【看護師のボーナス事情】平均額やボーナスを上げる方法は?

看護師の皆さんは、ボーナスの金額に満足していますか?

看護師のボーナス額は、職場や経験年数によって大きく左右されることをご存知でしょうか。

本記事では、看護師の平均ボーナス額について解説するとともに、ボーナスを増やすための具体的な方法についてご紹介します。

実際に臨床現場で働く看護師の方のリアルなボーナス明細も公開しているので、自分のボーナスと見比べてみるのも参考としていいかもしれません。

特に、経験1〜3年目の新人ナースさんや、これから看護師を目指す学生さんには参考になる内容だと思いますので、最後までチェックしてみてください!

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看護師のボーナスについて

ボーナスの定義と計算方法

まずは、ボーナスって何?という基本的なところから始めましょう。

ボーナスは、普段もらっている給料とは別に支給される特別なお金のことをいいます。

頑張って働いた結果をまとめてもらえる、いわば”ご褒美”みたいなものです。

看護師の場合、一般的に年に2回(夏と冬)支給されることが多いです。

金額は、基本給(毎月もらう給料の中心となる部分)の3〜4ヶ月分くらいが一般的です。

計算方法は簡単です。

基本的には「基本給×支給月数」で計算します。

例えば、あなたの基本給が25万円で、3ヶ月分のボーナスが出るとしたら

25万円 × 3ヶ月 = 75万円

つまり、年間75万円のボーナスがもらえるということになります。

夏と冬に分けて2回支給される場合は、30~40万前後のボーナス支給となります。

看護師のボーナス支給時期

看護師さんのボーナスは、ほとんどの場合年2回支給されます。

・夏のボーナス : 6月中旬~下旬
・冬のボーナス : 12月上旬~中旬

ただし、これはあくまで一般的な例です。

就業先によって違いがあるので、就職前もしくは就職後に必ず自分の勤務先の規定を確認してください。

看護師のボーナスの実態

平均的な看護師のボーナス額

「じゃあ、実際にいくらもらえるの?」というのが一番気になるところだと思います。

看護師の平均的なボーナスは、年間で約85万円程と言われています。

ただし、これはあくまで平均値。

実際には、就業先の規模や地域、そして何より自分の経験年数によって大きく変わってきます。

リアルなボーナス明細

それでは臨床現場で働いている看護師のリアルなボーナス明細を見てみましょう。

①,②のボーナス明細は、どちらも看護師としての経験10年未満の方のものになります。

経験年数はほとんど同じでも、①は約57万円、②は約27万円と就業先によって大きく違いがあることがわかると思います。

③のボーナス明細は、夏・冬のボーナスとは別に、業績が好調で利益が出た事業年度において支給される業績賞与の明細です。

特別賞与、決算賞与と呼ばれたりもします。

支給額はそれほど多くないですが、経営がうまくいっている病院やクリニックでは、こういった形で従業員に還元されることがあります。

ただし、業績が良くても業績賞与を支給していない会社もたくさんあるので、それは覚えておきましょう。

今回載せているボーナス明細は、支給額のみを記載しているため、実際には税金や社会保険料などが控除され、支給額の7~8割が手取りとして残ります。

看護師のボーナスに影響する要因

個人の実績と評価

ボーナスの金額は、あなたの仕事ぶりによっても変わってきます。

評価のポイントは主に以下のようなものです。

・患者さんへの対応:笑顔で接し、丁寧なケアができているか
・業務の正確さ:ミスなく仕事をこなせているか
・チームワーク:他のスタッフとうまく協力できているか
・自己研鑽:研修会や学会などに参加して、自己研鑽しているか

一方で、これらは正確に評価できず、評価者の主観によってしまうため、プラスされるとしても金額はわずかなことが多いです。

経営状況

残念ながら、就業先の経営状況もボーナスに大きく影響します。

病院の経営が良好で黒字が出ていれば、ボーナスも期待できます。

逆に、赤字が続いている病院では、ボーナスが減額されたり、最悪の場合は支給されないこともあります。

就職・転職活動中の方は、志望する求人先の経営状況をチェックしてみるのも良いかもしれません。

勤務形態

勤務形態によっても、ボーナスは大きく変わります。

・正社員:定期的なボーナスが期待できます
・非常勤(パート):ボーナスがない、または少額のケースが多いです
・派遣:基本的にはボーナスはありません

新卒の方のほとんどは正社員として就職すると思いますが、将来的に勤務形態を変更する際は、ボーナスの有無や金額もしっかり確認しましょう。

経験年数

経験年数によってもボーナスの支給額は変化します。

冒頭でご紹介したように、ボーナスは基本給を使って計算されるため、経験年数が長い(年齢が高い)方の方が、昇給により基本給が上がっていることが多いためです。

就業先によっては、基本給に看護師としての経験年数が考慮されているパターンと、その就業先での勤続年数が考慮されているパターンがあります。

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看護師がボーナスを増やす方法

スキルアップと資格取得

看護の世界では、自己研鑽によるスキルアップや最新の医療知識へのアップデートが非常に大切です。

患者さんのためにもなりますし、自分のキャリアアップにもつながります。

例えば、以下のような資格を取得すると、評価が上がってボーナスもアップする可能性が高くなります。

・認定看護師
・専門看護師
・特定行為研修修了者

これらの資格は、ある程度の経験を積んでから挑戦することになりますが、今のうちから目標として意識しておくと良いでしょう。

基本給のアップ

ボーナスは基本給に連動しているため、基本給を上げることも大切です。

就業先の基本給がアップする条件(昇給の条件)について改めて確認しておくと、給与だけでなくボーナス支給額のアップも見込めます。

実際には、年に1度の定期昇給しか基本給がアップする機会がないという看護師さんの声をよく聞くので、その場合は長く勤めることで基本給を上げていく方法しかありません。

転職

現在の就業先でボーナスアップが難しいと感じたら、転職も選択肢の一つです。

ボーナスだけに限って転職先を決めるのであれば、ボーナスの支給ヶ月、基本給、経営状況などをチェックしましょう。

ただし、お金だけに目がくらんで転職を決めるのは危険です。

転職後に後悔する看護師に多い以下のポイントもしっかり確認しましょう。

・労働環境
・教育体制
・人間関係
・将来性

転職は大きな決断なので、慎重に検討してくださいね。

まとめ

看護師さんのボーナスは、平均で年間85万円ほどと言われています。

就業先によっては平均額よりも高額なボーナスを受け取っている看護師も大勢います。

看護師のボーナスに影響する要因には、①個人の実績と評価、②経営状況、③勤務形態、④経験年数などがあります。

新人ナースの皆さんは、まずは基本的な看護スキルをしっかり身につけることが大切です。

その上で、少しずつスキルアップを目指していけば、自然とボーナスアップにもつながっていくはずです。

ボーナスを増やすには、基本給を上げていく、スキルアップや資格取得を目指す、転職して環境を変えるのが一般的です。

お金は大切ですが、それ以上に患者さんの笑顔や、自分の成長を感じられることが看護師の醍醐味ですよね。

頑張りすぎず、でも着実に成長を続けていってください!

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ボーナスに関するよくある質問(FAQ)

Q1: ボーナスは必ず支給されますか?

A1: 残念ながら、必ずではありません。病院の規定や経営状況によります。就職の際は、ボーナスの有無や条件をしっかり確認しましょう。

Q2: 夜勤をたくさんするとボーナスは増えますか?

A2: 直接ボーナスには影響しませんが、夜勤手当で月々の給与は上がります。

Q3: 新卒でもボーナスはもらえますか?

A3: はい、多くの場合、新卒でももらえます。ただし、金額は経験者より少なかったり、冬のボーナスのみ支給されるのが一般的です。

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