認定薬剤師の種類一覧|主要資格をまとめて比較!専門薬剤師との違い・選び方を解説

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「認定薬剤師にはどんな種類があるの?」「自分に合った認定資格を選びたい」と考えている薬剤師の方は多いのではないでしょうか?

認定薬剤師は各学会や団体が独自に運営する制度のため、全体像がつかみにくいのが現状です。

この記事では、認定薬剤師の主な種類を領域別に一覧で整理し、専門薬剤師との違いや取得方法、費用、自分に合った認定資格の選び方までわかりやすく解説します。キャリアアップや転職を見据えて資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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認定薬剤師とは?

薬剤師がファイルを持って笑顔で説明する様子

認定薬剤師とは、特定の領域において一定水準以上の知識・技能・実績を有することを、学会や団体が認定した薬剤師のことです。薬剤師免許だけでは証明しにくい専門性を客観的に示す手段として、多くの薬剤師がキャリアアップの一環で取得を目指しています。

ここでは認定薬剤師の基本的な定義と、混同されやすい専門薬剤師との違い、認証機構(CPC)の役割を解説します。

認定薬剤師の定義

認定薬剤師とは、日本薬剤師研修センターや各専門学会が定める研修・実務経験・試験などの要件を満たし、認定を受けた薬剤師です。薬剤師としての生涯学習を証明する仕組みであり、取得後も定期的な更新が求められます。

認定薬剤師の制度は法律で定められたものではなく、各団体が独自に基準を設けて運営しています。そのため認定団体が統一されておらず、「全部で何種類ある」と公式に定めた情報自体が存在しません。新設・廃止もあり得るため、最新情報は各団体の公式サイトで確認する必要があります。

  • 認定の目的
    特定分野での知識・技能を客観的に証明する
  • 認定主体
    日本薬剤師研修センター、各専門学会、職能団体
  • 法的根拠
    法律で義務づけられた制度ではない(任意取得)
  • 更新制度
    多くの認定は3〜5年ごとの更新が必要

認定薬剤師と専門薬剤師の違い

認定薬剤師と専門薬剤師は混同されやすいですが、位置づけが異なります。

認定薬剤師は「一定の知識・研修実績」を証明する資格であり、専門薬剤師は「高度な専門的実践能力」を証明する上位資格です。

一般的な流れとして、まず認定薬剤師を取得し、さらに実績を積んでから専門薬剤師に挑戦するステップアップ型の構造になっている領域が多いです。

比較項目認定薬剤師専門薬剤師
位置づけ一定の知識・研修実績の証明高度な専門的実践能力の証明
取得の難易度研修+試験(比較的取得しやすい)認定薬剤師取得後+論文・学会発表
求められる実績研修単位+症例報告学会発表・論文・指導実績
取得順序先に取得する(前段階)認定薬剤師を経て取得(上位資格)
代表例がん薬物療法認定薬剤師がん専門薬剤師

たとえば、がん領域では「がん薬物療法認定薬剤師」→「がん専門薬剤師」というステップアップのルートがあります。

認証機構(CPC)認定の意味

薬剤師認定制度認証機構(CPC:Council on Pharmacists Credentials)は、各団体が運営する認定制度の質を第三者的に評価・認証する公益社団法人です。

CPCの認証を受けた認定制度は、研修内容や審査基準が一定の水準を満たしていることが保証されているといえます。

CPC認証マーク
CPC認証マーク

認定薬剤師の種類を選ぶ際には、CPC認証の有無を確認することが一つの判断材料になります。

参考:公益社団法人薬剤師認定制度認証機構「公益社団法人Council on Pharmacists Credentials 薬剤師認定制度認証機構」

認定薬剤師の主な種類一覧

複数の薬剤師が指を立てて説明するポーズ

認定薬剤師の種類は非常に多岐にわたります。各学会が独自に制度を運営しているため、公式に「全○種類」と定めた一覧は存在しません。ここでは主要な認定薬剤師を一覧表にまとめました。

以下の表は、現在取得可能な代表的な認定薬剤師を領域別に整理したものです。自分の興味や業務内容と照らし合わせながら確認してみてください。

領域認定名称認定団体主な対象
生涯研修研修認定薬剤師日本薬剤師研修センター全薬剤師
生涯研修日病薬病院薬学認定薬剤師日本病院薬剤師会病院薬剤師
がんがん薬物療法認定薬剤師日本病院薬剤師会病院薬剤師
がん外来がん治療認定薬剤師日本臨床腫瘍薬学会病院・薬局
緩和医療緩和薬物療法認定薬剤師日本緩和医療薬学会病院薬剤師
感染症感染制御認定薬剤師日本病院薬剤師会病院薬剤師
感染症抗菌化学療法認定薬剤師日本化学療法学会病院薬剤師
精神科精神科薬物療法認定薬剤師日本病院薬剤師会病院薬剤師
腎疾患腎臓病薬物療法認定薬剤師日本腎臓病薬物療法学会病院・薬局
代謝糖尿病薬物療法認定薬剤師日本くすりと糖尿病学会病院・薬局
小児科小児薬物療法認定薬剤師日本小児臨床薬理学会病院薬剤師
産婦人科妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師日本病院薬剤師会病院・薬局
高齢者・在宅在宅療養支援認定薬剤師日本在宅薬学会薬局薬剤師
高齢者・在宅老年薬学認定薬剤師日本老年薬学会病院・薬局
高齢者・在宅認知症研修認定薬剤師日本薬局学会薬局薬剤師
救急・災害救急認定薬剤師日本臨床救急医学会病院薬剤師
漢方漢方薬・生薬認定薬剤師日本薬剤師研修センター等全薬剤師
スポーツ公認スポーツファーマシストJADA全薬剤師
教育認定実務実習指導薬剤師日本薬剤師研修センター実習指導者
地域医療プライマリ・ケア認定薬剤師日本プライマリ・ケア連合学会薬局薬剤師

認定団体が統一されておらず、新設・廃止もあるため、取得を検討する際は必ず各認定団体の公式サイトで最新情報を確認しましょう。

領域別の認定薬剤師

薬剤師がカンファレンスでメモを取る研修の様子

ここからは、各領域の認定薬剤師を詳しく紹介します。それぞれの認定資格の特徴や、どのような薬剤師に向いているかを解説しますので、自分の業務や関心に近い領域から確認してみてください。

生涯研修(ジェネラル)

生涯研修系の認定薬剤師は、特定の専門領域に限定せず、薬剤師としての幅広い知識・技能の維持向上を証明する資格です。

かかりつけ薬剤師の算定要件として「研修認定薬剤師」の取得が必須であるため、調剤薬局勤務の薬剤師にとっては最も身近な認定資格です。

  • 研修認定薬剤師
    日本薬剤師研修センターが認定。かかりつけ薬剤師指導料の算定要件。新規は4年以内に40単位、更新は3年ごとに30単位が必要
  • 日病薬病院薬学認定薬剤師
    日本病院薬剤師会が認定。病院薬剤師の基盤となる認定で、各専門領域への足がかりになる
  • DLM認定薬剤師
    薬局における医薬品の適正管理に関する認定

がん

がん領域は病院薬剤師のキャリアアップとして最も人気が高い分野の一つです。抗がん剤のレジメン管理や副作用対策など、高度な薬学的知識が求められます。

  • がん薬物療法認定薬剤師
    日本病院薬剤師会認定。がん専門薬剤師の前段階。がん患者への薬学的ケアの実践力を証明
  • 外来がん治療認定薬剤師
    日本臨床腫瘍薬学会認定。外来化学療法における薬剤師の役割に特化

緩和医療

緩和ケアにおける薬物療法の専門性を証明する資格です。がん性疼痛に対するオピオイドの使用や、非がん疾患の緩和ケアにも対応する知識が求められます。

  • 緩和薬物療法認定薬剤師
    日本緩和医療薬学会認定。医療用麻薬を含む緩和薬物療法の実践力を証明
  • 麻薬教育認定薬剤師
    日本緩和医療薬学会認定。麻薬の適正使用に関する教育・啓発を担う

感染症

感染制御や抗菌薬の適正使用に関する専門性を証明します。AMR(薬剤耐性)対策の重要性が増す中、需要が高まっている領域です。

  • 感染制御認定薬剤師
    日本病院薬剤師会認定。ICT(感染制御チーム)の一員として院内感染対策に携わる
  • HIV感染症薬物療法認定薬剤師
    日本病院薬剤師会認定。HIV患者さんへの薬物療法支援に特化
  • 抗菌化学療法認定薬剤師
    日本化学療法学会認定。抗菌薬の適正使用を推進するAST活動の中核を担う

精神科

精神科領域の薬物療法は多剤併用や副作用モニタリングが重要であり、専門的な知識が不可欠です。

  • 精神科薬物療法認定薬剤師
    日本病院薬剤師会認定。精神疾患の薬物療法における実践能力を証明する

腎疾患

腎機能低下患者さんへの用量調整や透析患者さんへの薬学的管理など、腎臓病に特化した知識を証明します。

  • 腎臓病薬物療法認定薬剤師
    日本腎臓病薬物療法学会認定。腎機能に応じた投与設計の実践力を証明

内分泌・代謝疾患

生活習慣病の中でも薬剤師の関与が期待される糖尿病領域の認定です。

  • 糖尿病薬物療法認定薬剤師
    日本くすりと糖尿病学会認定。インスリン指導や血糖コントロール支援の専門性を証明

小児科

小児は体重あたりの用量計算、剤形の工夫など成人とは異なる薬学的配慮が必要です。

  • 小児薬物療法認定薬剤師
    日本小児臨床薬理学会認定。小児特有の薬物動態を踏まえた投与設計の実践力を証明

産科・婦人科

妊娠中・授乳中の薬物使用に関する相談は薬局・病院を問わず発生するため、幅広い薬剤師に需要があります。

  • 妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師
    日本病院薬剤師会認定。妊娠・授乳期における薬物の安全性評価と情報提供を担う

高齢者・在宅

超高齢社会の進展に伴い、在宅医療や高齢者のポリファーマシー対策の重要性が増しています。

  • 在宅療養支援認定薬剤師
    日本在宅薬学会認定。在宅患者さんへの薬学的管理・指導の専門性を証明
  • 老年薬学認定薬剤師
    日本老年薬学会認定。高齢者特有の薬物療法における問題への対応力を証明
  • 認知症研修認定薬剤師
    日本薬局学会認定。認知症患者さんとその家族への適切な薬学的支援を行う

救急・災害

救急医療や災害医療における薬剤師の役割が注目されています。

  • 救急認定薬剤師
    日本臨床救急医学会認定。救急現場での迅速な薬学的判断力を証明
  • 災害医療認定薬剤師
    日本災害医学会・日本病院薬剤師会共同認定。災害時の医薬品供給・管理の専門性を証明

漢方・生薬

漢方薬の需要拡大に伴い、エビデンスに基づいた漢方薬の適正使用を推進する薬剤師が求められています。

  • 漢方薬・生薬認定薬剤師
    日本薬剤師研修センター・日本生薬学会共同認定。漢方薬の体系的な知識と適正使用の推進力を証明

臨床薬理

臨床試験や医薬品開発にも関わる領域で、製薬企業との連携にも役立ちます。

  • 日本臨床薬理学会認定薬剤師
    臨床薬理に関する高度な知識と研究実績を証明する

地域医療・プライマリケア

地域包括ケアシステムの推進に伴い、プライマリケア領域での薬剤師の貢献が期待されています。

  • プライマリ・ケア認定薬剤師
    日本プライマリ・ケア連合学会認定。地域住民の健康をトータルに支える薬剤師の専門性を証明

スポーツ

アスリートのドーピング防止を支援する資格で、スポーツファーマシストとも呼ばれます。

  • 公認スポーツファーマシスト
    日本アンチ・ドーピング機構(JADA)認定。アスリートや指導者へのアンチ・ドーピング情報提供を担う

教育・指導

薬学生や後進の教育に携わる薬剤師向けの認定です。

  • 認定実務実習指導薬剤師
    日本薬剤師研修センター認定。薬学生の実務実習を指導するために必要な認定
  • 日病薬認定指導薬剤師
    日本病院薬剤師会認定。病院薬剤師の教育・指導に携わる指導者の認定
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認定薬剤師の取得方法(共通の流れ)

薬剤師がペンを持って研修内容をメモする手元

認定薬剤師の種類は多様ですが、取得までの基本的な流れには共通点があります。ここでは多くの認定に当てはまる一般的なステップを紹介します。

STEP.1
研修参加・単位取得
認定団体が指定する研修(集合研修・eラーニング)を受講し、所定の単位を取得します。
STEP.2
症例報告・実務経験
領域特化型の認定では、実務経験年数と症例報告の提出が求められます。
STEP.3
認定試験(筆記試験)
書類審査の通過後、マークシート形式の筆記試験を受験します。
STEP.4
登録・認定証交付
合格後に登録申請を行い、認定証が交付されます。以後3〜5年ごとに更新が必要です。

研修参加で単位を取得

認定取得の第一歩は、認定団体が指定する研修プログラムへの参加です。研修は集合研修(講演会・学会)とeラーニングに大別され、それぞれ決められた単位が付与されます。

多くの認定では「4年以内に40単位」のように、期間内に一定の単位数を取得する必要があります。計画的に単位を積み重ねることが重要です。

  • 学会・研修会への参加(集合研修)
  • eラーニング受講
  • グループ研修への参加
  • 自己研修(レポート提出など)

症例報告・実務経験

領域特化型の認定薬剤師では、研修単位に加えて実際の症例報告や一定年数の実務経験が求められます。

たとえば、がん薬物療法認定薬剤師ではがん患者さんの薬学的管理に関する症例報告の提出が必須です。日常業務の中で意識的に症例を蓄積しておくことが取得への近道になります。

認定試験

多くの認定薬剤師制度では、書類審査に加えて筆記試験が実施されます。出題範囲は各認定の領域に応じた専門知識が中心です。

試験形式は認定によって異なりますが、マークシート方式の客観試験が一般的です。合格率は公表されていない制度も多いため、過去問や推奨テキストを活用して対策を行いましょう。

登録・認定証交付

試験合格後は、認定団体に登録申請を行い、認定証が交付されます。認定後は3〜5年ごとの更新が必要で、更新時にも一定の単位取得や活動実績の証明が求められます。

更新を怠ると認定が失効するため、取得後も継続的な学習が不可欠です。

今のあなたの状況は?

認定薬剤師取得にかかる費用と期間

電卓とバインダーとペンが並んだデスク

認定薬剤師の取得を検討する際に気になるのが費用と期間です。ここでは一般的な相場を紹介します。

費用の相場

認定薬剤師の取得にかかる費用は、認定の種類や取得方法によって異なります。以下は代表的な費用項目です。

費用項目研修認定薬剤師領域特化型認定
研修費用(年間)1〜3万円3〜10万円
認定試験受験料なし1〜3万円
認定申請料約10,000円10,000〜20,000円
更新審査料約10,000円5,000〜15,000円
取得までの総額目安5〜10万円10〜30万円

研修認定薬剤師であれば、eラーニング中心で年間1〜3万円程度で単位を取得できます。一方、領域特化型の認定は学会参加費や試験料を含めると総額10〜20万円になるケースもあります。

取得までの期間

研修認定薬剤師は最短1年程度で取得可能ですが、領域特化型の認定薬剤師は実務経験要件があるため、一般的に3〜5年の準備期間が必要です。

  • 研修認定薬剤師
    最短1年程度(40単位を集中取得した場合)
  • 領域特化型認定薬剤師
    3〜5年(実務経験+研修+試験)
  • 専門薬剤師(上位資格)
    認定薬剤師取得後さらに2〜3年

更新費用

認定薬剤師の維持には更新費用がかかります。更新時の審査料は5,000〜15,000円程度が一般的です。加えて、更新に必要な単位を取得するための研修費用も考慮が必要です。

認定の有効期限を過ぎてしまうと認定が失効します。再度取得する場合は最初から手続きをやり直す必要がある制度が多いため、更新時期の管理は重要です。

転職活動するなら?

自分に合った認定薬剤師の選び方

薬剤師の女性がノートを見ながら調剤室で悩む様子

認定薬剤師の種類が多いだけに、「どれを取ればいいかわからない」と迷う方も多いです。ここでは4つの視点から選び方を紹介します。

勤務先の業務内容から選ぶ

最も確実な選び方は、今の業務に直結する認定を選ぶことです。日常的に関わる患者さんや疾患領域に合った認定であれば、取得に必要な症例報告も集めやすく、取得後もすぐに実践で活かせます。

  • 調剤薬局勤務→研修認定薬剤師・在宅療養支援認定薬剤師
  • 病院(がん病棟)→がん薬物療法認定薬剤師
  • 病院(ICU)→感染制御認定薬剤師・救急認定薬剤師
  • 病院(精神科)→精神科薬物療法認定薬剤師

将来のキャリアから選ぶ

転職やキャリアチェンジを視野に入れている場合は、目指す方向性に合った認定を選びましょう。たとえば在宅医療への転向を考えている場合は在宅療養支援認定薬剤師が武器になります。

取得難易度から選ぶ

認定薬剤師には取得の難易度に差があります。初めて認定を取る場合は、まず研修認定薬剤師のような比較的取得しやすい資格から始め、ステップアップしていく方法がおすすめです。

取得難易度別の分類
1
初級(取得しやすい)
研修単位の取得のみで認定。試験なし、または比較的容易な試験。
例:研修認定薬剤師、スポーツファーマシスト
2
中級(標準的)
研修+実務経験+筆記試験。3〜5年の準備期間が目安。
例:がん薬物療法認定、感染制御認定
3
上級(難易度高)
認定薬剤師取得後+論文・学会発表が必要。専門薬剤師への橋渡し。
例:各領域の専門薬剤師(上位資格)

手当・評価から選ぶ

勤務先によっては認定薬剤師の取得に対して資格手当を支給する場合があります。取得を検討する前に、勤務先の評価制度や手当の有無を確認しておくと、モチベーション維持にもつながります。

資格手当の金額は勤務先によって異なりますが、月額3,000〜10,000円程度が相場です。手当以上に、認定取得による「転職時の評価アップ」「施設基準への貢献」が大きなメリットになる場合もあります。
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認定薬剤師取得の優先順位

ステップアップを表すイラスト

ここでは業態別に、まず取得すべき認定薬剤師をランキング形式で紹介します。迷ったときの参考にしてください。

調剤薬局勤務におすすめ

調剤薬局では「かかりつけ薬剤師指導料」の算定要件である研修認定薬剤師が最優先です。

  1. 研修認定薬剤師(かかりつけ薬剤師の必須要件)
  2. 在宅療養支援認定薬剤師(在宅業務拡大に対応)
  3. 漢方薬・生薬認定薬剤師(OTC対応力の強化)
  4. プライマリ・ケア認定薬剤師(地域包括ケアへの貢献)

調剤薬局勤務であれば、まず研修認定薬剤師の取得を最優先にしましょう。かかりつけ薬剤師として算定できるようになれば、薬局の収益にも直結します。

病院勤務におすすめ

病院薬剤師は配属先の診療科に合わせて選ぶのが基本です。

  1. 日病薬病院薬学認定薬剤師(病院薬剤師の基盤資格)
  2. がん薬物療法認定薬剤師(最もニーズが高い専門領域)
  3. 感染制御認定薬剤師(ICT・AST活動の中核)
  4. 精神科薬物療法認定薬剤師(精神科病棟配属の場合)

病院薬剤師はまず日病薬病院薬学認定薬剤師を取得し、その後配属先に応じた領域特化型の認定を目指すのが王道ルートです。

在宅専門薬局におすすめ

在宅医療に特化した薬局では、高齢者への対応力を証明できる認定が有利です。

  1. 在宅療養支援認定薬剤師(在宅業務の専門性を証明)
  2. 老年薬学認定薬剤師(高齢者のポリファーマシー対策)
  3. 認知症研修認定薬剤師(認知症患者さんへの対応力)

まとめ

認定薬剤師の種類は多岐にわたり、生涯研修型から領域特化型まで幅広い選択肢があります。

自分に合った認定を選ぶためのポイントを振り返りましょう。

  • 認定薬剤師は各学会・団体が独自に認定する制度で、専門薬剤師の前段階となる位置づけ
  • 調剤薬局では研修認定薬剤師が最優先(かかりつけ薬剤師の算定要件)
  • 病院では配属先に応じた領域特化型の認定を選ぶ
  • 取得にかかる費用は年間1〜3万円(研修認定薬剤師)〜10万円以上(領域特化型)
  • 取得後も3〜5年ごとの更新が必要

認定薬剤師は取得して終わりではなく、継続的な学習を証明し続ける制度です。まずは自分の業務や将来の方向性と照らし合わせて、最も活かせる認定から着手してみてください。

キャリアアップや転職を視野に入れている方は、認定取得と並行して求人情報もチェックしておくと、取得後のキャリアプランがより具体的になります。

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この記事を書いた人
医療キャリアナビ編集部

医療キャリアナビ編集部

記事の執筆・編集は、医療業界に精通した編集スタッフが担当しています。日々の転職支援業務で得た現場のリアルな情報と、厚生労働省をはじめとする公的機関のデータに基づき、信頼性の高いコンテンツをお届けしています。

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