課題と記憶の組合せで正しいのはどれか? イメージ

課題と記憶の組合せで正しいのはどれか?

  • 1. 地下鉄に乗る — エピソード記憶
  • 2. 幼少期の思い出を語る — 展望記憶
  • 3. 紙や鉛筆を使わず暗算する — ワーキングメモリー
  • 4. 昨日食べた朝食を説明する — 意味記憶
正解は3

ワーキングメモリー(作業記憶)

短時間だけ情報を保持しながら、思考や判断に使う記憶

情報を一時的に頭の中に留めて操作する能力です。容量は限られており、通常15-30秒程度しか持続しません。

例:

  • 電話番号を聞いて、メモを取るまでの間覚えている
  • 暗算で「47 + 38」を計算する時、途中の数字を覚えながら計算する
  • 会話中に相手の話を聞きながら、返答を考える

エピソード記憶

個人的な体験や出来事の記憶

「いつ、どこで、何をしたか」という具体的な体験を覚えている記憶です。自伝的な性質があります。

例:

  • 昨日の夕食で何を食べたか
  • 初めて自転車に乗れた時の体験
  • 卒業式での感動的な瞬間

展望記憶

将来やるべきことを覚えている記憶

未来に実行すべき行動や予定を記憶し、適切なタイミングで思い出す能力です。

例:

  • 明日の朝、薬を飲むことを覚えている
  • 帰り道でスーパーに寄って牛乳を買うことを思い出す
  • 友人の誕生日にメッセージを送ることを覚えている

意味記憶

一般的な知識や概念の記憶

言葉の意味、事実、概念など、個人的な体験とは関係のない客観的な知識です。

例:

  • 「犬は動物である」という知識
  • 東京が日本の首都であること
  • 2 + 2 = 4 という数学的事実
  • 漢字の読み方や意味

これらの記憶は互いに連携して働き、日常生活での学習や思考を支えています。

記憶
感覚記憶
短期記憶(一次記憶)
長期記憶(二次記憶)
宣言的記憶(顕在記憶)
意味記憶
エピソード記憶
非宣言的記憶(潜在記憶)
手続き記憶
プライミング
古典的条件付け
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