看護師必見!夜勤明けの過ごし方で絶対にやってはいけない5つのNG行動
カフェインの摂取
夜勤明けの看護師にとって、カフェインは疲労を和らげる強い味方に思えるかもしれません。
しかし、コーヒーやエナジードリンクの過剰摂取は、体内時計を乱す大きな要因となり得ます。
カフェインの半減期は約2〜8時間と幅があり、体内での作用は摂取後長時間続きます。
就寝6時間前のカフェイン摂取でも、睡眠の質に悪影響を及ぼす可能性があると言われています。
特に夜勤明けの状況では、この影響がより顕著になる可能性があります。
代替策として、水分補給や軽い運動、短時間の仮眠などが効果的です。
特に水分補給は重要で、適度な水分摂取が疲労回復や集中力の維持に繋がります。
また、カフェインに頼らずにエネルギーを維持する方法として、複合炭水化物や良質なタンパク質を含む軽食を摂ることも有効です。
無理な予定を詰め込む
夜勤明けの看護師にとって、限られた自由時間を有効活用したいという気持ちは理解できます。
しかし、休息時間に無理な予定を詰め込むことは、疲労回復を妨げ、長期的には健康被害やバーンアウトのリスクを高める可能性があります。
日本看護協会の調査によると、看護師の約70%が慢性的な疲労を感じており、その主な原因の一つとして「休息時間の不足」が挙げられています。
特に夜勤明けは、身体的・精神的に最も疲労が蓄積された状態であり、適切な休息が不可欠です。
適切な休息と疲労回復のためのおすすめな方法は、マインドフルネスの実践や、適度な運動です。
他にも「何もしない時間」を確保し、心身のリセットを図ることもおすすめです。
寝酒の習慣化
夜勤明けの看護師にとって、アルコールは手軽なストレス解消法や睡眠導入剤として魅力的に感じられるかもしれません。
しかし、この習慣は短期的にも長期的にも健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
医療従事者のアルコール依存症リスクは、一般人口の1.5倍高いと言われています。
特に不規則な勤務体制にある看護師は、より高いリスクにさらされています。
夜勤明けのアルコールに代わる代替品としては、ハーブティーがおすすめです。
カモミールやバレリアンなどのハーブティーは、リラックス効果があり、睡眠の質を改善する可能性があります。
ときには夜勤明けにお酒を飲むこともあると思いますが、それを習慣化してしまわないよう生活習慣を確立することが重要です。
就寝直前のスマホ使用
夜勤明けの看護師にとって、スマートフォンは暇つぶしや気分転換のツールとして大活躍します。
しかし、就寝直前のスマホ使用は、質の高い睡眠を得る上で大きな障害となります。
就寝前のスマホ使用者は非使用者と比較して、入眠困難を訴える割合が約1.5倍高いことが報告されています。
特に夜勤明けの状況下では、この影響がより顕著になる可能性があります。
スマホ使用が睡眠に与える悪影響としては、ブルーライトによりメラトニンの分泌が抑制されたり、脳の過度な活性化などがあります。
夜勤明けは就寝時間が昼夜逆転しているだけでなく、太陽光を浴びて体内時計が乱れやすい状況下なので、そこにブルーライトも加わってしまうのは避けたいところです。
やむを得ずスマホを使用する場合は、ブルーライトカット機能を有効にしたり、寝室にスマホを持ち込まないようにします。
目覚まし機能が必要な場合は、従来の目覚まし時計の使用もおすすめです。
過度な買い物や外食でのストレス解消
夜勤明けの看護師にとって、ショッピングや外食は手軽なストレス解消法に思えるかもしれません。
しかし、衝動買いや不必要な出費は、長期的に経済的な負担となり、新たなストレス源となる可能性があります。
また一時的な満足感は得られますが、その後に感じる罪悪感により、自尊心を低下させるとも言われています。
医療従事者の約40%が「ストレス解消のための衝動買い」を経験していると回答しており、特に不規則な勤務体制にある看護師は、このリスクが高くなる傾向があります。
看護師として質の高いケアを継続的に提供するためには、健康的なストレス管理が不可欠です。
買い物や飲食に頼らない、持続可能なストレス解消法を見つけることが、長期的な心身の健康維持につながります。
まとめ
夜勤明けの過ごし方で、絶対にやってはいけない5つのNG行動を紹介してきました。
- カフェイン摂取
- 無理な予定を詰め込む
- 寝酒の習慣化
- 就寝直前のスマホ使用
- 過度な買い物や外食
どれも完全にやめることはできないと思いますので、ストレスにならない範囲で頻度を減らしたり、別の過ごし方を見つけてみてはいかがでしょうか。