【こんな看護師は面接に落ちます】転職面接で気をつけたいこと

「では次に、当院を志望した理由を教えてください。」

面接官の穏やかな声に、あなたは堂々と話し始めます。

「ここだと色々と一から教えてもらえそうだと思ったのと、自分が希望する給与以上だったからです!」

面接官の表情がわずかに曇ります。

もしかしたら、あなたも知らず知らずのうちに、面接官に「この人は採用しない方がいいかも」と思わせてしまっているかもしれません。

看護師の転職面接は、新しいキャリアへの扉を開く鍵であると同時に、思わぬ落とし穴も潜んでいる場所です。

では、どうすれば面接で好印象を与え、希望の職場の内定をゲットできるでしょうか?

この記事では、看護師の転職面接で絶対に避けるべき態度や発言についてご紹介します。

あなたの経験と熱意を正しく伝え、晴れて「内定」の二文字を手にするために、今すぐチェックしてみましょう!

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看護師の転職面接の重要性

転職面接は、単なる質疑応答の場ではありません。

あなたの経験、スキル、そして何より看護師としての姿勢が評価される重要な機会です。

面接官は、あなたが新しい環境でいかに活躍できるか、企業理念にフィットしているかを見極めようとしています。

逆にあなた自身が転職後に後悔しないためにも、受け身の姿勢で臨むのではなく、自分が思っている懸念点や不安はできる限りその場で解消しておきたいところでもあります。

そのため、転職面接は内定を貰うためだけのものと考えず、お互いにとって無駄な時間となってしまわないように、十分な準備と適切な対応が不可欠です。

面接で避けるべき態度

面接に臨む上では、”避けるべき態度”というのがあります。

発言している内容にかかわらず、相手にマイナスな印象を与えかねないので、次に挙げる”避けるべき態度”は常に念頭に置いておきましょう。

消極的

自信がなさそうに見える態度や、質問に対して小声で答えるなどの消極的な態度は、看護師として必要な積極性や責任感が欠けているように映ってしまいます。

また、面接官から「○○のは得意ですか?(○○の経験はありますか?)」と聞かれた際に「できない。」「苦手。」と答えてしまうと、求める人物像から外れてしまう可能性が高いです。

今後の働き方にも影響してくるので正直に答えることは良いことです。

ですが、できないからどうしたいのか、苦手だからどう対応しようと思っているのかという次のところまで回答できると、”消極的な人”という印象を与えずにすみます。

過度に自信過剰

一方で、過度に自信過剰な態度も問題です。

チームワークを重視する看護の現場では、協調性も重要な要素です。

聞かれてもいないことをアピールしすぎたり、話しの流れを壊してしまうと、自己中心的な人で周りのスタッフと衝突するかもと思われてしまいます。

自分の能力を適切にアピールしつつ、謙虚さも忘れないようにしましょう。

Qに対してAで返さない

質問に対して的外れな回答をしてしまうことは、コミュニケーション能力が不足していると思われてしまいます。

これは誰もが無意識のうちにやってしまいがちですが、まずは聞かれたことに対して簡潔に結論を伝える。

その上で、その補足となるような説明やエピソードを話すように心がけることで、話しやすい人という印象を与えることができます。

日常から患者さんやご家族、そして医療スタッフとコミュニケーションをとるときに意識しておけば、自然と質問に対して上手な回答ができるようになるはずです。

準備不足

志望動機や自己PRがしっかりと準備できていない、面接先の基本情報を把握していないなど、準備不足が明らかな態度は、仕事に対する熱意や真剣さが足りないと判断される可能性があります。

特にありがちなのが、ホームページを見ればわかることを質問してしまい、本当にうちに来たいという思いがあるのかと疑われてしまうパターンです。

逆に志望動機や自己PRを作り込みすぎてしまうことで、読み聞かせのような話し口調になってしまったり、想定外の質問をされたときにうまく話せず、その違いが悪目立ちしてしまうこともあります。

POINT

いかに自然な態度で臨めるか、そして自分の言葉で熱量を伝えられるかが重要なので、最低限の準備はしておいて、作り込みすぎにも注意しましょう。

面接で気をつけたい発言

面接では”避けるべき態度”とは別に”気をつけたい発言”というのもあります。

こちらも確認しておきましょう。

前職の悪口

どんなに辛い経験をしていたとしても、前職の悪口を言うのは避けましょう。

代わりに、その経験から学んだことや成長した点を伝えたり、その経験を踏まえて今後どのように働いていきたいかをポジティブに伝えることが重要です。

MEMO

面接官は、あなたが前職で何か嫌なことがあって転職活動をしているというのは百も承知ですので、あえて前職で嫌だったことを伝える必要はありません。

どこでも当てはまる転職理由

「家が近いから」「給料が良いから」といった”うちじゃなくてもいいじゃん!”と思われる転職理由を伝えるのは避けましょう。

たしかに転職する人の多くが条件面を重視していて、それが転職先を決める決定打になっていると思います。

ですが、何でこの病院が自分に合っていると思ったのか、条件面以外でどんなところがいいと思ったのかを伝えられたほうが印象良く思われるのは当然です。

採用する側は、長く働いてくれそうな人かどうかというところも見ています。

そのアピールをできるのが、志望動機だったり転職理由を話す場面になるので、長く働くつもりでいるという姿勢が伝わるような回答を心がけたいところです。

受け身・自分の意思がないと思われる発言

受け身な発言や自分の意思がないと思われる発言は、マイナスに捉えられることが多いです。

「学んでいきたい。」「成長していきたい。」という言葉を例にすると、謙虚に行き過ぎて「学ばせていただきたい。」「成長させてもらえそうだと思った。」など少し意図したニュアンスとは違う伝わり方になってしまうことがあります。

他にも「一から色々と教えていただける環境だと思った。」など主体性を欠いた発言は、受け身だと思われてしまいます。

自分の意思がないと思われてしまう発言としては「なんでもやります!」「特に希望はないです!」といったものがあります。

看護師の仕事には、自分で状況判断し行動しなくてはいけない場面が多々あるので、主体性がない、自分の意思がないと思われてしまうのはマイナス点が大きいです。

給与や福利厚生のみに関する質問

給与や福利厚生についての質問は大切ですが、それだけを気にしているように見られてしまうと、条件面以外への関心が薄いと判断されかねません。

だからと言って、気になっていることや懸念点を聞けないで内定を貰えたとしても、承諾の決断ができないと思いますので、そういう方は転職エージェントを利用して転職活動を進めるのがおすすめです。

自分で聞きづらいことは代わりにエージェントが確認してくれたり、面接でうまく伝えられなかった部分があれば、面接後に先方へフォローの連絡をしてくれたりします。

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まとめ

転職面接は、消極的や過度に自信過剰な態度を避けること、そしてNGな発言は何なのかを念頭に置いておくことが重要ということがわかりました。

たとえ完璧な面接ができたとしても、合否には少なからず面接官との相性も関わってくるので、うまくいかなくても落ち込まず、素敵な職場が見つかるまでトライしてみてください!

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