機能訓練指導員はきつい?働いてみて感じる辛いことや大変なこと

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機能訓練指導員は、高齢者や障がいを持つ方々の自立支援や生活の質の向上に欠かせない存在です。

患者さん・利用者さんと密に関わることができる、自分のペースで働くことができるといった理由で機能訓練指導員になる人も多いですが、この仕事には働いてみて初めて実感するきついこともたくさんあります。

この記事では、実際に働いている方々の声を元に、機能訓練指導員が直面しやすいつらいことについて、詳しく解説していきます!

これから機能訓練指導員として働きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

機能訓練指導員がきついと感じるとき

機能訓練指導員の仕事はやりがいがある一方で、身体的・精神的にきつい面もあります。

働く施設や場所によっても違いがあるため一概には言えないですが、転職で職場見学に行く際にチェックするポイントとして覚えておくといいと思います。

スタッフ数が少ない

機能訓練指導員は、サービスを提供する上で配置基準が定められています。

施設によって配置基準の違いはありますが、デイサービスや有料老人ホームでは1人以上、介護老人保健施設では入居者100名に対して1人以上と定められています。

そのため、中には施設内に機能訓練指導員が1人しかいないという職場も多く、業務の負担が大きいという声が聞かれます。

個別訓練を自分一人で担当しなくてはいけない、個別機能訓練加算のための評価や書類記入で時間が足りないなど、やりがいが大きい反面、大変なこともあるようです。

また機能訓練指導員が一人の職場だと、業務の相談ができる相手がいない、もしくは相談できる人がいてもその人自身が機能訓練指導員の業務に携わったことがないため適切な相談の時間にならないなどといった悩みも出てきます。

一方でそのような職場の場合、介護スタッフを多く配置していることが多いため、介助業務はそれほど多くありません。

CHECK

機能訓練指導員が自分一人の職場でも「指示されずに何でも自分でやりたい!」という方には向いている職場でもあると言えます。

送迎業務が大変

デイサービスや有料老人ホームでは、機能訓練指導員が送迎業務を担当することも少なくありません。

運転に慣れている人であれば問題ないですが、普段運転しない人が高齢者や障がいを持つ方を乗せて運転することは、精神的負担になることもあります。

また半日デイのような午前午後2部制のデイサービスでは1日2回の送迎があ

運転が得意な方でも、交通状況や利用者さんの体調などにより予定通りに送迎業務ができなかったり、車椅子の方の乗降には体力が必要な場面もあります。

CHECK

送迎業務が自分にとって負担にならないか、送迎員がいるのかどうかは事前に確認が必要です。

昼休みが少ない、不規則

職場によっては、十分な休憩時間が取れなかったり、休憩時間が不規則になるところもあります。

半日デイでは、ちょうどお昼の時間に送迎が発生するので自分の休憩時間をずらす必要があったり、送迎業務がない場合でも、利用者さんの食事介助や見守りがあったりします。

機能訓練指導員の仕事は細かなスケジュールが決まっているわけではないので、その日の業務の進行状況によっては記録作業に時間をとられたり予定外の対応に追われることもあるため、どうしても休憩時間を削って対応することになってしまうというケースがあるようです。

CHECK

機能訓練指導員として働く際は、実際にどれくらいの休憩時間がとれているのかはしっかり確認しておきましょう。

意見の食い違い

機能訓練指導員が複数人いる場合でも、それぞれの職種が違うと意見が合わず業務が進めにくいということもあります。

機能訓練指導員の主業務は名前のとおり機能訓練などのリハビリ業務となるため、看護師、リハビリ職、柔道整復師などさまざまな職種の機能訓練指導員が在籍していると、視点が違うためどうしても意見の食い違いが起こったりします。

看護師と理学療法士の機能訓練指導員が在籍しているケースで、看護師が歩行に関する個別訓練に対して思うことがあっても、理学療法士の方が専門だからという理由で相談・提案しにくいというパターンもあるようです。

CHECK

一人ひとりの利用者さんにより良いケアを提供しようという根本的な想いは同じなので、しっかり話し合いができる環境であれば、とても働きやすい職場になる可能性も高いです。

医学的情報が少ない

機能訓練指導員は、利用者さんの身体機能を改善するためのプログラムを立案・実施します。

しかし、病院やクリニックと違い、十分な医学的情報がないケースが多いです。

例えば最新の血液検査データがない、既往歴に頸部骨折があるのにレントゲンやMRIの画像所見がないなどです。

医学的情報が少ないと計画書を作成する上でも大変さを感じることが多いようです。

CHECK

インシデントにつながらないよう幅広い知識を備えておく必要があります。

まとめ

機能訓練指導員の仕事は、高齢者や障がいを持つ方々の生活の質を向上させる重要な役割を担っています。

しかし実際に働いてみると、スタッフ不足、不規則な休憩時間、意見の食い違い、医学的情報の不足など、働いてみて初めて知る大変さやつらいことがあったりします。

同時に大きなやりがいもあり、利用者さんの笑顔や機能回復の瞬間に立ち会えることは、何物にも代えがたい喜びです。

今後、機能訓練指導員として働きたい!と思っている方は、ぜひ職場選びの参考にしてみてください。

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