血圧に影響を及ぼす生理活性物質に関する記述として、正しいのはどれか?
正解は1
バソプレシン(抗尿ホルモン、ADH)は下垂体後葉から分泌され、腎臓の集合管に作用して水の再吸収を促進します。その結果、尿量は減少して体液量が保たれ、血圧は上昇方向に働きます。血漿浸透圧の上昇や循環血液量の減少が分泌の引き金になります。
| 物質 | 産生・分泌部位 | 血圧への作用 |
|---|---|---|
| バソプレシン(ADH) | 下垂体後葉 | 上昇(水の再吸収↑) |
| レニン | 腎臓の糸球体近接細胞 | 上昇(RAA系を始動) |
| アルドステロン | 副腎皮質 | 上昇(Na再吸収↑) |
| 心房性Na利尿ペプチド(ANP) | 心房 | 低下(Na・水の排泄↑) |
レニンの分泌部位は腎臓であり、副腎髄質ではありません。副腎髄質から分泌されるのはアドレナリン・ノルアドレナリンです。
アルドステロンはNaの再吸収を促進します(排泄ではありません)。Naとともに水を体内に保持するため血圧は上がります。
ANPは心房が引き伸ばされる(=容量負荷)と分泌され、Naと水を捨てて血圧を下げる方向に働きます。
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