【テンプレ・見本あり】薬剤師の職務経歴書の書き方|項目別のコツと自己PR例文
薬剤師の転職では、履歴書だけでなく職務経歴書の提出を求められるケースが増えています。とはいえ「何をどう書けばいいのか分からない」「調剤経験を魅力的にアピールできない」と悩む方は少なくありません。
職務経歴書は、あなたの経験やスキルを採用担当者に伝える大切な書類です。書き方のコツを押さえれば、選考の通過率を高めることにつながります。
この記事では、薬剤師の職務経歴書の基本ルールから項目別の書き方、応募先別の自己PR例文、状況別のポイント、避けたいNG例までをまとめて解説します。見本やテンプレートの考え方も紹介するので、初めて作成する方も安心して進められます。
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薬剤師の職務経歴書とは?

職務経歴書とは、これまでの職務経験やスキル、実績を具体的にまとめ、応募先に自分の強みを伝えるための書類です。履歴書が「プロフィール(事実の記録)」であるのに対し、職務経歴書は「経験・スキルの詳細と貢献のアピール」を担います。
かつて薬剤師の採用では履歴書のみで済むケースもありましたが、近年は調剤薬局や病院でも職務経歴書の提出を求められる場面が増えています。まずは職務経歴書の役割と、作成前に知っておきたい基本ルールを確認しましょう。
職務経歴書は、Excel形式またはWord形式で作成・提出するのが一般的です。以下のテンプレートを自由にダウンロードしてご活用ください。
履歴書との違い
履歴書と職務経歴書は、役割がはっきり分かれています。履歴書は氏名・学歴・職歴・資格など、事実を決まった様式で記録する書類です。一方で職務経歴書は、勤務先ごとの業務内容や実績、身につけたスキルを自由な形式で記載し、「自分を採用するメリット」を伝える書類といえます。
たとえば履歴書には「〇〇薬局 入社」と一行で書く職歴も、職務経歴書では処方科目や1日の処方箋枚数、担当業務まで掘り下げて書きます。採用担当者は職務経歴書を通じて、応募者が自社でどう活躍できるかを判断します。
2つの書類は役割が異なるため、どちらか一方で済ませるのではなく、内容を重複させずに補い合うように書くことが大切です。
| 処方箋応需枚数 | 1日平均〇〇枚・月間〇〇〇〇枚(応需規模の指標) |
|---|---|
| 主な処方科目 | 内科・循環器科・在宅(応じた薬剤師スキルの根拠) |
| 服薬指導・薬歴 | 薬歴記載件数・かかりつけ薬剤師指導料の算定実績 |
| 疑義照会・後発品 | 疑義照会対応件数・後発医薬品への変更率など |
| 無菌調剤・OTC | 無菌調剤室での実務経験の有無・OTC販売対応実績 |
なお、履歴書の書き方や志望動機の例文については、以下の記事で詳しく解説しています。
用紙・枚数・作成方法の基本ルール
職務経歴書には決まった様式がありませんが、読みやすくまとめるための目安があります。用紙はA4サイズが一般的で、枚数は1〜2枚(多くても3枚)に収めるのが基本です。情報を詰め込みすぎると要点が伝わりにくくなるため、経験の浅い方は1枚、経験が豊富な方でも2枚程度を目安にしましょう。
作成方法は、パソコンでの作成が推奨されます。手書きが必須というわけではありませんが、修正のしやすさや読みやすさの点でパソコン作成が無難です。企業への応募ではWordやPDFでの提出を求められることもあります。
職務経歴書の基本ルール
- 用紙サイズはA4が一般的
- 枚数は1〜2枚を目安に簡潔にまとめる
- パソコンで作成し、データ提出にも備える
- 応募先から様式の指定がある場合はそれに従う
今のあなたの状況は?
職務経歴書の3つの書式と選び方

職務経歴書には、大きく分けて3つの書式があります。「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3つで、それぞれ経歴の見せ方が異なります。
薬剤師は職種が固定されているため編年体式・逆編年体式が書きやすいとされますが、複数の業態を経験している方や幅広い経験をアピールしたい方はキャリア式も選択肢になります。
自分の経験とアピールしたい軸に合わせて選ぶと、内容が整理しやすくなります。まずは3つの書式の特徴を比較して確認しましょう。
薬剤師の職務経歴書サンプルを、3つの形式でご用意しました。ご自身の経歴や応募先に合わせて、使いやすい形式のサンプルをぜひ参考にしてください。
編年体式
編年体式は、過去から現在へと時系列に沿って職歴を並べる書き方です。最も一般的な形式で、キャリアの流れが自然に伝わります。新卒からの経験を順を追って示せるため、経験が浅い方や、着実にキャリアを積んできたことを見せたい方に向いています。
薬剤師の場合、調剤薬局や病院での勤務が続いているケースが多く、時系列で書くと成長の過程が分かりやすくなります。ただし、直近の経験を早くアピールしたい場合には、後述の逆編年体式のほうが効果的なこともあります。
逆編年体式
逆編年体式は、現在(直近)の職歴から過去へさかのぼって書く形式です。採用担当者が最も知りたい「今の実力」を最初に伝えられる点が強みです。直近で専門的な経験を積んでいる方や、即戦力としてアピールしたい方に向いています。
たとえば直近で在宅医療や無菌調剤に携わっている場合、その経験を冒頭に配置することで印象づけられます。転職回数が多い方も、直近の安定した経験を先に見せることで前向きな印象を与えやすくなります。
キャリア式
キャリア式は、時系列ではなく業務内容や分野ごとに経験をまとめて書く形式です。「調剤業務」「服薬指導」「在宅医療」といったカテゴリーで整理するため、専門性や幅広い経験を強調しやすくなります。
複数の業態を経験している方や、特定の分野を深く追求してきた方に向いています。ただし時系列が分かりにくくなるため、職歴の空白や在籍期間が伝わりにくいという側面もあります。編年体式の職歴欄と組み合わせて使うと、経歴の流れと専門性の両方を伝えられます。
職務経歴書の項目別の書き方

職務経歴書は、いくつかの項目で構成されます。ここでは「タイトル」「日付・氏名」「職務要約」「職務経歴」「活かせる経験・スキル」「免許・資格」「自己PR」の順に、薬剤師ならではの書き方のコツを解説します。
特に職務経歴の欄は、規模感を数字で示すことで説得力が大きく変わります。項目ごとに何を書けばよいかを押さえていきましょう。
各項目のつながりを意識して、あなたの経験が最も伝わる構成を作りましょう。
タイトル
用紙の一番上には「職務経歴書」とタイトルを記入します。中央に配置し、少し大きめの文字にすると見やすくなります。
テンプレートを用いる場合は最初から記載されているため、一から作成する場合のみ忘れず記入しましょう。
日付・氏名
タイトルの下に右寄せで職務経歴書の提出日を記入します。郵送なら投函する日、メールなら送信する日、面接時に持参するなら面接当日を記入します。
和暦・西暦のどちらでも構いませんが、履歴書と表記を統一しましょう。
日付の下に氏名を記入します。履歴書と違い、ふりがなや押印は必要ありません。
職務要約
職務要約は、あなたの経歴を3〜4行(200〜300字程度)に凝縮した「導入文」です。採用担当者が最初に目を通す部分のため、ここで興味を持ってもらえるかが重要になります。
書くときは「経験年数+業態+主な業務+専門分野」の4つの要素を意識すると、まとまりのある文章になります。
冒頭の数行で強みが伝わるよう、最も見せたい経験を凝縮しましょう。
職務経歴
職務経歴は、職務経歴書の中心となる項目です。勤務先ごとに、業務内容だけでなく職場の規模感を具体的な数字で示すことがポイントです。数字があることで、担当してきた業務のレベルや量が採用担当者に正確に伝わります。
調剤薬局であれば、応需している医療機関・処方科目・1日の処方箋枚数・在籍薬剤師数・使用しているレセコン(レセプトコンピューター)などを記載します。病院であれば、病床数・診療科・配属病棟・薬剤師数などを添えると規模が伝わります。単に「調剤業務に従事」と書くのではなく、「1日平均80枚の処方箋を応需」のように具体化しましょう。
| 記載項目 | 調剤薬局 | 病院・診療所 |
|---|---|---|
| 応需先・規模 |
応需医療機関名・診療科目 例:内科・整形外科・皮膚科など応需3科 |
病床数・一般病床/療養病床の区分 例:一般病床200床(急性期) |
| 処方箋・業務量 |
1日の処方箋応需枚数 例:1日平均120枚 |
配属病棟・担当診療科 例:内科系病棟・外来化学療法担当 |
| 在籍薬剤師数 |
薬剤師数(常勤・非常勤の内訳) 例:常勤2名・パート1名 |
薬剤師数(薬剤部全体) 例:薬剤師12名在籍 |
| システム・設備 |
レセコン・調剤システム名 例:Pharnes/Dispensing Pro等 |
電子カルテシステム名・薬歴システム 例:ORCA/MegaOakHR等 |
| 専門業務・加算 |
かかりつけ薬剤師指導料・無菌調剤 後発医薬品調剤体制加算の状況 例:無菌室あり・在宅訪問対応 |
病棟薬剤業務実施加算の有無 チーム医療(NST・ICT等)参加 例:NSTメンバーとして疑義照会対応 |
なお、志望動機そのものの書き方は別記事で詳しく解説しています。職務経歴書と志望動機を一貫させると、応募先への熱意がより伝わります。
活かせる経験・スキル
この項目では、応募先で役立つ経験やスキルを具体的に挙げます。調剤・監査・服薬指導・薬歴管理・疑義照会・在宅医療・無菌調剤など、薬剤師業務を具体的な言葉で書き出すことがポイントです。「調剤経験あり」とまとめるのではなく、経験した業務を一つずつ示すことで、対応できる業務範囲が伝わります。
企業への応募を考えている場合は、英語力やPCスキル(Word・Excel・PowerPointなど)も評価されやすいため、あわせて記載しましょう。応募先が求めるスキルを想像し、それに合致する経験を優先して並べると効果的です。
応募先のニーズに合わせて、書くスキルを取捨選択することがポイントです。
免許・資格
保有資格の欄には、薬剤師免許に加えて、業務に関連する資格や認定を記載します。認定薬剤師や研修認定薬剤師、各種専門薬剤師の資格を持っている場合は、取得年月とあわせて正式名称で記載しましょう。学会発表や研修受講歴なども、専門性を裏付ける材料になります。
資格は応募先で活かせるものを優先して書くと、意欲が伝わりやすくなります。取得予定や勉強中の資格がある場合は、その旨を添えると前向きな姿勢を示せます。
自己PR
自己PRは、あなたの強みを応募先の求める人物像に結びつけて伝える項目です。「調剤の正確さ」「患者さんへの丁寧な服薬指導」「チーム医療での連携」など、具体的なエピソードを交えて書くと説得力が増します。抽象的な言葉だけで終わらせず、実際の行動や成果を添えましょう。
なお、志望動機そのものは自己PRとは分けて考えます。志望動機の書き方や例文については、内部リンクで紹介している履歴書の記事も参考にしてください。
自己PRでは「何ができるか」、志望動機では「なぜその職場か」を書き分けると、それぞれの説得力が高まります。
薬剤師の求人を探す実績を数値で示すコツ

職務経歴書では、実績を数値で示すことで説得力が大きく高まります。
「服薬指導を丁寧に行った」よりも「1日平均40件の服薬指導を担当」と書くほうが、業務量やレベルが具体的に伝わります。薬剤師の業務には数値化できる要素が多くあるため、可能な限り数字を添えることを意識しましょう。
ここでは数値化できる項目の例と、数値化が難しい場合の伝え方を紹介します。
職務経歴書に使える数値の例
薬剤師の業務で数値化しやすい項目には、次のようなものがあります。日々の業務を振り返り、当てはまる数字を書き出してみましょう。
| 1 | 1日の処方箋枚数 「1日平均〇枚の処方箋を調剤」の形で記載する |
| 2 | 1日の来店患者数 「1日平均〇名に服薬指導を実施」と業務範囲も添える |
| 3 | かかりつけ薬剤師として担当する患者数 「かかりつけ薬剤師として〇名を継続担当」と継続性を強調する |
| 4 | 在宅訪問の件数 「在宅訪問薬剤管理指導を月〇件担当」と頻度を明示する |
| 5 | 後発医薬品への変更率 「後発医薬品変更率〇%(前年比+〇%)」と変化量まで書く |
| 6 | 待ち時間短縮などの業務改善率 「調剤待ち時間を平均〇分から〇分に短縮」と改善前後を対比する |
| 7 | 育成・指導した薬剤師の人数 「新人薬剤師〇名のOJT指導を〇年間担当」と期間も記載する |
たとえば後発医薬品の変更率は、国が数量ベースで80%以上の使用を目標に掲げてきた背景があり、変更率を高めた実績は評価につながりやすい要素です。
また、在宅件数の増加や待ち時間の短縮など、「前年比」「〇%改善」といった変化を示す数字は、取り組みの成果が伝わりやすくなります。数字は正確に、根拠を持って書きましょう。
数値化できない場合の伝え方
すべての実績を数字で表せるわけではありません。数値化が難しい場合は、定性的な成果を具体的なエピソードで伝える方法があります。たとえば「患者さんから名前で相談されるようになった」「服薬指導の内容を後輩の指導マニュアルに反映した」など、行動とその結果をセットで書くと伝わりやすくなります。
また、業務改善の工夫や、周囲から評価された場面を具体的に描写するのも有効です。数字がないことを気にしすぎず、「何を考え、どう行動したか」というプロセスを丁寧に書くことで、あなたの働き方が伝わります。
参考:厚生労働省「後発医薬品(ジェネリック医薬品)及びバイオ後続品(バイオシミラー)の使用促進について」
転職活動するなら?
【応募先別】自己PR例文

自己PRは、応募先によって強調すべき経験やキーワードが変わります。同じ経歴でも、調剤薬局向けとドラッグストア向けでは響くポイントが異なるためです。
ここでは「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」「製薬企業」の4つの応募先ごとに、アピールの方向性とコピーして改変できる自己PR例文を紹介します。まずは応募先ごとの強調ポイントを整理しておきましょう。
| 応募先 | 最重要キーワード | 補強キーワード | アピール軸の例 |
|---|---|---|---|
| 調剤薬局 | 患者との継続的な関係構築・地域密着 | ||
| ドラッグストア | 幅広い来客への対応力・販売実績 | ||
| 病院 | 多職種連携・高度薬学管理への貢献 | ||
| 製薬企業 | 科学的根拠に基づく説明力・交渉力 |
薬剤師の就業先は幅広く、厚生労働省の統計では薬局が約6割、病院・診療所が約2割を占めています。応募先の特性を理解し、それぞれで評価される経験を優先して書くことが自己PRのコツです。
応募先ごとの仕事内容や年収の違いは、以下の記事で詳しく比較しています。
調剤薬局
調剤薬局への応募では、幅広い処方科目への対応力・かかりつけ薬剤師としての姿勢・在宅医療の経験が評価されます。
分野経験ありの場合
調剤薬局にて5年間、内科・整形外科を中心に1日平均40枚の処方箋調剤と服薬指導を担当してまいりました。疑義照会は月平均15件以上対応し、処方内容の安全性確認を日常業務として徹底してきました。また、在宅訪問指導にも2年間携わり、残薬管理や服薬カレンダーの導入を通じて服薬アドヒアランスの改善に取り組んでまいりました。ケアマネジャーや訪問看護師への報告書作成を通じた多職種連携の経験もございます。貴薬局でも、これまでの調剤経験と在宅での服薬支援力を活かし、かかりつけ薬剤師として地域の患者さんの健康を長く支えてまいりたいと考えております。
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分野経験なしの場合
病院薬剤部にて4年間、入院患者さんの処方監査・注射剤の調製・病棟での服薬指導を担当してまいりました。医師や看護師と処方内容を協議する場面が多く、チーム医療のなかで薬剤師としての役割を果たす経験を積んでまいりました。調剤薬局での勤務経験はありませんが、処方箋の読み取りや薬学的管理の基礎は病院業務を通じて身につけております。今後は、患者さんと継続的に関わりながら生活に寄り添った服薬支援を行いたいと考え、地域密着型の貴薬局を志望いたしました。病院で培った処方監査の正確さと多職種連携の経験を活かし、一日でも早く戦力となれるよう努めてまいります。
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ドラッグストア
ドラッグストアでは、OTC医薬品の相談対応・接客力・売上への貢献意識が求められます。調剤併設店であれば、調剤と接客の両立経験もアピールポイントになります。
分野経験ありの場合
ドラッグストアにて4年間、調剤業務とOTC医薬品の相談対応を並行して担当してまいりました。1日平均30枚の処方箋調剤に加え、お客さまの症状に応じた市販薬の提案や、サプリメントとの飲み合わせ確認にも日常的に対応してきました。季節商材の売場づくりや推奨販売にも取り組み、担当カテゴリの売上向上に貢献いたしました。また、店舗の健康フェアの企画運営を通じて地域の健康意識向上にも努めてまいりました。貴社でも、調剤・OTC対応・売場運営の経験を活かし、お客さまのセルフメディケーションを支える薬剤師として貢献したいと考えております。
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分野経験なしの場合
調剤薬局にて5年間、内科・小児科を中心に処方箋調剤と服薬指導を担当してまいりました。患者さんの生活背景を丁寧にヒアリングし、わかりやすい言葉で服薬説明を行うことを心がけてきました。ドラッグストアでの勤務経験はありませんが、調剤で培った薬学的知識と患者さんへの説明力は、OTC相談にも十分活かせると考えています。今後は調剤業務だけでなく、日常の健康相談や市販薬の提案を通じて、お客さまの健康を幅広く支えたいと考え、貴社を志望いたしました。調剤の正確さと接遇力を土台に、一日でも早く戦力となれるよう努めてまいります。
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病院
病院への応募では、病棟業務・無菌調剤・チーム医療での連携経験が重視されます。
分野経験ありの場合
病院薬剤部にて6年間、病棟薬剤業務を中心に調剤・処方監査・医薬品情報管理を担当してまいりました。直近3年間は呼吸器内科病棟を専任で受け持ち、抗菌薬の適正使用支援や吸入指導に注力してまいりました。クリーンベンチでのTPN調製や抗がん剤の無菌混合にも日常的に携わり、無菌操作の技術を身につけております。ICTラウンドにも週1回参加し、感染制御チームの一員として介入提案を行った経験もございます。貴院でも、病棟での臨床経験と無菌調剤・感染領域の知識を活かし、チーム医療のなかで薬物療法の質向上に貢献してまいりたいと考えております。
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分野経験なしの場合
調剤薬局にて5年間、1日平均45枚の処方箋に対応し、疑義照会や服薬指導を日常的に行ってまいりました。がん患者さんの処方を扱う機会が多く、副作用のモニタリングや主治医への情報提供にも積極的に取り組んでまいりました。病院での勤務経験はありませんが、処方箋を通じて培った薬学的判断力と、医師との連携経験は病院業務にも活かせると考えています。今後はより専門的な薬物療法に関わりたいという思いが強くなり、がん化学療法に注力されている貴院を志望いたしました。薬局で身につけた患者対応力を土台に、病棟業務を一から吸収し、チーム医療に貢献してまいります。
製薬企業(MR・CRA・CRCなど)
製薬企業への応募では、薬学的な専門知識とコミュニケーション能力が評価されます。
英語力があればさらに強みになります。臨床現場での経験を、企業でどう活かせるかに結びつけて書きましょう。
分野経験ありの場合
製薬会社のMR職として5年間、循環器・糖尿病領域を担当し、大学病院から開業医まで幅広い医療機関への情報提供に携わってまいりました。最新のエビデンスに基づいた情報提供を心がけ、担当エリアでの処方シェア向上に貢献いたしました。医師からの臨床的な質問に対し、社内のメディカル部門と連携して迅速に回答する体制づくりにも努めてまいりました。貴社でも、臨床現場との信頼関係構築の経験と循環器領域の専門知識を活かし、医療従事者に質の高い情報を届ける担当者として貢献したいと考えております。
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分野経験なしの場合
調剤薬局にて5年間、循環器・内分泌系の処方を中心に調剤と服薬指導を担当してまいりました。処方変更時には添付文書やガイドラインを確認し、臨床上の疑問点を医師にフィードバックすることを日常的に行ってまいりました。製薬企業での勤務経験はありませんが、現場で感じてきた「医療従事者が本当に必要としている薬の情報」を届ける側に立ちたいという思いが強くなり、貴社を志望いたしました。臨床現場で培った処方解析力と医師とのコミュニケーション経験を活かし、信頼される情報提供者として貢献してまいりたいと考えております。
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【状況別】書き方のコツ

職務経歴書の書き方は、置かれている状況によって工夫すべき点が変わります。新卒・第二新卒、経験者、管理経験がある方、ブランクがある方では、それぞれアピールの重点が異なります。
ここでは代表的な4つの状況に分けて、書き方のポイントを解説します。自分の状況に近いところから確認してみましょう。
新卒・未経験の場合
新卒や第二新卒で職務経験が少ない場合は、実務実習(病院・薬局実習)の経験を具体的に書くことで意欲を示せます。実習で学んだこと、印象に残った患者さんとの関わり、力を入れて取り組んだ課題などを盛り込みましょう。
第二新卒の場合は、短期間でも現場で身につけたスキルや、仕事への姿勢を前向きに伝えることが大切です。経験の量ではなく、学ぶ意欲と成長への姿勢を軸にまとめると好印象につながります。
別業種での社会人経験がある未経験の場合、職務経歴書の提出を求められることがあります。
前職の業務内容や実績をそのまま並べるだけでなく、患者対応に活かせる経験を中心に整理することが大切です。
前職の経験は薬剤師でこう活きる
| 前職 | 培った力 | 薬剤師での活かし方 |
|---|---|---|
| 接客・販売 | 相手に合わせたコミュニケーション力 | 患者さんの不安をやわらげ、生活背景まで汲み取った服薬指導やカウンター対応に活かせる |
| 事務職 | ミスを防ぐ正確性・几帳面さ | 調剤監査や薬歴記入、レセプト業務など、正確さが命の業務を安心して任せられる |
| 営業職 | 目標達成への意識と行動力 | かかりつけ薬剤師の同意獲得やOTC販売の提案力など、店舗への貢献意欲としてアピールできる |
| 飲食・サービス | 立ち仕事の体力とチーム連携 | 処方箋が集中する繁忙時間帯への適応力や、事務・登録販売者と協力して店舗を回す姿勢につながる |
| 介護・福祉 | 高齢者への寄り添う対応力 | 高齢の患者さんが多い薬局での接し方や、在宅訪問・施設での服薬支援の場面で強みになる |
これまでの社会人経験をどのように医療現場で活かせるかを意識してまとめましょう。
経験者・即戦力の場合
経験が豊富な方は、応募先で即戦力として活躍できることを具体的に示すことがポイントです。これまでの実績を数字とエピソードで裏付け、応募先が求める経験に合致する部分を優先して書きましょう。
すべての経験を並べるのではなく、応募先のニーズに合わせて情報を取捨選択することが大切です。専門分野や得意業務を明確にすることで、「この人に任せたい」と思わせる職務経歴書に仕上がります。
管理職・教育担当の経験がある場合
管理薬剤師や教育担当の経験がある方は、マネジメント経験や後輩育成の実績を積極的にアピールしましょう。店舗運営、在庫管理、シフト調整、スタッフ教育など、調剤業務以外のマネジメント経験は高く評価されます。
「〇名の薬剤師を指導」「店舗の在庫ロスを〇%削減」など、具体的な数字を添えると説得力が増します。将来的に管理職やリーダーを任せたいと考える応募先にとって、組織を動かした経験は大きな強みになります。
ブランクがある場合
出産・育児・体調などでブランクがある方は、期間の理由を簡潔に、前向きに書くことがポイントです。空白期間を隠す必要はなく、体調不良であれば「現在は完治しており業務に支障はありません」といった一文を添えると安心感を与えられます。
ブランク中に研修を受けたり、資格の勉強をしたりしていた場合は、その取り組みも記載しましょう。なお、転職回数が多くても薬剤師では珍しくなく、それぞれの職場で得た経験としてアピールできます。回数そのものよりも、各職場で何を学んだかを伝えることが大切です。
薬剤師の求人を探す職務経歴書で避けたいNG例

職務経歴書は、書き方を少し誤るだけで印象を損ねてしまうことがあります。せっかくの経験も、伝え方によっては魅力が半減してしまいます。
ここでは特に多い4つのNG例と、その改善のポイントを紹介します。作成後に自分の書類を見直す際のチェックポイントとしても活用してください。
抽象的・主観的な表現
「コミュニケーション能力があります」「調剤を頑張りました」といった抽象的・主観的な表現は、具体性がなく説得力に欠けます。強みを伝えるときは、それを裏付ける具体的な行動や数字をセットで書きましょう。
たとえば「コミュニケーション能力があります」ではなく「患者さん一人ひとりの生活背景を踏まえた服薬指導を行い、継続的な相談につなげました」と書けば、能力の中身が伝わります。主観的な自己評価だけで終わらせないことが重要です。
どの職場にも使える使い回しの内容
どの応募先にも当てはまる汎用的な内容は、志望度が低いと受け取られかねません。採用担当者は多くの書類に目を通しているため、使い回しの文章はすぐに見抜かれます。
私は薬剤師として、患者様一人ひとりに寄り添った施術を心がけてきました。コミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことを常に意識しています。貴院でもこれまでの経験を活かし、誠実に業務に取り組み、貢献していきたいと考えております。
応募先ごとに、その職場で求められる経験やスキルを踏まえて内容を調整しましょう。前述の応募先別の自己PR例文を参考に、「なぜこの職場なのか」が伝わる内容にカスタマイズすることが大切です。
空欄が多い
項目に空欄が多いと、経験が乏しい、または熱意が低いという印象を与えかねません。書ける実績が少ないと感じても、実務実習や日々の小さな工夫、研修受講歴など、書ける材料は意外と見つかります。
数値化できない成果は定性的なエピソードで補い、各項目をできるだけ埋めるようにしましょう。ただし、内容を水増しして冗長にするのは逆効果です。空欄を減らしつつ、要点を絞って書くバランスを意識してください。
誤字脱字・書き間違いがある
薬剤師は薬を扱う仕事のため、誤字脱字があると「ミスの多い人材」と見られやすく特に注意が必要です。薬剤名や医療機関名の書き間違いは、正確性を欠く印象につながります。作成後は必ず読み返し、可能であれば第三者にも確認してもらいましょう。
また、「御社」と「貴社」の使い分けにも注意が必要です。書類では「貴社」、面接など話し言葉では「御社」を使います。細部への配慮が、丁寧な仕事ぶりの印象につながります。
AIを活用する際の注意点
近年は、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを使って職務経歴書を作成する人も増えています。文章の土台づくりや表現の言い換え、誤字脱字のチェックなどをAIに任せれば、作成の負担を大きく減らせます。
一方で、AIに頼りきると採用担当者に見抜かれ、かえって評価を下げてしまうこともあります。薬剤師の職務経歴書でAIを活用する際は、次の点に注意しましょう。
AIはあくまで「たたき台をつくる補助ツール」です。最終的に採用担当者の心を動かすのは、あなた自身の言葉で語られた具体的な経験です。
AIで効率化しつつ、仕上げは必ず自分の手で行いましょう。
職務経歴書の提出マナー

内容が良くても、提出方法やマナーで印象を下げてしまうこともあります。郵送・メール・持参のそれぞれの方法で、押さえておきたいポイントを確認しましょう。
郵送する場合
郵送するときは、職務経歴書を折らずに入れられる角形2号(角2)の白い封筒を使い、書類はクリアファイルに挟んでから入れます。雨や折れ曲がりから守れるうえ、受け取った側も扱いやすくなります。
封筒に入れる順番は、上から「添え状(送付状)→履歴書→職務経歴書」の順に揃えます。
添え状とは?
履歴書や職務経歴書を郵送する際に、書類のいちばん上に添える挨拶状のことです。送付状・カバーレターとも呼ばれます。「誰が・どの求人に・どの書類を送ったのか」を伝える役割があり、同封するのが郵送時のビジネスマナーとされています。必須ではありませんが、付けておくと丁寧で好印象につながります。
添え状に書く主な項目
- 日付(投函日)
- 宛名(会社名・部署名・採用担当者名)
- 自分の氏名・住所・連絡先
- 頭語と結語(拝啓 〜 敬具)
- 簡単な挨拶と応募の旨
- 同封書類の一覧(履歴書○通・職務経歴書○通 など)
- 結びの挨拶
封筒の表面には応募先の住所・会社名(局名)・部署名・担当者名を書き、会社宛なら「御中」、個人宛なら「様」を使います。
左下には赤色で「履歴書在中」と書き、赤い枠で囲みます。裏面には自分の住所と氏名、投函する日付を記入しましょう。
切手は料金不足にならないよう注意が必要です。書類が複数枚になると定形外郵便になることが多いので、不安な場合は郵便局の窓口で重さを量ってもらうと確実です。
メールで送る場合
メールで送る場合は、作成した職務経歴書をPDFに変換してから添付します。WordやExcelのまま送るとレイアウトが崩れたり、内容を書き換えられるおそれがあるためです。
ファイル名は「職務経歴書_氏名_日付」のように、誰のいつの書類か一目でわかるようにしておくと親切です。
件名は「応募書類のご送付(氏名)」のように、用件と名前がすぐ伝わるものにします。本文は、宛名→簡単な挨拶と自己紹介→応募の旨→添付書類の案内→結びの挨拶→署名(氏名・電話番号・メールアドレス)の流れで簡潔にまとめましょう。
○○薬局
採用ご担当者様
お世話になります。薬師丸箋太と申します。
このたび、貴局の薬剤師の求人を拝見し、ぜひ応募させていただきたくご連絡いたしました。
応募書類として、履歴書と職務経歴書を添付いたします。ご査収のほど、よろしくお願いいたします。
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
――――――――――
薬師丸 箋太(やくしまる せんた)
電話:030-2222-4444
メール:yakushimaru.senta@example.com
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企業からの連絡には、パソコンでないと開きにくい添付ファイルが含まれる場合があるため、ドコモやソフトバンクといったキャリアメールの使用は控えましょう。なお、現職で使用している社用メールアドレスを応募に使うのは、絶対にNGです。
送信前には、添付忘れがないか、ファイルが正しく開けるかを必ず確認します。深夜の送信は避け、できれば日中の時間帯に送ると、相手への配慮が伝わります。
直接持参する場合
面接や説明会で直接持参する場合も、書類はクリアファイルに挟み、封筒に入れて持っていきます。郵送ではないので封筒に宛先の住所を書く必要はありません。
手渡しする際は、封筒から書類を取り出し、相手が読みやすい向きにして両手で渡します。封筒は不要であれば持ち帰って構いません。持ち運ぶ間にカバンの中で折れたり汚れたりしないよう、きれいな状態を保つことを意識しましょう。
面接対策は順調?
薬剤師の職務経歴書に関するよくある質問

最後に、薬剤師の職務経歴書についてよく寄せられる質問をまとめました。作成に迷ったときの参考にしてください。
Q.
新卒でも職務経歴書は必要ですか?
A.新卒の場合、職務経歴書の提出を求められないことも多いですが、提出を指定されたり任意提出が可能な場合は用意しておくと好印象です。実務経験がなくても、薬局・病院での実務実習で経験した業務や学んだこと、研究室での取り組みやアルバイトで培った強みを記載することで、意欲や人柄を伝えられます。
Q.
職務経歴書は手書きでもいいですか?
A.現在はパソコン作成が一般的で、薬剤師の場合も読みやすさや修正のしやすさからパソコン作成をおすすめします。ただし、手書きを指定される職場もあるため、応募先の指示がある場合はそれに従いましょう。どちらの場合も、自分が最も見やすく正確に作成できる方法を選ぶことが大切です。
Q.
職務経歴書に画像や表を入れてもいいですか?
A.処方箋枚数や担当業務の一覧など、業務内容や実績をわかりやすくする目的であれば問題ありません。
ただし、過度な装飾やカラー使用は避け、採用担当者が読みやすいデザインを心がけましょう。
Q.
短期離職してしまった職歴は省略してもいいですか?
A.原則として省略せず記載するのが望ましいです。
薬剤師では短期間でも調剤や服薬指導の経験として評価される場合があり、経歴の一貫性や誠実さが重要視されます。
Q.
自己PRになる実績や成果がない場合は何を書けばいいですか?
A.実績だけでなく、日々の業務で工夫してきたことや心がけも立派なPR材料です。
「患者さんに合わせた服薬指導の伝え方の工夫」や「調剤過誤を防ぐために取り組んだダブルチェックの徹底」など、自身が頑張ってきたことを自分なりの言葉で記載しましょう。
Q.
資格は直接業務に関係のないものも書いていいですか?
A.薬剤師免許はもちろん、仕事に役立つ可能性のある資格(認定薬剤師、かかりつけ薬剤師の研修修了、登録販売者、TOEICなど)なら記載しても構いません。
ただし、関連性の低い資格は自己PR欄や趣味・特技欄で触れる程度にしましょう。
Q.
職務経歴書は何枚以内に収めるべきですか?
A.薬剤師の場合、2〜3枚が目安です。
転職回数が多い場合でも、応募先に関連性の高い内容を優先して記載し、読みやすさを重視しましょう。
Q.
アルバイトや派遣の経験は書くべきですか?
A.応募職種や薬剤師業務に関連する経験であれば記載しましょう。
関係が薄い場合や短期間の場合は省略しても構いません。
・派遣薬剤師として調剤薬局に勤務 → 記載可(調剤・服薬指導の経験として有効)
・ドラッグストアでのOTC医薬品販売アルバイト → 記載可(医薬品知識・接客経験として有効)
・飲食店ホールスタッフ → 関連性が低く、省略可
Q.
異動歴はすべて書くべきですか?
A.異動によって業務内容や役割が大きく変わった場合は記載しましょう。
似た業務の場合はまとめて記載しても問題ありません。
・一般薬剤師から管理薬剤師へ昇格 → 記載(役割が大きく変化)
・同じグループ内の別店舗へ異動 → 業務内容が同じ場合はまとめて記載可



