看護師が給料を上げるためにできること3選

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看護師の給料は、一般職や他の医療職の給料と比べると高いと言われています。

しかし人命に関わる責任のある仕事で、様々な患者さんの対応を迫られることを考えると、給与が見合っていないと感じる方も多いのではないでしょうか。

生活リズムも不規則になりがちなため、ストレスを溜めずに働き続けるためにも給料は少しでも増やしたいところです。

この記事では、給料を上げるために看護師が実践できる3つの具体的な方法をご紹介します。

看護師の給料事情

看護師の給料事情は、働いている地域や病院の規模、経験年数によって大きく変わることが一般的です。

また導入されている企業・病院は少ないですが、認定看護師や専門看護師の資格を取得していたら、給与にプラスで手当が付くこともあります。

勤続10年目の看護師の平均給料は、各種手当込みで約32万円という調査データがでています。

引用:2020 年 病院看護実態調査 報告書

看護師の給料は夜勤に入る回数によって大きく変動するため、夜勤勤務がある病院では平均以上となるケースが多いです。

看護師が給料アップのためにできること

看護師として働く上で、給料アップは大きなモチベーションアップの一つの要素です。

しかし、どれだけ頑張って働いても昇給は決まった額で、評価と給料が結び付きにくいというのも看護師という職業の特徴と言えます。

ではどのようにして収入を増やせば良いのか、今回は看護師が給料を上げるためにできる3つの方法を紹介します。

給料の高い職場へ転職する

看護師の給料は勤務する病院やクリニックによって大きく異なるため、同じ職場で働き続けるよりも転職した方が一気に給料アップとなることも珍しくありません。

特に病床数の多い病院や訪問看護の分野では、高めに設定されているケースが見受けられます。

①病院(病床数400床)、勤務歴6年目ナースの給与明細

②訪問看護ステーション、勤務歴8年目ナースの給与明細

なかには住宅手当が3万~5万と高く支給されたり、昼食補助があり1食あたり数百円でお昼ご飯が食べられるなど、給与以外の待遇が良いことで、結果的に給料アップという形になることもあります。

夜勤回数を増やす

夜勤は看護師の給料を増やすために、有効な手段です。

夜勤手当は通常の勤務に比べて高額であり、基本給の他にプラスアルファの収入を得ることができます。

夜勤が特に苦ではないという看護師向けの方法ではありますが、確実に給料をアップさせることが可能です。

夜勤手当も病院によって差がありますので、他の病院の夜勤手当と比べて自分の夜勤手当が高いのか低いのかを把握し、もし低いようであれば夜勤回数を増やさずとも転職することで解決できることもあります。

夜勤形態平均額
3交代(準夜)4,154円
3交代(深夜)5,122円
2交代11,286円
引用:2020 年 病院看護実態調査 報告書

しかし、夜勤の多い勤務形態は身体的、精神的な負担が大きいため、自身の健康状態やライフバランスを検討しつつ、適切な回数を決めることが肝心です。

副業を始める

現在、多くの医療機関でも副業を推進しており、スキマ時間を使って副業する看護師が増えてきています。

動画編集やSNS運用、ブログ執筆などで副収入をあげている看護師は意外と多く、中には本業以上の収入となっている看護師もいます。

他にも看護師の知見や経験を必要としている企業は数多く存在するため、それらの企業からクラウドソーシングなどで仕事を請け負い、副業している看護師もいます。

本業のスキル、キャリアアップにもなる副業として、休日を利用して週1日だけ訪問看護をしたり、派遣に登録して看護業務をおこなう看護師もいます。

POINT

病院からクリニックへの転職のように新しい分野に挑戦しようと考えている場合、自分に向いている分野かどうか確かめる意味でも、まずは副業で経験してみるのがおすすめです。

まとめ

看護師が給料を上げるためには、給料の高い職場へ転職する、夜勤回数を増やす、副業をするのが最も現実的な方法です。

まずは自分の職場の給料が一般平均よりも低いのか、夜勤手当の待遇は妥当なのかなどを把握することから始めてみると良さそうです。

副業で看護以外のスキルを身に付けてみるのも、新しい才能の発見やスキマ時間の有効活用にもなりますのでぜひ検討してみてください。

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