【保存版】作業療法士のおすすめ転職サイト10選｜失敗しない選び方と転職に関するQ&A

※本記事でご紹介している転職サイトの中には、当社が提供するサービス（医療キャリアナビ、みえるリハ）を含んでいます。また本記事は、アフィリエイト広告報酬を目的として作成されたものではございません。

作業療法士が転職活動を始めて最初につまずくポイントは、たくさんある転職サイトの中から、自分に合う転職サイトを見つけられないことです。

サイトごとに得意分野やサポート品質、求人数、エージェントの対応が違うため、何となくで登録するだけでは転職サイトをうまく活用できません。

また人によっては、1つの転職サイトを使って自分のペースで相談しながら進めるのが向いている方や、複数の転職サイトを併用して目的別に使い分けるのが向いている方もいます。

本記事では、転職サイトの選び方のポイントや活用の流れを押さえて、厳選した作業療法士の転職サイト10選をご紹介します。

最後に転職活動に関するQ&Aも載せているので、ぜひチェックしてみてください。

作業療法士の転職サイトの選び方

作業療法士として転職を成功させるためには、どの転職サイトを選ぶかが非常に重要です。闇雲に登録するのではなく、あなたの希望や状況に合ったサイトを選ぶことが、転職活動の成否を大きく左右します。

作業療法士が転職サイトを選ぶ際に注目すべきポイントを4つにまとめました。

サポート体制とエージェントの専門性

転職活動をスムーズに進めるためには、あなたをサポートしてくれるエージェントの質にかかっています。特に作業療法士の転職では、医療・リハビリに関する専門知識を持つエージェントの存在が不可欠です。

エージェントが作業療法士の仕事内容、専門性をどこまで理解しているかを確認しましょう。専門知識がないと、希望とミスマッチな職場を紹介されるリスクが高まります。

他にも転職サイトの多くが履歴書添削や面接対策を行っていますが、最も差がでやすい部分が給与や入職条件の確認・交渉代行です。

コミュニケーション能力が高いエージェントや業界で顔が広いエージェントであれば、安心してサポートを依頼することができます。

自分のペースに合わせて連絡をしてくれるエージェントというのも、好印象に感じる利用者が多いです。

求人情報の量と質

まずは、どれだけ多くの選択肢があるかを測る「量」と、その内容の「質」を確認しましょう。求人の母数が少なければ、希望条件に合う職場に出会える可能性は低くなります。

全体の求人数の他にも、作業療法士専門の求人はどれだけあるのか、サイトには掲載されていない非公開求人をどれだけ提案してもらえるかといったことも、良い職場に出会えるかどうかの肝になります。

求人の質の部分に関しては、別の転職サイトで同じ求人を比較しても給与や休日情報は変わりないため、残業の実態や離職率、1日の平均単位数など求人票には載せられないリアルな情報をエージェントが持っているかどうかで確認します。

利用者の評判と運営元情報

実際に転職サイトを利用したユーザーの声は、サイトの信頼性を図る上で大事な情報です。印象操作された情報ではないSNSやGoogle口コミなどの生の声を確認し、良い意見・悪い意見の両方を踏まえて自分にあった転職サイトを選ぶことが重要です。

運営会社情報を確認してみることもおすすめです。規模や歴史はどれだけその事業に注力してきたかを知る目安になります。運営会社の対応の良し悪しやエージェントの質に関しても、口コミやレビューを見てみることでイメージがつきやすいです。

サイトの使いやすさと機能

自分で求人を探したり転職サイトに登録するときに、サイトの使いやすさや機能面も重要です。

自分が希望する条件で絞り込むことができるか、新着求人が一目でわかるようになっているかなど、自分が「使いやすい！」と直感的に思えるかどうかは意外と大事なポイントです。

また、転職サイトは大きく分けて「エージェント型（担当者が付く）」と「スカウト/求人検索型（自分で探す）」に分かれます。

スカウト/求人検索型は使い勝手が良い反面、いつまでも連絡が返ってこないということもあります。転職サイトに登録している病院・施設の中には、採用活動に手が回っていないというところも多いため、想定通りのスケジュールで転職活動を進めたい場合や手厚いサポートを求めるなら、エージェント型の転職サイトの利用が必須です。

作業療法士におすすめの転職サイト10選

ここからは上記の転職サイトの選び方をふまえ、作業療法士のおすすめ転職サイト10選をご紹介します。

各転職サイトの特徴や利用が向いている人、運営会社情報をまとめて比較できるので、ぜひ参考にしてください。

医療キャリアナビ

医療キャリアナビは、関東・関西に特化した医療職向け求人・転職サイトです。作業療法士の他にも理学療法士や看護師、薬剤師などの医療国家資格職の求人を多数掲載し、Web掲載前の新着・非公開求人を含めて提案します。

見学・面接日程調整、書類添削や模擬面接、条件交渉まで専任のキャリアパートナーが無料で伴走します。地域医療機関との連携により職場の内部事情やリアルな雰囲気、働き方まで踏まえた高精度マッチングを実現しているのが特徴です。

LINE相談も可能で、在職中で忙しい作業療法士でもスキマ時間で効率よく転職活動を進められるのが利用者から好評です。

運営会社	株式会社ヒトイキ
本社所在地	〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-24-15 Sreed EBISU EAST 7F
設立年月日	2018年4月9日

みえるリハ

みえるリハは、リハビリ専門職に特化した転職サイトで、独自の調査により職場の人間関係や残業時間などを“見える化”して提案します。

面接調整〜条件交渉までのテンポが速いのも特長です。訪問・在宅系の求人が多く、転職して年収が500万円以上になった方の実績も豊富です。

情報の粒度が比較的細かく、求人票チェックもしやすいので、転職サイトを複数利用する際の一つとしてもおすすめできます。

運営会社	株式会社ヒトイキ
本社所在地	〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-24-15 Sreed EBISU EAST 7F
設立年月日	2018年4月9日

レバウェルリハビリ

レバウェルリハビリは、PT・OT・STに特化した転職支援サービスです。専任アドバイザーが職場の雰囲気や働きやすさなどを共有し、書類添削・面接対策・入職後フォローまで伴走します。

電話・LINEなど連絡手段を選べ、自分のペースで転職活動が可能です。サイト上の求人検索に加え、スカウト機能も活用でき、非公開求人を含む豊富な求人から効率よく比較検討できます。

運営会社	レバウェル株式会社
本社所在地	〒150-6190 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24F・25F
設立年月日	2017年10月6日

PTOTSTワーカー

PTOTSTワーカーは、PT・OT・STに特化した転職サイトで、全国の病院・クリニック・介護・訪問まで幅広い求人を取り扱い、専任アドバイザーがキャリアの棚卸しから求人提案、面接調整・条件交渉まで無料で伴走します。

看護師など他職種支援で培ったグループ実績があり、好条件求人や非公開求人の紹介力が強みです。

運営はトライトキャリアで、Pマーク取得・人材紹介事業協会所属・厚労省の医療分野認定事業者のため情報管理と運用体制も安心です。

運営会社	株式会社トライトキャリア
本社所在地	〒141-0032 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー17階
設立年月日	2014年2月

マイナビコメディカル

マイナビコメディカルは、PT・OT・STを中心としたコメディカル職に特化した求人・転職サイトです。

リハビリ職だけでも公開・非公開含め40,000件超の求人があり、その中から最適な求人を提案します。約40％を占める好条件の非公開求人や独占案件にもアクセスでき、選択肢が豊富です。

運営会社	株式会社マイナビ
本社所在地	〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル
設立年月日	1973年8月15日

コメディカルドットコム

コメディカルドットコムは、医療・福祉に特化した“直接応募型”の国内最大級求人サイトです。

人事担当者とサイト内メッセージで直接やり取りでき、既読表示やテンプレ文でやり取りがスムーズに行えます。匿名スカウトも使え、スカウト経由は内定率が約2.3倍とされています。

業界初のマッチングチャートで、相性を100点満点で可視化しているのも特徴です。

運営会社	セカンドラボ株式会社
本社所在地	〒163-0806 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル6階
設立年月日	2014年1月6日

PT-OT-ST.NET

PT-OT-ST.NETは、リハビリ職向けの総合ポータルサイトで、求人・転職情報、学会／研修会情報、掲示板での情報交換、養成校情報、診療報酬などの最新リハビリトピックなど情報収集に適しています。

求人数は少ないですが、サイト内で他コンテンツを利用したり別の情報を収集する際に一緒に求人も探すことができるため、使い勝手が良い点が◎

運営会社	株式会社PT-OT-ST.NET
本社所在地	東京都大田区（※詳細住所非公開）
設立年月日	2015年5月

PTOT人材バンク

PTOT人材バンクは、リハビリ職に特化した転職サイトで、上場企業グループの運営体制で情報管理面が安心です。

全国対応で病院・介護・訪問リハなど幅広い選択肢を横断比較でき、初めての転職から年収アップの相談まで、効率よく転職活動を進められるのが強みです。

運営会社	株式会社エス・エム・エス
本社所在地	〒105-0011 東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー
設立年月日	2003年4月4日

メドフィット

メドフィットは、医療・介護分野に特化した転職支援サイトです。転職後の活躍を見据えたサポートが特徴で、キャリアアップ・スキルアップを目的に転職を検討している作業療法士に人気です。

忙しい臨床の合間でも、希望条件を伝えるだけで複数の求人を提案してもらえるので、効率よく比較することができます。

運営会社	株式会社Genten Links
本社所在地	〒110-0016 東京都台東区台東4-11-4 三井住友銀行御徒町ビル6階
設立年月日	2009年6月5日

グッピー

グッピーは、医療・介護・福祉に特化した国内最大級の転職サイトです。匿名問い合わせや「スカウト」受信、LINE連携での簡単ログイン、適性診断などサイト機能が充実しており、2000年開設の運営実績があります。

ハローワーク掲載求人も同時に探せるため、選択肢を漏れなく比較できるのが強みです。

運営会社	株式会社メドレー
本社所在地	〒106-6113 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー13F
設立年月日	2009年6月5日

転職サイト活用の手順・流れ

① 登録・申し込み

まずは、各転職サイトの登録フォームから、氏名、連絡先などの基本情報や希望条件を入力し登録を行います。登録は30秒～数分で完了し、多くの場合、この直後に担当のエージェントから今後の流れについての連絡が入り、以後の進め方が案内されます。

② カウンセリング

登録後、担当のエージェントとの個別面談（カウンセリング）を実施します。面談は来社やオンライン、電話などで行われます。医療業界の転職サイトで主流なのは電話・LINE・メールで、在職中でも調整しやすいのが一般的です。

ここでは、これまでの職務経歴やスキルを棚卸しするとともに、「なぜ転職したいのか」「転職で何を叶えたいのか」といった転職の目的や軸を明確にします。希望年収や勤務地、職場環境など、具体的な条件を伝えることで、エージェントがあなたのニーズを深く理解するための重要なすり合わせの場となります。

転職しようか迷っている場合や自分の経験・スキルでの年収相場が知りたい場合などは、転職した方がいいかどうかも含めて相談にのってもらえます。

③ 求人紹介

カウンセリングで明確になったあなたの希望条件やキャリアプランに基づき、エージェントが最適な求人を厳選して紹介します。一般に公開されていない非公開求人もこの段階で提案されるため、市場には出ていない好条件の求人に出会える可能性が高まります。

紹介された求人について疑問点や懸念点があれば、遠慮なくエージェントに確認しましょう。企業の風土・選考傾向といった“生の情報”も教えてもらえることが多く、応募判断の材料が増やせます。

④ 書類準備・面接対策

応募したい求人が決まったら、選考に向けた準備に入ります。エージェントは、企業の採用傾向を踏まえて、あなたの強みが最大限に伝わるよう履歴書や職務経歴書の添削を行います。さらに、企業ごとに想定される質問を基にした面接対策や模擬面接を実施し、選考通過率を高めるための実践的なアドバイスも提供してくれます。

⑤ 応募・条件交渉

応募書類が完成したら、エージェントを通じて企業にエントリーします。企業とのやり取りや選考日程の調整はすべてエージェントが代行してくれるため、就業中で日中に時間が取れないような状況でも、決まったことをメールやLINEで共有してもらえます。

また、この段階で希望年収や譲れない条件をエージェントと改めて確認し、交渉の準備をしておきます。

⑥ 面接

書類選考を通過すると、いよいよ企業との面接に臨みます。面接後には、エージェントを通じて企業からのフィードバックを得ることができ、これを次の面接対策に活かすことができます。

また、企業に対して直接聞きにくい質問や、面接で伝えきれなかった志望意欲なども、エージェントを通してフォローしてもらうことが可能です。

⑦ 内定・入社準備

内定が出たら、エージェントが企業から提示された労働条件（給与、入社日、待遇など）をあなたに代わって確認し、必要に応じて交渉を代行します。条件に納得し、入社の意思を固めたら、エージェントを通じて正式に受諾します。

その後は、現職の円満退職に向けたアドバイスや、入社までのスケジュール管理など、新しいキャリアをスムーズにスタートさせるためのサポートを受けながら準備を進めることになります。

なかには入社後の相談窓口を用意している転職サイトもあり、入社後のミスマッチを解消したり、入社して活躍することを見据えてサポートしてくれる場合もあります。

入退社時のチェックリストシート

作業療法士の転職に関するQ&A

転職活動中の作業療法士からよく寄せられる転職に関する疑問をピックアップし、Q&A形式でまとめました。

転職経験のある作業療法士なら一度は疑問に思ったことがあるような内容なので、これから転職活動を始める方はぜひ目を通してみてください。

作業療法士の施設形態別の就業者割合

参照：2023年度日本作業療法士協会会員統計資料

病院勤務が全体の68.7％を占め、作業療法士の就業先は今も病院が主流です。一方で、老健が5.70％、訪問（訪問看護・訪問リハ）が5.37％、通所リハが3.58％となっており、“生活期・地域領域”で働く作業療法士は全体の20%弱となっています。

養成施設（大学・専門学校）や行政・障害・児童分野で働く作業療法士も一定数存在し、キャリアの選択肢は年々多様化しています。転職で新しい分野に挑戦する作業療法士はとても多いため、自分の伸ばしたいスキルやキャリアプランから逆算し就業先を見つけることが、転職後に後悔しないためのポイントです。

作業療法士が転職時に活かせる資格

認定作業療法士

認定作業療法士は、基礎的な知識・技術から、応用的な実践能力、教育、研究、管理運営といった幅広い領域において、作業療法の発展に貢献する役割を担います。

一定期間の経験を積み、生涯教育プログラムを通じて研鑽を積んだ、中堅レベルの作業療法士として認められます。

専門作業療法士

日本作業療法士協会が認定する、作業療法士における最高峰の専門資格です。特定の専門分野（手外科、精神科、高次脳機能など）において、困難な事例にも対応できる高度な実践能力を有することが認められる資格です。

専門分野における研究活動、教育、および社会貢献を通じて、作業療法全体の質の向上と発展を牽引する役割を担います。

3学会合同呼吸療法認定士

3学会合同呼吸療法認定士は、呼吸に関する専門的な知識と技術を習得し、適切な呼吸療法を実践できる医療従事者を認定する資格です。この資格は日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本麻酔科学会が合同で設立・運営しています。

人工呼吸器の管理、酸素療法、吸入療法、体位ドレナージなど、患者さんの呼吸状態を改善するための幅広い知識とスキルを持つことができます。

NST（栄養サポートチーム）専門療法士

NST専門療法士は、日本臨床栄養代謝学会（JSPEN）が認定する資格です。NSTとは、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士などの多職種で構成され、入院中の患者さんや在宅療養中の患者さんの栄養管理を専門的に行うチームのことを指します。

この資格は、NSTの一員として患者さんの栄養状態の改善と、それに伴う合併症の予防や治療のサポートを行う医療従事者を認定するものです。

心臓リハビリテーション指導士

心臓リハビリテーション指導士は、日本心臓リハビリテーション学会（JACR）が認定する専門資格です。

心臓病（心筋梗塞、狭心症、心不全など）や大血管疾患を持つ患者さんに対して、安全かつ効果的な心臓リハビリテーションプログラムを指導・実践できるスキルと知識が身につきます。

福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーター検定試験は、東京商工会議所が実施する資格試験です。高齢者や障がいを持つ人々が、自宅や地域において安全で快適に暮らせるよう、住環境の整備に関する専門知識を持つ人材を認定します。

家屋調査を行う際に福祉用具や住宅改修の提案の幅が広がったり、訪問リハビリ時に住環境を改善・提案することができます。

※情報は随時更新されるため、詳しくは各資格の公式サイトをご確認ください。

まとめ

作業療法士が転職を成功させるには、自分に合った転職サイトを選ぶことが重要です。転職サイトを選ぶ際は、エージェントの専門性やサポート体制、求人の量と質、利用者の評判、サイトの使いやすさに注目しましょう。

複数の転職サイトを併用することで選択肢が広がり、より良い求人に出会える可能性が高まります。

転職活動は平均3〜6ヶ月程度かかり、登録からカウンセリング、求人紹介、書類準備、面接、内定という流れで進みます。エージェントが日程調整や条件交渉を代行してくれるため、在職中でもスムーズに転職活動を進められます。

作業療法士の就業先は病院が主流ですが、訪問リハビリや介護施設、児童発達支援など選択肢は多様化しています

認定作業療法士や専門作業療法士などの資格を取得することで、転職時のアピールポイントにもなります。自分のキャリアプランに合わせて、最適な転職サイトを選んでみてください。

※本記事でご紹介している転職サイトの中には、当社が提供するサービス（医療キャリアナビ、みえるリハ）を含んでいます。また本記事は、アフィリエイト広告報酬を目的として作成されたものではございません。