健康運動指導士とは?PTやOTがあえて資格を取得するメリットはある?

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理学療法士(PT)や作業療法士(OT)として日々奮闘されている中で、さらなるスキルアップを考えることはありませんか?

今回は、健康運動指導士という資格に焦点を当て、PTやOTがこの資格を取得するメリットについて詳しく解説します。

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健康運動指導士とは

健康運動指導士は、厚生労働省が認定する運動指導のスペシャリストです。

医学的知識と運動指導スキルを兼ね備え、個々人の健康状態や体力に合わせた適切な運動プログラムを提案・指導する役割を担います。

特徴的なのは、単なる運動指導にとどまらず、生活習慣病の予防や改善、高齢者の介護予防など、幅広い健康増進分野で活躍できる点です。

例えば、メタボリックシンドローム対策の運動指導やフレイルの予防、企業の健康経営支援など、活動の場は多岐にわたります。

PT・OTが健康運動指導士の資格を取得するメリット

健康運動指導士の役割について理解できたところで、はたしてPT・OTが健康運動指導士の資格を取得するメリットはあるのでしょうか?

一番に挙げられるメリットは、健康運動指導士の資格を持つことで、病院やクリニック、老健などの福祉施設以外でも活躍の場が広がります。

例えば、地域リハで地域の健康増進活動へ参加したり、予防医学の観点から生活習慣病の予防プログラムを立案・実施できることなどです。

通所リハにおいてもPT・OTの基礎知識にプラスして健康運動指導士としてのエッセンスが加わり、より包括的なケアや介護予防ができるようになります。

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また、健康運動指導士の資格自体が直接給与アップに繋がるわけではないですが、病院や施設によっては、資格を保有していることで月数千円の資格手当が支給される場合もあります。

他にも副業として健康運動指導士の仕事をおこない、月数万円の収入を得ているPT・OTもいます。

健康運動指導士の主な就業先

令和6年現在、健康運動指導士の資格を取得している人は約20,000人おり、その約8割が医療機関・福祉施設以外で活躍しています。

●病院・クリニック
●老健・特養・デイサービス
●ジム・フィットネスクラブ
●企業(健康管理部門など)
●学校
●保健所などの自治体

PT・OTが健康運動指導士の資格を取得するには

健康運動指導士の資格を取得するには、健康運動指導士養成講習会を受講し、健康運動指導士認定試験に受かる必要があります。

健康管理概論、健康づくり施策概論など約15の講習を受けて104単位を取得することで、ようやく認定試験を受けることができます。

講習は誰でも受けられるわけではなく、PTやOT、看護師などの医療職や4年生の体育系大学を卒業した人などが対象です。

他には健康運動指導士養成校で講座を修了した場合に、認定試験の受験資格が得られます。

まとめ

健康運動指導士は、厚生労働省が認定する運動指導のスペシャリストで、個々人の健康状態や体力に合わせた適切な運動プログラムを提案・指導する役割を担います。

PT・OTが健康運動指導士の資格を取得することで、活躍の場を病院・福祉施設から広げることができ、就業先によっては給与UPにつながることもあります。

将来的に新しい分野で働いてみたい方やスキルアップを図りたい方は、ぜひ健康運動指導士の資格を取得してみてはいかがでしょうか?

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