必須アミノ酸|9種類覚え方

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必須アミノ酸とは

アミノ酸は、体内で合成できるかどうかによって「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に分かれます。

「必須」とは、食事から摂ることが必須という意味で、体に必要なアミノ酸のうち、体内で作れない(または必要量を作れない)ものを指します。

必須アミノ酸非必須アミノ酸
種類9種類11種類
体内での合成できない、または不十分できる
食事からの摂取必要必須ではない

なお、乳幼児では体内での合成が追いつかないため、アルギニンも必須アミノ酸に含めて扱う場合があります。

覚え方は「風呂場イスひとりじめ」

必須アミノ酸9種類は、「風呂場イスひとりじめ(ふろばいすひとりじめ)」の語呂で覚えられます。

語呂必須アミノ酸
フェニルアラニン
ロイシン
バリン
イソロイシン
スレオニン(トレオニン)
ヒスチジン
トリプトファン
リジン
じめメチオニン

最後の「じめ」がメチオニンにあたります。語呂だけを丸暗記するのではなく、次に紹介する働きとセットで覚えると、国試や実習での応用が効きやすくなります。

必須アミノ酸9種類の主な働き

必須アミノ酸主な働き
フェニルアラニンドーパミンやノルアドレナリン、甲状腺ホルモンの材料になる
ロイシン筋タンパクの合成を促進する(BCAA)
バリン筋肉のエネルギー源となる(BCAA)
イソロイシン筋肉の修復や成長を助ける(BCAA)
スレオニン(トレオニン)成長を促進し、脂肪肝の予防に関わる
ヒスチジンヒスタミンの材料となり、神経機能の維持に関わる
トリプトファンセロトニン、メラトニンの材料になる
リジン組織の修復やカルシウムの吸収を助ける
メチオニン硫黄を含むアミノ酸で、肝機能や解毒に関わる

トリプトファンはセロトニン・メラトニンの材料であることから睡眠や気分と、フェニルアラニンはドーパミンや甲状腺ホルモンと、ヒスチジンはヒスタミンとつながります。

生理学や薬理学の内容と結びつけて整理しておくと理解が深まります。

BCAA(分岐鎖アミノ酸)とは

必須アミノ酸のうち、バリン・ロイシン・イソロイシンの3つは、分子構造が枝分かれしているため「BCAA(branched-chain amino acids:分岐鎖アミノ酸)」と呼ばれます。

頭文字をとって「バロイ」と覚えると、9種類のなかからすぐに思い出せます。

  • バリン・ロイシン・イソロイシンの3つ=「バロイ」
  • 筋肉に多く存在し、運動時のエネルギー源になる
  • 筋タンパクの合成や筋肉の修復に関わる
  • 肝硬変では、BCAA製剤による補充療法が行われることがある

肝硬変ではBCAAが減少し、芳香族アミノ酸との比(フィッシャー比)が低下します。

そのためBCAAの補充が栄養療法として用いられます。スポーツ栄養だけでなく、臨床栄養でも押さえておきたいポイントです。

印刷して活用しよう

必須アミノ酸9種類は、語呂「風呂場イスひとりじめ」で頭文字を押さえ、それぞれの働き(とくにBCAA=バリン・ロイシン・イソロイシン)とセットで覚えると整理しやすくなります。

ビタミンや消化酵素と同じく、栄養学の基礎として実習や国試で頻出の項目です。

語呂・9種の働き・BCAA・アミノ酸スコアを1枚にまとめた学習シートを用意しました。印刷して手元に置いたり、スマートフォンに保存して復習に使ったりと、自由にご活用ください。

※本記事の内容は学習用の目安です。栄養指導や臨床への応用にあたっては、成書や医師・管理栄養士の指示に従ってください。

必須アミノ酸

必須アミノ酸

必須アミノ酸9種類を、語呂「風呂場イスひとりじめ」と主な働き・BCAA・アミノ酸スコアまで1枚にまとめた学習用シートです。実習や国試対策の確認用にご活用ください。

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