく解説します。

取得・更新にかかる費用や単位数などの負担について理解を深め、認定薬剤師を取るべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。

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「認定薬剤師は意味ない」と言われる理由

認定薬剤師を取得しても「意味がない」と感じる薬剤師さんは一定数います。ここでは、その主な理由を5つに整理して解説します。

給料がほとんど上がらない

認定薬剤師を取得しても、手当が支給されない職場が多いことが「意味ない」と言われる最大の理由です。手当を設けている薬局でも、月額3,000〜10,000円程度が相場で、年収換算では3.6〜12万円の増加にとどまります。

取得までにかかる費用や勉強時間を考えると、「割に合わない」と感じるのも無理はありません。特に、すでに管理薬剤師として十分な年収を得ている方にとっては、金銭的メリットが見えにくい資格です。

取得・更新の負担が大きい

研修認定薬剤師の場合、新規取得には4年以内に40単位以上の取得が必要です。さらに、3年ごとの更新でも30単位以上が求められ、審査料として毎回11,000円がかかります。

日々の業務に加えて研修を受講し続けることは、時間的にも経済的にも大きな負担です。特に子育てや介護と両立している薬剤師さんにとって、継続的な単位取得は大きなハードルになっています。

参考:日本薬剤師研修センター「研修認定薬剤師の新規申請」日本薬剤師研修センター「研修認定薬剤師の更新申請」

種類が多すぎて違いがわかりにくい

認定薬剤師の制度は、研修認定薬剤師・がん薬物療法認定薬剤師・緩和薬物療法認定薬剤師など、数十種類以上が乱立しています。どれを取ればよいのかわかりにくく、選択に迷ったまま結局何も取らないという方も少なくありません。

「認定薬剤師」と一口に言っても、認定する団体も日本薬剤師研修センター・日本病院薬剤師会・各学会など多岐にわたり、制度ごとに要件や位置づけが大きく異なります。

主な認定薬剤師の種類

領域認定名称認定団体主な対象
生涯研修研修認定薬剤師日本薬剤師研修センター全薬剤師
生涯研修日病薬病院薬学認定薬剤師日本病院薬剤師会病院薬剤師
がんがん薬物療法認定薬剤師日本病院薬剤師会病院薬剤師
がん外来がん治療認定薬剤師日本臨床腫瘍薬学会病院・薬局
緩和医療緩和薬物療法認定薬剤師日本緩和医療薬学会病院薬剤師
感染症感染制御認定薬剤師日本病院薬剤師会病院薬剤師
感染症抗菌化学療法認定薬剤師日本化学療法学会病院薬剤師
精神科精神科薬物療法認定薬剤師日本病院薬剤師会病院薬剤師
腎疾患腎臓病薬物療法認定薬剤師日本腎臓病薬物療法学会病院・薬局
代謝糖尿病薬物療法認定薬剤師日本くすりと糖尿病学会病院・薬局
小児科小児薬物療法認定薬剤師日本小児臨床薬理学会病院薬剤師
産婦人科妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師日本病院薬剤師会病院・薬局
高齢者・在宅在宅療養支援認定薬剤師日本在宅薬学会薬局薬剤師
高齢者・在宅老年薬学認定薬剤師日本老年薬学会病院・薬局
高齢者・在宅認知症研修認定薬剤師日本薬局学会薬局薬剤師
救急・災害救急認定薬剤師日本臨床救急医学会病院薬剤師
漢方漢方薬・生薬認定薬剤師日本薬剤師研修センター等全薬剤師
スポーツ公認スポーツファーマシストJADA全薬剤師
教育認定実務実習指導薬剤師日本薬剤師研修センター実習指導者
地域医療プライマリ・ケア認定薬剤師日本プライマリ・ケア連合学会薬局薬剤師

かかりつけ薬剤師以外で活かしにくい

かかりつけ薬剤師指導料の算定には、薬剤師認定制度認証機構(CPC)が認証する認定薬剤師であることが要件となっています。しかし裏を返せば、かかりつけ薬剤師として算定しない薬局では資格を持っていても業務内容に変化がないケースが多いのが現状です。

病院薬剤師の場合でも、日病薬病院薬学認定薬剤師などの専門性の高い資格が求められることが多く、研修認定薬剤師だけでは差別化が難しい面があります。

認定機関が乱立している

薬剤師の認定制度は、CPC認証の有無で価値が大きく変わります。

CPC認証を受けていない制度で取得した認定では、かかりつけ薬剤師の要件を満たせません。

CPC認証マーク
CPC認証マーク

 CPCとは薬剤師に対する各種の生涯学習と認定制度の第三者評価機関です。 認定薬剤師の種類を選ぶ際には、CPC認証の有無を確認することが一つの判断材料になります。

以下は、CPC認証制度に該当する代表的な資格です。

資格名 主な対象 認定団体
研修認定薬剤師 全薬剤師 日本薬剤師研修センター
日病薬病院薬学認定薬剤師 病院薬剤師 日本病院薬剤師会
糖尿病薬物療法認定薬剤師 病院・薬局薬剤師 日本くすりと糖尿病学会
在宅療養支援認定薬剤師 薬局薬剤師 日本在宅薬学会
プライマリ・ケア認定薬剤師 薬局薬剤師 日本プライマリ・ケア連合学会

※CPC認証状況は制度改定により変更される場合があります。

一方で、がん・感染症・精神科などの専門領域資格は、各学会が独自に運営している専門認定制度であり、CPC認証制度とは区別されます。

認定機関が乱立しているため「せっかく取ったのに使えなかった」という事態も起きています。取得前にCPC認証の有無を必ず確認することが重要です。

今のあなたの状況は?

そもそも認定薬剤師とは?

認定薬剤師の研修を受講する薬剤師たち

認定薬剤師の「意味」を正しく判断するには、制度の仕組みを理解しておく必要があります。ここでは認定薬剤師制度の全体像をわかりやすく整理します。

認定薬剤師とは、薬剤師免許取得後も継続的に研修を受け、一定の知識・技能を維持していることを第三者機関が認定する制度です。薬剤師の生涯学習を促進する仕組みとして位置づけられています。

研修認定薬剤師 取得までの流れ

1
研修を受講

e-ラーニングや集合研修で単位を取得する

2
40単位を達成

4年以内に40単位以上を取得する

3
申請・認定

審査料11,000円を支払い申請。審査後に認定

最も取得者が多いのが、日本薬剤師研修センターが認定する「研修認定薬剤師」です。調剤薬局で働く薬剤師さんの多くはこの資格を目指します。

認定薬剤師と専門薬剤師は混同されやすいですが、両者は異なります。認定薬剤師が「幅広い知識の維持・更新」を証明するのに対し、専門薬剤師は「特定領域の高度な専門性」を証明する上位資格です。

専門薬剤師についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

認定薬剤師を取得するメリット

認定薬剤師を取得して笑顔で丸サインをする薬剤師

「意味ない」という声がある一方で、認定薬剤師には取得する明確なメリットも存在します。ここでは5つの観点から解説します。

認定薬剤師のメリット 場面別評価

メリット 調剤薬局 病院 ドラッグストア 企業
かかりつけ算定
施設基準充足
転職評価
資格手当
知識の更新

かかりつけ薬剤師の必須要件

認定薬剤師を取得する最大のメリットは、かかりつけ薬剤師指導料(76点)の算定に必要な要件の一つである点です。かかりつけ薬剤師として患者さんを担当するには、CPC認証を受けた認定薬剤師であることが求められます。

かかりつけ薬剤師指導料は通常の薬学管理料よりも高い点数が設定されているため、薬局経営にとっても重要な収益源です。認定薬剤師を持つ薬剤師が在籍しているかどうかが、薬局の収益力を左右する要素になっています。

施設基準の算定に必要

地域支援体制加算など一部の施設基準では、認定薬剤師の配置が要件に含まれています。薬局が施設基準を満たして加算を算定するために、認定薬剤師の存在が不可欠な場合があります。

そのため、認定薬剤師を持っている薬剤師さんは薬局側から重宝されることが多く、採用時の評価ポイントにもなります。

転職時の評価ポイントになる

転職市場では、認定薬剤師を持っていることが一定の評価につながります。特に調剤薬局への転職では、かかりつけ薬剤師として即戦力になれるかどうかが採用側の関心事です。

認定薬剤師を持っていることで「学び続ける意欲がある」という証明になるため、書類選考や面接で有利に働くケースがあります。

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知識のアップデートになる

認定取得・更新のために研修を受講することで、最新の薬学知識やガイドラインの変更に触れる機会が自然と増えます。日々の業務に追われがちな薬剤師にとって、強制的に学ぶ仕組みが用意されているのは大きなメリットです。

特にe-ラーニングの普及により、自宅や通勤中にスマートフォンで研修を受講できるようになったため、以前と比べて単位取得のハードルは下がっています。

手当が支給される薬局もある

すべての薬局ではありませんが、認定薬剤師に対して資格手当を支給する職場があります。相場は月額3,000〜10,000円程度で、年間では36,000〜120,000円の収入増です。

転職時に資格手当の有無を確認することで、認定薬剤師の取得を年収アップに直結させることも可能です。求人情報の「資格手当」欄をチェックするか、転職エージェントに相談してみましょう。

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認定薬剤師の取得が「意味ある」場面

お薬手帳を用いて患者さんに説明するかかりつけ薬剤師

認定薬剤師は、すべての薬剤師にとって同じ価値があるわけではありません。ここでは、取得が特に「意味ある」場面を整理します。

かかりつけ薬剤師として算定したい場合

前述のとおり、かかりつけ薬剤師指導料の算定には認定薬剤師が必須です。調剤薬局で患者さんの一元管理を担いたい方にとっては、取得しない選択肢はほぼありません

かかりつけ薬剤師として指名を受ける患者さんが増えるほど、薬局の収益にも貢献できるため、経営者からの評価も高まります。

管理薬剤師を目指す場合

管理薬剤師に認定薬剤師が必須というルールはありません。しかし実務上は、管理薬剤師としてスタッフを指導する立場になるため、認定薬剤師を持っていることが暗黙の前提になっている薬局も少なくありません。

キャリアアップを見据えるなら、早い段階で取得しておくのがおすすめです。

管理薬剤師とは?


薬局やドラッグストアなどの薬剤師業務を統括する責任者のこと。薬剤師法・医薬品医療機器等法に基づき、施設ごとに1名の配置が義務付けられています。スタッフの労務管理や医薬品の在庫管理、調剤過誤の防止など、現場全体の品質と安全を守る役割を担います。

在宅医療に関わる場合

在宅患者訪問薬剤管理指導の現場では、多職種との連携が求められます。幅広い薬学知識を証明できる認定薬剤師は、在宅医療チームでの信頼獲得に役立ちます

在宅医療に注力する薬局への転職を考えている方は、認定薬剤師を持っておくと選択肢が広がります。

かかりつけ薬剤師制度についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

転職で年収アップを狙う場合

認定薬剤師を持っていることで、資格手当のある薬局への転職が有利になります。認定薬剤師の有無で年収に差がつく職場を選ぶことが、資格を年収アップに活かすコツです。

転職エージェントに「認定薬剤師の資格手当がある求人」と伝えれば、該当する求人を効率的に紹介してもらえます。

転職活動するなら?

認定薬剤師の取得が「意味ない」場面

デスクワークをする薬剤師

一方で、認定薬剤師を取得してもメリットが薄い場面もあります。コストと時間をかける前に、自分の状況に当てはまるかどうか確認しておきましょう。

研究職やCRCなど現場以外で働く場合

製薬会社の研究職や開発職、CRC(治験コーディネーター)として働いている場合、認定薬剤師の資格が業務に直結しないことがほとんどです。

これらの職種では、薬剤師免許そのものが評価される一方で、認定薬剤師のように「調剤現場での生涯学習」を証明する資格は求められません。研修費用を自己負担で支払ってまで維持する必要性は低いといえます。

資格が業務に直結するかが大事!


    研究職・開発職・CRC・MR・学術担当など、調剤業務を行わない薬剤師は、認定薬剤師よりも業務に直結する資格や知識の習得を優先するのが賢明です。

勤務先が手当を出さない・施設基準を取らない場合

現在の勤務先が認定薬剤師に対して手当を支給しておらず、かかりつけ薬剤師指導料や地域支援体制加算の算定にも積極的でない場合、取得しても給与面の変化がない可能性が高いです。

もちろん自己研鑽としての価値はありますが、費用対効果を重視するなら、まず勤務先の方針を確認してから判断しましょう。

すでに専門薬剤師を持っている場合

がん専門薬剤師や感染制御専門薬剤師などの専門薬剤師資格を持っている場合、研修認定薬剤師を別途取得する実務上のメリットは限定的です。

専門薬剤師は認定薬剤師よりも高度な知識を証明する資格であり、転職時の評価も一般的に高くなります。ただし、かかりつけ薬剤師として算定したい場合は、CPC認証の認定薬剤師が別途必要になる点に注意してください。

「意味ない」と感じたら環境を見直してみて

認定薬剤師が「意味ない」と感じるのは、資格そのものの問題ではなく、今の職場で活かせる環境がないだけかもしれません。資格手当のある薬局や、かかりつけ薬剤師の体制が整っている職場なら、認定の価値を実感できるはずです。

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認定薬剤師の取得・更新の負担

認定薬剤師の取得費用を計算する電卓とバインダー

認定薬剤師を取得・維持するにはどのくらいの費用と時間がかかるのでしょうか。ここでは研修認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)を例に、具体的な負担を数字で見ていきます。

研修認定薬剤師 取得・維持にかかるデータ

40単位
新規取得に必要
4年以内
取得期限
11,000
審査料(税込)
3年ごと
更新サイクル

取得までに必要な単位数

研修認定薬剤師の新規取得には、申請日から遡って4年以内に40単位以上の取得が必要です。単位は集合研修(座学・Web)やe-ラーニング研修で取得できますが、自己研修による取得は年間5単位までに制限されています。

1単位の取得にかかる時間は研修により異なりますが、1時間〜1.5時間の研修で1単位が付与されるのが一般的です。40単位すべてを取得するには、おおよそ40〜60時間程度の研修受講が必要になる計算です。

参考:日本薬剤師研修センター「研修認定薬剤師の新規申請」

かかる費用

取得にかかる主な費用は、研修受講料と審査料です。e-ラーニングの受講料は年間10,000〜20,000円程度、集合研修は1回あたり1,000〜5,000円程度が相場です。新規の審査料は11,000円(税込)で、合計すると4年間で5〜10万円程度の費用がかかります。

勤務先が研修費用を補助してくれるケースもあるため、取得を検討する際は会社の支援制度を確認しておきましょう。

認定薬剤師にかかる費用の目安

項目 費用

e-ラーニング(4年)

4〜8万円

集合研修

1〜2万円

審査料(新規)

11,000円

合計の目安

5〜10万円

更新費用と単位

認定は3年ごとに更新が必要です。更新には認定開始日から1年ごとに5単位以上、かつ3年間で30単位以上の取得が求められます。更新の審査料も11,000円(税込)です。

年間で最低5単位を取得し続ける必要があるため、「取ったら終わり」ではなく継続的なコストが発生する点を理解しておく必要があります。

参考:日本薬剤師研修センター「研修認定薬剤師の更新申請」日本薬剤師研修センター「各種申請の手数料等について」

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「意味ある認定薬剤師」の選び方

認定薬剤師の選び方を検討する薬剤師の女性

認定薬剤師の種類が多いなかで、どれを取得するかは重要な判断ポイントです。ここでは、自分にとって意味のある認定薬剤師の選び方を3つの視点から解説します。

自分に合った認定薬剤師の選び方

1
キャリアから逆算

3〜5年後の理想の働き方に合う認定を選ぶ

2
職場の制度を確認

手当・昇格条件に認定薬剤師が含まれるか確認

3
市場ニーズを考慮

在宅医療・地域包括ケアなど今後伸びる領域を選ぶ

自分のキャリアプランから逆算する

認定薬剤師を選ぶ際は、「3〜5年後にどんな薬剤師になりたいか」から逆算するのが最も合理的です。

調剤薬局でかかりつけ薬剤師を目指すなら研修認定薬剤師、病院でがん領域を極めたいならがん薬物療法認定薬剤師、在宅医療に注力したいなら在宅療養支援認定薬剤師というように、目指すキャリアに合った認定を選びましょう。

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勤務先の評価制度を確認する

認定薬剤師を取得しても、勤務先が評価してくれなければ収入には反映されません。まずは自分の職場でどの認定資格に対して手当が出るのか、昇進・昇格の条件に含まれているのかを確認しましょう。

もし現在の職場で評価されないのであれば、資格手当のある薬局への転職を視野に入れるのも一つの方法です。

将来の市場ニーズを考える

高齢化の進展にともない、在宅医療や地域包括ケアに関連する認定薬剤師の需要は今後も高まると考えられます。

一方で、AIや調剤ロボットの普及により調剤業務の自動化が進むなかで、対人業務の質を証明する認定薬剤師の価値はむしろ高まる可能性があります。中長期的な視点で、自分の強みを活かせる認定を選ぶことが大切です。

よくある質問

認定薬剤師を取得しないとペナルティはありますか?

認定薬剤師は任意の資格であり、取得しなくてもペナルティはありません。ただし、かかりつけ薬剤師として患者さんを担当する場合はCPC認証の認定薬剤師が必須です。勤務先の方針や自身のキャリアプランに合わせて判断しましょう。

認定薬剤師の更新を忘れた場合はどうなりますか?

認定期限を過ぎると認定が失効し、かかりつけ薬剤師の算定ができなくなります。再度取得するには新規申請からやり直す必要があり、4年以内に40単位以上を取得しなければなりません。更新期限の2か月前にメール通知が届くため、見逃さないようにしましょう。

研修認定薬剤師と他の認定薬剤師は別物ですか?

はい、別の制度です。研修認定薬剤師は日本薬剤師研修センターが認定する「生涯学習の証明」で、がん薬物療法認定薬剤師や感染制御認定薬剤師などの専門分野の認定とは異なります。かかりつけ薬剤師の算定にはCPC認証を受けた認定薬剤師であることが必要なので、取得前にCPC認証の有無を確認してください。

認定薬剤師の取得費用は勤務先が負担してくれますか?

薬局によって対応が異なります。大手チェーン薬局では研修費用や審査料を会社が負担するケースが多い一方、中小薬局では自己負担となることもあります。転職時に研修費用の補助制度があるかどうかを確認しておくとよいでしょう。

まとめ

認定薬剤師は「意味がない」と一概に言い切ることはできません。かかりつけ薬剤師の算定要件として必須であること、施設基準の充足に必要であること、転職時の評価ポイントになることなど、活かし方次第で大きなメリットを得られる資格です。

一方で、研究職やCRCなど調剤現場以外で働く場合や、勤務先が資格手当を設けていない場合は、取得の優先度は低くなります。

  • かかりつけ薬剤師として算定したい方は取得必須
  • 取得前にCPC認証の有無を必ず確認する
  • 勤務先の評価制度と資格手当の有無を確認する
  • キャリアプランから逆算して最適な認定を選ぶ
  • 取得コストは4年間で5〜10万円が目安

大切なのは、「とりあえず取る」のではなく、自分のキャリアプランや働き方に合った認定薬剤師を選ぶことです。この記事を参考に、あなたにとっての認定薬剤師の価値を見極めてみてください。

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この記事を書いた人
医療キャリアナビ編集部

医療キャリアナビ編集部

記事の執筆・編集は、医療業界に精通した編集スタッフが担当しています。日々の転職支援業務で得た現場のリアルな情報と、厚生労働省をはじめとする公的機関のデータに基づき、信頼性の高いコンテンツをお届けしています。

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