【見本・テンプレあり】医療職の職務経歴書の書き方|採用面接官の目にとまる書き方のコツ

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職務経歴書とは?

職務経歴書とは、これまで自分がどんな仕事をしてきたのかを詳しくまとめた書類です。
履歴書が「いつ・どこで働いたか」という事実を中心に書くのに対して、職務経歴書は「どんな仕事をして、どんな経験・実績を積んだか」をアピールするためのものです。

たとえば看護師であれば、「○○病院で急性期病棟に3年間勤務し、1日平均10人の患者を受け持っていた」「認知症患者への対応経験が豊富」など、仕事内容や強み、工夫してきたことなどを自由に書くことができます。

応募先の企業や施設が「この人を採用したら、どんな活躍をしてくれそうか」を判断する大事な材料になるため、履歴書とセットで提出するのが一般的です。

職務経歴書テンプレート

職務経歴書は、Excel形式またはWord形式で作成・提出するのが一般的です。以下のテンプレートを自由にダウンロードしてご活用ください。

職務経歴書の記載形式・見本

職務経歴書には、大きく分けて「編年体形式」「逆編年体形式」「キャリア形式」の3つの形式があります。
これは、職務経歴書が「自分の経験や強みを、読み手にわかりやすく伝えるための自由な書類」であるため、人によって効果的な見せ方が異なるからです。

たとえば、職歴に一貫性がある人や、長く同じ業種・職種で働いてきた人は、時系列に沿って経験を紹介する形式が適しています。一方で、転職回数が多い人や直近の実績を強調したい人は、最近の職歴を優先的に見せる形式の方が効果的です。

このように、職務経歴書は「どう書くか」で伝わり方が変わる書類です。自分のこれまでの働き方や、応募先で求められる人物像に合わせて、最適な形式を選ぶことが重要です。

職務経歴書の記載形式の違い・選び方

記載形式 特徴 使用が向いている人
編年体形式(時系列型) 過去から現在に向かって職歴を順番に記載。キャリアの流れがわかりやすい。 職歴に一貫性がある人/転職回数が少ない人
逆編年体形式(逆時系列型) 最新の職歴から順に記載。直近の実績をアピールしやすい。 直近の経験を強調したい人/転職経験が多い人
キャリア形式(職能型) 職種やスキルごとに分類して経験を記載。内容重視で整理できる。 専門スキルや成果をアピールしたい人/職歴にブランクがある人

①編年体形式

編年体形式(時系列型)は、職歴を過去から現在に向かって順番に記載する形式です。
たとえば新卒で入社した会社から現在までの勤務先を、在籍期間ごとに整理して書くスタイルです。

キャリアの流れが自然に伝わるため、職歴に一貫性がある人や、転職回数が少ない人に向いています
一つひとつの職場での経験を丁寧に伝えることで、誠実さや安定感も伝えることができます。

職務経歴のスタンダードな書き方として、多くの業界・職種で広く使われている形式です。

職務経歴書(編年体形式)サンプル - PC表示
職務経歴書(編年体形式)サンプル1 - スマートフォン表示 職務経歴書(編年体形式)サンプル2 - スマートフォン表示

②逆編年体形式

逆編年体形式は、職歴を新しい順(現在から過去)に記載するスタイルです。
最近の職歴や実績を目立たせることができるため、直近の経験をアピールしたい人や、転職回数が多い人に向いています

採用担当者は、まず「今どんなスキルや経験を持っているか」を知りたいことが多いため、即戦力を意識した職務経歴書に最適な形式です。
特に直近の職場で成果を上げていたり、経験を活かして転職したい場合に効果的です。

職務経歴書(逆編年体形式)サンプル - PC表示
職務経歴書(逆編年体形式)サンプル1 - スマートフォン表示 職務経歴書(逆編年体形式)サンプル2 - スマートフォン表示

③キャリア形式

キャリア形式(職能型)は、職務内容やスキルごとに経験をまとめて記載するスタイルです。
時系列にとらわれず、「マネジメント経験」「対応疾患」「専門業務」などのテーマ別に整理して書くことで、スキルや実績を強調できます

職歴が複雑な人や、フリーランス・プロジェクトベースでの働き方をしてきた人、ブランク期間がある人にも向いています。
また、異業種からの転職で職種別の強みをアピールしたい場合にも効果的です。

職務経歴書(キャリア形式)サンプル - PC表示
職務経歴書(キャリア形式)サンプル1 - スマートフォン表示 職務経歴書(キャリア形式)サンプル2 - スマートフォン表示

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職務経歴書の書き方とポイント

ここからは、職務経歴書の基本的な書き方と、採用担当者に伝わりやすくするための大切なポイントを7つにまとめてご紹介します。
書類選考を通過するには、ただ経歴を並べるだけでなく、読みやすさ・分かりやすさ・アピール力の3点を意識することが重要です。
未経験の業界に応募する場合でも、これまでの経験をどう活かせるかを伝えることができれば、十分にチャンスがあります。

初めて職務経歴書を作成する方も、書き方のコツを押さえておくことで自信を持って作成できるようになります。

①職務要約は最初に簡潔に書く

職務経歴書の冒頭には、これまでの医療現場での経験を簡潔にまとめた「職務要約」を記載しましょう
採用担当者はまず「どのような分野で、どのくらいの経験があるか」を知りたいため、病院・施設の種類、担当業務、経験年数などを3〜5行程度にまとめて書くのがポイントです。

例:「総合病院の急性期病棟にて3年間勤務。整形外科・内科の混合病棟で看護業務を経験。リーダー業務や新人指導にも携わる」

この要約があることで、担当者が経歴全体を把握しやすくなり、その後の内容をスムーズに読んでもらえます。

②業務内容は具体的に書く

職務経歴書では、担当していた業務をできるだけ具体的に記載することが大切です。
「外来看護」「訪問リハビリ」などの職種名だけでなく、患者層・1日の対応件数・使用していた機器やシステム・チーム内での役割なども伝えることで、採用担当者が実務イメージを持ちやすくなります。

たとえば、「整形外科クリニックにて午前10〜15名の外来対応を担当。レントゲン撮影補助やギプス固定にも従事」など、職種ごとのリアルな業務内容を盛り込むことが信頼性を高めるポイントです。

③成果や実績は数字や具体例で伝える

採用担当者にとって印象に残る職務経歴書には、具体的な実績や工夫のエピソードが記載されています
医療職は数字で成果を出しにくいと思われがちですが、「1日の対応件数」「入退院支援の件数」「記録作成時間の短縮」「指導経験の人数」など、現場での取り組みは立派な実績になります。

例:「訪問看護で月120件を担当し、ご家族との連携による在宅療養継続率を維持」「記録様式の改善によりスタッフ1人あたりの記録時間を平均5分削減」など、数字や具体例を盛り込むことで信頼感が高まります

④応募先に合った内容にカスタマイズする

すべての職務経歴を均等に書くのではなく、応募先が求めているスキルや経験を優先的に強調することが大切です
たとえば、訪問看護ステーションに応募するなら「在宅医療」「家族との連携」「一人での判断力」などに関わる経験を厚めに記載する、リハビリ職なら「疾患別の対応」「担当件数」「多職種連携」などの要素に重点を置く、というように内容を調整しましょう。

「誰にでも当てはまるような経歴」ではなく、「この職場だからこそ活かせる経験」に絞って記述することで、採用担当者の関心を引きやすくなります。

⑤時系列や構成に一貫性を持たせる

読みやすく伝わる職務経歴書にするためには、情報の順番やフォーマットに一貫性を持たせることが重要です
医療現場での経歴を記載する際も、「勤務先名 → 期間 → 配属先 → 業務内容 → 実績」という流れを統一することで、読み手がスムーズに内容を理解できます。

また、複数の施設で働いた経験がある場合は時系列を揃える(編年体 or 逆編年体)ことを意識しましょう。書き方がバラバラだと、誤解を招いたり、信頼性に影響することもあります。

表現方法や記載順を揃えるだけでも、職務経歴書全体の印象がぐっと良くなります。

⑥誤字脱字・フォーマット崩れをチェックする

どんなに素晴らしい経歴でも、誤字脱字やレイアウトの乱れがあると、それだけで評価が下がってしまうことがあります
医療職の現場では「正確性」や「丁寧さ」が重視されるため、書類の完成度もその人の仕事ぶりを反映するものと見なされやすいです。

行間が詰まりすぎて読みにくくなっていないか、フォントの大きさや色に統一感があるか、意図しない改行や文字化けが起きていないかなど、提出前には細かい部分まで丁寧に確認しましょう。

可能であれば第三者に読んでもらうことで、自分では気づけないミスや読みづらさにも対応できます。

⑦自己PRと結びつける

職務経歴書は、単なる経験の羅列ではなく「自分がどんな価値を提供できるか」を伝えるためのツールです
担当してきた業務や実績は、どんな力を身につけ、それをどう活かせるかという自己PRの土台になります。

たとえば、「チームリーダーとして新人指導を担当していた」経験を挙げた場合、そこから「人材育成やコミュニケーション能力に強みがある」といった自己PRへ自然につなげることができます。

応募先のニーズに応じて、自分の経験をどう活かせるかを言葉にすることで、より説得力のある職務経歴書になります。

職務経歴書の作成に関するQ&A

A.現在はパソコン作成が一般的ですが、医療・介護業界では手書きの丁寧さや人柄を重視する職場もあります。どちらを選んでも大きく選考結果が変わることは少ないため、自分が最も見やすく正確に作成できる方法を選びましょう。

A.業務内容や実績をわかりやすくする目的であれば問題ありません。
ただし、過度な装飾やカラー使用は避け、採用担当者が読みやすいデザインを心がけましょう。

A.原則として省略せず記載するのが望ましいです。
医療職では短期間でも業務経験として評価される場合があり、経歴の一貫性や誠実さが重要視されます。

A.実績だけでなく、日々の業務で工夫してきたことや心がけも立派なPR材料です。
「患者さんや利用者さんとの信頼関係を築くためのコミュニケーション方法」や「業務効率化のために取り組んだ工夫」など、自身が頑張ってきたことを自分なりの言葉で記載しましょう。

A.応募職種と関連のある資格はもちろん、仕事に役立つ可能性のある資格なら記載しても構いません。
ただし、関連性の低い資格は自己PR欄や趣味・特技欄で触れる程度にしましょう。

A.医療職の場合、1〜2枚が目安です。
転職回数が多い場合でも、応募先に関連性の高い内容を優先して記載し、読みやすさを重視しましょう。

A.応募職種や医療職に関連する経験であれば記載しましょう。
関係が薄い場合や短期間の場合は省略しても構いません。

【例】
・介護施設での看護助手アルバイト → 記載可(医療職経験として有効)
・飲食店ホールスタッフ → 関連性が低く、省略可

A.異動によって業務内容や役割が大きく変わった場合は記載しましょう。
似た業務の場合はまとめて記載しても問題ありません。

【例】
・外来勤務から病棟勤務へ異動 → 記載(業務内容が大きく変化)
・3Fの回復期病棟から4Fの回復期病棟へ異動 → フロアが変わっただけなのでまとめて記載可
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