看護師の年間休日はどのくらい?休日を確認する際の重要なポイントをご紹介!
看護師は「忙しい」「休みが少ない」と思われがちですが、実際の年間休日数はどの程度なのでしょうか?
この記事では、看護師の平均的な年間休日数や、職場ごとの違い、休日を増やすための働き方の工夫などを紹介します。
「ワークライフバランスを大切にしたい」「プライベートも充実させたい」と考える看護師さんは、ぜひ参考にしてください。
看護師の年間休日の平均はどれくらい?

最新の平均年間休日数
2024年に日本看護協会が公開した「病院看護実態調査報告書」によると、看護師が働く職場の平均年間休日は117.2日となっています。

年間休日の分布状況
最新の調査データによると、看護師の年間休日の分布は以下のようになっています
- 120~130日未満: 47.4%(最も多い)
- 110~120日未満: 31.7%
年間休日が120日以上の割合はおよそ半数を占めており、一般的な労働者と比べても少なくないことがわかります。
一般的な労働者との比較
厚生労働省の統計と比較すると、看護師の年間休日は多い傾向にあります。
- 全職種平均:107.0日
- 看護師平均:117.2日
このデータから、看護師の年間休日は他の職業と比較して多い傾向にあることが分かります。
年間休日とは、その職場で1年間に予定されている「所定の休日(日勤が免除されている日)」の合計日数を指します。
求人票に記載されている「年間休日〇〇日」は、週休制度や特別休暇を含めた「カレンダー上の休日」の合計であり、有給休暇や夜勤明けなどは含まれていないのが一般的です。
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知っておきたい!看護師求人の「休日用語」のポイント

求人票に書いてある休みの条件、なんとなく読み飛ばしていませんか?
「4週8休」「完全週休2日制」「週休2日制」…似たような言葉が並んでいて、正直よくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、これらの用語の違いを理解しておくことで、転職後に「こんなはずじゃなかった」という失敗を避けることができます。
以下に休みの違いや特徴を記載いたします。
| 休日制度 | 内容の定義 | 想定年間休日数(目安) | 特徴・補足説明 |
|---|---|---|---|
| 4週8休 | 4週間で8日の休み。曜日は不定。週1〜2日の休みで調整される | 約104日 | 夜勤や半日休暇などで勤務が不規則になる病院や介護施設で採用されている。看護師の職場では最も多く48.7%を占める。 |
| 週休2日制 | 週2日休みだが、毎週2日とは限らない。月に8日休みがあれば可 | 約105〜110日 | 月により休日日数が変動するため、実質的な休日のばらつきあり |
| 完全週休2日制 | 毎週必ず2日休み(例:水・日など)。祝日含まず | 約104〜110日 | 平均的な年間休日数だが、祝日が加算されないとやや少なめ |
| 完全週休2日+祝日 | 毎週2日の休み+祝日も休み | 約120〜125日 | 一般企業と同等の水準。看護師職では少数派、健診センター・企業系に多い |
| 4週9休・10休以上 | 月に9〜10日以上の休みがある(週2日+祝日相当) | 115〜130日以上 | 福利厚生が整った大病院や自治体病院などに多い。人気が高く離職率が低い傾向 |
この他にも、変形労働時間制という休みの制度をとっている職場があります。
1ヶ月や1年の期間内で労働時間を調整する制度で、看護師の職場では非常によく使われています。
求人票には、「1ヶ月単位の変形労働時間制を採用」「週平均40時間以内のシフト制」「月単位で勤務日数・時間を調整」などと表記されています。
看護師の変形労働時間制の活用例
例えば「1ヶ月単位の変形労働時間制」では、忙しい週は労働時間が長くなっても、その分他の週で短くすることで、月全体の労働時間を調整します。
- 夜勤のある週は労働時間が長くなるが、夜勤明けの週は短くなる
- 連休前は忙しくても、連休中は休みを多く取れる
- 月末の忙しい時期と月初の落ち着いた時期で調整
この制度があることで、看護師特有の不規則な勤務でも労働基準法に適合させることができ、柔軟な休日の取り方が可能になります。
求人票で見つけたら、具体的にどのような調整をしているか確認してみましょう。
勤務先によって大きく異なる年間休日数
同じ看護師でも、働く場所によって休日事情はかなり違います。
「前の職場では月8回しか休めなかったのに、転職したら月10回休めるようになった」という声もよく聞かれます。
病院規模で見る休日の違い
- 年間休日:120~130日が多い
- 福利厚生が充実
- 人員に余裕があるため、休み希望が通りやすい
- 教育や研修で休日出勤もある
- 年間休日:110~125日程度
- 病院によってかなり差がある
- 急性期か慢性期かでも変わる
- 年間休日:100~120日と幅が広い
- 院長の方針に大きく左右される
- 規模が小さい分、融通が利く場合も
実際に働いている看護師の声を聞くと、「大学病院は休みは多いけど、委員会や勉強会で結局休日出勤が多い」「小さなクリニックだけど、院長が理解があって有給も取りやすい」など、数字だけでは見えない部分もあります。
配属先で変わる休みやすさ
- 緊急手術で呼び出される可能性
- 手術のない日は定時で帰れることが多い
- 急患対応で忙しい
- 人員配置が手厚いことが多い
- 患者さんの状態によって忙しさが変わる
- チームワークが良ければ休み希望も通りやすい
- 基本的に夜勤なし
- 診療時間が決まっているので生活リズムが整う
どの部署にもメリット・デメリットがありますが、自分の希望やライフスタイルに合った働き方を選ぶことが重要です。
年間休日だけで判断してもいい?注意すべきポイント
求人票で「年間休日125日」と書かれていると魅力的に見えますが、年間休日の数だけで職場を選ぶと、後で後悔することもあります。
「休日は多いけど…」のリアル
実際に年間休日120日以上の職場で働く看護師から、こんな声があがることがあります。
「確かに休日は多いんだけど、毎日2時間の残業が当たり前で、休みの日は寝るだけ」
「有給は20日あるけど、実際に取れるのは5日程度」
「シフトの都合で、友達と予定を合わせるのが難しい」
休日の数だけでなく、休日の質も重要と考えている方も多いためこのような意見があがります。
残業時間は必ずチェック!
年間休日が多くても、毎日長時間の残業があったら意味がありません。
求人票や面接では、以下をしっかり確認しましょう。
- 月平均残業時間
- 残業代の支払い状況
- サービス残業の有無
- 定時で帰りやすい雰囲気か
- 早番、遅番の回数
「残業は月10時間程度です」と言われても、実際は「記録上」だけの場合もあります。
可能であれば、働いている看護師の生の声を聞いてみることをおすすめします。
看護師のシフト制の落とし穴
看護師の多くはシフト制で働いていますが、下記のような不満を抱く方も多くいらっしゃいます。
-
希望休が通らない「月3回まで希望休OK」と言われていても、実際は「みんなが希望する日は取れない」ということも。特に土日や連休は激戦になりやすい。
-
生活リズムの乱れ特に3交代制のシフトでは、休みがあっても疲れが取れないことも。
-
家族・友人との予定が合わないシフト制の職場では、「今度の日曜日は?」と誘われても、「シフト次第」と答えることが多くなりがち。先々の予定が決めづらいことがあります。
連休が取れない問題
年間休日が多くても、連休が取りにくい職場もあります。特に以下の時期は要注意です。
- ゴールデンウィーク
- お盆休み
- シルバーウィーク
- 年末年始
- 三連休
「年間休日は120日あるけど、長期休暇は全然取れない」という状況では、リフレッシュ効果は限定的かもしれません。
休日重視の職場選びで見るべきポイント

「やっぱり休みを重視して転職したい!」と思ったら、どんなポイントをチェックすればよいでしょうか?
年間休日の数だけでなく、働きやすさの総合的な判断が大切です。
面接で確認したい5つのポイント
面接で聞きにくい質問や、実情を知りたい場合は、実際に働いているスタッフと話す機会を設けていただくこともおすすめです。
求人票以外の情報収集も大切
求人票だけでは見えない部分を知るために、以下の方法も活用してみてください
転職エージェントの活用 看護師専門の転職エージェントなら、求人票に書かれていない内部情報も教えてもらえることがあります。
口コミサイトのチェック 実際に働いたことのある看護師の生の声が聞けます。ただし、ネガティブな意見に偏りがちなので、バランス良く判断することが大切です。
見学・体験の機会 可能であれば、事前に職場見学をさせてもらいましょう。実際の雰囲気を感じることができます。
休暇制度の充実度もチェック
基本的な年間休日以外にも、以下の制度があるかどうかで働きやすさは大きく変わります。
- リフレッシュ休暇
- アニバーサリー休暇
- ボランティア休暇
- 産前産後休暇・育児休暇
- 介護休暇
- 子の看護休暇
- 時間単位有給
- 半日有給
- 代休制度
これらが充実している職場は、働く人のことを考えてくれる職場である可能性が高いです。
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「休みを増やしたい」人におすすめの働き方

「もっと休みがほしい!でも看護師は続けたい」そんな願いを叶える働き方が増えています。
従来の「病棟でフルタイム」以外にも、ワークライフバランスを重視した魅力的な選択肢をご紹介します。
週休3日制という新しい選択肢
最も注目されているのが、完全週休3日制です。
実際にこの制度を導入している医療機関も増えています。
「給料が下がるのでは?」という心配があるかもしれませんが、時給換算すると上がることも多くあります。
週休3日制のメリット
- しっかりと疲労回復できる
- プライベートの時間が確保できる
- 副業や資格取得の時間が作れる
- 家族との時間を大切にできる
ただし、労働時間確保のため1日あたりの勤務時間が長くなる傾向があり、「週休3日だからラク」ではなく、そのぶん1日の密度が濃くなる働き方であることを理解しておくことが大切です。
日勤常勤で規則正しい生活を
夜勤をやめて日勤常勤になることで、年間休日は同じでも生活の質が向上すると感じる方も少なくありません。
ただし、夜勤がない分、収入面が減ることや、夜勤を経験している看護師さんにとっては「日勤続きのルーティンが大変」と感じる方もいらっしゃいます。
日勤常勤のメリット
- 生活リズムが整う
- 土日休みの職場も選べる
- 家族や友人との時間を合わせやすい
- 体力的な負担が軽減
訪問看護で自由度の高い働き方
訪問看護は最近特に注目されている働き方で、好条件の求人も増えています。
土日休み・日勤のみの事業所も多く、勤務調整しやすい点や、「週3勤務」や「曜日限定」など、事業所によって勤務形態が幅広いことが魅力的です。
訪問件数が決まっていれば、早く帰れる日もあるため、設定されている休みより自由に使える時間が多いと感じる方もいます。
訪問看護に転職を検討される際は、休みに加えてオンコールの有無や回数についても確認しておくと良いでしょう。
企業看護師という選択
一般企業で働く企業看護師も、休日重視の方におすすめです。
企業看護師は求人が少なく人気の職種のため、採用までの難易度が高いですが、年間休日が多い職場を探すなら最有力候補となります。
企業看護師のメリット
- フレックスタイム制を設けている職場もある
- 土日祝休み+年間休日120日以上も多い
- 夜勤なし
- 一般企業並みの福利厚生が受けられる
パート・非常勤で理想の働き方を
「フルタイムは無理だけど、看護師は続けたい」という方には、パート・非常勤という選択肢もあります。
最近は「週3日勤務で社会保険完備」といった好条件のパート求人も出ています。
子育て中の方や、プライベートを重視したい方には魅力的な選択肢となります。
派遣看護師で柔軟な働き方
派遣看護師なら、自分の都合に合わせて働くことができます。
「正社員は責任が重い」「もう少し自由に働きたい」という方には、派遣という働き方もおすすめです。
派遣看護師のメリット
- 勤務日数・時間を自由に調整できる
- 時給が高い(1,800円~2,500円程度)
- 様々な職場を経験できる
- 人間関係の悩みが少ない
まとめ
看護師の年間休日は決して少なくない、むしろ他の職業より多い傾向にあります。
ただし、時間外労働や、勉強会、シフト制で連休がカレンダーの祝日と合わないことにより、休みが少ないと感じている看護師さんも少なくありません。
年間休日は看護師の「働きやすさ」の指標になりますが、大切なのは自分のライフスタイルや価値観に合った働き方を見つけることです。
看護師という専門職だからこそ、多様な働き方の選択肢があります。
「休みが少ない」という従来のイメージにとらわれることなく、自分らしい働き方を探してみてください。
あなたにとって理想的な「休み方」は何ですか?まずは自分の価値観を整理することから始めてみましょう。
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