【看護師】2交代と3交代の勤務時間の違い

夜勤という特殊な働き方がある看護師にとって、2交代制と3交代制の違いを知っておくことは、非常に重要です。

勤務先によって2交代制か3交代制のどちらかを採用している場合が多いですが、どちらの勤務形態も一長一短があります。

就職や転職で勤務先を選ぶ際は、自分の体力や生活リズムに合った勤務形態を選ぶことも大事なポイントの一つです。

それを踏まえて、2交代勤務と3交代勤務の違いやメリット・デメリットを確認してみましょう。

2交代勤務と3交代勤務の基本理解

看護師の勤務時間にはいくつかの形態がありますが、その中でも特に一般的なのが2交代勤務と3交代勤務です。

この2つの勤務形態は、それぞれに特徴があって、看護師の生活リズムや勤務の厳しさが異なります。

2交代勤務では、1日を2つの時間帯に分けて勤務するのに対し、3交代勤務では1日を3つに分割して勤務します。

いずれの勤務形態も患者さんの24時間体制の治療やケアを可能にするために不可欠なシステムですが、それぞれの勤務時間や負担の大きさは異なります。

職場によっては、勤務形態に応じて勤務時間を柔軟に設定しているところもあります。

各勤務形態の労働法規制

2交代勤務と3交代勤務には、法律による規制が設けられています。

労働基準法には労働時間や休憩、休日などに関する規定があり、これによって看護師の働き方も大きく影響を受けます。

たとえば、1日の法定労働時間は原則8時間、週40時間と規定されていますが、多くの医療機関では夜勤含めて実際には、この限度を超えることが一般的です。

こうした場合には、36協定(サービス残業を含まない労働時間の延長などに関する協定)を結ぶことで、法定労働時間を超える勤務が可能となります。

ただし、看護師の勤務形態ごとの細かい規制に関しては、一般企業に適用される規則と異なり、医療機関内での協定やルールに基づいて、より柔軟に定められることが一般的です。

夜勤をする看護師が働いた後にどれだけの休息が必要か、休日がどのように確保されるかなど、それぞれの医療機関の協定によって異なるため、勤務する病院や施設のルールを正確に把握することが重要となります。

2交代勤務について

看護師の勤務形態として一般的に採用されているのが2交代勤務です。

これは一日を2つの時間帯に分け、それぞれの勤務時間に対応することを指します。

主に日中の勤務と夜間の勤務に分けられるため、看護師は24時間体制の中で患者さんのケアを適切に提供することができます。

この勤務形態は、個々の看護師の生活リズムや体調管理、さらにはプライベートの時間の確保などにも大きく影響します。

2交代勤務は、昼間の活動時間と深夜の静寂を照らし出す太陽と月のように、看護師の労働環境に寄り添いつつ、患者さんへの連続的なケアをもたらす仕組みと言えます。

標準的な2交代の夜勤時間帯

標準的な2交代制の夜勤時間帯は、大体夕方から始まり、翌朝に終わるというパターンが多いです。

医療機関によって多少の違いはありますが、一般的に17時から翌日の9時までが夜勤の範囲になります。

16時間前後の長時間勤務となるので、「夜勤入り」「夜勤明け」として2日分の勤務として扱われることがほとんどです。

2交代勤務の夜勤

休憩時間は2~3時間前後の職場が多く、中には1時間と短い職場もあります。

深夜帯の時間を使って、交代で休憩(仮眠)をとるのが一般的で、緊急の対応が発生した日は休憩時間やタイミングが変わってしまうことも少なくありません。

この時間帯では、ほかのスタッフが少ないため、一人ひとりの看護師にはより一層の注意深く、迅速な対応が求められるます。

夜間に勤務する看護師は患者さんのために、夜の帳の中で常に見守り続ける存在と言えるでしょう。

3交代勤務について

3交代勤務は、一日を3つの勤務時間帯に分け、それぞれのチームで交代しながら働くシステムのことです。

2交代制と比べると1交代の勤務時間が短いため、身体への負担が分散されやすいとされています。

特に深夜から明け方にかけての勤務時間は、人体にとって負担が大きいため、この短時間勤務が看護師の健康管理に有効であると言われています。

一方で、3交代制を実施する病院はその分、人員を確保しやすくなるというメリットもあります。

標準的な3交代の夜勤時間帯

3交代勤務の典型的なシフトは「早番」「遅番」「夜勤」となっています。

呼び方は医療機関によって様々で、「日勤」「準夜勤」「深夜勤」などと呼ぶこともあります。

3交代勤務ではどのシフトでも8時間労働が一般的で、早番が8:00~17:00、遅番が16:00~25:00、夜勤が24:00~9:00のような勤務時間となっています。

遅番

夜勤

ただし、これはあくまで一例であり、中には終電に間に合うように勤務時間帯が調整されている職場が多いです。

8時間勤務の為、休憩時間は1時間としている職場が多いです。

看護師が2交代勤務・3交代勤務を選ぶポイント

看護師が勤務時間を選ぶ際には、自分のライフスタイルやキャリアプランなどを考慮する必要があります。

例えば、家庭との両立やプライベートの時間を確保したい場合、勤務時間が固定された2交代制を選ぶのが良いでしょう。

また、学びながらスキルアップを目指す看護師の場合は、多様な経験が得られる3交代制が適しているかもしれません。

勤務形態を選ぶ際には、自分自身の今後の展望をしっかりと見極め、長期的な視点を持ちつつ選択することが肝心です。

看護師の2交代勤務のメリット

2交代勤務のメリットは、シフトの調整がしやすいことや、夜勤明けと休日を繋げてプライベートの時間を長く確保できることが挙げられます。

日勤と夜勤というシンプルなシフトなので、日勤しか無理な日やどうしても夜勤に入りたい日などがあった場合に、融通が通りやすいという利点があります。

また夜勤明けと3連休を繋げたりすると、実質4連休のように長期休暇をつくることができるため、旅行が趣味の看護師に2交代勤務は人気です。

体力的な心配はありますが、旅行の移動時間に仮眠をとって海外旅行に行く看護師も珍しくありません。

他にも3交代勤務と比較して、夜勤手当が高く設定されていることが多いので、夜勤にたくさん入ってガッツリ稼ぎたい看護師にも2交代勤務がおすすめです。

看護師の3交代勤務のメリット

3交代勤務のメリットは、夜勤帯のシフトも基本的に8時間労働なので、体力面の心配が2交代勤務と比べて少ないことです。

2交代勤務と比べると夜勤手当は少ないですが、クリニックなど日勤勤務しかない職場と比べると給料は高くなるため、体調管理に気をつけながらも稼ぎたい看護師に向いていると言えます。

まとめ

看護師の勤務形態は、多くの場合2交代または3交代という形で設定されています。

この記事では、看護師の2交代勤務と3交代勤務の違い、メリット・デメリットについて紹介してきました。

2交代勤務は夜勤の勤務時間が長くなりますが、そのぶん夜勤手当が多く支給されたり、長期休暇を取得しやすい傾向があります。

3交代勤務は1回の夜勤の勤務時間が短いため、身体に無理をさせずに働くことができます。

実際に現場で働いている看護師によってメリット・デメリットに感じることは様々なので、もしどちらの勤務形態がいいか悩んだら、相談できる先輩看護師にぜひ聞いてみてください。