看護師のおすすめのダブルワークは?確定申告の必要性についても解説!
看護師さんの中には、ダブルワークや副業を検討されている方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、看護師の資格を使って働くことのできるおすすめのダブルワークや副業についてご紹介していきます。
また、ダブルワークや副業をする場合、確定申告をする必要があるのか気になる方もいらっしゃるかと思います。
確定申告の必要性や年末調整との違いについても解説していきます。
看護師のおすすめダブルワーク・副業3選
ツアーナース おすすめ度 ★★★
ツアーナースは、旅行や合宿、移動教室などに付き添い、参加者の体調管理を行う仕事です。
数時間や1日単位からの勤務が可能です。
遠方に移動するケースもあるため、自分自身の気分転換につながるでしょう。
帯同する仕事によっては、早朝からの長時間の勤務や、野外活動により天候の影響を受けながらの仕事になるため体力的な負担があります。
また、現場に看護師が一人であることも多く、急病人やけが人の際には適切な判断力が必要になります。
小学生の移動教室、中高生の修学旅行などの案件があります。宿泊を伴う場合、夜間の発熱者対応を求められる場合があるため、体力的にハードになります。
夜勤専従 おすすめ度 ★★☆
夜勤専従の業務には、病棟の夜間業務、介護施設や訪問看護のオンコール対応などの仕事があります。
副業やダブルワークとして、日勤帯のお仕事と組み合わせやすい勤務です。
また、日勤よりも時給が高く設定されていることが多いです。
夜間の労働は体内リズムが乱れやすく、健康面への影響が懸念されるため、無理のない勤務調整が必要になります。
入院患者の重症度や、入居者の介護度により業務内容が異なるため、どのような方を対応しているのか調べておきましょう。
健診センター おすすめ度 ★★☆
健診センターは、地域や企業の定期健康診断や予防接種などを行うスポット業務です。
土日や祝日や短時間での募集もあるため、本業との調整が比較的しやすい勤務になります。
心電図や採血、注射などの手技を生かすことができ、特定の看護技術の維持向上にもつながります。
時期によって募集のばらつきがあるため、閑散期には安定的な収入源につながらないことが懸念されます。
人気の就業先のため、募集がかかるとすぐに埋まってしまう場合が多いです。スクラブやシューズは持参を求められるため、ご自身で用意しておきましょう。
看護師がダブルワークや副業をする際の注意点
勤務先の就業規定を守る
最も重要なのは、本業の医療機関の兼業規定の確認です。
多くの医療機関では副業に関する規定があり、事前申請や許可が必要な場合があります。
無断で副業を行うと就業規則違反となり、場合によっては解雇につながる可能性があるため必ず確認が必要です。
労働時間と体調の管理
労働基準法では週の労働時間が40時間と定められており、本業と副業を合わせた労働時間が法定労働時間を超えないよう注意が必要です。
週の労働時間が40時間を超える場合、時間外労働となり割増賃金が支払われることになるため、副業先にメインの字勤務先での労働時間を共有する必要があります。
基本的には割増賃金は後から労働締結を結んだ会社が支払う義務があります。例外的に週の労働時間が40時間を超えても働くことのできる規定を設けているところもありますが、本業先、副業先の両方の規定を確認しておく必要があります。
また、看護師の仕事は体力的にも精神的にも負担が大きいため、複数の仕事を持つことで体調を崩しやすくなるリスクがあります。
十分な休養が取れずに体調不良になり、仕事を休むことになっては本末転倒になるため、副業やダブルワークは無理のない範囲で行うようにしましょう。
確定申告をする
年間の副業収入が20万円を超えると確定申告が必要になります。これは所得税法に基づき、所得を適切に把握し、正確な納税を行うためです。
確定申告については次の項で詳しくお伝えしていきます。
看護師の副業やダブルワークは確定申告が必要?
看護師が副業を始めた場合、年間の副業収入が20万円を超えると確定申告が必要になります。
多くの方は、メインの病院で年末調整を行っていると思いますが、そもそも、確定申告と年末調整はどのようなものであるかを以下で解説していきます。
確定申告と年末調整の違い
確定申告は、個人が自分で1年間の所得と税額を計算し、税務署に申告する制度です。特に複数の収入源がある場合や各種控除を受ける場合に必要となります。例えば、副業の収入が20万円を超える場合や、2か所以上から給与をもらっている場合には確定申告が必要です。
一方、年末調整は、会社員の税金を会社が年末にまとめて精算する制度です。従業員は保険料の控除証明書などの必要書類を会社に提出するだけで、毎月の給与から源泉徴収された所得税の過不足を、12月の給与支給時に会社が調整します。
年末調整は給与所得のみが対象となりますが、確定申告ではすべての所得が対象となり、より幅広い控除を受けることができます。
確定申告を行うことで、税金の還付を受けられる可能性が高くなります。
ダブルワークで確定申告や年末調整やをする際の注意点
副業と本業の両方で年末調整をしてしまうと、所得控除を重複して使うことになるため、年末調整は1か所でしか受けられません。
メインとなる職場で年末調整をし、副業先の収入に関しては、年末調整をせずにご自身で確定申告をしましょう。
2か所以上で年末調整をしてしまった場合は、所得税の確定申告をする必要があります。
いづれの就業先でも年末調整をしていない場合では、複数分の確定申告をする必要があります。
複数の職場で年末調整をしないように注意しましょう。
看護師の場合、複数の医療機関でダブルワークをしている場合や、副業収入がある場合は確定申告が必要となることが多いため、適切な手続きを行うことが重要です。