医療職の非公開求人の探し方のコツと注意点・普通の求人との違い
求人を探しているときに「非公開求人」という文言を目にしたことがあるという人は多いのではないでしょうか?
非公開求人というと、他の人が知らない特別な求人のような感じがして、求人内容はどうなっているのかなど期待が膨らむことでしょう。
そんな非公開求人と出会うにはどうすれば良いのでしょうか?また探し方のコツはあるのでしょうか?
あなたの転職活動を良い方向へ導いてくれるかもしれない非公開求人。
この記事では、医療職の非公開求人の探し方とそのコツ、そして応募する前に知っておきたい注意点までまとめてご紹介します。
お申し込みを受け付けました
以下からひな形と見本をダウンロードできます。
医療職の非公開求人とは

非公開求人とは、一般には公開されていない求人情報のことをいいます。
特に医療職の非公開求人は知る人ぞ知る市場であり、多くの場合、転職エージェントやそこで働いているスタッフを通じてのみ知ることができます。
非公開求人では公開求人よりも高度な専門性を求めていることが多く、競争率も低いため、候補者にとっては魅力的なチャンスがあるのです。
公開求人と非公開求人の違い
公開求人と非公開求人の最大の違いは、その入手方法にあります。
公開求人はインターネットや求人誌といったメディアを通じて広く一般に公開されているのに対し、非公開求人は特定のルートや関係者からしか入手できません。
また非公開求人は公開求人に比べて好条件・高待遇のものが多いです。
さらに、求人情報の質が高いことも特徴であり、キャリアアップを目指す医療職には非常に魅力的なものとなっています。
両者の違いを、いくつかの観点から整理してみましょう。
公開求人 と 非公開求人 の違い
| 項目 | 公開求人 | 非公開求人 |
|---|---|---|
| 情報の入手先 | 求人サイト・求人誌・ハローワークなど、誰でも閲覧できる | 転職エージェントや現場スタッフからの紹介に限られる |
| 応募できる人 | 条件を満たせば誰でも応募できる | 経験やスキルが要件に合う人にだけ紹介される |
| 競争率 | 応募が集まりやすく、高くなりやすい | 紹介される人数が絞られるため、低くなりやすい |
| 条件・待遇 | 標準的な条件のものが中心 | 好条件・高待遇のものが多い傾向 |
| 職場の情報量 | 求人票に書かれている範囲 | 担当者から職場の内部の様子を聞ける場合がある |
なぜ非公開求人が存在するのか
非公開求人が存在する理由は複数あります。
まず、採用する側の企業や機関は、候補者の質を重視し、自社のニーズにピッタリと合う人材を探したいと考えています。
特に、医療職においては専門性や経験が非常に大事な要素となるため、それらの要件を満たした人材の確保のために非公開という形を取り、応募者の数を絞ります。
そうすることで書類確認や面接に割く時間を短縮でき、かつ条件にマッチした優秀な人材を確保することが可能となります。
役職ポジションの採用となると特に人気で応募数が多くなるので、非公開求人として募集を出すパターンもあります。
他には、不測の事態で休職や退職になるスタッフがいて人員不足となってしまったときも、求人が一般に公開される前にエージェントを通して急募で採用したりするので非公開求人となることがあります。
スキルや経験の面以外でも、信頼のあるエージェントや働いているスタッフの紹介で入社する人の方が、事前にどのような人なのかを把握しやすいという利点があります。
早期離職など入社後に起こり得るリスクを極力減らせる点も、企業が非公開求人を出す理由となっています。
非公開求人に応募するメリット
非公開求人に応募することには、公開求人にはないいくつかの利点があります。
なかでも大きいのは、競争率の低さです。応募者一人ひとりに対するフォローアップも手厚いため、転職を成功に導くサポートを受けられる機会が多くなります。
そのため、これまでのスキルや経験を活かし、キャリアアップや待遇改善を実現できる可能性が高まります。
医療職の非公開求人でよくあるケース

「非公開求人があるのは分かったけれど、実際にはどんな求人が非公開になっているの?」と気になる人も多いはずです。
医療職の場合、非公開になりやすい求人にはいくつかの傾向があります。自分が狙っているポジションが当てはまるかどうか、確認してみてください。
看護師長・主任・薬局長などの管理職ポジション
管理職の募集は、非公開求人になりやすい代表的なケースです。
理由の一つは、現在その役職に就いている人がまだ在籍しているケースがあるためです。募集していることが公になると、職場内に動揺が広がったり、人間関係に影響が出たりする可能性があります。
もう一つは、応募の集中を避けるためです。役職付きのポジションは待遇も良く人気が高いため、公開すると応募が殺到し、選考に時間がかかってしまいます。
マネジメント経験を活かしたい人や、次のステップとして役職を目指したい人は、エージェントにその希望をはっきり伝えておくと紹介につながりやすくなります。
産業看護師・治験・企業内診療所などのレア求人
そもそも募集そのものが少ない職場の求人も、非公開になりやすい傾向があります。
こうした職場は募集人数が1名ということも珍しくなく、公開して大量の応募を受けるより、条件に合う人だけに絞って紹介してもらう方が採用側にとって効率的だからです。
医療職が活躍できる場は、病院やクリニックだけではありません。次のような職場は、求人票が表に出てこないことも多い領域です。
求人が表に出にくい職場の例
いずれも「募集が出たら教えてほしい」と事前に伝えておくことで、空きが出たタイミングで声をかけてもらいやすくなります。
欠員補充で急募になっている求人
退職や休職によって突然人手が足りなくなった職場の求人も、非公開のまま動くことが多いケースです。
求人票を作成して各媒体に掲載し、応募を待つという流れでは時間がかかってしまいます。そのため、付き合いのあるエージェントに直接声をかけ、すぐに動ける人を紹介してもらうという進め方が選ばれます。
急募の求人は、入職時期の融通が利く人ほど有利になりやすいのが特徴です。すぐに働ける状況であれば、その点も併せて伝えておくとよいでしょう。
30秒でかんたん登録!
無料で応募書類テンプレをプレゼント
非公開求人の探し方

医療職の転職において、非公開求人という存在はとても魅力的です。
多くの場合、良い条件や独占的な求人情報は一般には公開されません。
これらの求人を効率良く探すためには、いくつかのポイントがあります。
転職エージェントに登録する
医療職の非公開求人を効率よく探すためには、転職エージェントに登録することが基本です。
転職エージェントはそれぞれ特色が異なり、医療分野に特化したサービスを提供するエージェントもあります。
医療業界の動向に精通したプロのアドバイザーが、あなたのスキルやキャリアビジョンに合った求人を紹介してくれます。
転職エージェントには独自の求人情報があるため、オンラインに公開されている求人では得られない情報が手に入ることもあります。
エージェント選びの際には、その実績や評判、提供するサービスをしっかりと調べておくと良いです。
条件にあった求人を探してもらう知人や友人から紹介してもらう
医療業界で働く知人や友人からの紹介も非常に有効な手段です。
特に医療業界は人材が重要視される職種が多いため、信頼できるスタッフからの紹介は企業にとっても魅力的な採用方法であることが多いのです。
小規模・少人数の病院やクリニックでは、紹介でしか採用を行っていないこともあります。
紹介を頼む際には、自分の経験やスキル、何を望んでいるのかを明確に伝えることが肝心です。
2つの探し方は、それぞれ性質が異なります。どちらか一方に絞るのではなく、両方を並行して進めるのがおすすめです。
転職エージェント経由 と 知人・友人の紹介
転職エージェントを活用した非公開求人の探し方のコツ

非公開求人を探す上で、転職エージェントを上手に利用することはとても重要です。
なぜなら、非公開求人は一般には公開されないため、それらを見つけるための情報やコネクションが不可欠だからです。
ではどのようにして転職エージェントを選べばよいのでしょうか。
自分に合った転職エージェントを選ぶ
数ある転職エージェントの中から自分に合ったものを選ぶには、いくつかのポイントがあります。
まずは、そのエージェントが得意とする業界や職種、地域に注目してみましょう。
医療職の転職エージェントには職種特化、地域特化、非常勤特化など様々な種類がありますので、自分の専門分野や希望する条件に合ったエージェントを見つけることが大切になります。
そのときに口コミや評判、利用者の体験談を参考にするのも有効な手段です。
エージェントを選ぶときに確認したいこと
転職エージェントについては、こちらのサイトでも詳しく解説されています🔻
転職エージェントを選んだら、担当者とのコミュニケーションを重ねていきましょう。
エージェントの実績や評判も大事ですが、担当者から非公開求人の情報を得るためには、その担当者と合うかどうかが一番大事とも言えます。
担当者と連絡を密に行い、自分のキャリアビジョンについてしっかりと相談することで、該当する非公開求人を紹介してもらいやすくなります。
複数の転職エージェントを併用する
非公開求人を探すうえで見落とされがちなのが、エージェントごとに扱っている非公開求人が違うという点です。
非公開求人は、その職場と付き合いのあるエージェントにだけ届きます。1社だけに登録している状態では、他社にしかない求人には最初から出会えないことになります。
そのため、2〜3社ほどを併用し、届く求人の幅を広げておくのがおすすめです。担当者を比べられるという点でも、複数登録には利点があります。
ただし、増やしすぎるとやり取りの管理が負担になります。まずは少数から始めて、合わないと感じたら入れ替えていく進め方が現実的です。
転職意欲が高いときに相談する
非公開求人を探す際は、転職意欲が高いときに転職エージェントに相談しましょう。
採用する企業と転職エージェントの関係にもよりますが、何となくふわっと転職したいと考えているだけの人や連絡の返信が遅い人は転職意欲が低いと思われてしまい、担当者が非公開求人を教えてくれる可能性は低くなってしまいます。
また担当者との面談に意欲的に臨むことで、自分では気づかなかったキャリアの可能性や新しい選択肢を提案されることもあるため、非公開求人を早期に紹介してもらえる機会も増えるでしょう。
転職の軸やキャリアビジョンを明確にする
非公開求人を紹介してもらうには、自分の転職の軸やキャリアビジョンを明確にしておかなければなりません。
具体的には、これまでの経験を活かせる分野、働き方の希望、収入やキャリアアップに関する考え方など、細かくリストアップすることが大切です。
これをもとに転職エージェントに希望を伝えることで、より適切な非公開求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
公開求人と違い非公開求人は、求めるスキルや経験値、人物像が明確に決まっていることがほとんどです。
あなたが条件にマッチしているかを担当者が判断できるよう、経験と希望を整理して伝える準備が大切になります。
転職の軸が定まっていれば、紹介された求人が自分に合っているかどうかも判断しやすくなります。迷ったときの基準として、早い段階で言葉にしておきましょう。
30秒でかんたん登録!
無料で応募書類テンプレをプレゼント
医療職が非公開求人を探すときの注意点

ここまで非公開求人の魅力をお伝えしてきましたが、良い面ばかりではありません。
あらかじめ弱点を知っておくことで、期待とのズレを避けられます。非公開求人を探すときに押さえておきたい注意点を3つ見ていきましょう。
経験やスキル次第では紹介されないことがある
非公開求人は、担当者が「この人なら職場に推薦できる」と判断した場合に紹介されます。
裏を返すと、経験年数や専門分野が要件に届かないと、求人の存在自体を知らされないままということが起こります。登録すれば全員に同じ求人が届くわけではない、という点は押さえておきましょう。
もし今の経歴では届かないと感じたら、資格の取得や分野を絞った経験の積み上げなど、次に進むための準備を並行して進めるのも一つの方法です。
職場の内部情報を自分では調べにくい
非公開求人は、その名の通りインターネット上に情報が出ていません。
そのため、口コミサイトや求人票を見比べて職場の雰囲気を確かめるという、公開求人ではあたりまえの下調べがしにくくなります。募集の背景や離職状況といった、応募前に知っておきたい情報も自力では集めづらいのが実情です。
この弱点を補えるのが、紹介してくれた担当者への質問です。気になることは遠慮せず、面談の場でそのまま聞いてしまうのがおすすめです。
- 今回の募集が出た背景(増員なのか、欠員補充なのか)
- 部署の人数構成と、年齢層や経験年数のバランス
- 残業や休日取得の実態と、繁忙期の忙しさ
- 入職後にどこまでフォローしてもらえるか
希望に合う非公開求人が必ずあるとは限らない
非公開求人は数が限られており、タイミングにも左右されます。
希望するエリアや働き方に合う求人が、相談した時点で手元にあるとは限りません。非公開求人だけに絞って待ち続けると、転職の時期そのものが延びてしまうおそれがあります。
公開求人の中にも条件の良いものは十分にありますので、両方を見比べながら進めるのが現実的です。非公開求人はあくまで選択肢を広げる手段のひとつと考えておきましょう。
条件にあった求人を探してもらう医療職の非公開求人に関するよくある質問

最後に、非公開求人について寄せられることの多い質問にお答えします。
複数の転職エージェントに登録しても大丈夫ですか?
問題ありません。複数のエージェントに登録することは一般的で、扱う非公開求人が違う以上、むしろ選択肢を広げる方法として理にかなっています。
ただし、同じ職場に複数のエージェント経由で応募してしまうと、先方に混乱が生じます。応募先が重ならないよう、どこに応募したかは自分で把握しておきましょう。
非公開求人を紹介してほしいと自分から言ってもいいですか?
問題ありません。むしろ、はっきり伝えた方が担当者も動きやすくなります。
その際は「非公開求人はありますか」と漠然と聞くより、希望するエリア・働き方・譲れない条件を添えて伝える方が、該当する求人を探してもらいやすくなります。
相談から紹介までは、おおまかに次のような流れで進みます。
紹介してもらうまでの流れ
非公開求人は必ず好条件ですか?
好条件のものが多い傾向はありますが、すべてがそうとは限りません。
急な欠員補充のように、待遇が特別に良いわけではなく、単に公開する時間がなかったという理由で非公開になっている求人もあります。
「非公開だから良い求人」と決めつけず、公開求人と同じ目線で条件を確認することが大切です。
まずは行動することから
非公開求人の探し方のコツをここまで色々と述べてきましたが、最も大切なのは行動することです。
実際に情報を得る行動をしなければ、非公開求人に出会うチャンス自体が生まれません。
情報を集めること、人との繋がりを持つこと、そして自分自身をしっかりと見つめ直すこと、これらの行動が重要となります。
非公開求人は数が限られていますし、経験やタイミング次第では紹介されないこともあります。それでも、転職の軸を整理して複数のエージェントに希望を伝えておけば、出会える可能性は着実に高まります。
出会いが少ない非公開求人ではありますが、その限られたチャンスを引き寄せられるよう、まずは一歩踏み出してみてください。


