理学療法士の夜勤の仕事ってあるの?夜勤求人の探し方や時給相場

理学療法士の夜勤の仕事ってあるの?夜勤求人の探し方や時給相場 イメージ
  • X
  • Facebook
  • LINE

理学療法士の方の中には、夜勤の仕事を探している方も多いのではないでしょうか。

理学療法士が夜勤の仕事を探している理由として最も多いのは、副業として収入をUPさせるためです。

特に本業の日勤帯の仕事が終わった後に、週末や休日の前夜だけ夜勤をしたいというご相談をいただくことが医療キャリアナビでは多いです。

この記事では、そもそも理学療法士の夜勤の仕事があるかどうか、夜勤中に任される仕事内容、求人の探し方、時給や夜勤手当の相場について詳しく解説しています。

あわせて、夜勤1回でいくら収入が増えるのかの試算や、本業と両立するときに知っておきたい労働時間のルールもまとめました。

夜勤に興味がある理学療法士の方にとって、有益な情報となれば嬉しいです。

1 2 3
希望の雇用形態必須

プライバシーポリシーに同意して

お申し込みを受け付けました

以下からひな形と見本をダウンロードできます。

    理学療法士の夜勤の仕事はある?

    結論から言えば、理学療法士の夜勤の仕事は少ないですが存在します。

    ただし、日勤の仕事と比べるとその求人数は限られています。

    求人サイトで「理学療法士」の資格名と「夜勤のみ」の条件を掛け合わせて検索しても、全国で十数件しかヒットしないことも珍しくありません。

    理学療法士が夜勤で働けるところには、以下のようなところがあります。

    老健・特養
    入所者が生活する施設のため夜勤帯の職員配置が必須。夜勤求人の中心になる職場です。
    デイサービス(ショートステイ)
    デイサービス単体は日中のみですが、ショートステイを併設していれば宿泊者の夜勤があります。
    介護付き有料老人ホーム
    夜間も職員が常駐するため、夜勤専従枠の募集が出ることがあります。
    訪問リハビリ(オンコール)
    夜間の常駐ではなく、呼び出しに備えて待機する形の勤務です。
    小規模多機能施設
    通い・訪問・宿泊を組み合わせた施設で、宿泊者に対応する夜勤があります。

    基本的にリハビリは実施せず、移乗・着替え・食事に関する介助などがメイン業務となります。

    介護スタッフの一員のような形で勤務するイメージが分かりやすいかと思います。

    訪問リハビリでは、オンコール対応があれば夜間に出勤がありますが、頻繁にあることではないので副業として夜勤を希望する場合は注意が必要です。

    他にも看護助手として医療行為以外の看護師の仕事をサポートしたり、事務員として夜間の受付対応や巡回などをする夜勤としての働き方もあります。

    実際に、病院の看護助手の夜勤求人では応募資格に「理学療法士・作業療法士などの医療関係職種を歓迎」と明記しているものもあり、資格を活かして応募できる夜勤枠は介護施設の外にも広がっています。

    理学療法士が夜勤中に任される仕事内容

    夜勤帯のナースステーションと病棟の様子

    夜勤を検討するときに最も気になるのが、実際に何をするのかという点だと思います。

    夜勤帯に理学療法士としてリハビリを提供する場面は、ほとんどありません。

    これは職場の方針というより、制度の面から決まっている部分が大きいです。

    特別養護老人ホームや介護老人保健施設で「夜勤職員」として数えられるのは、厚生労働大臣が定める基準によって看護職員または介護職員と決められています。

    関連制度
    厚生労働大臣が定める夜勤を行う職員の勤務条件に関する基準
    特別養護老人ホームでは、夜勤を行う「介護職員又は看護職員」の数を入所者25人以下で1人以上、26〜60人で2人以上、61〜80人で3人以上、81〜100人で4人以上と定めています。介護老人保健施設では原則2人以上です。夜勤の配置人数として数えられるのは看護職員と介護職員であり、理学療法士は夜勤職員としてカウントされません。
    関連制度
    介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準 第2条
    介護老人保健施設について「理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士 常勤換算方法で、入所者の数を百で除して得た数以上」と定めています。老健はリハビリ専門職の配置が義務づけられた施設ですが、この配置は日中のリハビリ提供体制を想定したものです。

    つまり夜勤帯の理学療法士は、リハビリ職としてではなく夜勤スタッフの一人として現場に入ることになります。

    実際の求人票に書かれている業務内容を見ると、任される仕事は大きく次の3つに整理できます。

    巡回・安否確認とナースコール対応

    夜勤帯の中心になるのが、定期的な巡回と安否確認です。

    決められた時間ごとに居室を回り、呼吸や表情、寝具の状態を確認していきます。

    あわせてナースコールへの対応があり、求人票では夜間のコール件数を「2〜5回程度」と具体的に記載しているものもあります。

    転倒や急な体調変化があれば、看護師や管理者へ連絡して指示を仰ぐのが基本の流れです。

    体位変換・排泄介助などの介護業務

    夜勤の時間帯でも、利用者さんの生活は続いています。

    そのため体位変換、おむつ交換やトイレ誘導などの排泄介助、更衣介助、口腔ケアといった介護業務が発生します。

    16時間の2交替夜勤であれば夕食の配膳や下膳、翌朝の起床介助や朝食の支度まで担当することになります。

    病院の看護助手として入る場合も、食事・排泄・入浴等の介助やベッドメイキング、環境整備が主な業務です。

    電話応対や施錠確認などの事務当直業務

    事務員として夜勤に入る場合は、介助よりも管理業務が中心になります。

    夜間の電話応対や来訪者の受付、館内の巡回と施錠確認、記録や申し送りの作成などが主な仕事です。

    身体介助がほとんど発生しないケースもあるため、体力的な負担を抑えたい方はこうした事務当直の求人も選択肢に入れてみてください。

    理学療法士の経験が活きる場面
    • 移乗介助の技術が高く、腰痛のリスクを抑えて動ける
    • 歩行や姿勢から転倒リスクを早く察知できる
    • 夜間の様子を知ることで日中のリハビリ計画に活かせる
    キャリアパートナー

    理学療法士が夜勤で働くメリット・デメリット

    メリットとデメリットと書かれた四角と色鉛筆

    夜勤は収入面での魅力が大きい一方で、続けられるかどうかは体調管理次第という側面もあります。

    始めてから後悔しないように、良い面と負担になる面を先に並べて見ておきましょう。

    副業として夜勤に入る
    メリット
    夜勤手当と深夜割増で1回あたりの単価が高い
    週1回から入れる求人が多く調整しやすい
    日中の時間をそのまま確保できる
    デメリット
    本業と合わせた労働時間が長くなりやすい
    休日が休養で埋まりやすい
    日勤のみで働く
    メリット
    生活リズムを一定に保ちやすい
    リハビリ業務に集中して経験を積める
    家族や友人と予定を合わせやすい
    デメリット
    手当による収入の上乗せが少ない
    残業も少なく収入が伸びにくい

    メリット:夜勤手当と深夜割増で収入を上乗せできる

    最大のメリットは、短い日数でも収入をまとまった額で増やせることです。

    夜勤には職場ごとの夜勤手当が付くことに加えて、22時から翌5時までの労働には労働基準法で25%以上の深夜割増賃金が義務づけられています。

    これは職場の裁量ではなく法律上の最低ラインなので、夜勤帯を含む勤務であれば必ず上乗せされる部分です。

    理学療法士は所定外労働(残業)そのものが少ない職種で、厚生労働省の統計でも超過実労働時間数は月5時間にとどまります。

    残業で収入を増やすのが難しいぶん、夜勤は数少ない上乗せの手段になっているとも言えます。

    メリット:日中の時間を確保でき通勤ラッシュも避けられる

    夜勤明けの日は、日中の時間をそのまま自由に使えます。

    役所や銀行の手続き、通院、子どもの行事など、平日の日中にしかできない用事を済ませやすくなります。

    また出勤も退勤も通勤ラッシュの時間帯から外れるため、移動の負担が小さくなるのも見落とされがちな利点です。

    デメリット:生活リズムが崩れ体調管理の負担が大きい

    一方で、夜勤は身体への負担が大きい働き方です。

    負担の大きさは制度の側からも読み取れます。

    深夜業に常時従事する労働者には、通常の年1回ではなく6か月以内ごとに1回の健康診断が事業者に義務づけられています。

    本業に加えて夜勤を入れる場合は、連続で夜勤を組まない、月の回数を先に決めておくといった線引きをしておくと続けやすくなります。

    デメリット:リハビリの実務から離れる時間が生まれる

    夜勤帯の業務は介助や見守りが中心のため、理学療法士としての評価や訓練の経験は積み上がりません。

    副業として月に数回入る程度であれば影響は限定的ですが、夜勤専従に切り替える場合は専門性が伸びにくくなる点を意識しておく必要があります。

    資格手当の面でも、介護施設の夜勤枠は無資格・初任者研修・実務者研修・介護福祉士という介護系資格の段階で時給が決まることが多く、理学療法士の免許がそのまま時給に反映されるとは限りません。

    出典:e-Gov法令検索「労働基準法」第37条/e-Gov法令検索「労働安全衛生規則」第13条・第45条/厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

    30秒でかんたん登録!
    無料で応募書類テンプレをプレゼント

    理学療法士の夜勤求人の探し方

    理学療法士の夜勤求人を見つけるには、探し方を工夫する必要があります。

    まず理学療法士専門の夜勤求人は、ほとんど存在しないということです。

    「理学療法士歓迎」「理学療法士の資格を保有していたら尚良い」というような書き方であったり、理学療法士に限らず看護師や介護スタッフ、作業療法士など医療職であれば誰でも応募可能という求人がほとんどです。

    そのため、あえて「理学療法士」という条件で絞り込まずに探すのが効率的です。

    また老健や特養、デイサービスなどの介護業界で働く場合は、機能訓練指導員として勤務することになるので、検索キーワードに「機能訓練指導員」を含めるのもおすすめです。

    機能訓練指導員については、介護保険の指定基準の解釈通知で「訓練を行う能力を有する者」として理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護職員・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師が挙げられており、理学療法士は資格上そのまま該当します。

    ただし機能訓練指導員として掲載される求人は日勤のみの条件が中心で、夜勤とセットの募集はほとんど見当たりません。

    夜勤枠そのものを探すなら、「夜勤専従スタッフ」「看護助手(夜勤)」といった職種名で検索するほうが実際にはヒットしやすくなります。

    他にも、パートやアルバイトの求人に絞り込んだり、「夜勤のみ」「夜勤専従」のようなキーワードを用いたりすることで、理学療法士の副業に適した夜勤求人が見つかりやすくなります。

    求人サイトによっては「夜勤専従OK」が絞り込みタグとして用意されているので、キーワード入力よりタグで絞るほうが早いこともあります。

    1
    職種名で絞り込まない
    「理学療法士」で絞ると母数が一気に減ります。医療職歓迎の求人を広く見るのが基本です。
    2
    「夜勤専従」「夜勤のみ」で探す
    職種名ではなく勤務形態のキーワードやタグで絞り込むと夜勤枠だけを抽出できます。
    3
    雇用形態をパート・アルバイトにする
    副業として入るなら、週1日から相談できるパート求人に絞るのが近道です。
    4
    介護施設以外も候補に入れる
    看護助手や事務当直など、病院側の夜勤求人にも医療職歓迎の枠があります。
    5
    エージェントに非公開求人を聞く
    夜勤枠は募集人数が少なく、公開前に決まることも多いため相談する価値があります。

    自分ではなかなか見つけられない場合は、転職エージェントに相談してみて、新着求人やサイトに掲載されていない非公開求人を紹介してもらうのも検討してみてください。

    出典:厚生労働省法令等データベース「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準について(老企第25号)」

    30秒でかんたん登録!
    無料で応募書類テンプレをプレゼント

    夜勤求人に応募する前に確認したいチェックポイント

    チェックリストと書かれた紙とペン

    夜勤求人は、同じ「夜勤1回」でも中身が職場によって大きく違います。

    金額だけを見て応募すると、拘束時間や業務範囲が想像と違って続かないというのがよくある失敗です。

    応募前に求人票で確認しておきたい項目を整理しておきましょう。

    夜勤1回の拘束時間と仮眠・休憩の取り方

    まず押さえたいのが、1回の夜勤が何時間なのかという点です。

    介護施設の夜勤は8時間前後の3交替と、16時間前後の2交替に分かれます。

    実際の求人票でも「17時から翌9時30分まで(休憩60分)」のように拘束16時間を超える例があり、8時間夜勤とは体感がまったく変わります。

    あわせて仮眠が取れるのか、仮眠室があるのか、仮眠時間が休憩扱いなのかも確認しておきましょう。

    夜勤手当の額と深夜割増の扱い

    夜勤手当は、勤務時間の長さごとに額を分けている職場もあります。

    求人票に「8時間勤務で6,000円、16時間勤務で8,000円」といった形で書き分けられている例もあるので、自分が入る勤務がどちらなのかを合わせて見てください。

    もうひとつ大事なのが、深夜割増が夜勤手当に含まれているのか、別途支給されるのかという点です。

    22時から翌5時の労働に対する25%以上の割増は法律上の義務なので、手当込みと言われた場合は内訳を確認しておくと安心です。

    担当する業務範囲とオンコールの有無

    夜勤帯にどこまで任されるのかも、求人票の職務内容欄で確認しておきたいところです。

    身体介助がどの程度含まれるのか、記録や申し送りまで担当するのか、緊急時に自分が一次対応をするのかで負担はかなり変わります。

    訪問リハビリのオンコール待機の場合は、待機手当の有無と、実際に呼び出された場合の支給額を確認しておきましょう。

    月の夜勤回数と週1日から入れるか

    副業として夜勤に入るなら、シフトの柔軟さが続けられるかどうかを左右します。

    「週1日からOK」「曜日相談OK」と明記されている求人であれば、本業の勤務表を見てから入る日を決めることもできます。

    逆に月の最低回数が決まっている求人もあるため、応募前に下限を聞いておくとミスマッチを防げます。

    面接で必ず聞いておきたいこと

    求人票に書かれていないことほど、後から効いてきます。

    夜勤帯の職員が何人体制か、緊急時に連絡できる看護師や管理者がいるか、この2点は必ず確認してください。

    一人夜勤かどうかで責任の重さがまったく変わるため、聞きにくくても最初に確認しておくのが結果的に安心です。

    夜勤求人の時給相場

    気になる時給ですが、夜勤だけを対象にした公的な統計は存在しません。

    そこで基準になるのが、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の数値です。

    同調査では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の短時間労働者の1時間当たり所定内給与額は平均1,993円となっています(企業規模10人以上・産業計・男女計)。

    1,993円
    短時間労働者の時間当たり所定内給与額
    25%以上
    22時〜翌5時の深夜割増率
    5,973円
    2交替夜勤手当の平均額(1回)

    企業規模別では1,000人以上で1,595円、100〜999人で2,012円、10〜99人で2,273円と幅があります。

    ここに22時から翌5時の深夜割増が25%以上上乗せされるため、夜勤求人の実効時給は2,000円前後かそれ以上が目安になります。

    次に夜勤手当ですが、こちらは職場によって大きく異なります。

    日本医療労働組合連合会「2025年介護施設夜勤実態調査」によると、介護施設の正規職員の2交替夜勤手当は1回あたり平均5,973円(最高12,000円・最低2,200円)でした。

    理学療法士の夜勤・当直が多い介護老人保健施設では平均6,998円、3交替の場合は準夜2,923円・深夜4,870円となっています。

    実際の1回あたりの収入は、この夜勤手当に「時給×拘束時間+深夜割増」を加えた額になるため、夜勤が8時間か16時間かで金額は大きく変わります。

    出典:e-Stat「令和7年賃金構造基本統計調査」短時間労働者・職種第1表/日本医療労働組合連合会「2025年介護施設夜勤実態調査結果」

    これはあくまで目安であり、都市部では高めに、地方では低めになる傾向があります。

    また夜勤の時給や手当を確認する際は、単純に金額だけでなく、1回あたりの勤務時間、休憩時間の取り方なども考慮に入れることが大切です。

    夜勤1回・月あたりでいくら増える?収入シミュレーション

    夜勤手当と書かれたブロック

    相場が分かったところで、実際に月いくら増えるのかを試算してみましょう。

    副業として夜勤に入るかどうかは、この金額と体力的な負担を天秤にかける判断になります。

    夜勤1回の収入は「時給+深夜割増+夜勤手当」で決まる

    夜勤1回の収入は、次の3つを足し合わせたものになります。

    1
    時給×実働時間
    ベースになる部分。実働が8時間か14時間かで大きく変わります。
    2
    深夜割増
    22時〜翌5時の7時間分に25%以上が法律で上乗せされます。
    3
    夜勤手当
    職場ごとに決まる定額。1回あたり数千円が中心です。

    時給や夜勤手当だけを比べるのではなく、この3つを合計してから求人を比較するのがポイントです。

    8時間夜勤と16時間夜勤の収入差

    時給2,000円(賃金構造基本統計調査の1,993円を丸めた額)を前提に、代表的な2パターンを比べてみます。

    項目8時間夜勤16時間夜勤
    勤務例22時〜翌7時(休憩1時間・実働8時間)17時〜翌9時(休憩2時間・実働14時間)
    時給×実働16,000円28,000円
    深夜割増(7時間分)3,500円3,500円
    夜勤手当4,870円(3交替・深夜の平均)5,973円(2交替の平均)
    合計の目安約24,000円約37,000円

    同じ「夜勤1回」でも、8時間と16時間では1万円以上の差が出ます。

    ただし16時間夜勤は拘束が長く、翌日はほぼ休養に充てることになるため、単純に手取りの多いほうが得とは言い切れません。

    月2回・月4回入れた場合の上乗せ額

    上の試算をもとに、月の回数別で上乗せ額を出すと次のようになります。

    月あたりの収入アップ目安

    月の夜勤回数8時間夜勤16時間夜勤
    月2回約4.8万円約7.4万円
    月4回約9.6万円約14.8万円
    年間換算(月2回)約58万円約89万円

    月2回の夜勤でも、年間では50万円以上の上乗せになる計算です。

    本業の昇給だけで同じ額を上げようとすると数年かかることを考えると、副業として夜勤を選ぶ方が多いのも納得できるかと思います。

    試算の前提について

    上の金額は目安であり、実際の支給額を保証するものではありません。

    時給水準も夜勤手当も職場によって大きく異なり、地域差もあります。

    また実働が1日8時間を超える部分には別途25%以上の時間外割増が付き、深夜帯と重なる時間は50%以上になるため、16時間夜勤は表の金額より高くなる場合があります。

    税金や社会保険料を差し引く前の額である点にもご注意ください。

    出典:e-Stat「令和7年賃金構造基本統計調査」短時間労働者・職種第1表/日本医療労働組合連合会「2025年介護施設夜勤実態調査結果」/e-Gov法令検索「労働基準法」第37条

    本業と両立して夜勤に入るときの注意点

    労働基準法と書かれたブロック

    副業として夜勤に入る場合、求人選びの前に確認しておくべきことがあります。

    知らないまま始めてしまうと、本業とのトラブルにつながることもあるためです。

    就業規則で副業が認められているかを確認する

    最初に確認したいのが、本業の勤務先の就業規則です。

    厚生労働省は副業・兼業を促進する方向でガイドラインを示していますが、実際に認めるかどうかは勤務先の規定次第です。

    公立病院など公務員に準じる規定を持つ法人では、届出や許可が必要なケースもあります。

    「禁止されていないから大丈夫」と自己判断せず、規定を読んだうえで必要な手続きを踏んでおきましょう。

    本業と副業の労働時間は通算される

    見落とされがちですが、労働時間は勤務先が違っても通算されるルールになっています。

    関連法令
    労働基準法 第38条第1項
    「労働時間は、事業場を異にする場合においても、労働時間に関する規定の適用については通算する」と定められています。本業と副業の労働時間は合算して管理され、通算して時間外となる部分には割増賃金の支払いが必要になります。
    関連制度
    副業・兼業の促進に関するガイドライン
    厚生労働省は、所定労働時間は労働契約を結んだ順に、所定外労働時間は実際に労働した順に通算するとしています。管理モデルでは、単月100時間未満・複数月平均80時間以内という時間外労働の上限規制の範囲内で、それぞれの勤務先の上限を設定する運用が示されています。

    そのため副業先には、本業での勤務日数や労働時間を正確に伝える必要があります。

    実態を伝えないまま働くと、割増賃金の計算が正しくできず、双方の勤務先に不利益が生じます。

    深夜業に常時従事するなら6か月ごとの健康診断が必要

    夜勤は身体への負担が大きいため、健康診断の頻度も通常より高く設定されています。

    関連法令
    労働安全衛生規則 第13条・第45条
    深夜業を含む業務は特定業務に位置づけられており、そこに常時従事する労働者には、配置替えの際および6か月以内ごとに1回の健康診断を行うことが事業者に義務づけられています。年1回の一般健康診断とは頻度が異なります。

    裏を返せば、それだけ体調を崩しやすい働き方だという前提で制度が作られているということです。

    本業のシフトと合わせて連続勤務が続かないように組む、月の夜勤回数の上限を自分で決めておくといった自己管理が欠かせません。

    なお副業収入がある場合の確定申告の要否は、収入の種類や金額によって扱いが変わります。勤務先や税務署にご確認ください。

    まとめ

    理学療法士の夜勤の仕事は確かに存在しますが、その数は限られています。

    理学療法士として働くというよりも、介護スタッフの一員として介助業務がメインとなることはあらかじめ想定しておきましょう。

    これは職場の方針ではなく、特養や老健の夜勤職員が制度上「看護職員又は介護職員」と定められていることによるものです。

    他にも看護助手や事務員として夜勤帯に働く方法もあります。

    夜勤の仕事は1回あたりの収入が大きく、普段とは違う働き方ができる点が魅力です。

    月2回の夜勤でも年間50万円以上の上乗せが見込める一方で、深夜業に常時従事する場合は6か月ごとの健康診断が義務づけられるほど身体への負担が大きい働き方でもあります。

    本業と両立するなら、就業規則の確認と労働時間の通算ルールもあわせて押さえておいてください。

    求人の探し方を工夫してみたり転職エージェントを活用しながら、ぜひ希望にあった夜勤求人を見つけてください!

    キャラクター
    PTに選ばれる
    「医療キャリアナビ」の特徴
    特徴1.
    忙しくてもLINEで好きな時間に相談可能♪
    特徴2.
    地域特化のため職場の内部情報が豊富!
    特徴3.
    面接対策や条件交渉など実践的サポートが充実!
    利用満足度

    ※調査方法:アンケート/対象者:サービス利用による内定者288名/集計期間:2025年1月1日~2025年8月31日

    医療キャリアナビに登録
    この記事を書いた人
    医療キャリアナビ編集部

    医療キャリアナビ編集部

    記事の執筆・編集は、医療業界に精通した編集スタッフが担当しています。日々の転職支援業務で得た現場のリアルな情報と、厚生労働省をはじめとする公的機関のデータに基づき、信頼性の高いコンテンツをお届けしています。

    \ シェア・拡散していただけると嬉しいです /

    New Job Postings

    新着求人

    転職をご検討中の方へ

    医療業界に詳しいキャリアパートナーが無料で転職サポートをさせていただきます!新着・非公開求人の紹介も可能です!

    \ 非公開求人も多数 🔒 / 無料転職相談はこちら›