【パッと確認】ブレーデンスケール|褥瘡リスク評価

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ブレーデンスケール は、褥瘡(じょくそう)のリスクを評価するために使用される、看護や介護の現場で非常に広く使われているアセスメントツールです。

ブレーデンスケールの評価項目(6項目)

各項目は1〜4点(あるいは1〜3点)で評価され、合計点が低いほど褥瘡のリスクが高いと判断されます。

評価項目 内容
1. 知覚の認知 痛みや圧迫に対する感覚があるか
2. 湿潤 皮膚がどの程度湿っているか
3. 活動性 身体活動のレベル(例:ベッド上のみ、歩行可など)
4. 可動性 体位を自分で変えられるかどうか
5. 栄養状態 食事摂取や栄養状態
6. 摩擦とずれ シーツなどによる皮膚への摩擦やずれの程度

ブレーデンスケール評価表

項目 点数 評価内容
1. 知覚の認知 1点 痛みなどの不快感を全く認識できない
2点ごくわずかにしか認識できない
3点鈍感ではあるがある程度認識できる
4点正常に認識できる
2. 湿潤 1点 常に湿っている
2点頻繁に湿っている
3点時々湿っている
4点ほとんど湿っていない
3. 活動性 1点 ベッド上のみで過ごしている
2点椅子への移乗はあるが歩行はしない
3点時々歩行可能
4点頻繁に歩行可能
4. 可動性 1点 全く体位を変えられない
2点ほとんど動けない
3点やや動かすことができる
4点自由に体位を変えられる
5. 栄養状態 1点 非常に乏しい(ほとんど食事を摂らない)
2点食事摂取量が不十分
3点通常通りの食事摂取
4点栄養バランスが取れており十分に摂取している
6. 摩擦とずれ 1点 常にずれや摩擦がある
2点時々ずれや摩擦がある
3点ほとんど問題ない
※合計スコアによる褥瘡リスク分類:
  • 19~23点:リスクなし
  • 15~18点:低リスク
  • 13~14点:中等度のリスク
  • 10~12点:高リスク
  • 9点以下:非常に高リスク

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使用場面、評価のタイミングや頻度について

  • 入院時の初期評価:入院時+毎日(急性期の場合)
  • 介護施設・病棟での定期チェック:週に1〜2回(または状態変化時)
  • 手術後・ICU:12〜24時間ごと(状態が不安定な場合)
  • 在宅医療や訪問看護:訪問時ごと、または月1回以上

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