チェーンストークス呼吸の発生機序・特徴

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チェーンストークス呼吸(Cheyne-Stokes respiration)とは、過呼吸と無呼吸が周期的に繰り返される異常呼吸のひとつです。呼吸の深さと回数が漸増してピークに達したあと、漸減していき、最後に数十秒の無呼吸が現れます。

1周期はおおむね30秒〜2分で、規則的に繰り返すこの一連の波形が紡錘形に見えるのが特徴です。

ビオー呼吸との違い


    無呼吸を伴う異常呼吸としてビオー呼吸がありますが、ビオー呼吸は深さの似た呼吸が突然始まり突然止まる「不規則」なパターンです。一方チェーンストークス呼吸は、呼吸の深さが漸増・漸減する「規則的・紡錘形」のパターンである点が異なります。

発生する機序

チェーンストークス呼吸は、呼吸中枢のCO₂(二酸化炭素)に対する反応の遅れによって生じると考えられています。

心不全などで肺から脳までの血液の循環時間が延長すると、CO₂の情報が呼吸中枢に伝わるまでにタイムラグが生まれ、呼吸の調節が「行き過ぎ」を繰り返すようになります。

前提(背景)

循環時間の延長や呼吸中枢の感受性の変化により、CO₂への反応が遅れる。この時間差が、下の周期的な増減を生み出す。

  1. 1
    過呼吸(過換気)血中CO₂が高まり、呼吸中枢が強く刺激される
  2. 2
    無呼吸過換気でCO₂が下がりすぎ、刺激が減って呼吸が止まる
  3. 3
    CO₂が再び蓄積無呼吸の間にCO₂が再び高まり、①へ戻る
繰り返す

主な原因・みられる疾患

原因・疾患背景
心不全心拍出量の低下で肺から脳への循環時間が延長する
脳血管障害・脳幹障害呼吸中枢の調節機能が障害される
腎不全・重症の全身状態・終末期代謝異常や全身状態の悪化による
高地・低酸素環境低酸素により呼吸調節が不安定になる

印刷して活用しよう

チェーンストークス呼吸の特徴を他の呼吸と比較して確認できるように1枚にまとめました。勉強やふり返り、スタッフ間の共有用に印刷してお使いいただけます。

チェーンストークス呼吸

チェーンストークス呼吸

チェーンストークス呼吸の特徴と他の呼吸を比較できるまとめ資料です。印刷してご活用ください。

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