言語聴覚士国家試験の難易度はどれくらい?合格率・他職種との比較・合格するための勉強法を解説
言語聴覚士(ST)を目指すうえで「国家試験の難易度はどのくらいなのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか?
言語聴覚士国家試験は医療系国家試験のなかでも合格率が低めに推移しており、同じリハビリ職である理学療法士や作業療法士の試験と比べると難易度が高い傾向にあります。
この記事では、言語聴覚士国家試験の概要から直近5年の合格率推移、他の医療系国家試験との難易度比較、出題科目、そして合格に向けた具体的な勉強法までを網羅的に解説します。これから受験を控えている方や、言語聴覚士への進路を検討中の方はぜひ参考にしてください。
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言語聴覚士国家試験の概要

言語聴覚士国家試験とは、厚生労働省が年1回実施する国家試験です。試験の基本情報を押さえておくことで、計画的な学習の土台をつくることができます。
言語聴覚士国家試験の基本情報
言語聴覚士国家試験は毎年2月に1回だけ実施されるため、不合格になると翌年まで受験できません。試験会場は東京都や大阪府など全国6都市に設置されます。東京都では複数会場に分かれる場合もあります。
試験形式と合格基準
試験はマークシート方式で、午前と午後に分かれて実施されます。出題数は全200問で、総得点の60%(120点)以上が合格基準です。なお、配点は1問1点で部分点はありません。
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試験時間午前100問(2時間30分)+午後100問(2時間30分)
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出題形式5肢択一のマークシート方式
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合格基準総得点120点以上(200点満点の60%)
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受験資格文部科学大臣が指定する学校または都道府県知事が指定する養成所を卒業した者
試験問題は基礎科目と専門科目に大別され、幅広い知識が問われる構成になっています。
受験資格を得るためのルート
言語聴覚士の受験資格を得るには、大きく2つのルートがあります。高校卒業後に3〜4年制の養成校に通うルートと、大学で指定科目を履修したのちに2年制の大学院や専攻科に進むルートです。
どのルートであっても卒業年度に国家試験の受験資格を得ることができ、2月の試験に臨みます。
言語聴覚士国家試験の合格率

言語聴覚士国家試験の合格率は年度によって変動がありますが、直近5回の平均は約70%です。合格率は66.4%〜75.0%の間で推移しています。
同じリハビリ職のなかでは合格率が低めの傾向です。
言語聴覚士国家試験 合格率推移(直近5回)
| 回(発表年) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第28回(2026年) | 2,187人 | 1,453人 | 66.4% |
| 第27回(2025年) | 2,342人 | 1,707人 | 72.9% |
| 第26回(2024年) | 2,431人 | 1,761人 | 72.4% |
| 第25回(2023年) | 2,515人 | 1,696人 | 67.4% |
| 第24回(2022年) | 2,593人 | 1,945人 | 75.0% |
受験者数が年々減少している一方で、合格率は安定しておらず、問題の難易度によって年ごとに上下する傾向がわかります。
また言語聴覚士国家試験では、新卒と既卒の合格率に非常に大きな差があります。新卒受験者の合格率は80%前後で推移している一方、既卒受験者の合格率は20〜30%台にとどまるのが特徴です。
この差を踏まえると、できる限り新卒での一発合格を目指すことが重要といえます。
参考:厚生労働省「第28回言語聴覚士国家試験の合格発表について」
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他の医療系国家試験との難易度比較

言語聴覚士国家試験は、他の医療系国家試験と比較してどの程度の難易度なのでしょうか。同じリハビリ職である理学療法士・作業療法士のほか、看護師や薬剤師との比較から全体的な位置づけを確認します。
理学療法士との比較
理学療法士国家試験(第61回・2026年発表)の合格率は89.7%で、言語聴覚士の66.4%と比較すると20ポイント以上の差があります。
理学療法士の試験は出題範囲が解剖学・運動学・物理療法など身体機能に集中しており、学習すべき分野が比較的明確です。一方、言語聴覚士は言語学・音響学・心理学・医学と領域が広いため、学習の焦点を絞りにくい点が難易度の差に表れています。
作業療法士との比較
作業療法士国家試験(第61回・2026年発表)の合格率は91.2%で、リハビリ3職種のなかでは最も高い合格率です。言語聴覚士との差は約25ポイントにもなります。
作業療法士は精神分野も出題範囲に含まれますが、出題の中心は身体障害・精神障害・発達障害の3領域であり、体系的に学びやすい構造です。言語聴覚士のように文系・理系を横断する出題構成とは大きく異なります。
看護師との比較
看護師国家試験の合格率は例年87〜90%台で推移しています。受験者数が6万人を超える大規模試験であるにもかかわらず高い合格率を維持しており、言語聴覚士と比較すると20ポイント程度の差があります。
ただし、看護師は養成課程のカリキュラムが充実しており、国試対策が学校の授業に組み込まれていることが高い合格率の背景にあります。試験そのものが簡単というわけではなく、支援体制の違いが合格率に反映されています。
薬剤師との比較
薬剤師国家試験の合格率は例年68〜72%程度で推移しています。言語聴覚士と同水準か、やや上回る程度です。薬剤師は6年制の大学教育を経て受験するため学習期間が長い一方、出題範囲が化学・薬理学・実務まで非常に広く、暗記量も膨大です。
言語聴覚士と薬剤師は合格率の水準が近く、医療系国家試験のなかでは「やや難しい」部類に位置づけられます。
出題される科目
言語聴覚士国家試験は全12科目から出題されます。文系の知識(言語学・心理学)と理系の知識(医学・音響学)の両方が求められることが、この試験の大きな特徴です。
言語聴覚士国家試験の出題科目一覧
| 分類 | 科目名 | 主な出題内容 |
|---|---|---|
| 基礎医学 | 解剖学・生理学・病理学 | 人体の構造と機能、疾病の成り立ち |
| 臨床医学 | 内科学・小児科学・精神医学・耳鼻咽喉科学・臨床神経学・形成外科学・リハビリテーション医学 | 疾患の診断・治療・予後 |
| 音声言語学 | 音声学・言語学・音響学 | 音声の物理的特性、言語の構造 |
| 心理学 | 臨床心理学・生涯発達心理学・学習心理学 | 心理検査法、発達段階、学習理論 |
| 社会福祉 | 社会福祉・教育学 | 福祉制度、障害者支援、特別支援教育 |
| 言語障害学 | 失語症学・高次脳機能障害学 | 失語タイプの鑑別、評価法、リハビリ |
| 発声発語障害学 | 構音障害・吃音・音声障害・嚥下障害 | 原因の鑑別、摂食機能 |
| 聴覚障害学 | 聴覚検査法・補聴器・人工内耳 | 聴力検査の原理、補聴器適合 |
| 小児・発達 | 言語発達障害学 | 発達遅滞の評価、療育プログラム |
基礎科目は言語聴覚士の専門知識を支える土台にあたる分野です。解剖学・生理学・病理学は医学の基礎であり、正常な構造や機能を理解したうえで異常を学ぶ必要があります。
- 01 基礎医学 解剖学・生理学・病理学
- 02 臨床医学 内科学・小児科学・精神医学・リハビリテーション医学・耳鼻咽喉科学・臨床神経学・形成外科学
- 03 音声・言語学 音声学・言語学・音響学
- 04 心理学 臨床心理学・生涯発達心理学・学習心理学
- 05 社会福祉・教育 社会福祉・教育学
基礎科目は暗記事項が多いものの、原理を理解することで応用問題にも対応できるようになります。
専門科目は言語聴覚士の臨床に直結する分野です。実際の症例を想定した出題が多く、臨床実習での経験が得点に結びつきやすい領域です。
- 01 言語障害学 失語症学・高次脳機能障害学
- 02 発声発語・嚥下障害学 構音障害・吃音・音声障害・嚥下障害
- 03 聴覚障害学 聴覚検査法・補聴器・人工内耳
- 04 小児科学・発達障害学 言語発達遅滞・自閉スペクトラム症
特に失語症学・聴覚障害学・嚥下障害学は出題数が多く、重点的な対策が求められます。
- 失語症学・聴覚障害学・嚥下障害学の3科目は出題数が多く配点の柱になる
- 音響学は苦手な受験者が多いが、出題パターンが決まっているため対策しやすい
- 基礎医学は他の専門科目の土台になるため、最初に固めるのが効率的
言語聴覚士国家試験が難しいと言われる理由

言語聴覚士国家試験は医療系国家試験のなかでも合格率が低めですが、その背景にはいくつかの構造的な理由があります。「ただ暗記すればいい」では通用しない試験の特性を理解しておくことで、効果的な対策が可能になります。
出題範囲が文系・理系の両方にまたがる
言語聴覚士国家試験の最大の特徴は、出題範囲が文系と理系の両方にわたる点です。音響学や聴覚検査では物理や数学の知識が必要になる一方、失語症学や発達障害学では心理学や言語学の理解が求められます。
理学療法士・作業療法士の試験は出題範囲が理系寄りに集中しているのに対し、言語聴覚士は守備範囲が極めて広いため、まんべんなく得点するのが難しい試験です。
医学・心理学・音響学・言語学を統合的に問われる
出題範囲が広いだけでなく、複数の科目を横断的に理解していないと解けない統合問題が出題されることも難易度を上げている要因です。
たとえば、嚥下障害の問題では解剖学(嚥下の仕組み)・臨床医学(誤嚥性肺炎のリスク)・リハビリテーション(嚥下訓練の方法)の知識が同時に求められます。科目ごとに個別に暗記するだけでは対応できません。
覚える専門用語の量が多い
言語聴覚士は対象とする障害の種類が多く、それに伴って覚えるべき専門用語の量が非常に多いです。聴覚検査の種類だけでも純音聴力検査・語音聴力検査・ABR・OAEなど数十種類あり、それぞれの原理と臨床的意義を把握する必要があります。
- 聴覚検査の種類と原理
- 失語症の分類と評価法
- 構音障害の分析方法
- 嚥下障害の評価スケール
- 高次脳機能障害の症状と検査
- 小児言語発達の評価バッテリー
用語の暗記だけでなく、その背景にある原理まで理解しないと臨床に基づいた応用問題には対応できません。
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合格するために必要な勉強時間の目安

言語聴覚士国家試験に合格するためには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。養成校の最終学年での学習量と合わせて考えると、一定の目安が見えてきます。
新卒受験者の場合、臨床実習後の約半年間で300〜500時間程度の国試対策が一般的な目安とされています。1日あたりに換算すると2〜3時間を毎日継続する計算です。
養成校の授業や実習で基礎知識が身についている新卒と、ブランクのある既卒では必要な勉強時間が大きく異なります。既卒の場合は600〜800時間を確保して基礎から復習する計画を立てましょう。
ただし、重要なのは時間の長さよりも学習の質です。闇雲に時間を費やすよりも、過去問分析に基づいた戦略的な学習の方が効率的に得点を伸ばせます。
合格までの学習ステップ
基礎医学・音声言語学を中心に知識の土台を構築する
失語症・聴覚障害・嚥下障害を集中的に学習する
5年分×3周以上で出題傾向を把握し本番に備える
言語聴覚士国家試験に合格するための勉強法

言語聴覚士国家試験に合格するためには、広い出題範囲を効率よくカバーする戦略的な学習法が欠かせません。ここでは合格者が実践している具体的な勉強法を紹介します。
過去問を繰り返し解く
国試対策の王道は過去問演習です。最低でも過去5年分(1,000問)を3回以上繰り返すことで、出題傾向と頻出テーマを把握できます。
過去問を解く際は、ただ正解を覚えるのではなく「なぜその選択肢が正解なのか」「他の選択肢はどこが間違っているのか」まで掘り下げて理解することが重要です。この作業を繰り返すことで、初見の問題にも応用力を発揮できるようになります。
-
1回目
全問を解いて正答率を確認する
-
2回目
間違えた問題と曖昧だった問題を集中的に復習する
-
3回目
全問を通しで解いて80%以上の正答率を目指す
苦手分野を早めに洗い出す
言語聴覚士国家試験は出題範囲が広いため、苦手分野を放置すると大幅に得点を落とすリスクがあります。模試や過去問演習の結果を分析し、科目ごとの正答率を見える化しましょう。
特に音響学や聴覚検査学は理系科目が苦手な方がつまずきやすい分野です。苦手と感じたら早い段階で対策を開始し、基礎の理解から固め直すことで本番までに得点源に変えられます。
模試で自分の位置を把握する
養成校や予備校が実施する模擬試験は、現在の実力を客観的に測る重要な機会です。全国平均との比較ができるため、自分の立ち位置と残りの課題が明確になります。
- 模試は最低3回受験する(夏・秋・冬)
- 科目別正答率を記録して弱点を可視化する
- 合格基準(60%)だけでなく70%を目標ラインに設定する
- 復習は模試直後に行い記憶が新しいうちに定着させる
模試の結果に一喜一憂するのではなく、「何ができなかったか」を分析し、次の学習計画に反映させることが合格への近道です。
科目ごとに学習計画を立てる
12科目もある試験では、計画なしに勉強を始めると偏りが生じます。試験日から逆算して科目ごとのスケジュールを立てることが不可欠です。
科目別の学習計画の目安
- 夏(8〜9月):基礎医学・音声言語学・心理学の基礎固め
- 秋(10〜11月):専門科目(失語症・聴覚障害・嚥下障害)の集中対策
- 冬(12〜1月):過去問演習と苦手科目の総復習
- 直前(2月):頻出テーマの最終確認と体調管理
既卒・社会人受験者が合格するためのコツ

既卒や社会人から言語聴覚士を目指す方は、仕事との両立という新卒にはないハードルがあります。しかし、学習戦略を工夫すれば合格は十分に可能です。
仕事との両立スケジュールを立てる
既卒受験者が最も苦労するのは学習時間の確保です。平日は通勤時間を含めて1〜2時間、休日に4〜5時間を確保する現実的なスケジュールを組みましょう。
具体的には、朝の30分で暗記科目、通勤中に音声教材、夜の1時間で過去問演習といった分散型の学習スタイルが有効です。まとまった時間が取れない日でも学習のリズムを途切れさせないことがポイントです。
平日は分散して合計 約1〜2時間。休日は4〜5時間をまとめて確保するのが目安です。
オンライン講座や予備校を活用する
独学に限界を感じたら、言語聴覚士国家試験に特化したオンライン講座やWebセミナーの活用が効果的です。通学の必要がなく、自分のペースで学習を進められます。
- 映像講義で苦手科目を基礎から学び直す
- 質問対応サービスで疑問をその場で解消する
- 模試付きのコースで実力を定期的に確認する
- カリキュラムに沿って学習計画を組み立てる
独学よりも費用はかかりますが、効率よく合格ラインに到達するための投資として検討する価値があります。
学習仲間を見つける
社会人受験者は孤独になりがちですが、同じ目標を持つ仲間がいるとモチベーションの維持につながります。SNSやオンラインコミュニティで勉強仲間を探す方法が手軽です。
週1回のオンライン勉強会で進捗を報告し合うだけでも、サボりにくくなる効果があります。お互いに問題を出し合うことで理解度のチェックにもなるため、一人で学ぶよりも効率的な学習が可能です。
模試を必ず受験する
既卒受験者は養成校の国試対策授業を受けられないため、模試が唯一の客観的な実力判定の機会になります。外部模試を最低2〜3回は受験し、全国の受験者と比較した自分の位置を把握しましょう。
模試の結果で合格基準に達していない場合は、残りの期間で重点的に取り組む科目を絞り込む判断材料になります。本番のタイムマネジメントの練習としても有効です。
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不合格になりやすい人の特徴

言語聴覚士国家試験に不合格となるケースには、いくつかの共通パターンがあります。自分に当てはまる項目がないか確認し、早めに対策を講じましょう。
暗記中心で理解が浅い
用語や数値をひたすら暗記する学習法は、言語聴覚士国家試験では通用しにくい傾向があります。近年の出題傾向として、原理の理解を問う応用問題が増加しているためです。
たとえば聴覚検査の問題では、検査手順を暗記しているだけでなく「なぜその検査が必要なのか」「結果からどのような障害が推測されるか」まで理解している必要があります。暗記と理解をセットで進めることが重要です。
苦手分野を放置する
12科目もある試験では、苦手な科目を避けたくなるのは自然なことです。しかし、苦手科目を放置したまま試験を迎えることは、大問単位で失点するリスクがあります。
特に音響学・聴覚検査学・基礎医学は苦手意識を持つ受験者が多い科目ですが、出題数が多いため放置すると致命的です。早い段階で基礎に立ち返り、少しずつでも得点を積み上げる対策が必要です。
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※書籍は毎年改訂されます。購入時は受験する回(次回は第29回・2027年2月予定)に対応した最新版かをご確認ください。アプリ・無料サイトは提供状況が変わる場合があります。
過去問の演習量が足りない
「テキストは読み込んだが過去問はあまり解いていない」というパターンは、不合格につながりやすい典型的な例です。過去問を解かずに本番に臨むと、出題形式に慣れておらず時間配分を誤る原因になります。
過去問は単なる問題練習ではなく、出題者の意図やよく問われるポイントを学ぶための教材です。最低5年分を3周以上解き、出題パターンを身体に染み込ませてから本番に臨みましょう。
まとめ
言語聴覚士国家試験は、直近5回の平均合格率が約70%と医療系国家試験のなかではやや難しい部類に入ります。同じリハビリ職である理学療法士(89.7%)や作業療法士(91.2%)と比較すると20ポイント以上の差があり、油断できない試験です。
難易度が高い理由としては、出題範囲が文系・理系の両方にまたがること、12科目を横断的に理解する必要があること、覚えるべき専門用語が膨大であることが挙げられます。
合格のためには、過去問を5年分3周以上解くこと、苦手分野を早期に特定して重点的に対策すること、模試で定期的に実力を確認することが重要です。特に既卒受験者は学習環境の整備とモチベーション維持の工夫が合否を分けるポイントになります。
言語聴覚士は、ことばや聴こえに困難を抱える方の生活を支える専門職です。試験合格はスタートラインに過ぎませんが、合格に向けた学習プロセスは臨床で必ず活きてきます。計画的な対策を進め、合格を勝ち取りましょう。
よくある質問
言語聴覚士国家試験は独学でも合格できますか?
養成校を卒業した新卒者であれば独学でも合格は可能です。ただし、既卒で受験する場合は合格率が20〜30%台と低くなるため、オンライン講座や予備校の活用を検討することをおすすめします。過去問を5年分3周以上解くことを基本に、苦手科目は参考書や講座で補強するのが効果的です。
言語聴覚士と理学療法士ではどちらが難しいですか?
合格率で比較すると、言語聴覚士(約66〜75%)の方が理学療法士(約89〜90%)より低く、国家試験の難易度は言語聴覚士の方が高い傾向にあります。出題範囲が文系・理系の両方にまたがることが主な要因です。ただし、養成校での教育内容は異なるため、単純な難易度比較だけで進路を決めるのではなく、自分の関心や適性を重視して選ぶことが大切です。
不合格になった場合、翌年の試験まで何をすべきですか?
まず不合格の原因を分析し、苦手科目を特定しましょう。既卒受験者の合格率は20〜30%台と低いため、独学に限界を感じる場合はオンライン講座や予備校の活用が有効です。学習時間は600〜800時間を目安に確保し、模試を定期的に受験して実力を確認しながら進めましょう。仕事をしながら学習する場合は、通勤時間やスキマ時間を活用したスケジュール管理が重要です。
言語聴覚士国家試験の勉強はいつから始めるべきですか?
新卒受験者の場合、臨床実習が終わる夏頃(8〜9月)から本格的な国試対策を始めるのが一般的です。ただし、基礎医学や音声言語学の基礎固めは実習前から始めておくと余裕を持って対策できます。遅くとも試験の半年前には過去問演習を開始し、3周以上解き終えるスケジュールを組みましょう。


