看護師と助産師どっちが大変?やりがい・精神的・身体的な大変さを比較
「看護師と助産師、どっちが大変なんだろう?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。進路を決める学生の方や、助産師への転向を考えている看護師の方にとって、両者の大変さの違いは気になるポイントです。
結論からいうと、看護師と助産師では「大変さの種類」が異なるため、単純にどちらが大変とは言い切れません。
本記事では、仕事内容・勤務形態・年収・精神的負担・身体的負担・やりがいなど多角的な視点から看護師と助産師を比較し、自分に合った職種選びの判断材料をお届けします。
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結論:「大変さの種類」が違うため一概に比較できない

看護師と助産師は同じ医療職でありながら、業務の性質が大きく異なります。
看護師は幅広い疾患・年齢層の患者さんを対象にケアを行う「広さ」が特徴です。一方の助産師は、妊娠・出産・産後ケアという限定された領域で高い専門性を発揮する「深さ」が求められます。
「どちらが大変か」ではなく「どんな大変さなら自分が受け入れられるか」で考えることが、後悔しない職種選びにつながります。
以下の比較表で、両職種の違いを確認してみましょう。
| 比較項目 | 看護師 | 助産師 |
|---|---|---|
| ケア対象 | 全年齢層・全診療科 | 妊産婦さん・新生児 |
| 業務の特徴 | 幅広い業務を同時並行 | 分娩介助を中心に専門特化 |
| 平均年収 | 約508万円 | 約584万円 |
| 勤務形態 | 二交代・三交代が中心 | シフト制+オンコールあり |
| 精神的負担 | 多重課題・対人ストレス | 母子の命への重い責任 |
| 身体的負担 | 夜勤・移乗介助・力仕事 | 長時間立位・分娩の延長 |
| 訴訟リスク | 中程度 | 高い(産科は訴訟が多い) |
| やりがい | 多様な経験・キャリアの幅 | 命の誕生に立ち会う感動 |
| キャリアの幅 | 非常に広い | 周産期特化(深い専門性) |
| 男性の可否 | 可能 | 不可(法律で女性に限定) |
このように比較すると、看護師は多重課題や幅広い対応力が求められる大変さがあり、助産師は分娩時の集中的な判断力や責任の重さという異なるタイプの大変さがあることがわかります。
次章以降で、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
看護師と助産師の資格の比較

看護師と助産師は、どちらも保健師助産師看護師法に基づく国家資格です。
しかし、対象となる患者さんや業務範囲には明確な違いがあります。ここでは、それぞれの資格の特徴を具体的に比較します。
看護師の業務範囲とケア対象
看護師は、小児から高齢者まであらゆる年齢層の患者さんを対象に、診療の補助と療養上の世話を行います。配属先によって求められるスキルが大きく変わる点が特徴です。
急性期病院であれば術後管理や急変対応が中心になり、慢性期病院では長期的な療養支援がメインになります。また、外来・手術室・ICU・訪問看護など、活躍の場が非常に幅広いのも看護師ならではです。
看護師は配属先によって業務内容が大きく変わるため、1つの職種でありながら多様なキャリアを歩める柔軟性があります。
- バイタルサイン測定・健康状態の観察
- 医師の指示に基づく与薬・注射・点滴管理
- 患者さんの清潔援助・食事介助・排泄介助
- 術前・術後の看護ケア
- 患者さん・ご家族への療養指導
- 多職種カンファレンスへの参加
- 看護記録の作成
助産師の業務範囲
助産師は、妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期のケアを専門的に担います。
最大の特徴は、正常分娩の介助を医師の指示なく自律的に行える唯一の医療職であることです。
助産師は看護師資格を取得したうえで、さらに助産師の国家資格を取得する必要があります。つまり、看護師の知識とスキルをベースに、周産期ケアの専門性を上乗せした資格です。
- 妊婦健診での保健指導・相談対応
- 分娩介助(正常分娩は助産師のみで対応可能)
- 産後の母体管理・退院指導
- 新生児のケア・健康管理
- 母乳育児支援
- 不妊相談・家族計画指導
- マタニティクラスの企画・運営
助産師は病院の産婦人科だけでなく、助産院を開業する道もあります。
独立開業権がある点は、看護師にはない強みといえるでしょう。
看護師:看護系大学(4年)または看護専門学校(3年)を卒業後、看護師国家試験に合格
助産師:看護師資格を取得後、助産師養成課程(大学院・専攻科・専門学校で1〜2年)を修了し、助産師国家試験に合格
男性が目指せるのは看護師のみ
進路選びで知っておくべき重要なポイントがあります。
日本の保健師助産師看護師法第3条では、助産師は「女子」と明記されており、男性は助産師になることができません。
これは出産という極めてプライベートな場面に携わる職業であることから、明治時代の産婆制度以来の歴史的経緯によるものです。過去には男女共同参画の観点から男性助産師の議論もありましたが、現時点では法改正に至っていません。
男性で周産期医療に関わりたい場合は、産婦人科医師やNICU(新生児集中治療室)の看護師として働くルートがあります。
今のあなたの状況は?
勤務形態と労働時間の比較

働き方の違いは、生活リズムや体力的な負担に直結します。看護師と助産師では、勤務形態や労働時間の特性が異なります。
看護師の勤務形態
看護師の勤務形態は配属先によってさまざまですが、病棟勤務では夜勤を含むシフト制が基本です。
日本看護協会の「2023年 病院看護実態調査」によると、三交代制を採用する病院は約2割、二交代制が約8割と、二交代制が主流になっています。
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二交代制日勤(8:30〜17:00頃)と夜勤(16:30〜翌9:00頃)の2パターン。夜勤は16時間前後の長時間勤務になる
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三交代制日勤・準夜勤・深夜勤の3パターン。1回の勤務時間は約8時間だが、シフト間の休憩時間が短くなりやすい
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日勤のみ外来・クリニック・健診センターなどでは日勤のみの勤務もある
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夜勤専従月に10回前後の夜勤のみを行う働き方。日中の時間を確保しやすい
助産師の勤務形態
助産師の勤務形態は、勤務先の規模や体制によって大きく異なります。病院勤務の場合は看護師と同様にシフト制で働きますが、助産師特有の大変さがあります。
お産はいつ始まるか予測できないため、分娩が長引けば勤務時間が大幅に延びることがあります。
特に分娩件数の多い施設では、1回の夜勤中に複数の分娩を担当することも珍しくありません。
また、助産院や一部の病院では「オンコール体制」を導入しています。これは自宅待機中でも呼び出しがあればすぐに駆けつける必要がある制度で、勤務時間外でも完全にリラックスできないという精神的な負担があります。
- 分娩進行に合わせて勤務が延長されやすい
- オンコール体制で自宅待機が求められることがある
- 夜間の分娩が多く、夜勤の負担が大きい
- 助産院では24時間対応のケースもある
休日・有給の取りやすさの違い
看護師・助産師ともにシフト制のため、土日祝日が固定休とは限りません。ただし、傾向として違いがあります。
看護師はスタッフ数が比較的多い職場が多く、シフト調整の柔軟性がある程度確保されています。一方、助産師は産婦人科の限られた人員で回しているケースが多く、人員配置に余裕がないことから、希望どおりの休みが取りにくい場合があります。
日本看護協会の調査によると、看護師の有給取得率は「7〜8割程度」が最も多く、全体の約17%を占めています。一方で、6〜7割程度にとどまる人や、9割以上しっかり取得できている人もおり、職場によって差があることがわかります。
助産師・看護師の求人を探す年収・給料の比較

看護師と助産師の「大変さ」を考えるうえで、それに見合った報酬が得られるかどうかも重要な判断材料です。
看護師の平均年収
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は約508万円です。
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きまって支給する現金給与額月額約36.3万円
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年間賞与その他特別給与額約85.2万円
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平均年齢42.5歳
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平均勤続年数9.8年
看護師の年収は、夜勤回数や勤務先の規模によって大きく変動します。
夜勤手当は1回あたり約1万〜1.5万円が相場で、月4〜5回の夜勤を行うことで年間50万〜70万円の収入増につながります。
助産師の平均年収
同調査によると、助産師の平均年収は約566万円で、看護師より約42万円高い水準です。
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きまって支給する現金給与額月額約39.0万円
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年間賞与その他特別給与額約98.8万円
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平均年齢41.2歳
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平均勤続年数9.3年
助産師の年収が看護師より高い理由は、分娩介助手当(1回あたり約3,000〜1万円)や助産師資格手当(月額約5,000〜2万円)が上乗せされることが大きいです。
また、助産師は看護師の上位資格に位置づけられるため、基本給自体が高めに設定されている施設も多くあります。
地域・施設別の年収差
年収は地域や施設の種類によっても大きく異なります。一般的な傾向として、以下の違いがあります。
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地域差都市部(東京・大阪・名古屋など)は地方と比べて月額2〜5万円ほど高い傾向がある。ただし生活費も高いため、実質的な差は縮まる
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施設規模差大学病院や総合病院など規模の大きい施設ほど給与水準が高い傾向にある
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公立と民間公立病院は給与テーブルが安定しているが、民間病院は手当や賞与の差が大きい
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助産院助産院の開業者は経営次第で大きく年収が変動する。軌道に乗れば1,000万円以上も可能だが、経営が安定しないリスクもある
精神的・身体的な大変さの比較

「どっちが大変か」という疑問の核心は、この精神的・身体的な負担の違いにあります。
両職種とも命を預かる仕事であることに変わりはありませんが、負担の質が異なります。
精神的負担の比較
看護師の精神的負担の中心は「多重課題」です。病棟では複数の患者さんを同時に受け持ち、ナースコール対応・点滴管理・医師への報告・急変対応など、優先順位をつけながら同時並行で業務を進めなければなりません。
また、患者さんやそのご家族とのコミュニケーションにおける対人ストレスも大きな負担です。
一方、助産師の精神的負担は「母子の命を同時に守る判断」に集約されます。分娩中は母体と胎児の状態を常にモニタリングし、異常の兆候を見逃さず、緊急帝王切開への切り替え判断なども求められます。
正常と異常の境界を見極める力が常に試される緊張感は、助産師ならではのプレッシャーです。
身体的負担の比較(看護師の夜勤・移乗介助 vs 助産師の長時間立位・夜間呼び出し)
看護師の身体的負担として代表的なのは、夜勤による生活リズムの乱れと、患者さんの移乗介助やオムツ交換などの力仕事です。
特に整形外科や高齢者病棟では、体格の大きい患者さんの体位変換を1日に何度も行うため、腰痛を抱える看護師は少なくありません。
助産師の身体的負担は、分娩介助時の長時間立位と、予測できない労働時間の長さが中心です。分娩は数時間で終わることもあれば、20時間以上かかることもあります。その間、助産師は立ったまま妊婦さんの腰をさすったり、会陰保護の姿勢を維持し続ける必要があります。
責任・訴訟リスクの比較(産科は訴訟リスクが特に高い領域)
医療職である以上、看護師にも助産師にも一定の責任と訴訟リスクはあります。
しかし、そのリスクの大きさには差があり、産科は医療訴訟が最も多い診療科の1つです。
厚生労働省の資料によると、補償対象となる重度脳性麻痺児の推計値は「年間481人(推定区間340〜623人)」とされています。
助産師は分娩介助を自律的に行うため、判断ミスがあった場合の責任は非常に重くなります。
参考:厚生労働省「日本医療機能評価機構提出資料~産科医療補償制度における制度見直しの検討状況について~」
人間関係・チーム構造の比較
看護師は大規模なチームの中で働くことが多いです。病棟には数十名の看護師が在籍し、医師・薬剤師・リハビリ職など多職種との連携も求められます。人間関係が広い分、合わない人との関わりも生じやすいのが実情です。
助産師は産婦人科という限定された部署で、比較的少人数のチームで働きます。チームの結束力が強い反面、人間関係が閉鎖的になりやすく、合わないメンバーがいると逃げ場がないという悩みを抱える助産師もいます。
「大変さ」を感じる場面の違い(経験年数別)
経験年数によって感じる「大変さ」の質も変化します。
新人の頃は看護師・助産師ともに覚えることの多さに圧倒されますが、看護師は業務の幅広さに戸惑い、助産師は1人で分娩を任される重圧に苦しむ傾向があります。
中堅になると、看護師はリーダー業務や後輩指導が加わり、助産師はハイリスク症例への対応力が求められるようになります。
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やりがいや魅力の比較

大変さの裏には、それぞれの職種ならではのやりがいがあります。「大変でも続けたい」と感じられるかどうかは、やりがいの質と自分の価値観の一致にかかっています。
看護師のやりがい(多様な患者さん・キャリアの幅広さ)
看護師の大きなやりがいは、さまざまな患者さんとの出会いを通じて成長できることです。
急性期で命を救った経験、慢性期で患者さんの笑顔を引き出せた経験、在宅で最期を看取った経験、それぞれ異なるやりがいを1つの職種で味わえるのは看護師の魅力です。
また、看護師はキャリアの選択肢が非常に豊富です。病院・クリニック・訪問看護・企業看護師・保健師・認定看護師・専門看護師・看護教員など、自分のライフステージに合わせて働き方を変えられる柔軟性があります。
- 患者さんが回復して退院する姿を見送るとき
- 患者さんやご家族から「あなたがいてくれてよかった」と言われたとき
- 急変対応で適切な判断ができたとき
- 後輩が成長する姿を見られたとき
- 新しい分野へのキャリアチェンジに挑戦するとき
助産師のやりがい(出産という人生の節目に立ち会う・専門性の深さ)
助産師のやりがいは、何といっても「新しい命の誕生に立ち会える」ことです。
「おめでとうございます」という言葉とともに、元気な産声を聞く瞬間は、何度経験しても感動すると多くの助産師が語ります。
看護師が「つらい場面」に向き合うことが多いのに対し、助産師は「幸せな場面」に立ち会えることが圧倒的に多い職種です。
もちろん流産・死産など悲しい場面もありますが、日常的には出産という喜びの場に携われることが、助産師を続ける大きな原動力になっています。
また、正常分娩の介助を自律的に行えるという専門性の高さも、助産師ならではの達成感につながります。
- 分娩を無事に終え、母子ともに元気な姿を確認できたとき
- 「あなたに取り上げてもらいたい」と妊婦さんから指名されたとき
- 母乳育児の支援がうまくいき、お母さんが自信を持てたとき
- 妊娠期から産後まで一貫して寄り添えたとき
- 助産院の開業など、自分の理想の助産を追求できるとき
「やりがい」と「大変さ」は表裏一体である
看護師も助産師も、やりがいと大変さは密接につながっています。
看護師の「患者さんとの深い関わり」がやりがいの源である一方、それが精神的な消耗の原因にもなります。
助産師の「命の誕生に立ち会う感動」は、同時に「母子の命に対する重い責任」と隣り合わせです。
大切なのは、自分がどちらの「大変さ」を受け入れ、どちらの「やりがい」により共感できるかを見極めることです。
- 看護師の求人数:9,633件(平均月給 約29.6万円)
- 助産師の求人数:44件(平均月給 約35.1万円)
- 助産師求人は数が限られるため、早めの情報収集がおすすめです
こんな人は看護師向き/助産師向き

ここまでの比較をもとに、看護師と助産師それぞれに向いている人の特徴を整理します。
看護師に向いている人の特徴
- 幅広い分野に興味があり、多様な経験を積みたい人
- ライフステージに合わせて働き方を変えたい人
- チームの中で協力しながら働くのが好きな人
- 急性期・慢性期・在宅などさまざまな分野に挑戦してみたい人
- マルチタスクが得意で臨機応変に動ける人
- 男性で医療職を目指している人
助産師に向いている人の特徴
- 妊娠・出産・育児に強い関心がある人
- 1つの専門領域を深く極めたい人
- 正常分娩の介助を自分の手で行いたい人
- 将来的に助産院の開業も視野に入れている人
- 妊婦さんに長時間寄り添う忍耐力がある人
- 女性の健康やライフイベントを支えたいという信念がある人
看護師か助産師か迷ったとき
どちらにするか迷ったときは、以下の3つの軸で考えてみましょう。
あらゆる年齢層の患者さんを幅広くケアしたいか、妊産婦さんと赤ちゃんに特化したいか
夜勤の有無・勤務時間の見通しやすさ・休みの取りやすさで何を最も重視するか
多くの分野を経験して選択肢を広げたいか、1つの専門領域を深掘りして第一人者を目指したいか
まずは看護師として働きながら、産婦人科に配属された際に助産師への転向を検討するという段階的なルートも選択肢の1つです。
看護師資格があれば、働きながら助産師養成課程に進むことも可能です。
よくある質問
看護師から助産師になるにはどうすればいいですか?
看護師資格を取得後、助産師養成課程(大学院・大学の専攻科・専門学校で1〜2年)を修了し、助産師国家試験に合格する必要があります。
助産師は看護師の仕事もできますか?
はい。助産師は看護師資格も取得しているため、一般看護師として働くことも可能です。実際は産婦人科で助産業務を担当するケースが多いですが、内科や外科など一般病棟へ異動・転職することもできます。
助産師の方が年収は高いですか?
一般的に助産師の方が年収は高い傾向にあります。厚生労働省の調査では、助産師の平均年収は看護師より約76万円高いとされています。ただし、看護師でも夜勤回数や勤務先によっては助産師と同等以上の年収を得られるケースもあります。
男性は助産師になれますか?
現在の日本の法律(保健師助産師看護師法第3条)では、助産師は「女子」に限定されており、男性は助産師になることができません。男性で周産期医療に関わりたい場合は、産婦人科医やNICU看護師として働く道があります。
看護師と助産師、どちらの方が就職しやすいですか?
看護師の方が圧倒的に求人数が多く、就職先の選択肢も幅広いです。助産師は求人数が限られるため、希望するエリアや施設で就職できるかは地域によって差があります。ただし、人手不足の施設も多く、助産師資格を持っていれば採用されやすい可能性もあります。
まとめ
看護師と助産師は、それぞれ異なるタイプの「大変さ」と「やりがい」を持つ医療職です。
この記事のポイント
- 看護師は幅広い業務と多重課題による大変さがあり、助産師は母子の命を守る判断の重さという大変さがある
- 年収は看護師より助産師の方が高い傾向にある
- 助産師は、正常分娩を医師の指示を受けずに主体的に介助できる専門職
- 男性は法律上助産師にはなれない
- どちらが大変かではなく、自分に合った「大変さ」で選ぶことが大切
自分がどちらの仕事により共感できるかが見えてきたら、実際の求人を見て働き方の具体的なイメージをつかんでみましょう。
看護師・助産師ともに活躍できる場面は多く、あなたに合った職場がきっと見つかります。





