看護師が転職前にやるべき自己分析|経験の棚卸しから条件整理までの進め方
転職を考えたとき、求人を見る前にやっておきたいのが自己分析です。
看護師の場合、経験の棚卸しは配属先の病床機能、受け持ち人数、扱ってきた医療機器といった具体的な項目に落とし込めます。ここまで細かく書き出しておけば、そのまま職務経歴書や面接の材料になります。
この記事では、看護師の転職前の自己分析を「経験の棚卸し」「やりがいと不満の切り分け」「条件の優先順位づけ」の3工程に分け整理します。
手を動かす前に、看護技術チェックリストやシフト表など手元の資料を集めておくと進みが早くなります。
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看護師の転職で自己分析が必要な理由

自己分析は応募書類を書くための準備というより、「転職するかどうか」「どこへ行くか」を自分で決めるための材料集めです。
必要な理由は大きく3つあります。理由の確認は早めに済ませ、実際に書き出す作業へ進んでください。
条件だけで選んで同じ不満を繰り返すのを防ぐため
厚生労働省の令和2年転職者実態調査によると、自己都合で前の勤め先を辞めた理由は「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」が28.2%で最も多く、「満足のいく仕事内容でなかったから」26.0%、「賃金が低かったから」23.8%と続きます。看護師に限った調査ではありませんが、賃金より上位に来ているのは賃金以外の理由です。
給与額や夜勤回数など数字で見える条件だけを並べて次の職場を選ぶと、本当に負担だった部分が手つかずのまま残ります。
何が不満だったのかを場面のレベルまで言語化しておくことが、同じ理由で辞めないための前提になります。
志望動機と自己PRに一貫性を持たせるため
志望動機と自己PRがかみ合わなくなるのは、応募先が決まってから慌てて書き始めるためです。ハローワークの案内でも、応募書類は分かりやすく自分をアピールする内容になるよう作成することが求められています。
先に経験を棚卸ししておけば、「何をしてきたか」「なぜその職場を選ぶのか」を同じ材料から組み立てられます。書類と面接で話がずれることもなくなります。
今後のキャリアの方向を決めるため
日本看護協会の2025年病院看護実態調査では、正規雇用看護職員の離職率は11.0%、新卒採用者は8.4%でした。これに対し、既卒採用者の離職率は16.1%と、新卒採用者のおよそ2倍になっています。
転職して入った職場を早い段階で離れる人が一定数いることを示す数字です。
次の職場を1年後、5年後にどう位置づけるのかまで考えておくと、目先の条件だけで判断せずに済みます。
専門看護師や認定看護師を目指すのか、外来や訪問看護へ働き方を移すのか、方向が定まれば選ぶべき求人も絞られます。
参考:労働政策研究・研修機構「正規雇用看護職員の離職率は11.0%/日本看護協会調査」 / 厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」 / ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」
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看護師としての経験を棚卸しする

棚卸しは記憶をたどるより、先に資料を集めたほうが早く正確に進みます。
看護技術チェックリスト、人事評価シート、ラダーの評価表、シフト表、研修の受講記録、委員会の名簿など、勤務先で受け取った書類を手元にそろえてから始めてください。
書き出すのは次の6項目です。配属された部署ごとに分けて書くと、異動歴もそのまま職務経歴書の構成になります。
棚卸し前後で職務経歴の書き方はこう変わる
配属先と病床機能
「内科病棟」とだけ書いても、経験の中身は伝わりません。同じ内科病棟でも、術後管理が中心の病棟と、退院支援が中心の病棟では仕事の内容が大きく変わるためです。
病院は病床機能報告制度で、病棟ごとの機能を高度急性期・急性期・回復期・慢性期の4区分から選んで報告しています。自分の病棟がどの区分に当たるかを書き添えると、応募先は経験の中身を判断しやすくなります。
書き方の例は「一般病床45床・急性期・消化器内科と呼吸器内科の混合病棟・平均在院日数12日」です。
介護施設や訪問看護で働いていた場合は、施設の種別と利用者さんの要介護度の分布に置き換えて書きます。
担当した患者層と受け持ち人数
一日に何人を受け持っていたかは、応募先が業務量を推し量る材料になります。次の項目を書き出してください。
- 看護配置(7対1、10対1など)
- 日勤帯の受け持ち人数
- 夜勤帯に担当していた患者さんの人数と看護師の人数
- 患者さんの年齢層と主な疾患
- 在院日数の目安と入退院の頻度
- リーダー業務を担当していた期間
「一人でも多く見ていた」という書き方ではなく、数字で書きます。
夜勤帯に看護師2人で患者さん40人を担当していたといった記述は、それ自体が経験の濃さを示します。
習得した看護技術と扱ってきた医療機器
応募先が即戦力かどうかを判断する材料として、最も具体的に見られる項目です。看護技術チェックリストが手元にあれば、そのまま転記できます。
人工呼吸器や透析装置、化学療法の投与管理など、施設によって扱う機会が大きく変わる項目ほど価値があります。電子カルテと部門システムは、使っていた製品の種類まで書いておくと入職後の立ち上がりの早さが伝わります。
| 項目 | 一人でできる | 指導のもとでできる | 見学のみ | 未経験 |
|---|---|---|---|---|
| 採血、静脈注射、末梢静脈路の確保 | ||||
| 中心静脈カテーテル・CVポートの管理 | ||||
| 人工呼吸器装着中の観察と管理、気管吸引 | ||||
| 血液透析・持続的血液濾過透析の管理 | ||||
| がん化学療法の投与管理と曝露対策 | ||||
| 輸血の実施と副作用の観察 | ||||
| 褥瘡の処置、ストーマケア、創傷管理 | ||||
| 経管栄養・胃ろうの管理 | ||||
| 急変時の対応、心肺蘇生、除細動器の使用 | ||||
| 電子カルテ・部門システムの操作 |
それぞれに「一人でできる/指導のもとでできる/見学のみ/未経験」の4段階を付けておくと、面接で聞かれたときに答えが詰まりません。
経験のない技術を書かないことも同じくらい大切です。
- 在職中に書くのがおすすめです。退職後は院内の資料が手に入りません
- 1回で仕上げようとせず、思い出したら追記する形で構いません
- 数字が思い出せない項目は「おおよそ」と添えて残しておきます
夜勤の形態と勤務体制
夜勤は「あり」「なし」だけでは条件を比較できません。二交代か三交代か、夜勤1回あたりの拘束時間、月の夜勤回数、仮眠時間の有無、夜勤に入る看護師の人数まで書き出します。
訪問看護やクリニックで働いていた場合は、オンコールの担当回数と、実際に呼び出された頻度を記録しておきます。同じ「オンコールあり」でも、月に何回鳴るかで負担はまったく違います。
夜勤・オンコールで書き出す項目の違い
| 観点 | 二交代制 | 三交代制 | オンコール対応 |
|---|---|---|---|
| 1回あたりの勤務時間 | 夜勤1回の拘束時間(開始〜終了、休憩を含むか) | 準夜・深夜それぞれの勤務時間 | 待機している時間帯と、呼び出された場合の対応時間 |
| 月の回数 | 月の夜勤回数 | 準夜・深夜それぞれの月の回数 | 月のオンコール担当回数 |
| 仮眠・休憩の有無 | 仮眠時間が設定されているか、実際に取れていたか | 各勤務の間にとれる休憩の有無 | 待機中に呼び出しなく休めた頻度 |
| 同時に勤務する看護師の人数 | 夜勤に入る看護師の人数 | 準夜・深夜それぞれに入る看護師の人数 | 日中と夜間で当番になる人数の違い |
| 夜勤明けの扱い | 明け休みが確保されているか | 深夜勤の後にどのように休みが組まれるか | 呼び出し対応があった翌日の扱い |
| 手当の形 | 夜勤手当の支給形態 | 準夜・深夜で手当が分かれているか | 待機手当と呼び出し時の手当が別になっているか |
※実際の時間数・人数・金額は自分の勤務先の条件で書き出す
委員会・係・指導などの役割
病棟業務以外に担っていた役割は、書き漏らしやすい一方で評価されやすい項目です。感染対策、医療安全、褥瘡対策、記録、教育、物品管理といった委員会や係、プリセプター、実習指導者、リーダー、主任などの役職を、担当した期間とともに書き出します。
役割の名前だけでなく、そこで何をどこまで動かしたかを1行添えてください。「感染対策委員として、病棟の手指衛生の実施状況を毎月集計し、結果を朝礼で共有した」という書き方であれば、そのまま自己PRの根拠になります。
取得した資格と受講した研修
認定看護師、専門看護師、特定行為研修の修了区分、BLSやACLSなどの資格は、取得年と認定機関まで書きます。院内研修も、ラダーの段階と受講テーマを記録しておくと、経験の積み上げが見える形になります。
准看護師から正看護師の免許を取得した経緯や、進学中の課程がある場合も記載します。学び直しの実績は、未経験分野へ移る際の説明材料になります。
看護師の求人を探すやりがいと不満を場面で振り返って切り分ける

やりがいや不満は、言葉から入ると「人間関係がつらい」「達成感がある」といった抽象的な結論で止まってしまいます。先に具体的な場面を書き出し、そこから共通する要素を抜き出すという順序にしてください。
やりがいを感じた場面を書き出す
直近1〜2年から、印象に残っている場面を5つ以上挙げます。いつ、どこで、誰に対して、何をして、結果どうなったかまで書くのがコツです。
たとえば「退院支援でケアマネジャーと調整を重ね、自宅に戻る目途が立った」「新人にルート確保を教え、一人でできるようになった」といった具合です。
書き終えたら、場面に共通する要素を抜き出します。患者さんとの継続的な関わりなのか、教えることなのか、段取りを組むことなのか、技術を身につけることなのかで、向いている職場は変わります。
負担を感じた場面を書き出す
同じ要領で、負担を感じた場面も書き出します。ここで大事なのは、原因を決めつけずに事実だけを書くことです。
厚生労働省の令和7年労働安全衛生調査では、現在の仕事や職業生活に強い不安・悩み・ストレスを感じている労働者は67.5%でした。その内容は「仕事の量」が39.5%で最も多く、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」32.9%、「仕事の質」30.7%、「役割・地位の変化等」17.7%と続きます。
「人間関係が原因だ」と感じていても、書き出してみると業務量が過剰で余裕がなかっただけ、というケースは珍しくありません。量なのか、質なのか、人なのかで、選ぶべき次の職場は変わります。
職場を変えれば解決する不満か見極める
書き出した負担のうち、施設によって差が出る要素は転職で改善する余地があります。
- 看護配置と一人あたりの受け持ち人数
- 夜勤の形態と月の夜勤回数
- 時間外労働の実態と、記録・委員会にかかる時間
- 教育体制、プリセプター制度、研修の受講機会
- 記録の方式と電子カルテの使いやすさ
- 有給休暇の取得状況と休日数
- 通勤時間と勤務地
これらは求人票や見学で確認できる範囲です。負担の原因がこの一覧に収まるなら、転職は有効な選択肢になります。
転職しても解決しない不満を切り分ける
一方で、職場を変えても残りやすい負担があります。看護という仕事そのものへの負担感、体調や気分の落ち込み、経験や知識の不足に対する不安などです。
日本看護協会の調査では、新卒採用者が離職した主な理由として「健康上の理由(精神的疾患)」が54.6%と最も多く、「看護職員としての適性への不安」46.6%、「看護実践能力への不安」44.2%が続きます(上位5つを選ぶ複数回答)。適性や実践能力への不安は、環境を変えただけでは解消しないことが多い項目です。
転職を決める前に検討したい選択肢
- 部署異動を希望する(病棟から外来、急性期から回復期など)
- 夜勤免除や時短勤務など、勤務形態の変更を相談する
- 休職して体調を整える期間をとる
- 産業医や主治医に相談し、医療機関を受診する
体調や気分の不調が続いている場合は、転職の判断より先に相談してください。厚生労働省の令和7年労働安全衛生調査では、ストレスを相談できる相手として上司を挙げた人が63.8%、同僚が62.5%だったのに対し、産業医は7.1%でした。
実際に相談した相手も上司56.6%、同僚53.8%に対して産業医は2.0%にとどまります。制度としての窓口は身近にありながら、使われていないのが実情です。
相談相手として挙げた割合と実際に相談した割合の差
※「相談できる相手がいる」94.8%、「実際に相談したことがある」71.2%
ハラスメントに関する相談先は厚生労働省の「あかるい職場応援団」、メンタルヘルスに関する情報と相談窓口は「こころの耳」にまとまっています。判断に迷う段階で使って構いません。
参考:厚生労働省「令和7年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概況」 / 労働政策研究・研修機構「正規雇用看護職員の離職率は11.0%/日本看護協会調査」 / 厚生労働省「こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」 / 厚生労働省「あかるい職場応援団」
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転職先に求める条件に優先順位をつける

棚卸しと振り返りが終わったら、次の職場に求める条件を整理します。ここまでの2工程を踏んでいれば、条件は「なんとなくの希望」ではなく、場面から導き出した根拠のある要求になっているはずです。
希望する条件をすべて書き出す
はじめから絞らず、思いつくものをすべて出します。給与、夜勤の有無、休日数、勤務地、診療科、施設の種別、教育体制、託児所、退職金、人間関係など、実現できるかどうかは考えずに並べてください。
参考までに、令和2年転職者実態調査で「現在の勤め先を選んだ理由」を尋ねた結果(3つまでの複数回答)は、「仕事の内容・職種に満足がいくから」が41.0%で最多、「自分の技能・能力が活かせるから」36.0%、「労働条件(賃金以外)がよいから」26.0%、「転勤が少ない、通勤時間が短いから」20.8%、「賃金が高いから」15.1%、「会社に将来性があるから」12.2%の順でした。賃金は5番目です。
転職先を選んだ理由の優先順位
※3つまでの複数回答のため合計は100%になりません
給与だけが並ぶリストになっていたら、仕事の内容の希望が抜けていないか見直してみてください。
譲れない条件を3つまでに絞る
書き出した条件を、A(譲れない・3つまで)、B(できれば満たしたい)、C(なくてもよい)の3つに振り分けます。Aを4つ以上にすると、該当する求人がほとんど残らなくなります。
振り分けに迷ったら、「この条件が欠けたら1年後に辞めたくなるか」で判断してください。
辞める理由になるならA、不満は残るが続けられるならBです。
前の工程で「職場を変えれば解決する不満」として挙げた項目は、そのままAの候補になります。
条件どうしが両立するか確認する
条件のなかには、同時に満たしにくい組み合わせがあります。代表的なのが「夜勤なし」と「今の年収を維持」です。
医療キャリアナビ掲載求人データ(2026年時点)で正看護師の求人の月給中央値を施設種別に見ると、病院29.8万円に対し、デイケア・デイサービスは27.0万円でした。夜勤のない職場は月給が下がる傾向にあります。訪問看護は32.0万円と高めですが、多くの求人でオンコール対応が伴います。
どちらを取るかを先に決めておかないと、求人を見るたびに判断が揺れて選考が進みません。両立しない組み合わせに気づいたら、Aの3つに残すのはどちらかをこの段階で決めてください。
看護師の求人を探す条件を固めたら、求人票の記載と突き合わせます。令和6年4月から、労働契約の締結時と有期労働契約の更新時には、就業場所と業務の「変更の範囲」を明示することが必要になりました。配属先が入職後に変わる可能性があるかどうかは、この記載で確認できます。施設の診療科や病床数は、厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)でも調べられます。
- 医療キャリアナビ掲載の正看護師求人は9,633件(2026年時点)
- 社会保険完備93%、交通費支給81%は多くの求人が満たしています
- 一方で完全週休2日は11%。譲れない条件に入れるなら早めに動くのがおすすめです
条件の整理まで終われば、あとは求人を見て応募先を選ぶ段階です。全体の流れは次の記事にまとめています。
参考:厚生労働省「令和2年転職者実態調査の概況」 / 厚生労働省「令和6年4月から労働条件明示のルールが改正されます」 / 厚生労働省「医療情報ネット(ナビイ)」
自己分析が進まないときの対処

手が止まるのは、たいてい「自由に書き出してください」と言われたときです。
形式を決める、他人の目を借りる、道具を使うという3つの方法で動き出せます。
質問に答える形で進める
白紙に向かうより、質問に答えるほうが進みます。次の質問に、一つずつ答えてみてください。
- この1年で「またやりたい」と思った業務は何ですか
- 担当が決まった時点で気が重くなる業務は何ですか
- 同僚や後輩から頼まれることが多いのはどんなことですか
- 今の職場で3年後も働いている自分を想像できますか
- 想像できないとしたら、何が変われば続けられますか
- 転職して1年後、何がどうなっていれば「してよかった」と思えますか
答えは箇条書きで構いません。すぐに答えが浮かばない質問があることも、自分の考えを整理するための手がかりになります。
3年後が想像できないなら、その理由を掘り下げる価値があります。
第三者に振り返ってもらう
自分では当たり前だと思っている強みほど、自覚しにくいものです。一緒に働いた同僚や先輩、看護学校の同期に「私が働いているとき、一番手際がよかったのはどんな場面だと思う?」と聞いてみてください。
職場の人に相談しにくい場合は、外部の窓口も使えます。都道府県看護協会が運営するeナースセンターは、看護職を対象とした無料の職業紹介です。ハローワークでも職業相談を受けられます。
相談先を使う目的は求人の紹介を受けることではなく、書き出した内容を一緒に整理してもらうことだと考えておくと、話が早く進みます。
診断ツールを補助として使う
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」には、無料で使える自己診断ツールがあります。
ただし、診断結果は自己分析の代わりにはなりません。ツールが返すのは傾向であって、あなたが実際に何をしてきたかは含まれていません。
棚卸しや場面の振り返りで書き出した内容を整理するきっかけとして使い、結果をそのまま志望動機に貼り付けることは避けてください。
相談窓口・診断ツールの違い
| 項目 | eナースセンター | ハローワーク | job tag |
|---|---|---|---|
| 運営 | 都道府県看護協会 | 国(厚生労働省) | 厚生労働省 |
| 対象 | 看護職 | 求職者全般 | 誰でも利用可 |
| できること | 無料の職業紹介、就業相談 | 職業相談、職業紹介 | 500を超える職業の情報の閲覧、自己診断ツールの利用 |
| 自己分析での使いどころ | 書き出した経験と条件を相談員と一緒に整理する | 職務経歴書の書き方の相談、応募書類の添削 | 書き出した内容を整理するきっかけにする。結果をそのまま志望動機にしない |
参考:公益社団法人日本看護協会「eナースセンター―都道府県看護協会による無料職業紹介事業―」 / 厚生労働省『job tagのリニューアルについて』
まとめ
看護師の転職前の自己分析は、経験の棚卸し、やりがいと不満の切り分け、条件の優先順位づけの3工程で進みます。棚卸しでは配属先と病床機能、受け持ち人数、看護技術と医療機器、夜勤形態、委員会や指導の役割、資格と研修の6項目を、部署ごとに書き出してください。ここまで細かく書けば、そのまま職務経歴書に転用できます。
やりがいと不満は、抽象的な言葉ではなく場面から書き出し、転職で解決する不満と、職場を変えても残る負担を分けることが要点です。体調や気分の不調が続いているなら、転職より先に部署異動や勤務形態の変更、休職、受診といった選択肢を検討してください。
条件は全部書き出してから譲れないものを3つに絞り、両立しない組み合わせがないかを確認します。
この3工程が終われば、求人を見る基準は自分のなかにできています。あとは求人票の記載と突き合わせながら、応募先を選んでいく段階です。


